会社を卒業したのんちおじさん。

人生は知恵と工夫と思いやり!
優しさほど強いものはなく、本当の強さほど優しいものはない -ラルフ・W・ソックマン-

カラフル・クリーム

2008-04-08 20:06:38 | いろんなこと
これは凄いアルバムです、一番の傑作と言われているだけにそれを裏切らない内容でどうだと言わんばかり。

私が買ったのはデラックス・エディションという2枚組、本来このアルバムのために録音したのですが発売時にはお蔵入りになったらしい物も入っています、このはじかれたやつも凄い演奏ばかり、それと正規版と同じ内容のモノーラル録音のものが2枚目のCDに入っています、2枚目にはBBCで放送したものも入っているのです、BBCで放送したものだけでは足らないのでモノーラル録音のものも入れたのかな?ちょっと意味が分かりません。

ジンジャー・ベイカーのドンドコ感とドスドス感いっぱいのバスドラが最高にいいですね、こういうドラマーってほかに見ない、みんなスマートに叩くのですが彼は文字通り太鼓を叩くという感じでドラミングします、見ていてちっともスマートじゃないのですがそれが凄く好きでちょっと和太鼓を連想してしまいます。

ところでこのアルバムタイトル、邦題は「カラフル・クリーム」と言います、なんで「カラフル」なのかは分かりませんが「ディズラエリ・ギアーズ」のほうがしっくり来ます、これに限らずかなり無茶苦茶な邦題を付けられたものも多くジェフ・ベックの「Blow By Blow」はなんと「ギター殺人者の凱旋」なんてとんでもない邦題を付けられてしまったのです。

フレッシュ・クリーム

2008-04-08 20:05:45 | いろんなこと
昨日は朝の車の中で「フレッシュ・クリーム」を聴きました、すばらしい、すばらしいのですが楽器やヴォーカルの定位なんてのは滅茶苦茶で右チャンネルにドラム、ギター、ベースつまりすべての楽器を持ってきてヴォーカルのみが左チャンネルに振り分けられていたりするのです。

もちろん演奏自体は見事というほかはないのですが要するにプロデュースが駄目なんですね、それさえしっかりしていればもっといいアルバムになったはず、これだけのポテンシャルをもっている連中なんだから・・。

生クリーム2

2008-04-08 19:48:03 | いろんなこと
そして一昨日、37年後の同じ「ロイヤル・アルバート・ホール」での再結成コンサートを観ました。

エリック・クラプトンは時折TV等で観ることもあるのでいつも通りという感じですが直前に1968年のライブを観たのでジャック・ブルースとジンジャー・ベイカーはその落差が大きかったです、ジンジャーは当時から老けて見えたので余り驚かなかったのですがジャックはかなり老けた感じ、さっき「wiki」で調べたらこのコンサートの2年前に肝臓癌で移植手術をしたばかりだったそうです。

とは言え見事に大人の演奏を、気持ちの入ったロックとブルースを見せてくれました、実はこのDVD,2枚組みでまだ一枚残っています、そしてそっちに最も聴きたい曲が入っているのです、「クロスロード」や「サンシャイン・オブ・ユア・ラブ」「ホワイト・ルーム」です。

前にも似たようなことを書きましたが「エリック・クラプトン」「ジェフ・ベック」「ジミー・ペイジ」の日本で言うところの「ヤード・バーズ」出身の3大ギタリスト、彼らはその「ヤード・バーズ」を卒業し、それぞれ「クリーム」「ジェフ・ベック・グループ」「レッド・ゼッペリン」に籍を置き、そこから今のハード・ロックの原型を作りそしてそこで完成させてしまったと言っていいと思います。

今聴いても古さを感じず輝きを微塵も失っていないのです。

生クリーム

2008-04-08 19:46:50 | いろんなこと
キャロル・キングのDVDと一緒に「クリーム」のDVDも2種類届きました、1968年の「ロイヤル・アルバート・ホール」でのコンサートの模様を収めたもので実際に彼らが動いているのを見る・・・、いわゆる「生クリーム」はもちろん初めてで物凄いパワーにただ呆気にとられて観ていました。

ただ、惜しむらくは1968年当時多分映像と同時にステレオ音響で録音することは出来なかったのでしょう、元がモノーラルのためか音は「DTS 5.1CH,Dolby 5.1CH」となっているのですが敢えてそうする必要があったのか疑問です、ただ広がって聞こえるだけで定位はないに等しくごっちゃになって「せーの、ワー」って聞こえ方なのです。

それに「サイケデリック」というのが当時のトレンドではっきり言って無茶苦茶な映像、「クリーム」のファンは彼らの演奏技術、つまり演奏しているところを存分に観たいはずなのにそれを完全に無視したカメラワークで腹立たしかったです。

アイドルが写ってさえいれば満足するミーハー向けのカメラワークとしか言い様がありません。

ともあれ、「生クリーム」を観ることが出来たのは嬉しかったし20代でほぼ完璧な演奏をしていたのは驚嘆するのみ。

キャロル・キング

2008-04-08 19:45:33 | いろんなこと
2005年のライブDVDが届いたので土曜日に観ましたがすばらしいですね、1942年生まれだから今年66歳になりこのライブは63歳のときのものです。

若く見え50代前半で十分通ります、体形も見事なもので衆人の目を常に意識している証拠だと思いますね、無理に作った若さではなくただ単に回りの目を意識しつつ自然に齢を重ねたという感じなんです、昔からそうだが化粧らしい化粧もしているようには見えません。

充実した人生を送ってきて常に新しいものに接して生きているとこんな歳の取り方ができるのかもしれません。

何年か前からキャロル・キングってちょっといいかなと思うことがあったのです、ヒット・チャートを賑わしていたころは全然彼女の音楽には興味がなかったのですがそのすばらしさにようやく耳を傾けるようになったというわけでただただ感激するばかり。

声もちっとも衰えていません、何より感激したのはあの「キャロル・キング」が動いている姿を目の当たりにできたこと。

「ロコモーション」
「ユーブ・ガット・ア・フレンド」
「イッツ・トゥー・レイト」




何が一番の魅力なのか考えてみたんだけど・・それはやっぱり「声」ですね、日本で言えば「松任谷由実」のような。