きっこはんは日本のことをニポンと言うのだがあれは何か意味があるのだろうか。自民党は昔から「普通の国」になりたくてしょうがなかったわけだが、今ようやく機が熟したと思ったのかこの連休中も公明党まで動員して『普通の国=ニッポン』を世界にアピールしようと懸命である。彼らの言う「普通の国」とはまず「警察予備隊」から出発した「自衛隊を普通の軍隊に」まで昇格させ、普通の軍隊らしく(たとえアメリカの背後からでもいいから!)海外で命のやり取りをさせたいということだろう。ここに例えば、米軍が50余万人をかつてヴェトナムに投入したからと言って、その全ての軍人がライフルや小銃を持って解放戦線と対峙したわけではない。「近代戦」というものは最初から補給兵站通信等「後方支援部隊」の緻密な活動が前提としてあり、彼らの存在を考慮に入れないでは一日たりとも成立し得ないということを考えれば、我が自衛隊は既に現在でも十二分に、イラク等で軍事行動を行っている米軍の下部組織としての任務を果たしていると言っていいのだが、安部ポンらは「こんなものでは生温い!戦争も出来ない国は普通じゃない!」と主張しているのである。 . . . 本文を読む