深海生物「オオグチボヤ」の新た
な生息域を発見 二宮沖の水深
約700メートルで18個体
新江ノ島水族館、展示も
3/13(木) カナロコ
二宮沖の海底で発見された
オオグチボヤ
(新江ノ島水族館提供)
新江ノ島水族館(藤沢市片瀬海岸)は11日、
相模湾の水深約700メートルで深海生物
「オオグチボヤ」の生息域を新たに発見し
たと発表した。同館1階で展示している。
同館によると、オオグチボヤは脊索動物の
一群である尾索動物(ホヤの仲間)の一種で、
大きく口を開けたようなユニークな姿が特徴。
同館などが7日、二宮沖の水深約700メー
トル前後の海底を水中ドローンで観察したと
ころ、18個体が発見された。二宮沖での生
息はこれまで知られておらず、貴重な記録に
なるという。同館では2センチと5センチの
2個体を見ることができる。
同館担当者は「生きたまま採集されることは
珍しい。短期間の展示になるかもしれない」
と話している。問い合わせは、同館
電話0466(29)9960。
連節バス、安全でスムーズに走れる?
追浜駅前ターミナル整備を想定し実験
3/13(木) カナロコ
導入を想定して行われた連節バス
の実走実験=8日、横須賀市夏島町
国土交通省横浜国道事務所と神奈川県横
須賀市は8日、京急線追浜駅前(同市追
浜町)で整備予定の交通ターミナルに、
複数の車両をつなげた連節バスの導入の
可能性を探るため、同市内で実走実験を
行った。
ターミナルの整備は分散するバスとタクシ
ー乗降場を集約し、安全で利用しやすい交
通環境を実現するのが目的。今回の実験は
慢性的な運転士不足の課題解決を念頭に置
き、大量輸送が可能な連節バスの活用を想
定して実施された。
日産自動車追浜工場内のテストコース「グ
ランドライブ」に、ターミナルと同じ形状
にコーンを設置。川崎鶴見臨港バスの協力
の下、安全かつ円滑な運行ができるかなど
を確認した。
同事務所の山室久事業対策官は「実験を踏
まえ、安全で利用しやすいターミナルの整
備に向けて検討を進めたい」と話した。
横浜・大さん橋で火災対応訓練
初期消火や誘導の手順を確認
3/13(木) カナロコ
訓練用の消火器で放水する参加者
=12日、横浜市中区の横浜港
大さん橋国際客船ターミナル
火災訓練が12日、横浜市中区の横浜港
大さん橋国際客船ターミナルで行われた。
ターミナル職員ら35人が参加、初期消火
や避難誘導の手順をあらためて確認した。
訓練は出入国ロビーから出火し、数人が
負傷したとの想定で行われた。職員は消火
器や自動体外式除細動器(AED)の使い
方、心肺蘇生法を確認。訓練用の消火器で
実際に放水もした。
ターミナルの岡田禎理館長代理は「万が一
に備え、利用客の迅速な避難につなげたい」
と話した。
片瀬漁港で朝市
3月15日 鮮魚販売
タウンニュース
片瀬漁港で3月15日(土)、鮮魚朝市が
開催される。時間は午前10時から午後3時
(整理券配布は8時30分から)。
主催は江の島片瀬漁業協同組合・藤沢市
漁業協同組合。運営は江の島フィッシャ
ーマンズマルシェ実行委員会。地元のと
れたて鮮魚などを販売。売り切れ次第終
了。詳しくは同マルシェのホムページへ。
村岡の“未来と今”
新駅設置前に親子らまち歩き
タウンニュース
工事が進む新駅予定地でまちづくり
について説明する中島さん(左)と
それを聞く参加者
JR東海道本線の藤沢―大船間で2032
年頃の開業が予定されている「村岡新駅
(仮称)」の設置に伴い、周辺地区では新
たなまちづくりが進められている。市民に
理解を深めてもらおうと、藤沢市は1日、
”未来と今”と銘打ったまち歩きツアーを
開催。市内に住む小学3年生から中学生、
その保護者らを合わせて約30人が参加。地域
の魅力を知り、将来について語り合った。
この日講師を務めたのは、東京大学教授で
村岡新駅周辺地区まちづくり協議会会長の
中島直人さん。御霊神社(旗立山)や鎌倉
古道、十二天公園などを巡り、村岡の地名
の由来や周辺地区にある跡地、今後建設予
定の施設にまつわるクイズを出題。新駅設
置予定地ではまちづくりで大切にしたい要
素として「丘や緑、空間のつながりをつく
る」ことを説明した。
参加した高谷小4年の木村稔さんは「こんな
に大きな土地に新駅ができると知って驚いた。
どんなまちに変わるのか、今から楽しみ」と
期待を膨らませた。ツアー終了後、中島さん
は「まちづくりは多くの人の意見が反映され
ることで進む。子どもたちにきょうのことを
学校で話題にしてもらいたい」と話した。
江の島舞台に商店街の魅力発信
タウンニュース
史跡・老舗巡るツアーが人気
史跡や商店を巡るまち歩きツアーが先月28日、
江の島で開かれた。(公社)商連かながわなど
の主催で、これまで県内各地の商店街を舞台に
80回ほど行われてきた人気企画。今回は81人の
応募があり、抽選で決まった19人の参加者のう
ち約8割は市外在住者だった。
この日は江の島・藤沢ガイドクラブが道先案内
人を務めるなか、まずは片瀬中央商交会へ。梅
の名所として親しまれる常立寺やかねはち米店、
青果店のはとりや、和菓子店の一菓を見学した。
その後、片瀬すばな通り商店会に移り、市内最
古の写真館「片瀬写真館」では3代目の熊谷美
波さんが古写真を紹介しながら店の歴史を説明
=写真。まちの変遷についても語られ、皆聞き
入っていた。また玉屋のようかんで知られる
玉屋本店、昭和レトロな遊技場の朝日軒なども
探訪した。
参加した千葉県浦安市在住の男性(64)は「ど
こも店主の情熱を感じる老舗ばかり。海だけで
なく、マニアックな商店の魅力を知るのは新鮮
だった」と満足げに話した。
市民病院
クロアチア大使が訪問
内視鏡センターなど見学
タウンニュース
内視鏡手術の視察(提供)
クロアチア駐日大使のドラジェン・フラス
ティッチ氏が先月27日、藤沢市民病院(藤沢)
を訪問し、最先端の内視鏡手術と内視鏡セン
ターを見学した。
この日は、同院で行われた「全身麻酔下ESD
(内視鏡的粘膜下層剥離術)」という内視鏡手
術を見学したほか、内視鏡センターの設備につ
いても機材の説明を受けた。
見学を終えフラスティッチ大使は「日本の内視
鏡手術に深く感銘を受けた。この訪問を通じて、
協力の重要性を改めて実感するとともに、日本
とのパートナーシップを深め、クロアチアの内
視鏡治療技術の向上と知見の共有に努めたい」
とコメントした。
同院では、消化器内科の福地剛英医師が20
18年から、早期消化管がんにおける内視鏡
診断と治療について横浜南共済病院の医師と
ともにクロアチアでの技術指導・支援を行っ
ており、今回の見学もこの一環。クロアチア駐
日大使が同院を見学したのは今回が初。西川正
憲院長は「クロアチア駐日大使に来院いただき、
大変光栄。今後もクロアチアと日本の医療を通
じた交流が続くことを願います」と話した。
内視鏡センターの見学(同)
“黄色いじゅうたん”摘んで
タウンニュース
のどかな春の陽気に包まれながら
”せっせ”と菜の花を摘む参加者
稲荷の畑で1日、菜の花の摘み取り
イベントが催された。黄色いじゅうたん
を一面に敷き詰めたような光景に、参加
者は心を和ませていた。
市農業水産課の主催で、これまで遠藤に
あるコスモス畑で摘み取りイベントを行
ってきたが、健康と文化の森区画整備事
業に伴い、今年から場所を変えた。市内
農業後継者の集まり「さがみ農協藤沢市
青少年藤友会」が、昨秋から約3千平方
メートルの遊休農地を開墾。荒れた土地
に生い茂っていた雑草を取り除き、丹精
込めて育てた菜の花畑だ。
持参したはさみで花をカットした参加者
たち。それを両手いっぱいに花を抱えた
近所に住む60代の夫婦は「明るくて好き
な色。早く部屋に飾りたい」と声を弾ま
せた。また撮影会や野菜のプレゼントな
どもあった。
同会の青木拓磨会長(36)は「皆さん楽し
みながら、若い農家の活動を知ってもらえ
れば」といい、辺りを見渡した。
横浜の園芸博、万博と同一視警戒
建設費上振れも横浜市は「過度な
支出はない」
3/12(水) カナロコ
国際園芸博覧会協会の展示施設
(テーマ館)上空からメインゲート
方向を望むイメージ図(同協会提供)
2027年に横浜市で開かれる「国際園芸
博覧会(園芸博)」会場建設費の上振れを
巡り、市は12日の市会常任委員会で、
97億円の増額は「物価上昇の範囲内」と
して市民の理解を得ていく考えを示した。
「過度な支出」はないとも強調し、巨額を
投じた「大屋根リング」建設などで批判を
浴びる大阪・関西万博と“同一視”される
ことへの警戒感をにじませた。
運営主体の国際園芸博覧会協会によると、
会場建設費は320億円から最大417億
円に膨らむ見通し。国、神奈川県・横浜市、
経済界が3分の1ずつ負担する取り決めで、
市の負担額は約26億円増の約111億円、
県は約6億5千万円増の約28億円になる。
協会は10日にそれぞれへ負担増を要請し
た。
常任委で立憲民主党の風間麻美氏は、大阪・
関西万博のシンボルで建設費約344億円に
上る「大屋根リング」や整備費が2億円近い
会場内のトイレに言及。「市民からの理解を
得づらくなる」と懸念を示し、園芸博に「
『明らかにこれは高い』というものはないか」
と念押しした。脱炭素・GREEN×EX
PO推進局の堀田和宏局長は「大阪と比較
する訳ではない」と前置きした上で、「過度
のお金をかけて巨大な構造物を造るようなこ
とは一切ない」と力を込めた。
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