与謝野と平沼の保守新党の絵を描いたのは石原都知事(&毎度お騒がせのナベツネ)らしい。『アラフォー』ならぬ『アラセブ』の新党である。テレビでは「『アラ古希』が正しい」と言っていたが「アラナナ」でいいじゃないか。「自民党=保守旧党」が按配悪いからと言って、七十過ぎのおとっちゃんたちが集まって「保守新党」を名乗っても茶番でしかないから、河野太郎が言うように「古い人たちが抜ければ自民党は結果若返る」から自民党としてはむしろこのボロボロの歯っ欠け状態は今や歓迎すべき事態なのかも知れない。与謝野期待の後藤田は逃げた。鳩山弟も平沼の側が拒否した。まして風見鶏の枡添なんかが来るわけがない。当初『代表二人』と言っていたが結局平沼単独に落ち着いたようだ。結局これは今の段階では「平沼グループに与謝野らが吸収されただけ」という様相を呈している。尤も、黙って手を拱いていても民主党が政権を手放してくれるわけでもないので、取り合えずはあれこれ賑やかしをやっておいて時間を潰し、また何かあれば離合集散しようというのが自称「保守本流」たち共通の思惑だろう。「保守本流」も野党に転落してしまったら途端にすることがなくなってしまったのである。 . . . 本文を読む