「常に考え備える防災を」
強化月間に県が呼び掛け
タウンニュース
県総合防災センターの地震体験(上)と
煙避難体験の様子
9月1日の防災の日を含む強化月間に合わせ、
県総合防災センター(厚木市)は「意識を改
めて深めるきっかけにしてほしい」と呼び掛
ける。いつ、どこで起こるか分からないのが
災害として「自宅、学校、職場、レジャーや
移動中なども含め、常に考え、災害へ備える
意識を持ち続けてほしい」と力を込める。
知ることから始めよう
「災害への不安は『分からない』ことが原因
の一つ」と同センター。過去の災害やハザー
ドマップなどから「何が起こるのか」を知り、
支援や物資、設備、情報など「何が必要なのか」
を整理することが大切という。同センターでは
地震や強風などの災害体験ブース、データ展示
などを行っている。
「災害の瞬間、一人一人の判断と行動がその後
を分ける。皆で備えましょう」と呼び掛けた。
防災の日と防災月間は1923年9月1日に発
生した関東大震災を教訓に制定。趣旨の「広く
国民が台風、高潮、津波、地震などの災害につ
いての認識を深め、これに対処する心構えを準
備する」に基づき、全国的に防災訓練などイベ
ントが行われる。
片瀬山頂上に謎のドーム
片瀬山「腰越配水池」
タウンニュース
隣接する片瀬山東公園から眺める
ドーム。公園にいた子どもは
「ロケットの基地だよ」
「あの謎のドームはなんだろう」とずっと
気になっていた。片瀬山の住宅街の中でひ
ときわ目立つ建物。湘南モノレールの車窓
から見える小高い丘のような台座の上にあ
る灰色の平たいドームは、古代の遺跡にも
UFOの基地のようにも見える。実態を追
った。
地域住民が「昔から給水塔と呼んでる」と
教えてくれたが「塔」とは異なる外観が気
になる。
現地に向かうと、ドームは住居三階建てほ
どの高さのコンクリートブロックの台の上
に鎮座していた。周辺を歩き、正体を発見。
看板に「腰越配水池・西鎌倉加圧ポンプ所」
の名が。
そこで気になるのは、その形状、役割と立地。
施設を管理する県企業庁藤沢水道営業所を訪
ねた。
配水池は消毒した上水を一時的に蓄え、配水
量の調整や災害時の補水の役割も担う施設。
同施設が完成したのは1967年。片瀬山の
住宅地造成と同時に作られ、地域のためのイ
ンフラとして一番初めに稼働したという。
大きさは直径24m、有効容量は2170t。
一日当たり約1300tの水を約1800戸
に供給する。水は相模川や宮ケ瀬ダムから届
けられている。
形状は、正式には「プレストレストコンクリー
ト工法」という造りで、一般的な鉄筋コンク
リートより強度が高い。
山の頂上にある理由は、「高さを利用し、地域
全体へ配水を行うため」。同施設の10年前に
片瀬山のふもとに10倍の容量を持つ片瀬配水
池が完成していたが、高台の供給が増えるた
めに作られたのだという。
職員は「これからも、休まず働き、丘の上か
ら暮らしを見守り、地域を支えてほしい」と
話した。
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ベニズワイガニ漁解禁、兵庫・香住で初競り
返礼品で一番人気、最高額は1匹50万円
9/5(月) 神戸新聞NEXT
鮮やかな紅色の「香住ガニ」
=5日午前、香住漁港西港
日本海のベニズワイガニ漁が解禁され、関西
で唯一水揚げされる兵庫県香美町の香住漁港
で5日朝、今季の初競りがあった。
【動画】ふるさと納税返礼品でも一番
人気のベニズワイガニ
「香住ガニ」としてブランド化され、お得な
「訳あり品」は同町のふるさと納税返礼品で
も一番人気のベニズワイガニ。底引き網漁の
ズワイガニよりも深い水深帯に生息し、餌入
りのかごを連ねて沈め、誘い込んだカニをか
ごごと引き揚げる。
1日の漁解禁に合わせ、大型船1隻と小型船
8隻が香住沖50~100キロまで進み、水深
1キロ前後にかごを投入。例年並みの29トン
を水揚げし、前年比2・8倍の約3100万円
を売り上げた。1匹の最高額は前年と同じ50
万円だった。
県ベニカゴ協会の福本好孝会長(60)は
「台風が来る前に初競りにかけられてよかっ
た。ボイル、鍋、焼きとシンプルに食べるの
が一番」と話した。
漁期は来年5月末まで。9月17日には同漁
港で3年ぶりに「香住ガニまつり」が開かれる。
香美町香住観光協会
TEL0796・36・1234
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