本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

トビタシネマ上映中。

2010-03-22 20:02:31 | 
1.イーオン・フラックス

 この映画は何と言っても主人公の女革命戦士のかっこ良さが光るSF映画である。彼女の妹役の女優さんも可愛らしかったが、こちらはすぐ殺されてしまう。あちゃ。
 時代は今から400年後で、ウイルスによって地上の人類の98%が死滅し、ワクチンによってかろうじて生き残った500万人の人々が、ワクチンの発明者の一族が代々専制支配する「塀の中」で暮しているという設定である。

 goo映画によると: ↓

2015年、ウィルスが発生。人類は絶滅の危機に陥り、98%が死滅。ワクチンでなんとか生きながらえた人類は、開発者トレバーの一族によって成り立つ政府の下、生活してきた。2415年、君主トレバー8世への暗殺指令が下る。圧政を憎む反政府組織“モニカン”が暗殺者として選んだのは美しき女革命戦士イーオン。要塞に乗り込んだ彼女は、ついにトレバーに銃を突きつけるが、イーオンを見たトレバーは彼女を別の名で呼ぶ。混乱するイーオンは、さらに想像を超えた驚愕の事実を知る。

実在の連続殺人犯を演じた『モンスター』の鬼気迫る演技で、見事アカデミー賞主演女優賞を獲得。人間ドラマ『スタンドアップ』でもゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、今やハリウッドを代表する演技派女優に成長したシャーリーズ・セロン。そんな彼女が、初のアクションに挑んだ注目作だ。バレエ経験のある彼女ならではのしなやかなアクションが見もの。アメリカでアニメーション作品として放送され、その後コミックス化されたカルト的作品が基。アメコミならではの奇抜な衣装は本作でも目を引く。元モデルとあって、セロンは大胆な衣装もいやらしくなく着こなしている。また、監督が日系ということもあってか、和アイテムや桜など、和洋折衷な未来空間も独特だ。

・・ということである。

監督

* カリン・クサマ

出演

* シャーリーズ・セロン
* マートン・ソーカス
* ジョニー・リー・ミラー
* ソフィー・オコネドー
* フランシス・マクドーマンド

イーオン・フラックス - goo 映画イーオン・フラックス - goo 映画

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2.マーシャル博士の恐竜ランド

「シネマトゥデイ」によると: ↓

チェック:1970年代に人気を博した、テレビのアドベンチャードラマシリーズを映画化したSF冒険物語。今や落ちぶれてしまった天才科学者がついにタイムワープの悲願を達成し、仲間たちと異次元の世界に迷い込んで巻き起こす大騒動を生き生きとみせる。『俺たちフィギュアスケーター』などで人気のコメディースター、ウィル・フェレルがどこかとぼけた主人公を熱演。類人猿と恐竜とエイリアンが共存する、摩訶不思議な混合世界に目を奪われる。

ストーリー:タイムワープ研究者であるマーシャル博士(ウィル・フェレル)は、テレビのトークショーで大失態をやらかし第一線から退く。ところがある日、そんな彼の前に名門ケンブリッジ大学の学生ホリー(アンナ・フリエル)が現れ、博士の学説を支持すると力説。彼女の熱意に動かされ、博士はついに念願のタイムワープ装置を完成させる。

英題: LAND OF THE LOST
製作年: 2009年
製作国: アメリカ
日本公開: 2009年9月18日
上映時間: 1時間41分
配給: 東宝東和

・・ということである。
 まあ、面白かったけど、だからどうしたということもない。

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3.ブラインドネス

 goo映画解説によると: ↓

 とある都会の街角。日本人の男が運転する車が交差点で立ち往生していた。突然目の前が真っ白になり、完全に視力を失っていたのだ。親切な男に助けられ家まで送り届けられるが、そのまま車を持ち去られてしまう。男は妻に付き添われ病院に。医者は、眼球に異常はなく原因はわからないと告げるが、各地では失明者が続出していた。車泥棒も、そして、診察した医者までも。驚異的なスピードで“ブラインドネス”は感染していった…。

第61回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾ると共に、コンペ部門にも出品された話題作。ノーベル賞作家ジョゼ・サラマーゴの小説「白の闇」を映画化した心理パニック・サスペンス。伝染病の蔓延によって突如失明していく。それも驚異的な感染力で―。伝染病の恐怖にさらされる現代社会を象徴しているかのようでもある。ジュリアン・ムーアやマーク・ラファロ、ガエル・ガルシア・ベルナルといった実力派俳優に加え、日本から伊勢谷友介と木村佳乃が参加し、重要な役を演じている。監督は『シティ・オブ・ゴッド』、『ナイロビの蜂』で絶賛を浴びたフェルナンド・メイレレス。人間の深層に潜む暴力性を浮き彫りにする映像力は見応えがある。

・・ということである。

「伝染病」や「感染症」の恐怖を象徴的に(?)描いたと言ってしまえばそれまでだが、目の病が突如理由なく交差点の某日本人男性ドライバーに発生し、人々は瞬く間に感染して街に俄か盲目症の人が溢れて、街は見るも無残な荒れ果てたスラムと化していく。盲目の人々が互いに徒党を組んで凄惨な闘いを繰り広げるのであるから、これでは終わりようがないじゃないかと思って見ていたら、最後になって、最初の発病者が何の理由もなく突如視力を回復して終わるのである。これではご都合主義だ。 
 私は例によって途中居眠りしていたので大きなことは言えないが、何と言うかそれなりの「説得力」というものがまるで感じられなかった。
 言ってしまえばこんなものは「突拍子もない絵空事」の類で、最近とみに目に付く鯨・海豚・黒マグロ等でのジャパンバッシングと通底する「いわれなき悪意」のようなものを感じてしまった。
 西欧文明は今総じて自信喪失の退嬰期にある。自分たちの文化文明に自信を持てないから他の文明を攻撃してみたり、逆にたけしを殊更に持ち上げてみたりするのである。

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