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東海道五十三次 街道をゆく 神奈川宿~東戸塚 (2)浅間神社~帷子橋跡編 

2015年08月31日 01時00分00秒 | イベント・外出
 前回に引き続き、阪急交通社が企画する「東海道五十三次 街道をゆく」の第4回目の神奈川宿~保土ヶ谷宿~東戸塚の(2)浅間神社~帷子橋跡編について紹介したいと思います。

 「関門の碑」からしばらく歩くと、浅間(せんけん)神社がありました。
どこかで聞いたことがある名前だと思いましたが、あの富士山にある神社です。
この神社には「富士の人穴(ひとあな)」があり、富士山までつながっていると伝えられ、当時は名所だったようです。
まあ富士山まではつながっていませんよね?
面白いです。


↑浅間神社


↑浅間神社などの説明

そして、しばらく歩くと、追分がありました。
東海道と八王子道の分岐点で、西に進めば保土ヶ谷宿、北西に進めば八王子へ行くことになります。


↑追分の説明


↑八王子道


そしてすぐに松原商店街となります。


↑松原商店街MAP


↑松原商店街

松原商店街がかなり賑わっていて驚きました。
野菜や果物が安くて美味しそうで、そのほかいろいろなものを売っていて、つい買いたくなりましたね^_^)
旧東海道で商店街の中を通るというのは珍しいのではないでしょうか。

そして、橘樹(たちばな)神社に到着しました。
橘樹の二文字で「たちばな」と呼ぶのは珍しいですね。
昔からの地域の氏神で「お天王様」と崇められてきたようです。


↑橘樹神社

また、力石が3つありましたね。
力自慢を競ったのでしょうか。


↑力石


↑力石の説明

 それから、天王町駅近くの公園で昼食となりました。
いつものように、下に敷くビニールと500mlペットボトルのお茶と弁当を手渡しでもらいます。
今回は横浜の近くなので、崎陽軒のしゅうまい弁当ですね!
さすがご当地弁当!
いつもの9つに仕切られた弁当ではありませんでした。


↑お弁当外側


↑お弁当中身

やっぱり「しゅうまい」はおいしいですね!
ウォーキングの後ということもあり、美味しく頂きました!
40分ほど休憩して出発です!

そして、帷子橋跡に行きます。
歌川広重の浮世絵で新町橋として有名ですが、河川改修で流れが変わり、今ではまったくその面影がありません。
地面の上に木の橋が再現されていました^_^;)


↑帷子橋跡

次回は、(3)保土ヶ谷宿編です。

お勧めなお話(2015年上半期)
自動車保険を安く!

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「老い方上手(上野千鶴子 大熊由紀子 会田薫子 樋口恵子 井上治代)」という本はとてもオススメ!

2015年08月28日 01時00分00秒 | 
「老い方上手」の購入はコチラ

 「老い方上手」という本は、みんなが知りたいと思っている老後のお金や、認知症、在宅死、延命医療、自分らしい葬送などについて、分かりやすく最新の情報とヒント、具体的な対策等を説明したもので、各領域の第一人者による老後のプラン本です。

 具体的には以下の内容となっています。

第1章:女性の労働、賃金体系そのものにも女性がビンボーになる根っこがあることを解説しながら、「ビンボーばあさんにならない道」を考える。長年「高齢社会をよくする女性の会」で女性のより良い老いを追求してきた樋口恵子さんが執筆

第2章:すでに400万人が認知症といわれる中で、症状の把握や対処、世間のイメージにはまだまだ誤解も多いことを具体的に示し、新しい対処方や各地の支援の広がりについて大熊由紀子さんが執筆

第3章:「おひとりさまの在宅死」という提案について、医療環境整備と私たちの心構えで可能になるか、おひとりさまの老いのベストセラー本を出している上野千鶴子さんが執筆

第4章:胃ろうなど、延命治療について多様な考え方を示しながら家族の死の迎え方と選択について死生学の専門家である会田薫子さんが執筆

第5章:「多様な現代の葬儀のカタチ」として最新の葬送情報の研究だけでなく、「桜葬」墓地を立ち上げ、生前からのネットワークづくりもしている井上治代さんが執筆

 どれも考えさせられる内容ですが、特に最新の海外も含めた認知症事情や在宅ひとり死、胃ろうなどの延命治療、自分らしい葬送については考えさせられましたね。

 認知症の人には医療、治療よりも慣れ親しんだ環境が何よりのクスリとはナルホドと思いました。

また、宮崎市では24時間いつでも自宅に来てくれるナースステーションが22あり、自宅で死ぬことができる環境にあるとは驚きましたね。素晴らしいと思います。

 それから、死後の仕掛けをしていると、死をも超えて関係性が続くという安心感から死ぬときに怖くないというのもナルホドと思いました^_^)

「老い方上手」という本は、より良い老後の参考となり、とてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です。

・男と女では平均寿命が違いますから、65歳以上では、6対4で女性のほうが多くなり、80歳になると、女性は、男性の2倍。歳を取ればとるほど、女性が多数を占めるのです。貧困問題の最終的な解決策は今のところ生活保護しかありません。女性の生活保護率は50代、60代は男性より低いのですが、70代になると完全に逆転して、数も比率も女性が上まわります。「女性の貧乏はお国の貧乏」ということになってしまうのです。

・高齢者の核家族化は、煎じつめれば、家族関係の長期化、世代による就労形態の変化に適応したものといえるでしょう。さらに促進要因となったのは、1に年金の充実による親世代の経済的自立。年金額に格差はありますが、近頃は20~40代の雇用の劣化、賃金の停滞で、親の年金は子にアテにされる安定した収入になっています。少なくとも子の「仕送り」に頼る人たちが激減。高齢者の7割の世帯で、公的年金が総所得に占める比率が8割以上になっています。もうひとつの促進剤は介護保険制度の普及でしょう。何はともあれ、全国どこにいても認定を受ければホームヘルプ、デイサービスなどの支援を受けることができます。子供よりも友人のいる地元施設の入居を選ぶ人もいます。子がそばにいなくても、社会的はサービスを受けて生きる時間が長くなりました。

・健康寿命というのは、日常生活に制限のない期間をいいます。2010年時点で男性70.42年、女性73.62年となっていて、女性のほうが長いことは長いのですが、平均寿命の差が6.2年もあるのに、健康寿命の差はわずか3.2年。男性の健康寿命から平均年齢まで、つまりだれかの手助けを必要としたり、いわゆる寝たきりの時期が男性9.13年に対して、女性は2ケタの12.86年。いくら長生きする人が多いからといって、これが女性にとって見過ごされるでしょうか。

・たとえばドイツの例です。今、ドイツには徴兵制がなくなりましたが、徴兵制があった間は、銃を取って兵役の訓練を受けるか、それを拒否する人は同じ期間、福祉施設で働くことを認めていました。今のドイツでは高校卒業後、男女ともかつての兵役期間を、福祉施設で働くことを認め、年金期間に組み入れているそうです。アメリカに関しては、大学の入試の仕方が非常に多様です。ボランティア活動をして、Aをもらっているということが、コロンビア大学なりハーバード大学なりという難しい大学の入り口の選択肢のひとつになっているということです。どの先進国と比べても、日本の青年の自己形成に、高齢者はじめ福祉に関心を向ける時間が少なすぎると思います。義務教育の体験学習は行き届いているのですが、一時的短期的で子供の生活の一部に根づいていません。若者も、いずれほとんどは人生90年を生きるのです。若者が自分の人生90年から100年を息長く展望する教育を望みたいと思います。

・日本の中高年女性は労働力の宝庫です。まず、外国とくらべてほとんど100%の識字率。高校進学率は男性より高く、高校以上の進学率も4年制大学を除けば男性より高い。OECDなどからもよく指摘されるほど、日本女性は学歴が高いのに就労率が低い。せっかく高額な教育費をかけた医療職でさえ就労継続が困難で家庭にいる女性が少なくないのです。あえていえば国費の無駄遣い政策を、戦後の日本社会は長いあいだ取りつづけてきたのです。女性は平均寿命が長いぶんだけ、育児に時間がかかったぶんだけ、男性より長く働いてちょうどいいと思っています。長いあいだ男性が見てこなかった、あるいは見て見ぬふりをしてきた子育てや介護や衣食住のもろもろ。ケアを必要とする超高齢化社会は、おばあさん・おばさん年齢の技と力が生かされる社会です。これらの力が既存の社会に強力に混入されれば、男性のこれまでの社会も反応して、さらに多様性の豊かな社会ができあがると期待しています。

・ノーマライゼーション思想の生みの親は、ニルス・エリック・バンクミケルセンという行政官で、レジスタンス運動の闘士でした。デンマークにナチが侵攻してきたとき、彼はコペンハーゲン大学の学生でしたが、「自由デンマークを」という新聞を作って、配っているところを捕まえられて、強制収容所に入れられてしまいます。同志はずいぶん殺されましたが、生きているうちに幸い戦争が終わり、彼は解放されて、社会省の障害福祉の担当になります。知的なハンディを持っている人たちの施設を訪ねると、そこは、インテリアは素敵ですが、強制収容所そっくりの空気が流れていました。同じところで食事をし、作業し、外に出られない。そこで、新聞記者や親たちの協力を得て「1959年法」を作りました。それは、「どんなに知的なハンディキャップが重くても、人は町の中の普通の家で普通の暮らしを味わう権利がある」という内容です。「情け深くしましょう」という精神論や「上から目線」ではなく、「権利がある」という思想が重要です。社会は、その権利を「実現する責任がある」という、これがほんとうのノーラマイゼーション思想です。

・デンマークでは、市町村や現場に権限と責任が下ろされていて、入院中から退院後のプランが立てられます。ヘルパーさんは、「目は離さないけれども手は出さない」というプロの訓練を受けています。また「訪問ナース」という指令塔がいて、入院したときから、退院後、車いすでも外出や料理ができるように住宅改造なども含めて手配していました。生活の節目節目に現れるヘルパーさんは「おむつを取り替える人」ではなく、その人の誇りを膨らませるプロと位置づけられていました。ヘルパーさんの資質としては、「同じことを何度もいわれても受け止められる」「ユーモアのセンスがある」などが大事にされているのです。お給料は、月々、税込みで48万円ぐらい。そのかわりお医者さんたちのお給料が低い国なのです。(お医者さんは労働時間が日本より短いのですが)

・「認知症の人には、医療、治療よりも慣れ親しんだ暮らしが大切なのだ」というエーデル改革の政策転換が根底にあることを突き止めました。「早期発見・早期治療は、認知症については誤解」とは、そういうわけなのです。薬よりも、その人の慣れ親しんだ環境がなによりのクスリなのです。自宅でなくても、思い出の家具を持ち込んだケアつき共同住居で慣れ親しんだ暮らしを続けられることが大切にされていました。スウェーデンでは親子の同居率は4%です。認知症でも自宅にひとりで住んでいる人が45%もいます。そこにヘルパーさんが行って、ご本人ができることはご本人にやっていただけるように仕向けて、見守ります。

・まず同じ目の高さで正面から見つめる。認知症の人は、視野が狭くなっているそうです。ですから、いきなり、離れたまま話しかけると、いくらやさしく話しても駄目なんだそうです。ちゃんと、その人の視野に入っていって、その人の目をちゃんと見て、挨拶をしてから礼儀正しく話しかけることが大切だそうです。それから体に触れるときも、掴むようなやり方をすると逮捕されるみたいな感じになるのえ、その触れ方も考える必要があるとのことです。

・歯というのは、とても大事です。母は歯を外すとフガフガしてしまって、何をいっているか、よくわかりません。それから容貌が、。がた落ちになります。デンマークの認知症の専門家に聞いたところでは、歯が入っていると、まず、まわりの人が、その人を「あっ、この人、認知症だ」といってバカにしたりしなくなるそうです。ご本人も鏡に映った自分に誇りが持てるそうです。それから、ちゃんと噛むのでお通じがよくなります。お通じがよくなると、まわりにまとわりつく二次的な症状が出なくなるということです。

・リハビリテーションという言葉があります。普通は機能訓練という意味だと思っている人が多いと思いますが、本来の意味は、その方の人生をよくわかって、その方の名誉を回復してさしあげるという意味なのです。そのことが認知症にとっては一番重要なお薬ではないかと思います。大事なことは、誇りとぬくもりです。ぬくもりというのは「自分の居場所だな」「仲間がいるな」と、そこで何か輝けるようなことを提供することです。それには、想像力が大事です。「自宅でなんて無理だよ」とか、「やっぱり精神病院に入れちゃったら?」などといわれても、堂々と、度胸を持って、ご本人ののぞみをかなえてさしあげることが大切だと思います。そのようなことをご自身、またはみなさまのご両親などのために考えておいていただけたらと思います。

・やむを得ず施設にお入りになったお年寄りたちに、できるだけ住まいとして快適に暮らして頂こうということで、施設を住宅化するという動きが生まれてきました。一方で、住宅にないのが介護力ですから、住宅にサービスを外からつけたらよいという考え方がサービスつき高齢者住宅です。これまで福祉は厚労省のの管轄、住宅は国交省の管轄でしたが、相互に乗り入れて2011年に「高齢者住まい法」という一元化した法律ができました。これまで高齢者施設は40床以上が原則だったのですが、施設も路線転換しました。40人をまとめて面倒見るというようなことはやめよう。できるだけ地域で、家庭に近い暮らしをしていただこうという、脱施設化の動きも生まれました。

・安心して老後を生きるための条件の中には、年金・介護・医療などがありますが、もうひとつ、誰もこれまでいわなかった居住福祉、住まいを確保するということの大切さがいわれはじめました。高齢者は住宅弱者といわれてきました。ずーっと賃貸で暮らしてきた高齢者は確かに住宅弱者です。契約を更新しようと思っても、年齢を取ると、大家さんは、自分のところの物件で死なれては困るとか、孤立死して何ヶ月後かに発見ということになったりすると、あとが大変ということがあるので、賃貸が非常に不利になっていきます。けれども、今の高齢者は持ち家率が高いんです。なぜかというと、自分の一生を抵当に入れて、社畜になってローンを組んだ家が1軒ぐらいはある人が多いからです。その持ち家に同居家族がいるばかりに、「出ていってくれ」といわれる。ということは、同居家族さえいなければOK。いっそ世帯分離をしたほうがまだマシ、ということになります。「住宅余り社会」といわれていますが、全国平均で空き家率13%、東京都でも郊外の公団住宅などでは櫛の歯が抜けるように空き家が出てきています。つまり、今ある分を使えば、これ以上の施設建設をしなくてもいいはずです。同居者がいない独居高齢者を前提に、サービスを外づけしていけばよいでしょう。

・介護の一番の基本は暮らしを支えることです。暮らしを支えるというのは、口から食べて、お尻から出して、清潔に保つ、の3点セット。これが食事介護、排泄介護、入浴介護の「3大介護」といわれるものです。これさえ土壇場までできれば、独居でも死の前日にご自宅のお風呂にお入れして、翌日見送ることができたという実践をやっておられる方たちがいらっしゃいます。

・在宅看取りを実践しておられる専門家の方たちに、「在宅で死ねるための条件はなんですか」とお聞きしますと、次の4つの答えが返ってきます。まずひとつめは、ご本人の強い意志です。「わしゃ、ここを動かん」という意志です。2つめは、愛のある同居家族がいることです。愛があるというのは「ここにいてもいい」ということです。ただ、愛があるだけでは十分ではなくて、介護力のあることが条件です。3つめは、地域に利用可能な介護・医療資源があことです。最後にお金です。日本の介護保険は終末期を支えきるには量が足りないように作ってあります。ですから、プラスαのお金を自己負担できるかどうかです。べらぼうにはいりません。そんなにたくさんはかからないということがわかっています。

・在宅医療のお仕事をされているいろいろな方にお話を聞くと、末期までの介護・医療サービスの購入に、月額50万、およそ半年間の備えがあれば、在宅でお見送りができるとのことです。この50万というお金のうち、介護保険の最重度の認定を受けていればおよそ36万までは介護保険で使えますから、その1割負担が、3万6000円。あとの14万は医療保険、その他諸々の費用で、半年から長くて1年と考えて確保しておけば、ほぼなんとかなるとおっしゃっていました。いくらかはかかりますが、いくらもはかからない、なんとか出せるお金です。そのぐらいのお金があれば、病院に連れていかなくてもすみます。

・地方では、家が空いて余っているところがあり、そこを借り上げ在宅看取りを事業化したのがホームホスピス宮崎「かあさんの家」の市原美穂さん。建物を造る初期投資がいらず、部屋割りをして、5人のお年寄りに賃貸で貸し出しています。そこに外からホームヘルプを入れ、夜間の見守りを入れて、お看取りまでお引き受けして月額およそ15万です。看取りの際に頼りになるのはドクターよりナース。24時間いつでも来てくれるナースが力になると考えて、ナースステーションを、宮崎市内に作ってこられました。お訪ねしたときに、22あるとおっしゃるナースステーションがカバーするエリアをマッピングすると、宮崎市が全域入ります。宮崎市内にお住まいであれば、どこにお住まいだろうと家で死んでいただけますというお言葉を聞いてまいりましあこうなりますと、「死ぬなら宮崎」となりますよね(笑)。私みたいに係累がいない人間はラクです。スーツケースを持って、「市原さん、死なせてください」って行けばいいんですから。実際に、そういう人がいたそうです。横浜市在住70代、がん患者の男性で、立派な息子が2人いますが、絶縁状態でした。末期がんで余命3ヶ月の宣告を受けて、係累のない宮崎まで、「市原さん、あんたのところで死なせてくれ」といって、来られたそうです。市原さんは仰天しましたが、受け入れられて、なんと、機嫌よくお過ごしになって、余命3ヶ月が1年半延びて、亡くなられたそうです。15万円×1年半ですから、それまでに貯め込んだお金があればなんとかなります。こういう安心を提供してくださる方たちが徐々に増えてきました。

・おひとりさまの看取りを実践したグループがあります。私は、自分よりも年若い友人をがんで見送りました。彼女を支えるのに30人の女性たちがチームを作って、ネットでメーリングリストを作りました。そこには司令塔がひとりいまして、その人から指示が飛びます。「あなたは入院のときに手伝ってね」「あなたは退院のお手伝いをしてね」と。それから、通院で抗がん剤治療していたときには、「何曜日はあなたが行って、玄米菜食を作って、一緒に食べてあげてね」「何曜日はあなたがやってね」といって、最期まで支え抜きました。30人いるとすごくよかったのは、「その日は私はつごうが悪い」という人がいても、誰かほかに、「私は大丈夫」という人が出てくる点です。このチームは30人全員、女性でした。つくづく思ったのは、これが全員、男だったらなんの役に立っただろうかということでした。女性は、どんな人でも玄米菜食ぐらい、作れますから。彼女を偲ぶ集まりで、「私たち、ほんとによくやったよねえ」といいあいました。それには彼女の人徳もあります。司令塔をやった人の尽力もあります。でも、私たち、ひとりひとりに下心はなかったでしょうか。これさえうまくいけば、自分のときにもやってもらえる・・・と。そう私がいったときに、こういわれました。「あなたね、彼女、いくつで死んだと思う?」享年57歳でした。57歳の女性の友達は50代、60代で、皆まだまだ元気です。「私たちに、そういう支えが、ほんとうに必要になるのは、いったい何年後だと思う?」って。今、60代なら、あと20年後、80代でしょうか。「みんな、歳取るのよ」といわれました。私はこれまで「金持ちよりも人持ち」と唱えてきました。人持ちというときに、マイナス20歳の世代差を取り込むのが、今の私の目標です(笑)。

・一般的にいうと、胃ろうがよい方法にはなりにくい場合というのもあります。それは、アルツハイマー病などの終末期の場合、それから老衰の末期の場合です。このような場合、ある段階にくると食べることができなくなります。この方たちにとっての胃ろう栄養法はよくないことがほとんどです。胃ろう造設という、ほんの少し、5、6ミリ切るという手術のあとでも短期間で死亡する恐れがあります。つまり、亡くなろうとしている段階に入っているわけで、小さな手術でも耐えられないということです。もし、その手術をして何週間か生きているとしても、肺炎などが亡くなる原因になります。実際、肺炎で亡くなる方が多いのです。

・日本老年医学会は、もうひとつ、「人工的水分・栄養補給の意思決定プロセスに関するガイドライン」を発表しました。人工栄養、つまり、胃ろうや経鼻栄養や中心静脈栄養などを行うかどうかという意思決定をするときの、プロセスのたどり方に関するガイドラインです。このガイドラインは、人工栄養をするかどうかを決めるときには、本人の人生がそれによってより豊かになるのかどうかを考えてくださいといっています。少なくともより悪くしては駄目です。さきほどの経鼻栄養を継続したら彼の人生を悪くしますし、胃ろうにしても悪くするでしょう。そういうふうに考えてくださいということです。生存期間が延びるから人工栄養を行うということではなくて、本人の人生がより充実するならば行い、悪くなるならば行わないという考え方です。そして、患者家族とスタッフが納得できる合意形成・共同の意思決定に至ることを推奨しています。

・本人に必要のない医療行為を終えて看取るというのは不起訴なのです。しかも、重要なのは検察が不起訴としたケースが複数あるということです。本人に必要のないこのような医療行為を終えて看取りをしたことについて、それが適切に意思決定した結果であれば、今後、日本社会で問題になることはない、警察沙汰になることはないと思います。もちろん医師らがチームで家族との相談のうえで判断しなければならないのに、医師単独で決めたとか、そのようなことであれば警察問題になる恐れはありますが、意思決定の方法がガイドラインに沿っていて適切であれば、たとえば胃ろう栄養を終えたり、人工呼吸器を外しての看取りなどについては、今後、起訴されることはないと確信しています。このことは人工栄養でも、透析でも、その他、どのような医療行為でも、同じように考えることができます。

・世界で最初に事前指示というものを制度化したアメリカでは、じつは事前指示はあまり評判はよくありません。なぜかというと、いろいろと問題があることが明らかになってきたからです。まず、個々の医療行為全部に適用するようにリビング・ウィルを書くのは難しいということがあります。細かく書けば書くほど柔軟性が失われて、実際の場面では使えなくなります。また意思は変化することが多く、何年か前に書いたもの、あるいは先月とか先週、または昨日書いたものであっても、それが今現在の意思を正確に表したものとは限りません。人の意思は変化しやすいんです。それでは意思決定代理人を指名しておけばいいのかというと、代理人の選択は本人の意思とは異なることが多いことは世界中で数々の研究が示しています。アメリカでは、州法と連邦法を作って事前指示を推進してきましたが、うまくいっていません。また、別の問題もあります。患者側から事前指示書を渡されると、それを決定事項として扱う医師がいますが、事前指示の内容は決定事項ではなく、これをもとにさらいコミュニケーションを進めるべきものです。事前指示を用意する場合は是非、ご自分にとっての大事な人と相談して用意してください。コミュニケーションを促進する道具としてお使いいただくのが、事前指示のよい使い方だと思います。

・「葬送の自由をすすめる会」が次のような法解釈を提言しました。墓埋法の第4条「埋葬または焼骨の埋蔵は・・・」の「埋葬」とは遺体のまま埋めることで、一般的には「土葬」といっている葬法です。そして、「焼骨の埋蔵」というのは、火葬した骨をお墓の下に埋めるということで、現代の日本で一般的に行われている葬法です。これらは、ようするに都道府県知事の許可を得た墓地以外の区域には行ってはいけないということです。けれども、「撒く」という行為は「埋葬」でもなければ、「焼骨の埋蔵」にも該当しません。日本にある法律は全部、「埋める」ということを規定したもので、「撒く」ということを禁止した法律の条文はどこにもありません。そういうことですので、厚生省は、「撒く」という行為は「埋める」ことを規定した墓埋法の範疇外であるとコメントしました。そのあとで、みんなが撒きはじめたのです。もう一方で、刑法190条があります。「死体、遺骨、遺髪又は棺に納めている物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、3年以下の懲役に処する」というものです。遺体をばらばらにして撒いてしまうということは刑法190条の遺骨遺棄罪に当たるのではないか、という見解がありました。これも、当時の法務相が、弔うという意味を持ち、節度をもって行われる限り違法ではない、すなわち遺骨遺棄罪には当たらないといっています。あくまでも公序良俗に反しない限りにおいて違法ではないということです。また、これらは全部、公式見解が出たということではありません。聞かれて答えた私的な見解です。そのあと、みんなが撒いているというのが現状です。散骨は、「葬送の自由をすすめる会」に申し込むこともできるし、いろいろな企業でも、それほど高くない費用で引き受けてくれたり、あるいは自分で行うこともできます。

・長男夫婦には墓を任せたくない、と思う場合、ほかの人を指定できるのです。この「指定」というのは遺言などの書式ではなくて、ただ書いてあるだけでいいのです。ですから、「民法897条に則って、娘を祭祀の主宰者とする」というふうに書いておけば、それが法的拘束力を持つというわけです。私たち認定NPO法人エンディングセンターでは、この条文を使って第三者と生前契約をしています。たとえば、エンディングセンターの会員さんが、「甥や姪はいます。小さいころはよく遊びましたが、今は、すれ違っても誰だかわかりません。ちゃんと自立して生きてきたのですから、自分のことは自分でしていきたいんです。でも、喪主となる人がいませんから、自分の死後のことを是非、頼みます」といい、その方が「民法897条に則って祭祀の主宰者を井上治代にする」と書いておけば、これはどんな親戚が出てきても、井上治代に執り行う権利があります。それも法的に守られて、子どもが出てきても、井上治代にやる権利があるのです。こういった生前契約をしておかないとだめです。

・エンディングセンターでは、「死後のしかけ」というメニューを作っています。私がかつて毎日新聞に「最後まで自分らしく」という連載をしていたときに、もし私が死期がわかるような病気になったら、身近にいる人の誕生日に私の死後に私から花束が届くように仕掛けてから逝きたい、というのを書いたところ、高知の今治の人から手紙をいただきました。そこには、「私は50本のバラの花束をもらったんです」とありました。その人は夫ががんでこれ以上の治療をしても無駄だということになって、だけど最後まで一生懸命看病をして看取ったそうです。夫が亡くなってお葬式を済ませ火葬場に行き、まだ温かい遺骨を抱きかかえて家に帰ったら、そのときに宅配業者さんが来て、50本のバラの花束が届いていたそうです。そしてそこには夫からの「ありがとう」という言葉が添えられていました。また、エンディングセンターの会員さんからこういう話も聞きました。独り者で、親も死んでいるから何かを贈る親族もいないのですが、大親友のお孫さんに、自分が好きな本を毎月一冊ずつ届くように仕掛けて亡くなったそうです。またある男性会員さんは、だんだんと子どもたちが大きくなって結婚し巣立っていき、このままいくと家族がばらばらになると心配になり、長男と長女、それにその配偶者も含めてみんなが自分の誕生日に集まるようにしたといいます。自分が全部段取りをしお金を払って、全員を呼んで誕生会をするのです。ばらばらになりかけた家族が1年に1回集まることによって絆を深めることができたそうです。そして彼は死んでもこれをやっていきたいと思っている、と。じゃあエンディングセンターがやりましょう。お金を預けておいてくれれば、全部段取りはしますよ、となりました。これらはすべて、死後の時間です。死をも超えた時間があるということと、死をも超えて関係性が続くという安心感があります。だから死ぬときに怖くないのです。死後の仕掛けをしていないと、死ぬってどういうことだろうとばかり考えてしまいます。

良かった本まとめ(2015年上半期)

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鳥ふじ(東京 茅場町)の特上親子丼はとてもオススメ!

2015年08月26日 01時00分00秒 | 外食
親子丼などで有名な東京の茅場町にある鳥ふじへ行ってみました!

東京メトロ茅場町駅2番出口より徒歩約3分のところにあります。
休日の開店時間の11時30分前に到着したのですが、既に並んでいて驚きましたね。
かなり人気店なようです。

カウンター席に案内され、メニューを見ます。


↑メニュー

限定10食という特上親子丼1400円がそそられ、注文します!
特上親子丼は稲垣種鶏場「名古屋コーチン」、千葉県産「水郷赤鶏」、兵庫県産「日本一のこだわり卵」、茨城産「切りみつば」、富山県産こしひかり、養命酒造「家醸本みりん」を使っているとのことで、こだわりを感じますね!

 この名古屋コーチンは日本三大地鶏のひとつに数えられますが、その中でも最高級の「純系名古屋コーチン」を愛知県の稲垣種鶏場より分けていただいているとのことです。
 ゆったりとしたスペースでブロイラーの約3倍もの時間をかけ、抗生物質や動物性タンパクを一切使用しない専用飼料を与え、のびのびと育てた稲垣種鶏場の名古屋コーチンは、旨みが凝縮して脂肪も薫りよく、素晴らしい肉質とのことです。
特に抗生物質や動物性タンパクを一切使用しない専用飼料というのが特に素晴らしいと思います。
そのため、この稲垣種鶏場の名古屋コーチンが食べられるお店は、関東地方ではほんの数店しかないようです。

鳥ふじでは、この希少な純系名古屋コーチンを丸ごと一羽買いし、熟練の板長がさばき、また旨みが最大限に引き出されるよう下ごしらえから調理・盛り付けまで、愛情をもって丁寧に扱っているとのことで、素晴らしいと思いますね!

 また、鳥ふじ自慢の「特上親子丼」に使っているのは兵庫県にある株式会社セーラーの「日本一こだわり卵」で、親鶏の飼育から徹底的にこだわり、黄身が濃いオレンジ色で「卵の傑作」「卵の芸術品」と称され、高級ホテルや老舗料理店でも引っ張りだこなようです。
栄養価が非常に高く、特にビタミンEは通常卵の数十倍も含まれているのに、カロリーは通常卵のわずか3分の1と、成人病が気になる方やダイエット中の方でも、安心して食べられるようです。

そして、特上親子丼が運ばれました!


↑特上親子丼

確かに、黄味が濃いオレンジ色で素晴らしい!
また鶏肉の肉質も素晴らしく、良い歯ごたえです!
素晴らしい親子丼です!
この濃いオレンジ色の卵がこだわりを感じますね。
とても美味しいです!
また、普通の親子丼よりボリュームや見栄えも良いようです。

鳥ふじの特上親子丼は、素材にもこだわり、美味しくてとてもオススメです!!

美味しかったものまとめ(2015年上半期)

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鳥ふじ鳥料理 / 茅場町駅八丁堀駅日本橋駅

昼総合点★★★☆☆ 3.8


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東海道五十三次 街道をゆく 神奈川宿~東戸塚 (1)神奈川宿編

2015年08月24日 01時00分00秒 | イベント・外出
 阪急交通社が企画する「東海道五十三次 街道をゆく」の第4回目の神奈川宿~保土ヶ谷宿~東戸塚に参加したので、その紹介したいと思います。

 今回は神奈川公園に集合で、いつものようにガイドさんのかけ声で、準備体操をして出発します。


↑ガイドさんたち

この日は梅雨明けということで、猛暑でしたね^_^)
この日は何度もくどく言われたのですが、権太(ごんた)坂が本日の難所で、猛暑ですし、無理だと思ったらバス停がある所でリタイヤするようにとのことでした^_^;)
先日もこのコースの権太坂でで数人リタイヤされたようです。
当時も今も難所のようです。
箱根駅伝でも権太坂は有名ですね。

 神奈川宿は、東海道有数の景勝地「袖ヶ浦」があり、湊も有名で東海道も通るので交通の要所として栄え、船人や旅人はもちろん、観光で訪れる客も多く滞在し、最盛期には近隣宿の2倍の人口を抱えていたようです。

 だから神奈川県という県名になったようですが、現在では想像がつかない繁栄ぶりですね。
 今ではもちろんこの神奈川宿辺りもビルが乱立していますが、近隣の横浜の方が神奈川県の中心地として繁栄しています。
昔は横浜の方が村だったようです。


↑浮世絵での神奈川湊

 すぐ洲崎大神という神社がありましたが、この参道のすぐ先は湊だったようですが。
今では埋め立てられていて、すぐ海岸だったとは想像がつきませんね。


↑洲崎大神


↑洲崎大神の説明


 1858年の日米修好通称条約で、この神奈川は開港の場として定められ、日本で初の各国の領事館などが置かれたようです。
それほど神奈川は、当時重要な地だったということです。

 普門寺はイギリスの士官の宿舎だったようで、その説明がありました。


↑普門寺

そして甚行寺は一時フランス公使館にあてられたようで、その石碑もありましたね。


↑甚行寺

それから、京急線を越えると高台に本覚寺があり、ここはアメリカ領事館だったようです。
アメリカ公使ハリスが住んでいたようです。
見晴らしがよく、神奈川宿全体を見回せたようで、さすが良い場所を選んでいますね^_^)


↑本覚寺

 そして少し歩くと「大網金刀比羅神社」があり、江戸時代には神奈川湊に関わる人々の熱い信仰を受けていようです。
源頼朝が平氏を倒したお礼に造った神社のようです。

 また、ここには一里塚が当時あったようで、江戸の日本橋から7つ目なので、日本橋から約28kmの距離となります。


↑大網金刀比羅神社の説明

 それから、少し歩くと左側に「田中屋」がありました。
江戸時代から続く、唯一残った料亭とのことです。
なんと、坂本竜馬の妻である「おりょう」がここで働いていたとは驚きです!
「おりょう」は英語が話せるし、「月琴」も弾けたので、外国人の接待に重宝されていたようです。
坂本竜馬亡き明治時代の話です。


↑田中家


↑田中家などの説明

 それから少し歩くと、「関門の碑」がありました。
開港後、外国人が相次いで殺傷されたため、各国領事の強い要望で横浜周辺に設けられたのが関所であるこの関門です。
神奈川宿でも東西の二カ所に設けられ、厳しい警護体制が敷かれたようです。
この碑は西側の関門となります。
当時の写真もあり、興味深いですね。


↑関門の碑


↑当時の写真

いろいろと歴史の勉強になります!

次回は(2)浅間神社~帷子橋跡編となります。


お勧めなお話(2015年上半期)
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「JAPAN CLASS それはオンリー イン ジャパン」という本はとてもオススメ!

2015年08月21日 01時00分00秒 | 
「JAPAN CLASS それはオンリー イン ジャパン」の購入はコチラ

 「JAPAN CLASS それはオンリー イン ジャパン」という本は、外国人の目から見た日本についてまとめたもので、私が知らないことも書かれていてどれも興味深く、また面白かったですね!

具体的には以下について書かれていました。

・外国人が驚く日本の日常風景(小学生の電車通学、無人販売所)
・海外で日本語が大人気(国歌、アナ雪の日本語版が最上位)
・東京の観光人気スポット
・ラーメン
・建築家・坂茂
・インドの日本熱
・日本の廃墟はサイコー!
・BABYMETAL
・錦織圭
・韓国の反応(日本の車の車庫証明等、北海道旅行記)
・中国の反応(日本での稼ぎ、日中の女性の違い)
・アメリカのなんちゃって日本食
・パナソニックの鼻毛カッターが大人気
・フランスとの夏休みの違い
・神様と仏様の違い

 特に日本の国歌に人気があるとは驚きましたし、東京の人気スポット1位が新宿御苑とは驚きましたね。2位のロボットレストランはまあ妥当かなと思いましたけどね^_^;)


「JAPAN CLASS それはオンリー イン ジャパン」という本は、日本の再発見にもつながり、とてもオススメです!!

以下はこの本のポイント等です。

・1903年(明治36年)にドイツで「世界一の国歌はどこの国のものか決めよう」という「世界国歌コンクール」が行われ、ドイツの大学の音楽教授たちが審査員として品定めしたところ、その平和的な歌詞とおごそかな旋律が評価されて1等に輝いたり、20世紀を代表する大指揮者カラヤンが「世界で最も荘厳な国歌」と評したように、昔から「君が代」はヨーロッパで評価が高いのだが、それを考慮しても最近の君が代ブームはスゴい。

・君が代の音楽的な特徴は、以下のようにまとめることができる。
(1)ヨナ抜き(日本固有の五音音階のこと。「四七抜き音階」とも表記する。ドから始まって4番目のファ、7番目のシの音を使わない)
(2)律音階
(3)律音階とヨナ抜きの合体
(4)2小節ごとのフレーズ
(5)ユニゾンで始まりユニゾンで終わる

・世界的旅行サイト・トリップアドバイザーの外国人投稿を元に東京の人気スポットを挙げてもらうと以下の通り。そのほか猫カフェも人気
(1)新宿御苑
(2)ロボットレストラン
(3)森美術館
(4)明治神宮
(5)渋谷センター街
(6)浅草寺

・2013年の年間部屋稼働率は94%、そのうち約90%が外国人観光客、30%がリピーターという日本旅館がある。東京の下町、谷中にある「澤の屋旅館」だ。部屋はすべて和室、バストイレ付きは2部屋のみ(他は共同浴場・共同トイレ)、都内観光地へのアクセスも便利とは言い難い-決して外国人向きとはいえないこの宿が、外国人から厚い支持を受け続けている。余裕のある旅が主流のため、スタッフの顔が見える安心感や、観光地化されていない素の東京に触れられる谷中という土地柄が支持される土壌があったのだ。「澤の屋」を訪れる外国人の訪日理由トップ5を見ても、有名観光地に行きたいというより、東京という場所やそこへ住む日本人への関心が高いことが見てとれる。「高級ホテルと客層はそれほどに変わりません。帝国ホテルにも泊まるけど、うちにも泊まる。「今度は出張で日本に来るけど、その時は泊まれない。ごめんね」という人もいます。出張はゆっくり過ごしたり、日本人の暮らしを感じたりするのが目的ではないからですね」

・いま、日本のラーメンが世界各国で賞賛を浴びている。アジア、アメリカ、そしてヨーロッパ・・・。世界中に広がりを見せるその”ブーム”の波はとどまるところを知らない。人気店には行列ができ、なかには予約が必要な店も登場するほど。さらに、ラーメンフェスティバルが開催されればもれなく大盛況。日本の国民食として確固たる地位を築いたこの麺料理は、いまや国境の垣根を越え、世界のポピュラーフードになろうとしている。

・日本が誇るテクノロジーのひとつに建築がある。坂茂氏が成し遂げた2013年の伊藤豊雄氏に続く2年連続のプリツカー賞受賞はその証左であろう。プリツカー賞は、「建築界のノーベル賞」ともいわれ、建築関係者、とくにデザインに関わる人々の間でつとに有名だが、まだまだ一般的に知られているとはいい難い。プリツカー賞はアメリカのホテルチェーン(ハイアットホテルアンドリゾーツ)のオーナー、プリツカー一族が運営するハイアット財団から建築家に対して授与される賞。建築を通じて人類や環境に一貫した意義深い貢献をしてきた存命の建築家を対象とし、国籍・人種・思想・信条を問わず、原則として1979年の創設以来、毎年ひとりの建築家あるいはひとつのグループに授与されてきた。副賞は10万ドル(約1200万円)とブロンズのメダル。2014年で36回目を迎え、日本からは丹下健三(1987年)、槇文彦(1993年)、安藤忠雄(1995年)、妹島和世・西沢立衛(2010年)、そして2013年の伊藤豊雄についで坂茂は7人眼の受賞者となる。同賞の受賞者で有名な建築家としては、パリのルーブル美術館にガラスのピラミッドを設計したイオ・ミン・ペイ(アメリカ)、ブラジルの首都、ブラジリアを設計したオスカー・ニーマイヤー(ブラジル)、日本でも門司港ホテルや博多のホテル、イル・パラッツオを設計したアルド・ロッシ(イタリア)、シドニーのオペラハウスを設計したヨン・ウッツオン(デンマーク)などがいる。建築界のノーベル賞ともいわれるのは、国際的に評価が高まっている建築家が受賞者であること。そしてノーベル賞に物理学、化学、医学生理学、文学、平和、経済学など6つの分野はあるものの文学を除く建築や美術、音楽などの芸術関係の分野が設けられていないことによるのだろう。

・韓国の路上駐車がひどいという。かの国の良識ある人々の分析によると、この路駐の嵐は、日本のようなクルマ購入時の車庫証明の必要性が、制度的に存在しないかららしい。だから街中に、そもそも保管場所のないクルマがあふれてしまうのだと。車庫証明必要なしは、韓国特有のものなのか?そこで、各国の車庫証明事情を、自動車大国アメリカ、そのアメリカを上回る勢いの中国、そしてヨーロッパの主要国で調べてみた。すると、各国とも車庫証明なる概念がない。広大な国土を持つ圧倒的なクルマ社会であるアメリカはもちろん、イギリスもフランスもドイツも、フェラーリの国イタリアも、車庫証明?なんぞそれ?各国に車庫証明制度が存在しない理由は、アメリカ人に聞けば、「広いから(笑)」ドイツ人に聞くと、「道は国の所有物じゃなく、みんなのもの。だから路駐も勝手」イギリスも路駐はかなり社会問題のようではあるが、現地の人の言葉として、「書庫証明はいい制度だと思うが、ここでやったら暴動が起きる!!」とか。
ちなみに路上駐車はパリ、すなわちフランスでは当たり前。「ぶつけ停め」や「押し停め」・・・。自分の車のサイズからぎりぎり、あるいはちょっと足りないぐらいのところにぶっこんで、前後に当てるなり押すなりして、駐車スペースは自ら作るものなのだ。日本ならトラブルになりかねなくても、フランス都市部はそれで成り立っている。唯一の例外は中国だ。ここは都市や地域によっては、日本と似たような車庫証明の制度があるようだ。昔よく映像で観た無数の自転車の隊列。経済発展によってあれが自動車に切り替わっているとするなら、都市部ではやはり車庫証明でもつくらないことには収まりがつかないのではないだろうか。車庫証明は日本では提出が常識であっても、世界からみれば異端の話でしかない。

・ここ最近は毎週5000本以上の出荷、1年52週として計算すると、実に26万本以上も売れている隠れベストセラーが、パナソニックの鼻毛カッターだ。この日本の名器が、いま米国アマゾンで売れに売れていて、パーソナル・ケア商品カテゴリー内で、紙オムツやトイレットペーパーなどと並んで常にベスト20入りしている。購入者によるレビューも絶賛の嵐で、なんとその数4,112件とすごいことになっている(2014年11月調べ)。実はこの鼻毛カッター、昭和の時代から売れ続けている定番商品だという。「ずっとモデル変更もないままだったんですが、2010年に若年層を狙ってデザインやモデルを一新。その機会に商品名も”鼻毛カッター”から”エチケットカッター”に変更しました」(パナソニック広報)以来、国内の家電量販店でブレイク!同じ商品が米国でも人気を獲得しはじめた。

・いまヨーロッパ、特にフランスでは日本の廃墟が注目されている。キーワードはジャポニスム。1862年のロンドン万国博覧会においてヨーロッパ絵画界に衝撃をもたらした北斎、広重らの浮世絵ショックから脈々と続く日本の美に対する潜在的な憧憬が、いま日本の廃墟美に向けられている。それを求めて多くのヨーロッパ人写真家が日本に向かっているのだ。

・1878年のパリ万国博を契機に始まった日仏の文化交流は脈々と受け継がれ、現在はマンガ、コスプレなど大衆文化の分野で花を咲かしているといっても過言ではない。そこに新たに「廃墟」というジャンルが加わった。すでに「廃墟」は「haikyo」としてフランス語で認識されている。写真家による廃墟ベストは松尾鉱山、軍艦島、奈良ドリームランド、根岸競馬場跡、岐阜県の診療所廃墟、伊豆半島のホテル群

・「新たな日印関係は天皇皇后両陛下のインドご訪問から始まった」未来の教科書はそう書くだろう。2013年11月30日から12月6日まで、日印国交60周年を記念し、天皇皇后両陛下が歴代天皇として初めてインドを訪れた(両陛下は1960年に皇太子ご夫妻としてインドを訪れている)。昭和天皇崩御の際、全土が2週間も喪に服したインドだけにその歓迎ぶりはもちろん最大級で、首都ニューデリーに降り立った両陛下を空港まで出迎えたのはシン首相だった。滞在3日目の12月2日、天皇陛下はムカジー大統領主催の晩餐界において、「貴国議会が年ごとの8月、我が国の原爆犠牲者に対し、追悼の意を表してくださることに対し、国を代表し、とりわけ犠牲者の遺族の心を酌み、心から感謝の意を表します」と述べられ、答辞を締めくくられた。1985年から30年にわたり、8月6日(広島)か8月9日(長崎)かのどちらかの日に国会で議長が追悼、議員が起立して黙祷を捧げていることへの謝意で、このような国は世界でインドだけだといわれる。12月3日には、東日本大震災発生直後の3月下旬に宮城県女川町に46名で捜索活動に入った「インド国家災害対応部隊」の隊長と面会、「日本が一番大変なときに支援してくれて、心から感謝申し上げます」と話された。同隊は遺体を傷つけないように重機ではんく手作業ですべて行ったという。これら、政治・経済ではない「こころ」の交流が、両国の絆を深めることは疑いようがない。

・天皇皇后両陛下のインドご訪問を含む、インドと日本のここ数年の交流を、現職の首相ふたり(モディ首相、安倍首相)を中心に見ていこう。モディ氏は2007年4月、第一次安倍内閣時代に日本を訪れ(初来日)、安倍晋三首相と会談、ここからふたりの信頼関係が始まった(当時はグジャラート州首相。2001~2014年)。同年8月、安倍首相はインドを訪問し、国会で演説を行った。外務省のホームページから「インド国会における安倍総理大臣演説」を探すと「二つの海の交わり」というタイトルの全文が読めるが、実はこれ、インドの主要メディアが一字も省略せずに全文紹介したくらいの名演説。安倍首相が「ご静聴ありがとうございました」と深々と礼をするや、国会議員全員が立ち上がって盛大な拍手を送り続けた。鳴り止まない拍手に安倍首相は感極まって涙したという。2008年10月、日本はシン首相時代のインドと麻生政権下で「日印安全保障宣言」に署名。安全保障に関して協力することを宣言、準同盟国といってもよい関係になった。2012年7月、民主党政権下で野党だった自民党。来日したモディ氏は安倍氏と会談している。その年の12月、総選挙で圧勝したのは自民党。安倍氏が首相に就任すると直ちにモディ氏からお祝いの声が届いた。2014年1月、安倍首相2度目の訪印。シン首相と首脳会談。2014年5月、モディ氏が総選挙で圧勝してインドの首相に就任すると、安倍首相はすぐに電話をかけて祝福。ツイッターでも祝意を伝えたが、なんと安倍首相、ツイッター上でフォローしているのは妻の昭恵さんと猪瀬直樹さん、そしてこのモディ首相のわずか3人であることが判明。そのニュースがインドで流れると大きな反響を呼んだ。

・いま、海外で最も注目される日本人アーティストのうちの一組となった「BABYMETAL」は、「アイドルとメタルの融合」をテーマに2010年に結成されたメタルダンスユニットだ。メンバーはSU-METAL(16歳)YUIMETAL(15歳)MOAMETAL(15歳)の3人。もともとはアイドルグループ「さくら学院」からの派生ユニットで、グループ名の「BABYMETAL」は「ヘビーメタル」のもじり。ゴリゴリのヘビーメタルを可愛らしい女の子たちが歌う、そのアンバランスなスタイルが結成当初からコアなアイドルファン、音楽ファンの間で話題になり、Youtubeに動画が公開されると、国内よりも先に海外で火が点いた。そして2014年2月に発売された彼女たちのファーストアルバム「BABYMETAL」はアメリカ、イギリス、カナダなどでiTuneメタルアルバムチャートの1位を獲得、世界7ヵ国のロックアルバム・チャートでトップ10入り。ビルボードの総合アルバムチャート「The Billboard 200」に史上最年少でチャートイン、ワールドアルバムチャートでは1位を記録した。その勢いのまま3月1日・2日には日本武道館で単独公演を行い2日間で2万人を動員。7月からは初のワールドツアーでフランス、ドイツ、イギリス、アメリカ、日本を回り、アメリカ公演、イギリス公演はチケットは即日完売。追加公演が11月に行われ、アメリカはニューヨーク・マンハッタンのハマースタイン・ボールルーム(収容人数3500人)、イギリスはロンドンのブリクストン・アカデミー(収容人数4,921人)を満員にした。また、レディー・ガガからのラブコールを受け、ワールドツアー・アメリカ公演でサポートアクトに抜擢(5公演)。初日のライブでガガは前座の彼女たちのステージを観たいがために客席に降り、最前列からノリノリで声援を送った。さらに、7月5日に行われた英国の大型ロックフェス「Sonisphere Festival UK」ではおよそ6万人規模のメインステージに立ち、8月9日にはカナダ最大級のメタルフェス「HEAVY MONT'REAL」にも参加。メタリカやアイアン・メイデンなど、メタル界を代表する世界的なバンドと同じステージに立つ存在となった。


良かった本まとめ(2015年上半期)

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てんぷら天松(東京 日本橋)の天丼はとてもオススメ!

2015年08月19日 01時00分00秒 | 外食
 以前このブログでも紹介した「日本橋高島屋コンシェルジュの最高のおもてなし(敷田正法)」という本で紹介されていた「てんぷら天松」へ行って来ました!

日本橋高島屋コンシュルジュが、客からオススメの美味しい店を訊ねられた時に、この「てんぷら天松」を紹介するお店とのことで、
以前からぜひ行ってみたいと思っていました。

創業は1936年(昭和11年)とかなりの老舗です。
ただ、創業地は渋谷の道玄坂とのことです。

場所は、五街道の基点の日本橋のすぐ近くで、交番の横のビルになります。
私が訪れた時は、ちょうど年に一度のボランティアによる日本橋クリーニングの日で、消防車やたくさんのボランティアが集まっていて驚きましたね。
暑い暑い日でした^_^;)


↑店構え

まず店の入口で、メニューを見ながら食券を買うことになります。


↑メニュー

てんどん1080円かてんぷら定食1080円が一番の売れ筋とのことで、腹持ちするのは「てんどん」とのことでした。
また、花てんどん1458円というのは、てんどんに「かき揚げ」がプラスされたものとのことなので、この「花てんどん」を選びました。
席は1階と2階にあるようで、1階は満席のため2階に案内されました。
かなり人気店のようですね。

2階に上がると、お店の方が目の前で天ぷらを揚げているのには驚きました!
じっくり天ぷらを揚げるのを観察することができて、勉強になります^_^;)
特に「かき揚げ」の作り方は独特ですね。
エビやホタテ等をまとめたものをそっと油に入れ、それから衣をそっと追加して固めていました^_^)

そして、花てんどんが運ばれました!


↑花てんどん

おぉぉ結構ボリュームがあります!
エビが2本あるのが良いですね!
野菜もたっぷり!
また、かき揚げにも小エビがたくさん入っていて嬉しい!
タレもいい感じで、食が進みます!
目の前で出来立てで、アツアツなのが嬉しいですね!

もちろん味噌汁もよく出汁が効いていて美味しいし、アサリが大きい!
さすが高島屋コンシュルジュが勧めるだけはあって、美味しいです!
満足ですね!

それから少しお店の方と談笑しますが、この辺りのビル再開発は東京オリンピックの後のようです。
老朽化した首都高速道路をどうするのかも課題のようです。
なので、東京オリンピックまではこのお店は続けられるようです^_^)

「てんぷら天松」はリーズナブルで美味しい天丼や天ぷら定食を頂け、とてもオススメです!!

美味しかったものまとめ(2015年上半期)

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天松 日本橋店天ぷら / 三越前駅日本橋駅新日本橋駅

昼総合点★★★★ 4.0

コメント (2)
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東京ステーションホテルのSPA TOKIONEはとてもオススメ!

2015年08月17日 01時00分00秒 | 良い物・サービス
 一度高級ホテルのSPAを体験したいと思っていましたが、思いもかけず、とあるポイントが大量に貯まり^_^;)、それを利用することができたので、東京ステーションホテルのSPA TOKIONEへ行ってみました!

 あらかじめ、ネットで予約して行きます。
「【夏のバカンス】バス&リラクシング付き 「THEMAE」背面ボディ&フェイシャル(100分)」と「ボディリチュアル延長20分」を付けて合計120分です。

予約をしていて面白いと思ったのは、
(1)マッサージ中に会話を楽しみたいか
(2)だまっていてほしいか
(3)普通に必要に応じて会話をするか
を選べたことですね。
きっと会話好きな女性は会話を楽しみ、静かに過ごしたい男性は静かに過ごすんですね^_^)
私の場合は(3)にしました^_^;)

約1時間分温泉等(バス&リラクシング)も利用できるということなので、約1時間前に訪れました。

場所は東京駅にある東京ステーションホテルです。

ホテル入口から右側の方にあるエレベーターで地下1Fに降りていきます。
ホテル入口の案内係の女性が、優しくエレベーターまで案内してくれます。
エレベーターまでの途中右側には薄暗く雰囲気のあるロビーラウンジがあり、ハープの演奏が行われていました。
かなり高級感がありますし、あぁぁ聴きたいと思いましたね。
ただ、コーヒー1杯1400円ほどとかなりのお値段です^_^;)

地下1FのSPAの受付で名前を告げ、近くの小部屋へ連れて行かれます。
SPAの受付は、新しく、綺麗で、もちろん掃除が行き届いています。
緑や変わったオブジェもあり、さすが美しいです^_^)


↑SPAの受付

その小部屋で、温かい紅茶を飲みながら氏名や持病などを記入し、SPAで問題ないか確かめられます。
また、コースの内容を確認します。
主に足や背中のマッサージとのことで、その他にフェイシャル(顔)があります。
この日は肩や首が凝っていたので、オプションの「ボディリチュアル20分」は首や肩の部分をお願いします。
香りを選ぶこともできると説明があります。
もみの強さも指定でき、普通で頼みました。

SPAはほぼ女性が楽しむものと思っていましたが、実は3割ほどは男性客で人気があるようです。
東京駅は東海道新幹線や東北新幹線、上越新幹線なども利用でき利便性が高いので、ビジネスマンの利用が多いのかもしれませんね。

それから、男性部屋の方へ案内されます。
鍵付きロッカーに靴を入れ、そしてガウンやスリッパ・紙製パンツの入った手提げ袋を渡され、部屋に入ってロッカーの使い方や、温泉の場所、SPAの部屋などを案内されます。

まだ30分ほど時間があったので、シャワーを浴びてゆっくり温泉に浸かります。
シャワー室は、個室で10室ほどあります。
白い小さなタオルとバスタオルが自由に使えます。
なおフィットネスルームもあり、その客も温泉などを利用できます。

温泉は39℃くらいのぬるめの炭酸泉と、42℃くらいの比較的熱い温泉があります。
特に、熱めの温泉は、青いライトが幻想的で美しい!
また水もかなりの透明感です!
これは凄いと思いましたね。
感動です!

奥にはテレビ付きのサウナも楽しむことができます。
ゆったり6人は座れます。
当たり前ですが熱い!!
そして冷たい水の風呂もあります。

そして、予約時間の少し前に集合場所の小さな個室へ入って雑誌を読んで待ちます。


↑SPAの入口

さすがエリートが読むような雑誌ばかりです^_^)
そして若い女性が訪れ、SPAの部屋へ案内してくれます。
ちょっと広めの個室です。
若い女性と二人っきりとなるとさすがにドキドキしてしまいますね^_^;)
その胸元が開いた服装はやりすぎでしょう~^_^;)!!

まず香りを決めます。
匂いを嗅いで、甘い香りをお願いしました。

そして、温かいお湯が入った「たらい」に足を入れて、スクラブをしてくれます。
優しく洗ってくれますが、急に触られてビクッとしてしまいますね。

それから黒い紙パンツ一枚になってうつ伏せにタオルケットの下に入って寝ます。
 顔は中が空洞になった丸い輪に埋めるので楽です。

そして、「チーン」と鐘が鳴りマッサージ開始です^_^)
静かな環境音楽も流れていて、ゆったりできます。

ベッドは電動式でマッサージに合わせてゆっくり上がったりします。
それからゆっくりゆっくりと、その若い女性がふくらはぎから背中にかけてマッサージをしてくれます。
全般的に、普通のもみ屋と比べて軽めでゆっくりと優しくしてくれます。
この優しさがなんだか堪りませんね^_^;)

 最近睡眠不足ということもあり、あまりに気持ちよくて睡魔が襲い、いかんいかんと思いながら覚醒します^_^;)

そして、しばらく経って仰向けになり、今度は足や肩、首のあたりをマッサージしてくれました。
肩や首が想像以上に気持ちいい!
凝りがほぐれます!

それから、フェイシャルの時間となり、顔に色々と塗られてパックされているようです。
目を瞑っているので、何がどうなっているのかさっぱり分かりません^_^;)
しばらく放置され寝てしまいます・・・。

全般的に優しくマッサージしてくれるし、静かな音楽なので睡魔が襲い、あまりに気持ちよくて、あっという間に時が過ぎますね。

最後に、頭全体のマッサージですが、適度に押されてこれが気持ちいい!

そして、また「チーン」と鐘がなり終了です!
まさしく仏壇の「チーン」で日本らしさを表しているのでしょうか・・・^_^;)

ゆっくり起き上がり、ガウンを着て、温かい紅茶を飲んで、お店の方と談笑します。

誰にでも言うのかもしれませんが、年齢の割には肌が若い・綺麗とのことで驚かれました^_^;)

化粧しないから肌がいいんだよとか、朝はアンチエイジングにニンジン・りんごジュースを皮付きで飲むのがいいんだよと思わずウンチクを垂れてしまいました^_^;)
果物等の皮部分はその内部が酸化されないように抗酸化作用があるので、その部分を食べなければ人間の皮膚も美しくならないと思います。

そのほか、このSPAで使われている化粧品なども紹介されましたね。
それから次回予約を今すると10%引きとのことでした^_^)

この後は、まずはシャワーで色々と塗られたものを洗い落とし、温泉を少し楽しんで、帰りました。
さすがに、この日はとても気持ちよく、ぐっすり眠れましたね。

たまにはSPA体験もストレス解消に良いかと思います。
高級ホテルのSPAはとてもオススメです!!

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「ストラテジストにさよならを(広木隆)」という本はとてもオススメ!

2015年08月14日 01時00分00秒 | 
「ストラテジストにさよならを」の購入はコチラ

 「ストラテジストにさよならを」という本は、2011年12月初版発行でアベノミクス前の著書ではありますが、「個人投資家がなぜこれまで儲からなかったのか」を分析し、株式投資の本質について述べ、失敗に学び、負けない投資のやり方を提唱するものです。

 個人投資家があまり儲からなかったのは、そもそも失われた20年で日本経済が全体的に下り坂であったこともありますが、投資家の心理面から利が乗っているときはすぐに利食いし、損が出ているときは損切りできずに抱え込んでしまっているのも原因のようです。

 つまり、儲かるためには損が出ている銘柄はすぐ売ることが大切で、値上がりしている銘柄は長く持ち、より利益を追求するのが良いようです。
具体的な手法等について本書では詳しく書かれています。

 また日本株を見ていくうえで日本企業の利益率、特に株主資本利益率(ROE)が向上するか着目することも大切なようです。

 それから、年率7%のリターンを獲得し、それを10年続けて資産を当初の倍に増やせたら、個人投資家の資産運用としては限りなく奇跡に近い大成功と思うべきなようです。
あまり夢を見ない方が良いようです。
また、謙虚に臆病であることも大切なようです。

 「ストラテジストにさよならを」という本は、株式投資を考える上で、とても参考になる本で、とてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です。

・株式投資についてはいろいろ書籍が出ているが、ほとんどは「こうやれば儲かる」という内容だ。然るに、どんな投資であろうと、常に勝てるオールマイティのやり方なんてない。本書でお伝えしたいメッセージのひとつは「投資に限らず、この世に絶対確実なことは何ひとつない」ということである。市場の見通しも株価の予想も半分以上は外れるものと思ったほうあ良い。「それでは身も蓋もない」「何のためにストラテジストという職業はあるのか?」という声が聞こえてきそうだが、それが事実である。では、予想もできないならば株式投資で儲けることは無理なのか?いや、そうではない。この世に絶対確実なことは何ひとつないのだ、と肝に銘じて相場に臨むことが投資で成功する要諦なのである。そこを理解するのとしないのとでは投資の方法論がまるで異なってくる。

・日本の株式市場は1989年末に日経平均で3万8915円87銭の最高値をつけて以来、20年以上にわたって右肩下がりである。「株でなかなか儲からない」のは当たり前である。儲からない第一の理由は日本株市場が長期にわたって低迷しているからである。右肩下がりの相場で、儲かる方が不思議だ。

・海の話をしよう。潮の流れがきつい海で遠泳をすることを考える。何も考えず、水に身を浮かべるように泳いでいれば、気づいたときにはどこに流されているかも分からない。トライアスロンなど海の遠泳の基本は、ヘッドアップ・スイムだ。海で泳ぐ場合には、時々顔を上げて遠くの岬、岩礁、沖の旗などを確認しながら自分が今、どこにいて正しい目標に向かって泳げているかを確認しなければならない。時には潮の流れに逆らって必死にもがくことも必要になる。流されてから気づいても遅いのである。元には戻れない。海では生死に直結するリスクである。株式投資では命までは取られない。では、この点をおろそかにしても良いか?そう考える投資家はいないだろう。金融資産が命から何番目に大切かはあなた次第だが、大切なものには違いない。正しい長期投資を行おう。それでもまだ、あなたは長期「ほったらかし」運用を行いますか?

・追加で損失が出た場合の苦痛の増加よりも、損失が減少した場合の苦痛の低下のほうが大きい。こうした効用曲線の形状によって、損失が出た場合は損失を確定させるよりも、そのポジションを保有し続けたい、含み損の解消を待ちたいと思うのである。また、追加で損失が発生しても、初めて損失を被ったときよりは苦痛の度合いが小さくなるため、利益が出ているときとは反対に大胆になって、よりリスクをとって損失の解消を図ろうとする。例えば、保有している株の価格が下がったときに、平均取得価格を下げるためにさらに買い増しをする「ナンピン買い」を入れるなどの投資行動は、こうした投資家の心理が背景である。一般的な投資家の傾向として、利が乗っているときはあすぐに利食い、損が出ているときは損切りできずに抱え込むという投資行動パターンが見られるが、その背景をプロスペクト理論はよく説明している。この投資行動のパターンでは、勝つときの儲けは小さく、やられるときは大きく損するということだ。さらに、含み損を抱えると塩漬けにしてしまうために資金効率が悪くなるし、新しい投資機会を失うことなどからトータル・パフォーマンスの悪化につながりやすい。「損切りは早く、利食いは遅く」とはそうした投資家の非合理的な投資行動を諫める相場の格言として、非常に有名なものである。

・二者択一の問題を考える。
オプション1:A銘柄を継続保有する。含み損を確定しない。
オプション2:A銘柄を売却しB銘柄に乗り換える。含み損を確定させる。
どちらの選択肢を選んでも、あなたの資産の額は50万円と大きく変わらない。つまり、損はもうすでにしてしまっているのである。してしまった損は仕方がない。より重要なことは将来を見ることである。運用の目的は資産を増やすことであって、やられた銘柄の含み損を消すことではないからである。確度の問題である。資産をより確実に効率よく増加させるには、そのままA銘柄を持つのが良いか、B銘柄に乗り換えるのが良いか、その時点における将来に対する見通しだけが判断のポイントであって、A銘柄をいくらで買ったかは関係ない。
 過去を忘れることだ。そうは言っても、なかなか、それが難しい。恋愛と同じである。
 こう言えば、つれない相手を忘れられるだろうか。「あなたは買った値段を覚えているが、買われたほうはあなたがいくらで買ってくれたか知るよしもない」と。筆者の経験上は、忘れられたためしはなく、却って恨みつらみが増すばかりであった。それは、恋愛においてか、投資においてか、はたまたその両方ともか、については読者のご想像にお任せする。

・日本株は長きにわたり基本的に右肩下がりで、例えば、代表的な株価指標であるTOPIXの2001年から2010年のリターン(変化率)はマイナス30%である。だが、実は東証一部上場企業の48%の銘柄でこの10年間のリターンがプラスになっているのだ。約半数がプラスのリターンであり(つまり値上がりしており)、中には株価が10倍になっている銘柄もある。値上がりした銘柄のリターンの平均は90%以上だ。ごく大雑把に言えば、過去10年のような市場全体が3割下がるさえない相場であっても、2つにひとつの銘柄は値上がりし、値上がりした銘柄は平均すれば倍になったということだ。ここから得られる示唆は何か?それは、できるだけ日経平均やTOPIXのようなインデックスから”離れる”ことである。市場全体の大きな成長が期待できないなかで、その市場に連動してしまっては投資の成果が芳しいものにはならないだろう。

・市場全体のトレンドが、もはやかつてのような一本調子の右肩上がりではない、ということを強く認識しよう。そうすれば、一度買ったらひたすら長期で保有し続けるということがいかに危険かが分かるだろう。相場とは上げ下げするものなのだ。長期投資に対する誤った認識を改めよう。そういう相場のなかでは当然のように儲かったり損したりするが、投資家は心理的な要因で合理的な投資行動がとれないことが往々にしてある。しかし、その心理的バイアスを理解して意識的にその罠に陥らないようにつ努めれば、投資成果は大きく変わってくるだろう。専門家の意見はあてにならない。自分で考え自分で判断しよう。そのためには理論を研究し、自ら相場観を磨く努力が必要である。日本株が儲からないのは、日本の企業が儲からないからである。日本企業の収益性が低いのだ。今後、日本株を見ていくうえで日本企業の利益率、特に株主資本利益率(ROE)が向上するかどうかに着目していこう。それが日本株の評価を上げる唯一の道であるからだ。

・情報の「量」は問題ではない。マネックスグループCEOの松本大は全国投資セミナーで挨拶に立つと、必ずこういう話をお客様にする。
「私はソロモン・ブラザーズやゴールドマン・サックスでトレーディングの仕事に携わってきました。世界トップクラスの投資銀行のトレーディング・ルームには最先端の情報機器やトレーディング・ツールが所狭しと並んでいました。しかし、トレーディングにおいて本当に役に立ったのは、そういうツールそのものではありませんでした。上司や先輩から教えられたトレーディングのアイデアや、投資というものの本質、マーケットを深く理解することの大切さ-言ってみれば情報をどう活かすかという投資の知恵、インテリジェンスというものこそが非常に有益だったのです」

・ゴールドマン・サックスで天才トレーダーとして鳴らし、共同会長に昇りつめたロバート・ルービン元米国財務長官が、ペンシルバニア大学の卒業式の祝辞で示した有名な「4原則」がある。
1 唯一確かなのは、確実なものはないということである。
2 意思決定においては確率についてよく考えるべきである。
3 不確実性があるにも関わらず、我々は行動しなければならない。
4 意思決定を評価するには、結果だけでなく、その過程も考慮すべきである。
特に、この4番目の点については、ペン大の祝辞から2年後、2001年のハーバード大学卒業式祝辞で再び詳しく述べている。
「ときとして間違った判断が成功に結びつくことがあれば、きわめて正しい判断が失敗に終わることもある。しかし、長い目で見れば、より深く考え抜いたうえでの意思決定は、全体としては望ましい結果につながり、結果そのものよりも、いかに検討を加えて意思決定が行われたかが評価されることになる」
理論などおかまいなしに、ドタ勘勝負を続けていても儲かることもあるだろう。理詰めで考えてもさっぱり儲からないこともある。ただし、長い目で見ればどうか。理論やデータに基づく科学的なアプローチは、それを採用しなかった場合と比べて、長期的には望ましい結果をもたらすものと筆者は信じている。

・若かった筆者は疑問と不満を抱えながら、来る日も来る日も、朝から晩までひたすらチャートを描き続けた。世界中の株式関連指標はもちろん、金利、為替、商品市況からマクロ経済指標に至るまで、およそ金融市場に関連するデータというデータは可能な限り渉猟し、それらを方眼用紙に落とし込んでいった。その作業を半年ばかり続けたころであったろうか。作業の目的が分かってきたのである。チャートを手書きでつけるのは株価や金利の推移を「体に覚え込ませる」ことが目的であったのだ。若かった筆者は相場に関する知識以前に経験がない。その時点に至るまで、相場が、経済がどのように動いてきたのかを知らない。もちろん情報端末をたたけばグラフやチャートを一瞬で画面に呼び出して表示できる。しかし、コンピュータの画面を眺めることと、手で書いて「体に覚えこませる」ことは違うのだ。ドイツの鉄血宰相ビスマルクは「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と言ったが、経験のない自分が過去の推移を眺めるだけでなく、あたかも経験してきたかのように自身のなかにインプットすには、一見愚直な、遠回りに見えたその方法が最良であったのだ。

・チャートが意味がないというのではない。テクニカル分析では将来の株価の動きを予想できない、と言っているだけである。ではチャートは何のために使うのか?それは位置を把握するためである。文字通り、チャートとは羅針盤だ。相場は過去からどういう経路を辿って今に至っているのか、過去の推移を検証し、他の市場、他の資産と比較する。そうした縦・横の比較において、現在の相場の立ち位置を視覚的に確認するためのものである。決してチャートの形から将来を予見したりするものではない。

・筆者はレポートにおいて、時にはチャートも引き合いに出す。数式をひねり回し残余利益モデルなどから理論株価を算出したりもする。企業業績の変化は常に収集、アップデートを怠らない。海外情勢にも、むろん、気を配る。中東・北アフリカが民主化に揺れたときには、現地駐在を終えて帰国したばかりの中東スペシャリストに取材し、情報を得た。最低限の情報ソースとして英紙フィナンシャルタイムズ、米紙ウォール・ストリートジャーナルなどの報道には目を通す。電子媒体であればロイター、ブルームバーグなどのニュースはしっかり押さえているつもりだ。相場というのは総合的に、持てる限りの情報を総動員して考えるものだ。チャートだけに頼るのもいけないが、その使用を完全に否定するものではない。

・難しい理論や最先端の学術的なことを学べとは言わない。むしろ、基本的なものに的を絞って理解するように努めたい。ただし、徹底的に、深く、その意味を理解するまで勉強するべきである。具体的には、株の投資指標に習熟しよう。特に大事なのは、次の3つである。そしてこの3つは互いに関連している。その関係を把握しよう。
①利益と自己資本を比較するROE(自己資本利益率)
②株価と純利益を比較するPER(株価収益率)
③株価と純資産を比較するPBR(株価純資産倍率)

・PERを単純に過去の平均や市場全体、あるいは銘柄間で比較して割高・割安を判断することには問題点もある。なぜなら、日本の株式市場ではバリエーション(株価評価尺度)という概念がこれまで希薄で、理論的に説明がつかない高い水準が長く続いていたからだ。また、業績が極端に落ち込んだりすると、異常に高いPERが出る。赤字企業の場合はそもそもPERの計算ができない。日本株のPERにはこうした異常値が多く、その部分を含んだヒストリカル(時系列)データを単純に使うことには難点があろう。もうひとつの注意点は、株価の先行性である。分子にあたる株価が先に下落するとPERが低下するので割安のように見えるが、その後に業績が下方修正されると分母である1株当たり利益が低下し、またPERは上昇する。結局、「割安でなかった、ダマシであった」ということになる。

・PBRは、PERと同様に「1株当たりの純資産の何倍まで株価が買われているか」と見ることもできるが、PERと異なり十数倍という水準になることはない。PBRについては、純資産の何倍まで買われているかというよりは、「純資産にその何割のプレミアム(付加価値)が上乗せされていることを株価が織り込んでいるか」と解釈するほうが分かりやすい。

・では、PBRはどの程度先の利益までを見込んでいるのだろうか。この疑問を考えるにはROEの概念を用いると分かりやすい。PBR1.5倍という株価の評価は、現在の純資産1にプレミアム0.5が乗っている。もし企業のROEが10%で、今後も継続的に純資産を年10%ずつ増やしていくならば、ごく大雑把に言って向こう5年分程度の利益を織り込んでいると考えることができるのだ。(注:複利の効果と割引現在価値は考慮しえいない)

・PBRが1倍を上回った分のプレミアムが将来の利益の合計なのであれば、PBRが1倍を下回る状況は将来の利益合計がマイナス、つまり赤字を生み出すことを株式市場が予想していることを意味する。言い換えれば、将来の何年間かを見通して、利益を生み出せずに赤字を出して純資産を毀損すると株式市場が評価していると解釈できる。PBR1倍割れは「解散価値を下回る」というより「(利益の減少による)将来の純資産価値の毀損を織り込んでいる」ととらえるほうが分かりやすい。

・日本株は「割安」ではない。市場の要求利回りを満たせないほど低い自己資本利益率。成長期待の低下やリスク・プレミアムの増加で拡大しないPEマルチプル(倍率)。その結果として株価は企業の解散価値を下回る。日本株は安くなるべくして安いのであって、「割安」ではなく、ただ「安い」と言うべきだ。

・市場の均衡が崩れると、その後で大きなショックが来る。直近の例を挙げれば2000年代半ばからの相場がそうだった。2005年ごろからアクティブ・ファンドのパフォーマンスが落ち始めた。ヘッジファンドでさえリターンを稼ぐのが難しくなった。似たような運用手法を探るファンドが乱立し、「アルファの源泉が食い尽くされて」しまったのである。そして2008年のリーマン・ショックが起きる前年(2007年)の夏には、バリュエーション指標などの投資尺度の「逆効き現象」が起きた。通常なら割安と判断される銘柄ほど急落し、通常なら割高と判断される銘柄ほど急騰したのだ。その異常さは「10シグマ(標準偏差)の衝撃」と言われるほどだった。それは確率的に言えば1がい年に1度(がいは10の20乗、兆の1億倍)しか起きない異常さであったからだ。世間にはあまり知られていないかもしれないが、それがリーマン危機に先立つ、株式市場崩壊の序曲であったのだ。

・10銘柄買う。半分の5銘柄h10%下落してロスカットにかかって売る。残りの半分は20%値上がりする。これで5%のリターンだ。これを10年続ければ複利で60%、資産の額は増加していることになる。投資した銘柄の半分が20%値上がりするというのは結構ハードルが高い想定に聞こえる。ただし、長期間の平均の話だ。株式市場のボラティリティが年率20%程度あることを考えれば、あながち現実離れしているとも思えない。これを低めに見て15%の値上がりにとどまるとすれば、ポートフォリオのリターンは年率2.5%(マイナス10%×5銘柄+プラス15%×5銘柄)。10年の複利で資産増加は3割弱だ。もちろんロスカットにかかって売約した資金を再投資し、それがまた利益を生む分もあるだろう。ただし、一方で投資に係る手数料などのコストを考慮していない。やはり年5%程度のリターンが期待値としては穏当なところではないか。

・単純な右肩上がりの相場は、今後数年期待しないほうが良い。もちろん日本経済がデフレから脱却し、新たに成長軌道に乗って発展していくことを願うし、その潜在的な可能性を信じてはいる。しかし、同時にまた、構造的な課題や困難も多く、それはそうやすやすと実現するものでもない。このような経済展望を描くとき、株式市場は大きなボックス圏の中で上下動を繰り返しながら進んでいく。底値圏では買い、高値圏では売ることが肝要である。全部売る必要はない。3分の1だけ売るとか、ポジションを半分にするとか、状況に応じて対処してほしい。タイミングを分けることが重要だ。余力を残すのである。これは買いの場合について特に言える。

・株式投資でのヘッジ手段としては、日経平均の先物の売りヘッジやオプション取引におけるプット・オプションの買い、またはコール・オプションの売りなどがある。本書で筆者がお勧めしたいのは、ボラティリティ・インデックス(略してVIX指数)に連動するETF(上場投資信託)への投資である。これは相当な高等テクニックだ。機関投資家でも、まだこの有効性に気づいていないものが多い。

・我が国でもVIX指数に連動したパフォーマンスを享受することが可能である。大阪証券取引所に上場する「VIX短期先物指数ETF」という上場投信を利用できる。しかし、このETFに投資するにあたっていくつか注意が必要である。
1 このETFが連動することを目指しているのはS&P500VIX短期先物指数という別の指数であり、VIX指数そのものではない。
2 S&P500 VIX短期先物指数は、CBOE先物取引所に上場されているVIX指数先物の第一限月を売却し、第二限月を買い付ける取引のリターンを指数化したものである。
3 その取引は「乗り換え(ロールオーバー)」と呼ばれるものである。先物であるから満期のたびに翌限月ものに乗り換えていく必要がある。
4 先物のカーブは通常時であれば「コンタンゴ」と呼ばれる順ザヤであり、期先へ行くほど値段が高い。このため第一限月を売却し第二限月を買い付ける取引を繰り返していけば、そのたびに乗り換えコストが発生する。「安く売って高く買う」を繰り返すことになり、持っているだけで減価していく。
5 前項で「通常時であれば」と述べたのは、市場が落ち着いている平時ならば、という意味である。ひとたび市場が荒れると、期近のVIXが急上昇するため先物のカーブが逆ざやになる。こうした状態では反対に乗り換えで益が出ることになる。コンタンゴの逆で、「高く売って安く買う」を繰り返すことになるからだ。
以上のことから言えるのは、このETFはごく短期の投資に向いているということである。投資期間が長くなるおVIX指数との連動は薄れる。一番投資効果が高いのはボラティリティが高まる局面で買って、市場が落ち着きを取り戻すころを見計らってショート(空売り)することである。ただし、そんなことはなかなかできるものではない。現実的に実行可能な戦略としては、ボラティリティが高まったものを確認してから買うものである。そしてさらなる市場の波乱、ボラティリティの一段の上昇に賭けるるのだ。たとえ読みが外れて市場が落ち着くほうに向かうような場合でも、それを確信してからゆっくり投げても大きくはやられないだろう。もちろんケース・バイ・ケースであるが、手仕舞いを急がなくても良いと考えられる。なぜか?理由は2つある。いったん相場が荒れると期待ボラティリティ(市場が予想するボラティリティ)はそう簡単に落ち着かないものだ。しばらくは高止まりする傾向がある。もうひとつは価格特性のためだ。ボラティリティが高まる局面ではVIX先物のフォワードカーブは逆ザヤとなることが想定され、逆ザヤのフォワードカーブのもとで期近から期先へ乗り換えを行えばロールゲインがとれる。VIXの水準が変わらなくても保有しているだけでリターンが期待できる。VIX指数が下がったとしても、このロールゲインが緩衝材の役割を果たしてETFの価格低下速度はゆっくりになると期待される。

・アドバイスを2つ差し上げたい。ひとつは資産運用においては現実主義に徹することが何より大切であるということだ。「株で何億円儲けた」「資産を何倍にした」といった類の話は聞き流す。「もし株で儲けたら」豪邸を建てるとか、海外移住するかといった妄想に走らない。年率7%のリターンを獲得し、それを10年続けて資産を当初の倍に増やせたら、個人投資家の資産運用としては限りなく奇跡に近い大成功と思うべきだ。人生に夢がないのではない。最高の恋愛をする、会社を興して社長になる、世の中にないヒット商品をつくるなど、自分の日常でとてつもない夢を見ればいい。しかし、株式投資では、夢など見ないのである。

・自分はブレず、当たり前のことをきちんとやっていけばいい。なぜかと言うと、相場のほうが勝手にブレるからだ。マーケットはしばしば行き過ぎる。こちらがブレずにいると期せずしてマーケットの逆をいくことになる。「逆張り」は狙ってやるものではなく、堅実で常識的なスタンスを維持する結果としてそうなるものなのである。

・もうひとつの筆者からあなたへ贈る最後のアドバイスは「謙虚でれ」というものだ。実は、これはマネックスグループCEO松本大の持論である。松本は「名トレーダーはみんな謙虚で臆病」であるという。自分がある情報を入手して、マーケットの動く方向を予想したとき、自分の思った通りにマーケットが動かなかったとする。それは、①自分の入手した情報が間違っていたか、②情報の分析・解釈を間違えたか、あるいは③自分の知らないほかの情報がもっと多くあるということだ。市場が常に正しく、間違っているとすれば自分のほうだ。そう考える癖をつけることで大負けは避けられる。

・投資は不確実性を相手に戦うゲームである。どんなに理論を突き詰めても、偶然性や運に左右される部分を排除できない。この意味で投資は賭けである。であるからこそ、地に足をつけて、徹頭徹尾、現実を直視するリアリストの眼を持ち、市場というものに対して常に謙虚であるべきだと思うのだ。ひとに運や偶然を支配する力はない。しかし、自分で自分を制御することはできる。それがこのゲームを勝ち抜く唯一無二の戦略である。

良かった本まとめ(2015年上半期)

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東京のホテルニューオータニのBELLA VISTAでの食事はとてもオススメ!

2015年08月12日 01時00分00秒 | 外食
 とあるクレジットカード会社からの案内で、東京のホテルニューオータニのBELLA VISTA(ベッラ ビスタ)の優待クーポンがあったので、それを使って行ってみました!

 3,800円(税・サ込)で、スパークリングワイン・前菜・パスタ・メイン・ケーキ・珈琲が付いたセットで、かなりお得かと思います!

場所は、東京メトロの赤坂見附駅や永田町駅から徒歩約3分にあるホテルニューオータニのガーデンタワー40階となります。
あいにくの曇り空でしたが、さすが40階で、かなり見晴らしが良く、スカイツリーが見えていましたね!


↑スカイツリー

 この日は休日のランチだったのですが、さすが高級ホテルで、着飾った夫婦や家族連れなどが集まっていましたね。
席を案内されますが、案内する女性が丁重で、そしてこれまた美しい!
つい「美人ですね~」と言ってしまいます^_^;)

さっそく、シャンパンが運ばれ、そしてパンとオリーブオイルも運ばれます。


↑シャンパン


↑パンとオリーブオイル

冷えたシャンパンがさっぱりして美味しく、そしてバターではなくオリーブオイルでパンが提供されるとは流石です!
しかも、それぞれの食感を楽しめるよう3種類あるのも嬉しいです。

それから、前菜が運ばれますが、美しい!
白い皿の上で、オレンジ色や緑色のソースが芸術的にデザインされます。
この美しさが嬉しいですね!
生ハムなど美味しいです!
この美しさが一番嬉しかったですね!


↑前菜

それから、パスタが運ばれますが、目の前でチーズを削ってくれます!
たっぷり目にお願いしました^_^;)
麺がアツアツで、そしてソースが濃厚で美味しいです!
実はパスタはこのくらいの量が美味しいのかもしれません・・・


↑パスタ

そして、メインの鶏肉が運ばれます。
確か大山鶏だったと思います。
思いのほか、ボリュームがあったのには驚きました!
もちろん皮はパリッとして、中はジューシーに焼かれています。
さすが焼き加減で美味しいですね!


↑メイン

そして、デザートは3種類あり、これもまた白い皿に映えますね!
珈琲も十分美味しいです!


↑デザートと珈琲

ホテルニューオータニのBELLA VISTAは、40階の景色がよい部屋で、ホスピタリティあるサービスを受けながら、美しく美味しい料理を楽しめ、とてもオススメですね!

美味しかったものまとめ(2015年上半期)

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飛行機内持込み可で座れるキャリーバック「ZUCA フライヤー」はとてもオススメ!

2015年08月10日 01時00分00秒 | 良い物・サービス
「ZUCA フライヤー」の購入はコチラ

 アメリカ・カリフォルニア生まれのZUCA(ズーカ)というキャリーバッグは、旅先で歩きすぎてくたびれたり、待ち時間があったり、良い景色に出会ったり、そんな時に、頼もしくイスにもなってくれる素晴らしいバッグです^_^)

何と体重136kgまで座ってOKなので、とても頑丈です!
何の心配もなく^_^;)心ゆくまで座っていられます。

かなりカラフルな品揃えで楽しくもなりますが、注意点が1つ!
機内持ち込みできるタイプは2つで、その2タイプはあまりカラフルなものがないということです!

具体的にZUCAのタイプは以下の4種類で、(1)と(2)が機内持込み可となります。
(1)と(2)のどちらを選ぶかで悩みました。

(1)ZUCA プロ(機内持込み可)
(2)ZUCA フライヤー(機内持込み可、荷物を入れやすい)
(3)ZUCA スポーツ(機内持込み不可、カラフル)
(4)ZuZUCA(機内持込み不可、ペットを入れることができる)

(1)と(2)は大きさはまったく同じとのことですが、違いは荷物を入れる部分が直方体の広い方か狭い方になるかです。
(2)のZUCA フライヤーは荷物を直方体の広い面積部分から入れることができるので、入れやすくてオススメだと思います!
しかし、(2)は(1)とは違い赤色を選ぶことができなかったので、どちらを選ぶか非常に悩みました^_^;)
悩んだ末に、将来的にカラフルなカバーが発売されることを想定して、実用重視で(2)を選びましたね。
なお、(1)はメイクアップアーティストやスタイリスト等の、プロフェッショナルユースの感覚を採り入れたポーチ構成を採用したものもあります。

分かりやすい比較表はコチラです!

 それで、実際に「(2)ZUCA フライヤー」を使用した感想ですが、インサートバッグ内に4タイプ5個のポーチセットとTSA準拠の透明ポーチをがあるので、荷物が整理されてとても便利でしたね!

ワイシャツや下着、電化製品などをそれぞれのポーチに入れることができて、仕分けが簡単でした!

また、ZUCAのホイールが大きくて、衝撃を吸収してくれるポリウレタン製なので、歩く際に音が静かで良かったですね。
ホイールが大きいのは良いと思います。

なお、このZUCAに座る際には、ホイールがあるので座る方向には注意する必要があります。
どの方向からも座れるわけではありません。

ZUCA フライヤーは、機内持込み可で、座れることができ、またホイールが大きくて音が静かで、ポーチセットがあるので荷物の仕分けが簡単で、とてもオススメです!!

お勧めなお話(2015年上半期)
自動車保険を安く!

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「ゆっくり、いそげ(景山知明)」という本はとてもオススメ!

2015年08月07日 01時00分00秒 | 
「ゆっくり、いそげ(景山知明)」の購入はコチラ

「ゆっくり、いそげ」という本は、JR中央線の西国分寺駅近くにある「クルミドコーヒー」というカフェ経営者が、そのクルミドコーヒーでの経験から、かけるべき時間をかけ、かけるべき手間ひまをかけ、いい仕事をして、お客様にギブを続け、地域での関係を育てることが結局はGDPの成長につながるということ等について書かれたものです。

 数年前に近くに住んでいた頃は、私自身もクルミドコーヒーはよく利用していたお店で、お値段は少し高いながらも、自分で割ってクルミを無料で食べられ、気持ちよい空間が広がり、とても感じが良いお店でした。

 そしてオープン以外の時間にもよく研修らしきものをしているなぁと思っていましたが、本書を読んで、こんなにもギブをし、お客様のことを考えていたとは感動しました。

 食べログでも、2013年はカフェ部門で日本一になっているんですね。
驚きました!

 また本書では、仕事に人をつけるのではなく人に仕事をつけること、人に任せること、仕事の正体は「時間」であることなどについても、書かれていて、考えさせられます。

 「ゆっくり、いそげ」という本は、今後の豊かな世界へのヒントとなることがたくさん書かれ、良書だと思います。
とてもオススメです!!

以下はこの本のポイント等です。

・例えば、ぼくらのお店のコーヒー一杯の値段は650えん。目の前100mのところにあるコーヒーチェーンでは、その1/3の値段でコーヒーが飲める。そして、そちらの方が駅に近い。確かにこのように記号化してしまうと少し不思議な感じだ。なぜ人はわざわざ3倍の値段を払ってまで、よりアクセスの悪いコーヒー屋に足を運ぶのか。ただこうした値段だからこそ、十勝産の小麦粉を使うことができるし、メニューは冷凍品やレトルト品を使わずに一からお店で調理したものを出すことができる。だからこそお店を保ち、運営し、推進していくチームをつくることができるし、殻付きクルミを「おひとつどうぞ」ともできる。そしてぼくらは少なくともここまでお店を続けてくることができた。

・クルミドコーヒーには、1日におよそ120人のお客さんが訪ねて来てくださっている(2014年現在)。これは本当にありがたいことで、これくらいの人数になってくると、食材を購入し、スタッフに給料を払い、家賃を払い・・・としても、お店が経営的に成り立つようになる。これが1日に10人のお客さんだったとすると、それはやはり厳しいだろう。経済・経営が成り立つには一定の規模が必要。これは逃れられない原則だ。つまり「特定少数」ではダメということだ。内輪な関係だけでは経済・経営は成り立たない。「不特定多数」でもなく「特定少数」でもなく、「特定多数」。

・クルミドこーひーにおいて、現在何かしらの価値の周波数を共有する「特定多数」は、5000人ほどではないかと感じている。年間の来店者数がおよそ4万人であることや、またSNS上のフォロアーの数などから類推しての数字だ。そしてこの数字が3000人を超えた辺りから、経営の収支がようやく合うようになってきた手応えを感じた(スタッフに対しての給与水準等は、まったく十分ではないけれど・・・)。一つのカフェを支えるには、それくらいの「ファン」を獲得できればいいということか。お店としての新しい取り組み「クルミド出版」の周囲を考えたときも、やはり3000人がひとつのキーナンバーとなった。もちろん本の作り方にもよるが1000人に支持されれば初期投資を回収でき、支持者が3000人にまで至れば、本を書いたりつくったりすることが一つの職業になるような収支水準となる。

・それはギブすること、つまり、「贈る」ことを身体的に理解するため。そしてお客さんにも、「贈り物」を受け取る経験してもらうため。クルミドコーヒーでは、年に何回かこうしたことをやっており、チーム内で「マゾ企画」と呼んだりしている。まわりから見るとマゾとしか思えないような大変な役回りを、期間限定ながらスタッフが交代で担うのだ。もちろん日々の営業でも同じことは実現できるし、むしろ日々の営業こそ大事とも言えるかもしれない。実際毎日毎日、営業開始の3時間前から粉をあわせ種をつくるところからはじめて、ケーキを焼き続けてきていることなどは、ぼくらのお店としての原点であり、基本動作だ。ただ一方、通常営業と別に、「くるみ餅」のように期間限定で過剰ともいえるような負荷を定期的に背負う経験をすることは、ぼくらのお店の原初的な姿勢が「贈る」ことだと思い出させてくれる貴重な機会でもある。例えば○周年記念などで、「期間限定10%オフキャンペーン」などとやるお店もきっとあり、これはこれでお店としてはお客さんから受け取るものを減らす形でのgivingな取り組みなのだと思う。ただ僕らは、むしろ贈るものを増やす形でのgivingを実現したい。つまりマゾ企画は、ぼくらなりのお客さんへの謝恩企画なのだとも言える。

・交換を「等価」にしてはダメなのだ。「不等価」な交換だからこそ、より多くを受け取ったと感じる側が、その負債感を解消すべく次なる「贈る」行為への動機を抱く。だから、お店が定価以上のいい仕事を続けていけばお客さんは増えていくし、それは提供者サイドにとっての手応えともなり、お店に前向きなムードをつくる。そして、こうしたお客さんの側への「健全な負債感」の集積こそが、財務諸表にのることのない「看板」の価値になる。

・「経済」とは、仕事や価値の交換の連なり/循環と定義することができると思う。誰かが誰かに仕事(価値)を贈る。受け取ったそれに価値を感じた人は、贈り主に何か仕事(価値)を返すこともできるし(恩返し)、誰か別の第三者にそれを贈ることもできる(恩贈り)。そうして仕事や価値がまちを巡る。ということは、一つひとつの交換のありようが変われば、それらの連なりとしての経済の姿も大きく変わってく。そして、そうした人の「贈る仕事」の流通量が増えていくことを経済の成長と呼んでみてはどうかと、ぼくは思うのだ。

・通常の会社やお店で取り組みを進める場合は、そこに会社/経営者からの指示や命令があることが一般的だろ。この場合、ミッションは「与えられるもの」。ただ今回はそうではない。メンバーの自発意思に基づいて、自分たちがやりたいと思ったこと、自分たちが必要だと思ったことを実行に移してくれている。ミッションはそれぞれが「見つけたもの」。他人ゴトではなく自分ゴト。そして会社/経営者、さらにいえば時には他のお店のスタッフも、その過程を支援する側となる。それでは、もしメンバーの表現したいこと/挑戦したいことが必ずしもお店の運営に直結することでなかったとしたらどうだろうか。-そういう状況でも基本的なスタンスは変わらない。きわめて単純化してしまえば組織力/チーム力とは、「個々人の力の総和」×「チーム内の関係性」のようなものだ。後者はプラスにもマイナスにも働きうる(互いを生かし合うことも、足を引っ張り合うこともできる)。ただ、いずれにせよ前者が育っていかないことには会社やお店は成長しない。一人ひとりがそれぞれに多くの人と出会い、技を磨き、経験値を高め、世界を広げていくことは、直接・間接にお店にも必ず還ってくる。

・ぼくは、会社も「ボランティア組織」じゃないかと思うのだ。先ほどのボランティア三原則を会社に当てはめてみよう。
①自発性-会社やお店の発展・成長を自分ゴトと捉え、自ら課題を見つけ、率先して挑戦する。働いているのは「誰かに言われたから」ではない。
②公共性-そこでの働きは自分ではない誰か(他者)に向かっており、その人を喜ばせることが自分の喜びでもある。
③無償性-給料や時給は働く上でのきわめて重要な要素であるし、多くの場合それが職を求めるきっかけでもあるが、かといってお金のために働くわけでもなく(動機の無償性)、むしろそれは自分の仕事や貢献に対して周囲がもたらしてくれる対価と考える。
 会社/経営者と社員/メンバーの関係を「利用(テイク)」し合う関係性」ではなく、「支援(ギブ)」し合う関係性」として構築しようとする場合の重要な原則を、①~③が言い当ててくれている。一人ひとりの人生は会社に先立ってある。会社は、一人ひとりのメンバーを「利用」するのではなく、それぞれの人生であり、そこに根をもった一つひとつの自発性を「支援」する。そうして発揮されるメンバーの自発的な働きや貢献によって会社は形成され、運営され、成長する。もちろん、そうかと言って「なんでもあり」になっていいということでもない。会社や組織には理念や事業の範囲(ドメイン)がある。けれども、それらを固定的に考えてしまうのではなく、たとえば新しくメンバーが加われば、そのメンバーが加わった分だけ、理念や事業の範囲も動的に変化してもいいのではないかと思うのだ。そしてこうした関係においては「給料」の意味も変わってくる。「利用し合う関係性」に基づく組織(会社)においては、会社から見て給料はメンバーの労働を手に入れる(テイク)ための道具だ。あたかも商品・サービスを「購入」するかのように。一方、「支援する関係性」に基づく組織においての給料は、メンバーの働きであり貢献を受け取るための道具であり、「いいものを贈ってくれてありがとう」と表現する手段だ。メンバーがより積極的に貢献をしてくれればくれるほど、会社/経営者は「受け取っているものの方が多いな」「ああ、こんな額じゃ足りないな」と「健全な負債感」を高めていく。そして「なんとかもっと給料を支払ってあげたいな」とまでも考えるかもしれない。お金で足りない部分は、何とか別の形ででも返してあげられないかとまで考えるようになるかもしれない。そして、メンバーにとっての給料は、自分の働きに対する対価だ。自発的な働く意思がが先にあり貢献が先にあって、それへの「反対給付」として給料が支払われる。会社であり経営者がそうしたメンバーの「ギブ」をきちんと受け取る感受性を持ち、受け取ったもの以上のもので返そうとする姿勢を忘れなければ(そしてそれを実際に行動で示せれば)、給料の多寡の問題だけでなく、メンバーは働くことの満足感を得られるようになるだろう。中には、会社/経営者から「いいものを受け取った」「いい機会を受け取った」と感じるメンバーがいるとすれば、こちらも「健全な負債感」に基づき「受け取ったもの以上のものを会社に返そう」とする姿勢で、組織への貢献を考えてくれるようになるかもしれない。こうしてメンバーもメンバーで、会社を「支援」するようになる。片方の「贈る」姿勢と行動が、受け取った他方の次なる「贈る」姿勢とを行動を引き出す。「受贈的な人格」に基づく組織づくりが、こうして実現する。

・コンビニのお弁当がおいしくないのは、味が悪いからでも、使っている食材の産地のせいでもなくて、きっとそれはそこに作り手の存在が感じられないからだ。反対に、娘のにぎったおにぎりだったら、それがどんなに不格好だったとしてもきっと間違いなくおいしい。だから、お店でのチャレンジの一つひとつの向こうには必ず誰かの存在があって欲しい。そのことをお客さんに説教臭く語ることはないにしても、そのモノやコトの向こうに、「この人がいたから」という、固有の存在としてのスタッフの顔が浮かぶようなことをしたい。

・「仕事に人をつける」-それを突き詰めていくと人はどんどん「替えのきく」存在になっていく。Aさんがいなくなっても、何事もなかったようにBさんが現れその役割を代替する。BさんがいなくなったらCさんが。そうして組織は淡々と回っていく。しかしそのことを徹底すればするほどメンバーにとっては、「自分なんていなくなったって誰も困らない」と、自分の存在意義自体への疑念にたどり着く。「一人ひとりが、かけがえのない存在である」なんてのは経営者としてはロマンチック過ぎる判断かもしれない。けれども、少しはそう思える余地があったっていいじゃないか。そう思うから、クルミドコーヒーでは「人に仕事をつける」。それぞれの人生から必然性をもって立ち上がってくる動機に機会を与える。だからお店が、その向こうにつくり手の気配が感じられるようなモノゴトで満ちる。そして、メンバーが卒業するたびにお店の大事な何かしらを失っていく。こうした店づくり、会社経営は、メンバー一人ひとりを「利用」するのではなく「支援」しようとする原則に立ったときの、当然の帰結のようにすら思える。そして内部の「交換」原則がギブになることによって、外部(お客さん)とのギブの交換も無理なく自然に行うことができるようになる。つまり、「支援し合う」組織づくりは、その過程において一人ひとりの個性をいかした働く人の満足感が高い経営を実現できる点においてのみ価値が高いわけではない。そのことが外に向けての組織の生産の量と質とを高め、結果、組織としての高い売り上げや利益の実現にもつながえい得るという点において、可能性を秘めているのだ。

・開業してから当初1年は、「自分がリーダーなんだから、自分がなんとかしなければ」と多くの荷物を勝手に背負い込んでいる感覚があった。ただやってみて分かったのは、自分がいかにできないことだらけかということ。当時36歳。それまでの経営コンサルティングやベンチャー支援の領域であれば、それなりの経験も積んでいるしそれなりの実績もあるし-自分に対しての自信もあった。ただ、ことがカフェ経営となると、コーヒーのことは知らない、ケーキもつくれない、季節の植物も分からない、棚の一つもつくれない・・・と、ないないだらけ。その自分の無能さに頭を抱える日々となってしまった。だが結果的には、それくらいできないことだらkだったことが、逆に自分を吹っ切れさせてくれたところもあったように思う。「もう、まわりに助けてもらうしかない」と。

・CSRとは、「利用してきた者」による「利用されてきた者」への還元活動である、と。もし企業の活動が、本気で顧客を、従業員を、自然環境を、社会を「支援(ギブ)」するものであるなら、その本業以外にCSRという用語が登場する余地がこれほどまでにあるだろうかと思うのだ。また企業にとって顧客が、従業員が、自然環境が、社会が、「私たち」、もしくは「自分の一部」としてすら認識されるような大事な存在としてあるのなら、そこに貢献することは自らの存在理由そのもの-その貢献が、短期的に会社の売上・利益、あるいは広報効果などにつながらなかったとしても、「自分の一部」を守ろうとすることは、極めて自然で合理的な行動でさえあると思うのだ。

・2011年3月11日。東日本大震災。ぼくは3月25日に緊急支援ボランティアで被災地に入った。1995年の阪神・淡路大震災のときには「動かなきゃ」と頭で考えながらに、実際には動けず、悶々とした日々を送ったことを覚えている。なのに、このときばかりはフットワーク軽くスッと動けたことが、当時、自分自身不思議なくらいだった。それはきっと、クルミドコーヒーをやってきていたからだと思う。不思議なことに、その瞬間、被災地のことが「自分の一部」と感じられたのだ。東北地方と直接の取引関係があったわけではない。仙台にこそ親類縁者はいるもののぼくにとってはそれほど近しい関係ではなかったし、ましてや三陸地方には何のゆかりもない。ただお店をやっていると、スタッフ、お客さん、取引先・・・、色んな縁に支えられて自分があるということを日々実感するようになる。ぼくは自分一人においてここに在るわけではない、と。

・お店と(地域)社会との関係は、植物と土の関係に似ている。植物(お店)が育つためには土(地域社会)が必要であることは言うまでもない。土から水を吸い上げ、栄養を吸収し、植物は育つ。ただ植物(お店)は同時に根を張り、ときに菌を寄生させ、花や実をつけ、葉を落とし、土壌(地域社会)を豊かにする。どちらかがどちらかを一方的に利用(テイク)する関係ではない。互いが互いを支援(ギブ)し合い、結果生み出される豊かさを互いに分けあっている。これは、お店がスタッフを支援し、お客さんを支援し、地域を支援し、また逆にそれぞれから支援をされ、互いに育ち合う関係と同型のものに見える。つまり、支援(ギブ)する経済活動は、地域社会という土壌、関係性という土壌を育てるのだ。

・前向きな関わり合いを実現するにはやはりコツがある。ーそれが「支援の話法」。「話すより聞くこと」と「違いを楽しむこと」だ。こうした関わり合いは、もちろん過程での摩擦やすれ違い、ときに感情的な対立なども内包しながらも、基本的には「楽しい」ことでもある。哲学カフェ-「クルミドの朝モヤ」がそうであるように。

・”書物の一冊一冊には、時の流れのなかで、我々が加えた解釈がこびりついています。我々はシェイクスピアを、シェイクスピアが書いたようには読みません。したがって我々のシェイクスピアは、書かれた当時に読まれたシェイクスピアよりずっと豊かなんです。(中略)傑作は最初から傑作なのではなく、傑作になってゆくんです。”ここで傑作を「50年や100年といった長い年月を超えて人々に愛される作品」と定義したとすると、傑作が傑作たるためには、そうなるための時間とプロセスが必要なんだということになる。その作品が誰かの手に取られ、何かしらのインパクトを残し、想像もしなかったような波及効果を生み、それがまた別の誰かのところに届いていく。

・ぼくらが提供しているのは「時間」。これはクルミドコーヒーにおいても常に意識してきたことだった。ぼくらが提供しているのはコーヒーやケーキといった「コンテンツ」ではない。それは、「いい時間を過ごしてもらう」こと。取り扱っているのは「時間」なのだと。そのためにはどうしたらいいのか?そう考えたときにたどり着いたぼくらなりの(ひとまずの)結論が、「存在を傾けた、手間ひまのかかった仕事をちゃんとすること」だった。まずこちらが時間をかけること。コーヒーをおいしくすること、ケーキをおいしくすること、気持ちのいい接客をすること、空間を清潔に保つこと・・・。これらはすべて必要条件ではあるが、十分条件ではない。変に楽をしようとせず、手間ひまをかけた丁寧な仕事をちゃんとすること。加えて、ぼくらならではの必然性ある仕事をすること。

・あらゆる仕事の正体は「時間」であると思う。それも機械が働いた時間ではなく、人が働いた時間(「働かされた時間」ではなく)。そして、仕事に触れた人は、直感的にその仕事に向けて費やされた時間の大きさを感じ取るセンサーを持っているのではないかと思う。そしてその費やされた時間の大きさと、そこから生じる「快」の感覚は一定の相関性を持っているのではないか。それは言語的なものではなく、ときには意識すらされないものであったとしても、「なにか落ち着く」「気持ちがいい」「からだがよろこんでいる」のような形で感得されるもの。「いい時間を過ごせる」ことの正体は、そういうものなのではないかと思っている。だから雨が降ろうが、雪が降ろうが、毎日お店を開ける。冷凍品やレトルト品を使わず、一品一品手でつくる。季節ごとに変わるメニューを、毎回手で書いて、皆で貼り替える。できるだけ物事をお金で解決しない。もちろん、そうかと言ってすべてを一か手でつくれているわけではない。コーヒー豆は焙煎したものを仕入れているし、小麦粉だって自分たちが育てたものではない。電気だって人がつくったものだ。でも、お互いがお互いの持ち場を見極め、他の人の仕事の機会をつくることも経済の重要な側面だと思うし、そうした分業があるからこそ、それぞれがそれぞれの仕事を究めていけるという面もきっとある。ただぼくらは、誰のどういう仕事にお金を払うのかを選択することはできるし、また少しずつでも、その道の人に負けないレベルで、自分たちで自分たちの使うものを作り出せる領域を広げていけたらいいなとは思う。

・自分がずっと考えている仮説がある。時間をかけること、手間ひまをかけること、贈る仕事をすること、を突き詰めてやっていけば、実はきっとGDPすら成長させていくのではないか。今は金銭的な価値を追求すること、GDPを成長させることを(半ば無意識的に)目的として人が働いている。ただ逆説的だが、そうしようとすればするほど人の仕事の中身は空っぽになり、経済成長は遠ざかり、気がつけば日本の一人当たりGDPは世界24位と落ち込んでいる(2013年)。そこで、やり方を変える。お金のために働くこと、お金のための経済をやめる。お金以外の価値の大事さを見直す。一つひとつの仕事に、時間と手間とをちゃんとかける。自分の目的のために目の前の人を、利用するのではなく支援するために力を尽くす。こうした経済のありようは、お金以外の価値を含めた「価値の総和」を大きくする方向に寄与するのみならず、実は人の可能性を引き出し、仕事の内実を高め、結果として長い目で見ると、世の金銭的価値そのものも大きくする方向にも働くのではないかと考えている。

・「時間を味方にして」生きるにはどうしたらいいだろう?一つには、人間関係をギブから始めること(支援する関係)はそれに寄与するだろう。こちらがギブをし、そのことを相手が覚えており、感謝までしてくれていたなら、それはいつか思いがけないお返しとなって還ってくる。そうしたことが未来に起こり得ると想像できることは、時間の経過を「楽しみ」なものにしてくれる。反対に日常が「利用する関係」の連続だとすると、関係性は日々やせ衰えていく。相手の気持ちが離れていくことが分かり、自分に困ったことが起こったとしても、その人はもう助けてくれない可能性が高い。そうした人間関係で楳尽くされた人生は、常に不安感と背中合わせだ。もう一つは、目的や目標を絶対視し過ぎないことだ。「いつまでにこれをやる」「こういう自分になる」が強く意識されると、「今」という時が常にマイナス状態となってしまう。常に自分が「目的地に辿り着いていない自分」「目標を達成していない自分」と認識されてしまうのだ。そういう点でも、京都・龍安寺にあるつくばいで有名な「吾唯足知(われただたるをしる)」は深いメッセージだ。「常に足りている」と自覚し、在るものに感謝し、不足を嘆かない。この境地に達することができれば、確かに不満や不安を超越し、感謝と満足感とで日々を過ごせるようになるだろう。もしくはそこまではいけなかったとしても、常に今を「ゼロ」と捉える心の持ちようもある。うまくいかないことも、心配なこともあるかもしれない。何かを失ってしまうことも、傷つくこともあるだろう。ただそれでも、その時をゼロと考える。何せ過去は変えられないのだから。そしてもしそう考えれたなら、ほんの些細な状況の改善でもプラスに捉えられるようになる。時間が常に加点方向に向かうようになるのだ。
良かった本まとめ(2015年上半期)

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サバティーニ・ディ・フィレンツェ(大丸東京店)での食事はとてもオススメ!

2015年08月05日 01時00分00秒 | 外食
イタリアのフィレンツェにあるサバティーニというレストランは、世界の美食家に名高く、今やイタリアを代表する料理の外交官とまでいわれているようで、私が尊敬するピアニスト「ルービンシュタイン」も訪れたようです。
そのサバティーニのお店が東京駅近くの大丸東京12Fにあるので行ってみました!

店内の内装は質感があり素晴らしいと思いましたね。
照明もお洒落で美しいです。
さすがですね!


↑内装

メニューを見て、バルディコースを選びました。
前菜・パスタ・魚料理・肉料理・ケーキ・コーヒーとフルコースです。

まず、前菜が運ばれますが、生ハムとメロンや福岡産いちじくの盛り合わせです!
生ハムが柔らかい!
甘いメロンやいちじくに合います!


↑生ハム

そして、パスタは生麺でオマール海老付きとは豪勢です!
トマトソースでアツアツで嬉しいです!
オマール海老を食べるのに難儀します^_^;)


↑パスタ

そして、真鯛のオーブン焼きで、ソースがたっぷり!
さすがの素晴らしい焼き加減!


↑魚料理

そして、肉料理の和牛ロース肉のタリアータが運ばれます!
和牛の霜降り肉が適度に焼かれていて、中がほんのり赤くなっています!
肉が柔らかくてとろけます!


↑肉料理

そして、ケーキがワゴンで運ばれて、どれを選ぶか悩みます^_^;)
お店の方が勧めるチーズケーキなどを選びました。
さすがオススメなだけはあり、しっとりと美味しいです!
コーヒーと一緒に美味しく頂けました!


↑ケーキ

店員さんは外国の方が多くて驚きましたね。
なお料理長などは、イタリア各地の著名なレストランで研鑽を重ねたようです。
さすがですね!

サバティーニ・ディ・フィレンツェは、美味しいイタリアンを質感のある室内で楽しめ、とてもオススメです!

美味しかったものまとめ(2015年上半期)

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サバティーニ・ディ・フィレンツェ 東京店イタリアン / 銀座駅有楽町駅日比谷駅

夜総合点★★★★ 4.2


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パナソニック 【扇風機】創風機 F-BL25Z はとてもオススメ!

2015年08月03日 01時00分00秒 | 良い物・サービス
「パナソニック 【扇風機】創風機 F-BL25Z」の購入はコチラ

 パナソニックの扇風機である「創風機」F-BL25Zが球型でデザインがよく、360度どこにでも送風でき、また羽根を使わないので安全で、しかも1/fゆらぎ機能もあって快適なので紹介したいと思います!

 まず、驚いたのがそのデザインですね!
球形で、一見すると扇風機とは分かりません^_^;)
私が持っているものは赤色ですが、良い色でかなり目立ちます!

 実は、この球形状は奇抜なデザインを狙ったものではないようです。
誘引気流の特性を最大限発揮する構成から生まれた必然的なカタチとのことです。
特に羽根がないのがいいですね!
小さな子どもがいても、これがあれば安心です!

 そして、25cmとコンパクトに大きさをまとめているのがとても良いですね!
どこにでも置け、自由自在に送風方向が選べる「360度フォルム」というのが嬉しいです!
また、ボタンを2秒ほど押すだけで、1/fゆらぎ機能を選べます。
信州の蓼科高原に吹く風を計測し、風速や強弱のリズムなど緻密なデータを採取・分析し、長時間当たっても心地の良い風を実現したとのことで、確かに1/fゆらぎは気持ち良いです!
私はデスクの横に置いたり、ピアノの横に置いて、その風を楽しんでいますね。

また、パワフルなターボ気流を均一にまっすぐに送ることで、空気に一定の流れを作り、スピーディな空気の循環を実現させるようで、サーキュレーターとしても効果を発揮するようです。
「360度フォルム」なので、室内の気になる場所を狙って空気を循環させるのも良いようです。

 なお、リモコンはありません。
本体のボタンを押して操作することとなります。
風の強さは5段階変えることができ、1時間or3時間のタイマーもあります。

「創風機」は、25cmとコンパクトでデザインがよく、「360度フォルム」で好きな方向に送風でき、また1/fゆらぎ機能もあって風を楽しめ、また均一に真っ直ぐな送風でサーキュレーターとしても使用でき、とてもオススメです!

お勧めなお話(2015年上半期)
自動車保険を安く!

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