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「故宮博物院(中国 北京)」はとてもオススメ!

2018年05月08日 01時00分00秒 | イベント・外出
 以前このブログでは中国の北京の天安門広場について紹介しましたが、引き続き阪急交通社のツアーで天安門をの下を通り「故宮博物院」へ行って来たので紹介したいと思います!

愛用している「タビトモ 北京」というガイドブックにも掲載されています♪

 故宮博物院は北京市街地の中心部にあり、南北961m、東西753m、敷地面積72万平米で約800の木造建築物を誇る世界最大の宮廷群で、かつては「紫禁城」と呼ばれ、完成の1420年以来、中国の皇帝(明(みん)14代、清(しん)10代)が約500年に渡って政務を執り住居だった場所です♪

もちろん世界文化遺産に登録されています♪

 ちなみに「紫禁」とは高貴な皇帝の住まいを意味する「紫」、庶民の接近を「禁」じるという意味のようです♪

 現在は故宮博物院として皇帝や皇后たちが愛蔵していた宝物・文物を展示しているとのことで、約180万点収蔵されているとのことです。
但し内戦で1949年に蒋介石とともに重要な宝物は飛行機で台湾へ運ばれたようです。

 今回は天安門から出口の神武門まで歩いたのですが、それだけで2時間以上かかり、とても宝物を見る余裕はありませんでしたね♪
それほど広大でとても驚きました^_^;)
今回はそれら木造建築物等を見学しました♪


↑故宮博物院の地図

 その故宮博物院では南から北方向へ進みますが、まず前半手前が皇帝が政治を司る場所で、後半奧が皇帝の私生活の場で住居や側室の部屋があったとのことです♪

 江戸幕府の将軍がいた江戸城と同じですね♪
江戸城の奧は大奧でしたね♪

まず天安門をくぐり、次に端門を通ります♪


↑天安門

端にあるので、端門でしょうか。


↑端門

そして午門で入場料を支払って、セキュリティチェックを受けて、故宮博物院に入ることとなります♪
日本語の音声ガイドをレンタル料40元、デポジット100元で借りることができるようですが、今回はツアーガイドいるので音声ガイドは不要です♪


↑午門


↑午門のチケット売場

午門は南(子午)の方角にあるからそのように名付けられたとのことで、故宮にある5つの門の中で一番大きいようです♪
中央の大きな扉は皇帝専用で、皇帝以外では皇后や科挙の殿試験合格者のみが通行を許されたようです♪

そして午門をくぐると、金水橋がありました♪
金水橋の先には、太和門があります♪


↑金水橋とその先に太和門

 実は風水的に川があった方が良いので、人工的にここに川と橋が造られたとのことです。
そして同じ風水的には北の方に山があった方が良いので、山も人工的に造られたようです♪

この日は3月中旬にも関わらず氷点下で寒く、何とその川の水が凍っているのには驚きましたね♪


↑川が凍る

そして太和門をくぐると、太和殿が見えました!
これも太和門と似たような巨大建築物ですが、この太和殿で三大節(元旦、冬至、皇帝誕生日)のほか皇帝の即位や婚礼、出兵などの国事発令、科挙殿試合格者との石鹸など重要儀式が行われたようです♪
あの清の最後の皇帝を描いたラストエンペラーという映画もこの場所で撮影されたようです♪


↑太和殿

 この太和殿は長さ約64m、幅約37m、高さは約35mあり中国における最大の木造建築とのことで1420年に建築され、土台は大理石で、太さ1.6mの72本の1本柱で造られているようです。
その柱は当初は楠でしたが、落雷で焼け、清の時代には松で建てられたようです♪

階段の石には龍が彫られていますが、龍は皇帝の象徴とのことです♪


↑階段の石に彫られた龍

また太和殿の左右の屋根瓦の上には10体ほど動物が並んでいますが、魔除けとのことです♪


↑屋根の上の動物

 ちなみに黄色の瓦は皇帝のみが使えたようで、他の方が黄色の瓦を使用すると死罪だったようです^_^;)
ちなみに今の瓦は2008年の北京オリンピックの際に塗り変えられたそうです♪


↑太和殿の拡大

そして太和殿の下には玉座がありました♪
この太和殿の玉座が北京の中心のようです。
ちなみにこの玉座の上には銅珠という大きな球体があり、天命を受けていないものが玉座に座ると、この銅珠が落ち死んでしまうようです♪
恐ろしい!
そのため「袁世凱」が自らが帝位にについた際には玉座をずらして座り、現在もそのままとなっているようです^_^;)
天命とは思っていなかったんですね・・・。


↑太和殿の玉座

それから、この故宮博物院の中には至る所に金属の大きな瓶(カメ)がありましたね♪
木造建築なので防火用として408もあったようです♪
昔も火事には注意していたようです。
瓶の下のほうには取水口があります♪


↑金属の瓶

そして次に中和殿へ行きます♪


↑中和殿など


↑中和殿拡大

儒教の中庸思想(物事に偏りがなく中正であることを理想とする思想)を具現化した建物とのことです♪
その中和殿は皇帝が太和殿で大典をする際に一時的に皇帝が休憩し、臣下の祝賀を受ける場所だったようです♪
こちらにも玉座がありました♪


↑中和殿の玉座

そして、その先には保和殿がありました♪
それにしてもどれも似たような建物ばかりだし、果てしなく広い!!^_^;)


↑保和殿


↑保和殿の玉座

この保和殿の「保和」とは平和を保つという意味で、宴会場だったようです。
祝日は家族で宴会があり、清の時代には毎年大晦日と正月15日にモンゴル、ウイグル等の王侯や大臣を招いての宴会も行われていたようです♪
また、式典が太和殿である際には皇帝はここで着替えをしたようです。
そして皇太子の即位式もこの保和殿で行われたようです。

それから3年に1度の科挙の皇帝による最終面接もこの保和殿で行われ、1位から3位までは綺麗な服を着て馬に乗り皆に披露されたようです。
また科挙の合格者は皇帝の娘と結婚することもあったようです♪

そして乾清門からは内廷で、皇帝やその家族の私生活の場所で、皇帝と去勢された宦官(かんがん)以外は男子禁制の場所でした。


↑乾清門

 宦官は料理や掃除などの雑用が主な仕事だったようですが、仕事の一つとして側室の名前を書いた札を皇帝に差し出し、皇帝にその夜のお供を選ばせていたようです。
 その選ばれた側室の建物の前には赤い提灯が下げられ、どの側室が皇帝のお供をするか分かるようになっていたようです。

 ちなみに「宦官」は去勢した後の傷口から細菌が入って3割は死んでいたようで命がけであったようです。
ただ科挙合格者以外で庶民が富と権力を得る手段だったので人気で、明の時代には約10万人も「宦官」がいたようです。
そんなにいたとは驚きですね。
なお去勢された性器は大切に保管され、本人の死亡後は「宦官」専用のお墓に一緒に埋葬されたようです・・・。

そして乾清宮へ進みます♪


↑乾清宮

乾清宮と書かれた右側に見慣れぬ文字があり驚きましたが、何とこれが満州語とのことでした。
清は満州族なので満州語も公用語だったんですね♪

乾清宮では皇帝が政務を行い、また皇帝が寝るベッドがたくさんあったようです。
というのは皇帝が殺害されないように毎晩寝る場所を変えていたようです。
現にとある皇帝は宮女に殺されそうになったこともあるようです。

また初代順治帝直筆の「正大光明」の拓本が掲げられているのは凄いと思います♪


↑乾清宮の玉座

それから「交泰殿」へ行きました♪


↑交泰殿

 交泰殿では皇后(正室)の儀式を行う場所だったようで、皇后は元旦や冬至、皇后の誕生日にここで祝賀を受けたようです♪
また玉爾(印鑑)の箱が25個あり管理していたようです。
印鑑は金や翡翠、木製などいろんな種類があったようで、即位式、軍隊、政治用などその用途によって印鑑が違ったようです♪


↑交泰殿の中

そして「坤寧宮」へ行きます♪
ここでは清の時代には皇帝と皇后の婚礼が行われ、新婚時には3日間ここで過ごしたようです♪
もちろんシルクの布団で、床暖房のオンドルもあったようです♪


↑坤寧宮


↑坤寧宮の寝室

それから日時計がありました♪
今では珍しいですね♪


↑日時計

そして脇の細道には側室の建物があったようです♪
皇帝から選ばれると、建物の前に赤い提灯が下げられたようです♪


↑脇の細道

そしてたくさんの石を集めた石の山がありましたね♪
その上には御景亭と書かれています♪
この石は中国の蘇州の太湖周辺の丘陵から切り出される穴の多い複雑な形の奇石の太湖石で、重宝されるようです♪


↑石の山

旧暦の9月9日に皇帝が上って災いを防いだようです♪

そして最後に神武門があり、当時は官吏や宦官、側室等が入る門だったようです。


↑神武門

その神武門の外側には広大な堀があり改めてこの紫禁城の広大さを認識しましたね♪


↑広大な堀

故宮博物院は広大な敷地を再認識し紫禁城の様子もよく分かり、とてもオススメです!


お勧めなお話(2017年下半期)

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