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食べたり買って良かったもの等を実体験に基づき厳選紹介!ぜひご利用頂きより良い人生や日本経済等活性化につながれば幸いです♪

東海道五十三次 街道をゆく 小田原~畑宿 (3)一里塚~畑宿

2016年02月29日 01時00分00秒 | イベント・外出
 前回に引き続き、阪急交通社が企画する「東海道五十三次 街道をゆく」の第9回目の小田原城~畑宿 (3)一里塚~畑宿について紹介したいと思います。

早雲寺を後にして、少し歩くと一里塚がありました!
江戸の日本橋から22番目となります!
一里約4kmとすると約88kmですね。
結構遠くまで来ました!


↑一里塚

それからしばらく歩いて、江戸時代から石畳の道を歩きます!


↑箱根旧街道入口の説明

当時の街道は、雨が降ると、膝くらいまで道がぬかるんで大変だったようです。
当初は箱根竹を敷き詰め、そのぬかるみに対処していたようですが、箱根竹は半年しかもたないため、半年毎に箱根竹を敷いていたようです。
しかし、それでは大変なので、近くの二子山から石を持ってきて敷き詰めたのが、この石畳とのことです♪
当時は、そんなにぬかるんでいたとは信じられませんね。


↑石畳の道

それから須雲川自然探勝歩道の地図がありました。
二子山や芦ノ湖が位置関係がよく分かりますね。


↑須雲川自然探勝歩道

それから、女転がし坂がありました。
当時、女性がこの付近で落馬して、転がり落ちて死んでしまったとは恐ろしいですね。
それほど、箱根道は難所だったということでしょう。
また、5年ほど前に東京から京都まで自転車旅をした時を思い出しましたね。
当時もこの看板を見て、あまりの急坂で自転車を押しながら歩きましたね^_^)


↑女転がし坂の説明

それから、「割石坂」の説明がありました。
仇討ちで有名な曽我兄弟の一人が、腰の刀の切れ味を試すために路傍の巨石を真二つに切り削ったところとのことです。
その石が説明板の横にありました。


↑割石坂の説明

そして、また江戸時代の石畳がありました。


↑これより江戸時代の石


↑石畳

江戸時代の人もこの石畳を歩いていたと考えると、何だか感慨深いものがありましたね^_^)

そして、箱根路の説明がありました。
古来より実は箱根路は変遷していたようです。


↑箱根路のうつりかわりの説明

東海道が整備されたのは関ヶ原の戦いが終わった直後で、徳川家康が天下を握ったとはいえ、まだ豊臣家は残っているし、江戸を守るためにも東海道はわざと急峻な道を選び、関所も設けたようです。
ナルホドですね。

それから、接待茶屋の説明がありました。
当時はここでボランティアで、旅人や馬に対して湯茶や飼葉を提供して喜ばれていたようです。
明治時代からは鈴木家が続けていて、何と昭和45年まであったようです。


↑接待茶屋

それから、石畳の構造の説明がありました。
排水路も考えていたようです。
素晴らしいですね。


↑石畳の構造の説明

それから石畳の斜めの排水路の説明もありました。
素晴らしい技術ですね。


↑石畳の斜めの排水路の説明

そしてようやく畑宿へ到着しました。
当時は、小田原宿と箱根宿の間の補完的な宿だったようですが、大名などが泊まる本陣や旅籠があったようです。


↑本陣跡の説明

この日は懸念されていた雨もギリギリ回避できてラッキーでしたね。
江戸時代からある石畳を歩けて感動でした!
次回は畑宿から箱根宿へのウォーキングとなります!



お勧めなお話(2015年下半期)

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「たいていのことは20時間で習得できる(ジョシュ・カウフマン)」という本はとてもオススメ!

2016年02月26日 01時00分00秒 | 
「たいていのことは20時間で習得できる」の購入はコチラ

 「たいていのことは20時間で習得できる」という本は、世界トップレベルではなく、自分の目標に合ったそこそこのレベルに効率的に達成する方法について分かりやすく説明したものです。

 よくプロのレベルに到達するには、平均して1万時間本気で練習する必要があると言われますが、この本では20時間程度と超速で普通の人よりは優れたスキルを効率的に身につける方法について書かれています。

 具体的には、著者が実践してこの本の後半に詳細に書かれていますが、ヨガ、プログラミング、タッチタイピング、囲碁、ウクレレ、ウインドサーフィンなどのスキルについて効果を上げることができています。

 この超速スキル獲得法とは、習得したいスキルをできるだけ小さなパーツに分解し、そのうち特に重要なものを見極め、まずそれを意識的に練習するというプロセスです。
 大きく以下の4つのステップに分かれます。

【分解】スキルをできるだけ小さな「サブスキル」に分解する
【学習】賢く練習できるように、また練習中に自己修正ができるように、個々のサブスキルについて十分な知識を得る
【除去】練習の邪魔になる物理的、精神的、感情的障害を取り除く
【練習】特に重要なサブスキルを少なくとも20時間練習する

 個人的には、特に【学習】の個々のサブスキルについて事前に十分な知識を得ることと、【除去】は大切だなぁと思いましたね^_^;)

それから、超速スキル獲得法の10のルールは以下となります。
 1 魅力的なプロジェクトを選ぶ
 2 一時に一つのスキルにエネルギーを集中する
 3 目標とするパフォーマンスレベルを明確にする
 4 スキルをサブスキルに分解する
 5 重要なツールを手に入れる
 6 練習の障害を取り除く
 7 練習時間を確保する
 8 すぐにフィードバックが返ってくる仕組みをつくる
 9 時計のそばで一気に練習する
10 量と速さを重視する

また、効果的学習のための10の基本ルールは以下となります。
 1 スキルとそれに関連したトピックについて調べる
 2 わからなくてもやってみる
 3 心的モデルと心的フックを知る
 4 望んでいることの「逆」を想像する
 5 実際にやっている人の話を聞いて予想を立てる
 6 環境から気が散る要素を取り除く
 7 覚えるために間隔をあけて反復と強化をする
 8 チェックリストとルーティーンを設ける
 9 予測を立て、検証する
10 自分の生物学的欲求を大切にする

「たいていのことは20時間で習得できる」という本は、短期間にある程度の高スキルを身につけるのに役立ち、とてもオススメですね!

以下はこの本のポイント等です。

・習得するスキルは一つだけに絞ろう。できるかぎりの集中力とエネルギーをそれに注ぎ、ほかはすべて一時保留する。「仕事を成し遂げる技術-ストレスなく生産性を発揮する方法」の著者デビッド・アレンは「そのうちやろうと思っている事柄リスト」をつくれと勧めている。いずれやってみたいが、すぐに集中するほど重要ではないと思っている事柄をまtめるのだ。リストに加えた項目については、優先事項に格上げしようと決めるまで、考えたり行動したりする責任を一時的に棚上げするのだ。このルールの重要性はどれだけ強調しても足りない。常にその時点のプライムスキルだけに集中するのは、超速スキル獲得の絶対条件だ。ほかのスキルを永久にあきらめるわけではなく、あとにとっておくだけである。

・練習の妨げとなり、スキルの習得を必要以上に難しくしてしまう要素はいろいろある。たとえば以下の通り。
「練習するまでにひどく手間がかかる」:たとえばツールが見当たらない、練習前に正しいツールを準備しておかなかった、必要なセットアップを怠っていた、など
「リソースをたまにしか使えない」:道具を他人から借りている、レンタル先の営業時間が限られている、など
「気が散るような環境」:テレビ、電話やメールの着信音など
「感情的な障害」:恐れ、疑問、恥ずかしさなど

・スキル獲得の時間をつくる一番の方法は、付加価値の低い時間の使い方を洗い出し、それを意識的になくすことだ。実験として2~3日、自分がどのように時間を使っているか簡単に記録しよう。必要なのはノート1冊だけ。結果を見ると、驚くだろう。付加価値の低い時間の使い方を排除するという、辛い決断をほんのいくつかするだけで、スキル獲得に使える時間は大幅に増えるはずだ。一日あたり投下できる時間が増えるほど、スキル獲得までの日数は短くなる。僕はできるだけ付加価値の低い活動をなくすことで、一日あたり最低90分の練習時間を確保することをオススメする。そして練習を始めたら、20時間に達するまで何があっても続ける。行き詰まっても、やり続けるのだ。目標とするパフォーマンスレベルに到達するまで、あるいは20時間を投資するまでやめてはいけない。20時間も注ぎ込むのが嫌だと思うぐらいなら、最初から別のスキルを選んだほうがいい。この理由は単純だ。スキル獲得のプロセスでは、たいてい初期段階が特に辛く感じるからだ。混乱し、想定外の問題や障害にぶつかったりする。ちょっとした困難にぶつかったぐらいで諦めないように、最初から20時間はがんばると決めたほうが我慢しやすい。根性が試されているのだと考えてみよう。くだらない、ちっぽけな問題ぐらいで、自分が絶対にやりたいと決めたことを諦めてはダメだ。問題を解決するか、20時間に到達するまでは最善を尽くすのだ。そうすれば、それからどうするか、まっとうな判断を下せる状態になっているだろう。

・「すぐにフィードバックが返ってくる」というのは、あなたがどれほdうまくできているかという情報がなるべく速やかに返ってくるようにすることだ。正確なフィードバックが返ってくるのに時間がかかるほど、スキル獲得に時間がかかってしまう。有益なフィードバックをもらえそうは相手はたくさんいる。経験豊富なコーチやメンターなら即座にパフォーマンスに対するフィードバックを返し、加えるべき修正をアドバイスしてくれる。すぐにフィードバックを返してくれるのは、コーチだけではない。ビデオカメラのような撮影機器を使えば、自分のパフォーマンスをチェックすることができる。コンピュータ・プログラムやトレーニンググッズなどを使えば、ミスの原因あるいは悪いところをすぐに教えてくれる。練習プロセスにすぐにフィードバックを返してくれる相手をできるだけ多く組み込むことで、スキル獲得は速くなる。

・時計のそばで練習するのがいい。カウントダウンできるタイマーを買って、20分測ってみよう。ルールは一つだけ。タイマーをスタートしたらベルが鳴るまでわき目もふらずに練習するのだ。どんなことがあっても、このルールを曲げてはダメだ。このシンプルな方法によって、疲れていたりイライラしたりするときでも、長い時間連続して練習しやすくなる。連続して練習した時間が長いほど、スキル習得は速くなる。1日に3~5回、練習時間を確保すれば、かなり短時間で大きな進歩を遂げることができるだろう。

・スキルは意識的で粘り強い練習の結果であり、練習の初期段階では量とスピードが絶対的な質よりも重要なのだ。速く、そしてたくさん練習するほど、スキル獲得のスピードは高まる。だからといって練習中に正しいフォームを無視してよいというわけではない。身体的動きを伴うスキルなど、きちんとパフォーマンスをするにはフォームの質もそれなりに高くなければならないものもある。写実的な肖像画を描けるようになるのが目標であれば、ジャクソン・ポロック風の抽象画を日々100枚描きまくっても意味がないだろう。正しい技法を身につけるのは大切だ。まず、自分が目標とするパフォーマンスレベルを達成するのに必要十分なフォームで練習しているか、確認しよう。少なくとも8~9割は正しいフォームで練習できるようになったら、スキル獲得を加速するためにスピードを上げよう。

・認知的あるいは運動的スキルの獲得に関する学術的研究では、共通のパターンが確認されている。被験者が新しいスキルを練習しはじめると、きわめて短期間のうちにパフォーマンスは劇的に向上する。「あきれるほど遅くて、とんでもなくへたくそ」のレベルから、「それなりに速く、明らかにうまいといえる」レベルに到達するのに、それほどたくさん練習する必要はない。この現象は専門用語で「練習のべき法則」と呼ばれ、いたるところで確認されている。

・超速スキル獲得の方法として、最も有名なのは「没入法(イマージョン)」だ。常に意識的に練習するように、環境を完全に変えてしまうことだ。たとえば没入法でフランス語を習得する場合、フランスに数週間、あるいは数ヶ月住むことになる。一般的に、没入法はうまくいく。フランスに移住すれば、毎日フランス語を話さざるを得ない。最初の何日かは新しい環境に適応するのに苦労するだろうが、その後はスキルが急激に高まるのが実感できるだろう。没入法がうまくいくのは、きわめて重要な練習の初期段階を、確実に完了できるようになっているためだ。環境から逃れられないので、自動的に練習するようになる。

・スキルとそれに関連したトピックについて調べるには、20分かけてウェブ、書店、地元の図書館でスキルに関連のある本や資料を探そう。自分が習得しよとしているスキルと関連がありそうな本、レッスンDVDなどの資料を少なくとも3点見つけるのが目標だ。心配しなくていい。資料を覚えるのに何時間も費やす必要はないのだから。むしろ本を読んだりDVDを観たりする時間は、練習に使えなくなる。試験のために知識を詰め込むのではない。この初期段階のリサーチの目的は、最も重要なサブスキル、重要な構成要素、そしてできるだけ速く練習するのに必要なツールを知ることだ。スキルについて前もって知っておくほど、賢い準備ができる。目的はスキルについて広範な知識をてっとり速く集め、スキル獲得のプロセスがどのようなものになるか、全体像を正確につかむことだ。超速スキル獲得においては、熟読よりななめ読みのほうが好ましい。様々な資料に繰り返し登場する概念やツールに気づくことで、自分が認識したパターンの正しさに確信を持ち、それに従って練習の計画を立てられる。完璧なクロワッサンを焼きたければ、パンやペストリーの焼き方に関する良書を何冊か読もう。自分で一からやり方を考えるのではなく、その分野の達人たちが長い年月をかけて完成させてきた既存の技術を学ぶのだ。複数の資料に共通して出てくる技術やプロセスがあれば、それは知っておいたほうがよいサインだ。最も効果のありそうな技術と思うものがあれば、キッチンで実験してみればいい。それによって相当な試行錯誤を省くことができる。

・初期のリサーチには、理解できない概念や技術、考え方が含まれているだろう。とても重要そうなのに、さっぱり意味がわからないというものに出くわすこおも多い。用語の意味が分からない、あるいはモデルの手本が理解できないこともあるだろう。あわてることはない。初めの頃に混乱するのは、ごく当たり前だ。むしろ、すばらしいことなのだ。混乱に自分から向かっていくぐらいがいい。最初にリサーチをするのは、カギtなるサブスキルや考え方を知る最適な方法の一つだが、その意味を当初は理解できないことのほうが多い。練習を始めて初めてわかるのだ。すでに紹介した言語習得の専門家であるスティーブン・クラシェン博士は、これを「理解可能なインプット」と呼ぶ。あなたが手に入れている情報は、デフォルトとして理解しにくいものだ。あんたが知っていること、あるいは経験してきたこととまったく関わりがないからである。だがしばらく経験を積むと、同じ情報が理解可能になる。有名なヨガ指導者T・K・Vデシカチャー師も言っている。「混乱を認識すること自体が、理解の一形態である」と。自分が混乱していることに気づくのが大切だ。混乱を認めるのは、具体的に「何に」混乱しているのかはっきりさせることにつながり、それを解決するために自分が次に調べるべきこと、するべきことを理解することにつながる。初期のリサーチ内容の少なくとも半分ちんぷんかんぷんでないなら、最大限の速度で学習していないことになる。自分のペースが速すぎるのではないか、ちょっと手加減したほうがよいのではないかと不安になるぐらいがちょうどいい。魅力的問題あるいはプロジェクトに取り組んでいれば、当初の混乱が大きいほど、それを解消したいという内なる欲求が高まり、学習の速度も高まる。わけがわからないまま飛び込むのが嫌だ、という気持ちこそ、超速スキル獲得を阻む最大の感情的障壁だ。自分はバカなんじゃないかと思うのは気持ちのよいものではないが、練習すればわかるようになると自ら言い聞かせることで、混乱から理解へと最速で進むことができる。

・直感には反するが、新しいスキルを理解する一つの方法は、完璧ならぬ最悪の事態を想像することだ。あらゆることがうまくいかなかったらどうなるだろう。最悪の結果とは何か。これは「反転」と呼ばれる問題解決のテクニックで、たいていのことについて本質的要素を理解するのに役立つ。望んでいることの逆を調べることで、一見気づかない重要な要素を特定できるのだ。ホワイトウォーター・カヤックの例を見てみよう。岩の点在する急流をカヤックで下れるようになるには、何を知っておくべきだろう。反転してみよう。何もかも失敗してしまったら、何が起きるのか。
 ・水中で逆さまにひっくり返ってしまい、起きあがれない
 ・カヤックが浸水して沈没し、使いものにならなくなる
 ・パドルをなくし、カヤックを操縦できなくなる
 ・岩に頭をぶつける
 ・カヤックから緊急脱出するも、渦に巻き込まれて出られなくなる
急流の真ん中でこうしたことが同時に起これば、最悪の場合、命を落とすだろう。この気の滅入るような思考が有益なのは、ホワイトウォーター・カヤックのスキルのうち、特に重要なものがはっきりするからだ。
 ・脱出せずに、逆さまになったカヤックを正しい位置に戻す方法を学ぶ
 ・脱出が必要な場合、カヤックの水没を防ぐ方法を学ぶ
 ・急流でもパドルをなくさない方法を学ぶ
 ・大きな岩の間をラフティングする場合の安全策を学び、実践する
 ・危険なところを完全に回避できるように、カヤックを始める前に川の状態を調べる
こうした頭の中のシミュレーションによって、買い物リストもできあがる。救命胴衣やヘルメットなどの安全装備だ。こうして(1)急流でラフティングする、(2)楽しむ、(3)死なない、といった漠然とした目的に代わり、練習すべきサブスキルの具体的なリストや、心から楽しみ、ギアを失わず、死なないために必要な行動がはっきりした。反転は確かに役に立つ。

・超速スキル獲得の最大の敵は、気が散ることだ。気が散ると、集中して練習できなくなり、集中して練習できなければスキルの習得は遅れる(あるいは習得できない)。練習を始める前に少し時間をとり、気の散りそうな要素をできるだけたくさん予想し、取り除いて(あるいは減らして)おくことで、そうした事態を防ぐことができる。気が散る原因は、主に二つある。電子的なものと生物学的ものだ。電子的原因とはテレビ、電話、インターネットだ。練習中は、練習に絶対に必要なもの以外はすべて電源をオフにする、コンセントを抜く、ブロックするんど環境から取り除こう。生物学的な要因とは、悪気のない家族、同僚、ペットだ。電源をオフするわけにはいかないが、練習の間は集中したいことを事前に知らせ、邪魔をしないようにお願いすることはできるだろう。練習中に気の散る要因が少ないほど、スキル習得は速くなる。

・練習中に学んだ材料を活かすには、関連する概念をすぐに思い出せるようにしておく必要がある。たいていのスキルには、少なくともある程度の記憶力が求められる。だが一つ問題がある。誰の記憶力も完璧ではない、ということだ。何か新しいことを学んでも、一定期間内に復習しなければおそらく忘れてしまうだろう。復習することでその概念の記憶が強化され、脳がそれを長期記憶に組み込む助けとなる。研究の結果、脳には「減衰曲線」があることがわかった。新しい概念は定期的に強化する必要があるが、学習してからの期間が長くなればこまめに見直さなくても正確に思い出せるようになる、というのだ。間隔を置いて反復と強化をするのは、重要な概念や情報を定期的かつ体系的に学習するのに役立つ記憶法だ。覚えるのが難しい概念は頻繁に見直し、簡単あるいは昔から知っている概念は見直す頻度を少なくする。「Anki」「SuperMemo」「Smartr」などのフラッシュカードアプリを使うと、間隔をあけて反復・強化する作業がとても簡単になる。間隔をあけて反復する仕組みには、フラッシュカードを使った復習が適しており、自分でフラッシュカードを準備する必要がある。スキルを分解するときにフラッシュカードをつくってしまえば、一石二鳥だ。独自のフラッシュカードをつくれば、毎日数分もあれば見直しできる。見直しのプロセスをシステム化し、記憶状態を管理すれば、新しい概念、テクニック、プロセスを最速で学習するのに役立つ。フラッシュカード一式を常に見直していれば、必要な概念やアイデアを猛烈なスピードで記憶できるはずだ。スキル獲得は、学校の勉強よりもはるかに能動的だと理解しておくのが重要だ。試験をパスするために概念やアイデア、単語を記憶するのが目的なら、間隔をあけて復習するだけで十分だ。このテクニックが最も有効なのは、情報をすばやく思い出すのが大切なスキルだ。たとえば新しい言語を習得するために頻出単語を学習しているなら、間隔をあけた反復と強化はとても大切だ。素早く思い出すのがそれほど大切ではないスキルでは、フラッシュカードはやめて練習や実践の時間を増やしたほうがいい。

・たいていのスキルには、何らかの決まった手順がある。セットアップ、準備、メンテナンス、片づけ、といったものだ。こうした重要な要素を、できるだけ追加の労力をかけずにこなすには、簡単な仕組みをつくってしまうのが一番いい。練習のたびにしなければならないことを確認するにはチェックリストが便利だ。これはプロセスを体系化し、あなたがもっと重要なことに注意を集中できるようにする。ルーティーンは、あなたがスキルの練習に毎回同じ方法で取り組めるようにする構造だ。バスケットボールのプレーヤーが、フリースローに入る前に毎回同じ手順を踏むようなものだ。手の汗をズボンでぬぐい、肩をほぐし、審判からボールを受け取り、3回バウンドさせて3秒間静止し、シュートを放つ。これがルーティーンだ。チェックリストやルーティーンをつくることで、効率よく練習できるようになる。練習をイメージしやすくなり、頭の中でリハーサルできるようになり、それは実際に身体を動かす練習にも役立つ。

・トニー・シュワルツによると、最適な学習サイクルは約90分、意識を集中して取り組むことのようだ。それより長くなると、頭も身体も自然と休憩を求めるようになる。その機会に運動や休息、あるいは食事や間食、あるいは仮眠を取ったりしよう。このルールは、時計のそばで練習するというルールと非常にうまくかみ合う。練習やリサーチを始める前に、タイマーを60~90分にセットしておき、忘れずに休憩を取るようにしよう。必要なら休憩をはさみ、練習時間をもっと細かい単位に区切ってもいい。20分練習して10分休憩、また20分練習して10分休む、といった具合に。

良かった本まとめ(2015年下半期)

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東学坊(神奈川県伊勢原市大山)の豆腐料理はとてもオススメ!

2016年02月24日 01時00分00秒 | 外食
神奈川県伊勢原市にある大山(おおやま)へ登山した際に、東学坊へ行ってみました!

食べログで大山名物の豆腐が美味しそうだったことと、食事をする方は無料で風呂に入れると書いてあったためです^_^)

場所は、小田急の伊勢原駅から大山ケーブル行きのバスに乗り、その終点から2つ前のバス停近くとなります。
私の場合は、大山登山後にそのまま歩いて行きました。
下り坂だし、そんなに遠くありません。

店の前には大きな提灯があり、時代を感じさせましたね^_^)
創業400年とは凄いと思います。
江戸時代初期からあるということになります。
江戸時代には、この大山と江の島は江戸からの観光旅行地として賑わっていたとのことで、その面影を感じさせますね。


↑店構え

 店に到着すると、風呂が先でも後でも良いとのことでしたので、先に風呂に入ることにしました^_^)
年末で寒かったし、登山後にさっぱりしたかったためです。
残念ながら温泉ではありませんが、綺麗な露天風呂は嬉しかったですね♪
露店風呂は1つしかありませんので、男女で1時間ごとに交代とのことでした。


↑露店風呂

すっかり身体を温めて、そして食事となります。
さっぱりして身体も温まり気持ちよいです!

室内は合部屋の畳の部屋ですが、かなり綺麗で窓から庭も見えます。


↑室内


↑室内からの外の風景

食事のメニューは3種類あり、2500円の小町膳、3680円の香の膳、6000円の松の膳となります。
個室は6000円からとのことで、私は3680円の香の膳を選びました。
小町膳と3品ほど差があるとのことでした。


↑メニュー

さっそく、先付としてごま豆腐が運ばれますが、ほんのり甘く、豆が入っていて、これがとても柔らかくて美味しい!
おぉぉ感動です!
ワサビとも合いますね!

お店の方に「豆腐はここで作っているのですか?」と訊くと、道を挟んだ前の店で、この東学坊主人の長男が豆腐を作っているとのことで、おからは無料で配っているとのことでした^_^)
さすが大山名物の豆腐ですね。
美味しいです!
この大山は丹沢山系の美味しい水が流れるため、美味しい豆腐ができるようです。


↑ワサビと豆腐

そして八寸が運ばれます。
オカラのサラダ、味噌豆腐、温かい豆乳などです。
特に温かい豆乳が美味しい!
いやどれも美味しいです!


↑八寸

それから鍋の湯豆腐が温まりました!
クリーミーな豆腐が豆腐が柔らかくて美味しい!
あまりの柔らかさに箸では取れませんね!
水菜とえのき入りです。
出汁は鰹節ですね!
この出汁も美味しくて、ついついスープを頂いてしまいます!


↑湯豆腐

そして、炊き合わせが運ばれますが、中身はシャケのようです。
また里芋が綺麗に切られていてもちろん柔らかくて美味しいです。


↑炊き合わせ

そして天ぷらが運ばれます。
豆腐と茄子などの天ぷらですが、つい写真を撮るのが遅れてしましました^_^;)
美味しいのがいけないのです・・・。


↑天ぷら

そして、お造りが豆腐を鯛の刺身と海苔で巻いたもので、湯葉も添えられています。
これは初めて食べる料理で、鯛の刺身がとろけていました!
これは美味しかったです!
素晴らしいと思いましたね!


↑お造り

そしてご飯と赤出汁と漬物が運ばれますが、このご飯もたっぷり入った穀物との絶妙な炊きあがりで粘り気があり美味しいし、赤出汁も十分出汁が利いていて美味しい!
素晴らしいです!


↑ご飯と赤出汁、漬物

そして最後のデザートは豆乳のアイスクリームで、蜂蜜がかけられていてこれも美味しいです!


↑豆乳のアイスクリーム

それから会計時に、小田急の大山フリーパス券で来たことをいうと、大山豆腐を頂きました!
これは嬉しいサービスです!
後で家で食べましたが、とても柔らかくクリーミーで美味しかったです!
さすが大山豆腐ですね!

東学坊は露店風呂にも入れ、そして綺麗な室内で美味しい豆腐料理を堪能できて、とてもオススメですね!
想像以上の美味しさに驚きました!

美味しかったものまとめ(2015年下半期)

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東学坊懐石・会席料理 / 伊勢原市その他)

昼総合点★★★☆☆ 3.5


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東海道五十三次 街道をゆく 小田原~畑宿 (2)風祭の一里塚~早雲寺

2016年02月22日 01時00分00秒 | イベント・外出
 前回に引き続き、阪急交通社が企画する「東海道五十三次 街道をゆく」の第9回目の小田原城~畑宿 (2)風祭の一里塚~早雲寺について紹介したいと思います。

 昼食を食べた後、さっそくウォーキング開始です。
まず風祭の一里塚がありました。
江戸の日本橋から21番目の一里塚で、約81.9kmとのことです。一里は約4kmですね。


↑風祭の一里塚


↑風祭の一里塚の説明

この風祭には実は北条家の忍者である風魔党がいたようです。
字も似ていますよね。
特にこの風魔が活躍したのは、上杉家との川越城での戦いで、上杉連合軍8万に対して北条家は1/10の8千だったようですが、寝静まっている夜に音が出る鎧を脱いで切りかかり大勝利したようです。
川越夜戦として有名なようです。

 それから、紹太寺(しょうたいじ)へ行きます。
小田原藩主稲葉家の墓所で、広大な敷地です。
稲葉家に嫁いで後に将軍徳川家光の乳母となった春日局の墓もあるようです。
春日局の夫の稲葉正成は関ヶ原の戦いで小早川秀秋を西軍から寝返らせた立役者とのことです。


↑紹太寺の看板

それから、ここの隠元(いんげん)禅師は中国から精進料理をもたらし、あのインゲン豆やタケノコ、レンコン、スイカももたらしたようです。
インゲン豆は、隠元が名前の由来とは知りませんでしたね^_^)
勉強になります!


↑隠元禅師が伝えた精進料理の看板

それから、この紹太寺入口からは、豊臣秀吉が北条攻めの際に一夜で建てたように見せかけた一夜城の山が見えました!
実際は山の中で城を造り、夜中に一斉に城の前にある木々をを切り倒したようです^_^;)
結構本格的に城は造られたようです。


↑一夜城があった辺り

それから少し歩くと、源頼朝が富士の巻狩の帰りに乗っていた馬が暴れ、その馬の爪跡が石橋に残ったと言われる「駒ノ爪橋跡」がありました。
石に足跡をつけた頼朝の馬の頑強な足にあやかりたいと、旅人が祈願していたようです^_^)
面白いですね。


↑駒ノ爪橋跡の案内

それから、その近くに日本初の有料道路の説明がありました。
明治8年(1875年)に、小田原の板橋から湯本まで全長4.1kmの日本初の有料道路ができたようです。
開通した日から5年間通行料が取られたようですが、人力車は1銭、大八車7厘、小車は3厘だったとのことです。
当時は1銭は現在の30円くらいの価値だったようです。
人力車や大八車というのが時代を感じますね^_^)


↑日本初の有料道路の説明

そしてしばらく歩くと湯本駅などが見えてきました。
いよいよ箱根の山を登ることになります。


↑湯本駅方面

そして、早雲寺がありました。
北条五代の墓があるお寺です。


↑早雲寺の説明


↑早雲寺

天正18年(1590年)に豊臣秀吉軍により北条家は滅びることとなり、このお寺もその際に一度は焼かれたようです。
北条家は五代続いたのですが、親子関係は上手くいったようで、骨肉の争いは戦国の世には珍しかったようです。
教育がしっかりしていたようで、他家へ嫁ぐ娘に対しても嫁入り21か条などがあったようです。


↑北条五代のお墓


↑北条五代の説明

それから話が変わりますが、箱根で温泉が有名になると、箱根宿や小田原宿に泊まる客が減り、宿場町の人は幕府に願い出て、飯盛女をおく許可を得たようで、それから箱根宿や小田原宿は景気がよくなったようです^_^;)

今回は、春日局などについて理解できたのは良かったし、日本初の有料道路があったとは驚きましたね^_^)

次は、(3)一里塚~畑宿です。

お勧めなお話(2015年下半期)

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「お金が貯まるのはどっち!?(菅井敏之)」という本はとてもオススメ!

2016年02月19日 01時00分00秒 | 
「お金が貯まるのはどっち!?」の購入はコチラ

「お金が貯まるのはどっち!?」という本は、元銀行員で現在は起業してアパート経営やカフェをオープンさせた著者が、その銀行員の経験から銀行&保険の活用法、お金が貯まる習慣、住宅に関して分かりやすく説明したものです。

 特にメガバンクより信用金庫に口座を作って信用を作ったほうが、住宅ローンや独立などに借りる時に優位とはナルホドと思いましたね。
また、信用金庫は、相続や独立の際に司法書士や税理士、行政書士などの紹介を受けられたりと色々と相談できることもメリットなようです。

また、本書では以下についてナルホドと思いましたね。

・クレジットカードのキャッシング枠はカードを何枚も持っていたとしてもキャッシングできる総額は同じ
・貯金の際に天引き額が大きすぎるとかえって貯まらない
・すべての支出を額ではなく収入の割合で決めることがポイント
・メインバンクは信用金庫にすべき
・4大固定費は住宅費・保険料・自動車費・教育費で無駄な支出をなくすこと
・お金持ちは長財布
・家計もダイエットも記録することが大事
・仕事ができる人は相手の靴をチェックする
・お金持ちの家は例外なくきちんと整理整頓されている
・いいものを長く使うことがポイント
・自己破産する原因は借り入れの総額ではなく借り入れの本数
・投資は状況が悪いと察したらすぐに損切りすべき
・持ち家はルームシェアで賃貸収入を得るのも一考
・延滞する人に共通しているのは字が汚い人
・住宅ローンの支払いを3回延滞したらアウト

 「お金が貯まるのはどっち!?」という本は、お金を貯めるだけではなく、人生向上のためのヒントもたくさんあり、とてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です。

・例えばあなたのキャッシング枠が100万円だったとします。この場合、カードを1枚持てば、そのカードのキャッシング枠は100万円になります。では、4枚持ったら、すべてのカードの合計キャッシング枠が400万円になるかというと、そうではありません。4枚合計のキャッシング枠は、100万円のままです。

・給料天引きすることで、かえってお金が貯まらない人というのがいます。天引き額をやたらと大きく設定してしまう人です。必死に貯金しようとするあまり、無理な金額を設定し、毎月の生活を苦しくする。最初の何ヶ月かは我慢できても、無理は続きません。やがては、苦しくなった月末に貯金に手をつけてしまい、これがきっかけで貯めるモチベーションを失ってしまう人を、銀行員時代に山ほど見てきました。無理なく貯金するためには、手取り収入の15~20%くらいが妥当です。

・すべての支出を割合で決めるようにすることが大事です。給料からの天引き預金を収入の15~20%。ほかはたとえば、住宅費(家賃)は収入の25~30%、保険料は5~7%、通信費・光熱費は7~10%、食費は10~15%、交際費は5~7%、雑費は3~5%と決め、残りを臨時支出などにあてる。これは、私の長年の経験で得たパーセンテージです。割合で支出を管理することは、ムダづかいをなくすコツでもあります。

・信用金庫なら「コツコツ戦法」が効果を発揮します。信用金庫も、もちろんお金を貸したいのです。その金利で商売をしているわけですから。メガバンクが相手にしないようなお客様を相手にすることで、彼らは食べています。ですから、コツコツとまじめに積み立ててきた「信用できる人」にお金を貸そうとします。人生の選択肢を残しておくためには、信用金庫をあなたのメインバンクにして、給料をここに振り込み、同時に積み立ても行うのです。これが将来、必ず役に立つときがきます。

・「総合口座」をつくり、普通預金、定期預金、貯蓄預金の3種を使い倒す。普通預金には生活費と安心できる手元資金を、定期預金には余剰分を、貯蓄預金には臨時出費分を、それぞれ入れておく。

・毎月決まった額がかかる支出を「固定費」といいます。その中で、特に大きなものが4大固定費。1住宅費、2保険料、3自動車費、4教育費。この4大固定費を節約することこそが、お金を貯める最短の道です。大根1本の値段をいくら節約してもお金は貯まりません。

・私はインターネットの保険会社を活用することをおすすめします。営業マンがいないため、営業コストがかからない分、同じ内容の保険であっても、保険料が安いというアドバンテージがあります。何より、ムダな保険をすすめられることがあります。たとえばライフネット生命保険の岩瀬大輔社長は、日本の保険のコスト構造に疑問を持ち、本来あるべき姿、すなわちコストの安い保険を多くの人に提供しようという志で頑張っています。

・私が銀行員時代から今までお会いしてきた成功者のほとんどは、長財布を使っていました。お金持ちは長財布。こう言い切って間違いありません。では、なぜ、成功者は長財布を使うのか?これにははっきりした理由があります。その人が「お金をどう扱っているのか」ということが、財布にあらわれるのです。お金は、一生懸命働いたことで得られる大切なものです。昔から「1円を笑うものは、1円に泣く」と言われますが、それくらい丁寧に扱うべきもの。銀行に入社すると、お金の扱いの大切さを徹底的に叩き込まれます。成功者たちは、お金の大切さをよくわかっている。だからこそ、折らずに、お金にとって心地のいい環境である長財布を使うわけです。

・お札は長財布に入れて、左の胸ポケットにしまう。自分の大事な心臓の近くに置いておくことが、お金を大事に扱っている意識を高めます。レシートやカード類は必要なものだけになるよう整理し、いつも清潔にしておくべきです。何も、高価な財布を買う必要はありません。安価なものでもいいし、誰かからプレゼントしてもらったものでもいいですから、とにかく大事に使うことです。

・とりあえず3ヶ月だけでいいので、家計簿をつけてください。つけるのは月に1回で構いません。すると、自分が何にお金を使っているのか、一目瞭然になります。ダイエットと同じ。毎日の体重と何を食べたかを記録することで、自分の体重とその食事が何キロカロリーかが気になってきます。自然と体重が増えないようにコントロールできるようになる。実際に、私は体重を記録することで、ダイエットに成功しました。家計も同じです。記録をつけることで、自然と節約力が高まり、本当に必要なものだけにお金を使うようになります。

・高級ブランドに買い物に行くと、店員さんがこちらの足元をちらっと見ることに気づいたことはないでしょうか?あれはつまり、お金を持っていそうな客かどうかを値踏みしているわけです。実は銀行員も、お客様の靴をチェックしている人がかなりいます。仕事ができる人は、相手の靴をチェックしています。この人たちから認められるためには、いい靴を大事に履かなければなりません。

・個人宅にもさんざん訪問をしましたが、お金持ちの家は、例外なくきちんと整理整頓されています。自己管理ができていて、感情のコントロールもできている。汚いところを汚いまま放置するようなことをしませんし、だからこそお金も増やせるのです。

・私の基本は、”いいものを長く使う”こと。ですから、私はほとんどセールでモノを買いません。前からほしいと思っていたものや必要なものがセールで安くなっているならば、それは買います。確実に得をするからです。しかし、安いから買う、今だけだから買うのは感心しません。無駄な出費でしかないからです。

・たとえば、銀行で「特別金利3%の定期預金」といった商品があります。しかし、その後、あの手この手で投資信託や保険などの商品のセールスを受けます。銀行は、吐き出した損失を、投資信託の手数料で取り戻そうというハラなのです。3%という金利に飛びついたために、買いたくもない投資信託を買わされる。限定で今だけ金利が高いという商品には、必ずバックエンドがあると思っておいたほうがいいでしょう。一度顧客として取り込んでしまえば、いくらでも接触の機会(銀行にとってのビジネスチャンス)は生まれるのです。

・私は銀行員時代、借金を返済できずに自己破産してしまった人を数多く見てきました。実は、破綻してしまう原因は、借り入れの総額ではなく、借り入れの本数にあります。住宅ローンで2000万円を借りていても、35年ローンであれば、毎月の支払い負担は5万5千円くらいで済みます。これならば、返済に困るほどではありません。しかし、30万円、50万円、100万円のカードローンなど、複数の場所から借りている場合、高い金利によって月々の支払いは簡単に15万円くらいになってしまいます。全体の借金は500万円ほどでも、借り入れ本数が多いため、毎月のキャッシュ負担が大きくなってしまう。こうして結局、払いきれずに破綻するケースがとても多いのです。

・まじめな人はプライドが高いため、人に相談できないことも、破綻しやすい要因でしょう。これはアパート経営に限った話ではありません。ほかの投資においても同じです。状況が悪いと察したら、すぐに損切りをするべきです。少々いい加減で、「これくらいの損なら、まあしょうがない」と考えられるくらいで、ちょうどいい。粘りすぎると、知らず知らずのうちに、地獄行きの切符を手にしてしまうのです。

・若いうちからマンションを買うメリットは、ほかにもいろいろあります。賃貸の場合と比べて持ち家のほうが、毎月の支払い額が同じであっても、広い場所に住めます。中古の2DKのマンションを購入すれば、友人を連れてきてルームシェアすることができます。若いうちなら、わりと気軽にできることです。2部屋あるのですから、1部屋を安い値段で貸すのです。そうすれば家賃が得られるので、ローン負担はかなり軽くなります。

・新たな物件はマンションにこだわらなくていいかもしれない。たとえば、戸建ての併用住宅を見つける。2階に自分たち夫婦が住んで、1階にある2つのワンルームをそれぞれ7万円で貸してみる。こうすると毎月の家賃収入は14万円。住宅ローンが15万円だとしたら、実質ほぼタダで家を買えてしまいます。これで、貯蓄額を飛躍的に増やすことができます。何せ、住宅費はゼロなのですから。上物(建物)の50%以上を自分たちの住居に使用すれば、住宅ローンで借りることができます。わざわざアパートローンを利用しなくても、もっと金利の安い住宅ローンでアパート経営を実現できるのです。

・「延滞する人に共通しているのは、字が汚い人」というのがありました。私もその通りだと思います。私も銀行員時代、必ず字をチェックしていました。銀行員になり立てのころ、先輩からこう教えられたのです。「書きなぐったような乱暴な字を書く人は、延滞する人が多い。融資は慎重にしなさい」字は、その人の性格そのものなのでしょう。何事においても雑ですから、時も雑になりますし、お金の管理も雑になるというわけです。

・住宅ローンを組むときは、絶対にボーナス払いにしてはいけません。誰もが思っているように、今の時代、必ずボーナスをもらえる保証はどこにもありません。もし、ローンの支払いを3回延滞してしまったら、アウトです。せっかく購入した家を差し押さえられ、かつ、あなたの預金も差し押さえられてしまいます。

・たとえば、急に身内が亡くなって、相続が発生したとします。書類作成や役所への提出、保険など、司法書士が必要になりますが、誰に頼んだらいいか途方に暮れることがあります。また、事業を始めようと思ったときも、そのための手続きをお願いする司法書士や税理士を探さなければいけません。そういったとき、積み立てをしているメインバンクに「いよいよ独立することになりました。ついてはそれに関する税理士さん、司法書士さん、行政書士さんを紹介してくれないでしょうか」と相談するのです。銀行は、ネットワークを持っています。そして何より、銀行員は相談されるのが大好きです。私もそうでしたが、人の役に立ちたいという気持ちが強いので、喜んで税理士や司法書士を紹介してくれます。審査の際に少し上から目線になってしまうのも、「なんとかこの人を稟議で通したい」と一生懸命「してあげている」ことのあらわれでもあります。少し傲慢に見えることもあるかもしれませんが、人の役に立ちたいという気持ちは同じです。特に地元の信用金庫は、その地域の情報とネットワークを持っていますから、紹介してくれるでしょう。また、紹介された税理士や司法書士も、あなたのことを大事にします。銀行からの紹介ですから、絶対に変なことはできません。こうして、銀行の信用を有効に活用できるわけです。

・松下幸之助さんも、本当に相談がうまかったと聞きます。当時の住友銀行がなんの資産もない松下電器産業に融資したのも、松下幸之助さんが銀行に掛け合ったから。その態度は礼儀正しく、ひとつも偉そうなところがなかったそうです。今でも松下電器産業(現・パナソニック)は、住友銀行(現・三井住友銀行)に対する恩義を忘れずに、感謝の気持ちを持っています。その人が抱えている課題、悩み、やりたいこと・・・。それを一緒に考えてサポートする。自分が持っている人脈やネットワークを利用して、その人を助けたい。銀行員時代の私も、つねにそう思っていました。それが楽しくて仕方がありませんでした。ですから、あなたも困ったことがあれば、銀行に相談してください。きっと真摯に対応してくれるはずです。そしてそれが銀行との絆を太くすることにもなるのです。

良かった本まとめ(2015年下半期)

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「シュリシュリ(東京 南青山)」というイタリアンはとてもオススメ!!

2016年02月17日 01時00分00秒 | 外食
 ミシュラン2016東京を見て、東京の南青山にあるシュリシュリへ行ってみました!
 ミシュランガイドでは5000円以下で特におすすめの食事を提供しているというビブグルマンに選ばれています。

 場所は東京メトロ銀座線外苑前駅から徒歩約5分の青山通りから住宅街に入ったところにあります。


↑シュリシュリの店構え

 シュリシュリとは、シチリアの方言で「花」を意味するようで、店内に入るとイタリア南部の明るい花をイメージしたようなミュージックが楽しく流れていましたね^_^)

店内も南欧風なオレンジ色をベースとした明るい色で、清潔で綺麗です♪


↑店内

ランチメニューを見て食べるものを決めます。


↑ランチメニュー

コースとしては以下の3つがあります。
ミシュラン掲載店で1300円からランチを楽しめるのはリーズナブルで嬉しいですね!

・PRANZO A(前菜3種、パスタ、メイン、カフェ)1800円
・PRANZO B(前菜3種、パスタ、カフェ)2400円
・PRIMO セット(サラダ、パスタ、カフェ)1300円

 とはいえせっかくなのでPRANZO Bで、パスタは小海老のトマトソーススパゲティ、メインは霧島豚と栗のソテーを選びました♪

オーダーはイタリア語でシェフへ伝えられます。
さすがミシュラン店^_^)

まずは3種の前菜が運ばれます。
マダコのカルパッチョとホタテのマリネ、薫製パンチェッタブリア(恐らく豚肉)です。
盛りつけが美しい!
どれも美味しいですが、ホタテのマリネが新鮮さを感じます^_^)


↑3種の前菜

それからパンも運ばれますが、紙袋に入って来るとは驚きました^_^;)このようなサービスは初めてですね♪
おそらく温かさや水分を保つためかと思います。
さすがミシュラン掲載店!


↑パン

 そして、パスタの小海老のトマトソーススパゲティが運ばれますが、想像以上にアツアツで、小海老もプルプルして結構大振りです。

パスタはアツアツなうちに食べるのが鉄則で、皿が温かいのはもちろんですが、ここまでアツアツとは嬉しかったですね^_^)
また海老はかなりの大きさなので小海老ではないかと思います^_^;)
麺はさすがのアルデンテでちょうど良い固さで美味しいです!


↑小海老のトマトソーススパゲティ

そしてメインの霧島豚と栗のソテーが運ばれます。
栗とは珍しいと思います。
豚肉は想像以上に厚みがあり大きくボリュームがあります^_^)
甘いソースがしっかりと肉になじみ、美味しいですね!
歯ごたえ十分で、甘い栗とも合いますね!


↑霧島豚と栗のソテー

そして最後にホットコーヒーを選びました。
濃いめのしっかりとしたコーヒーで美味しいです!
ちょっとしたナッツの菓子もついて嬉しいですね^_^)


↑コーヒー

帰りにはシェフ自ら丁寧に挨拶をして下さり驚きました。
嬉しいですね^_^)

シュリシュリは、明るい南欧をイメージしたお店で、綺麗な店内で、美味しいイタリアンを堪能でき、とてもオススメですね!
さすがミシュラン掲載店だと思いました。

美味しかったものまとめ(2015年下半期)

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シュリ シュリイタリアン / 外苑前駅青山一丁目駅乃木坂駅

昼総合点★★★★ 4.0

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東海道五十三次 街道をゆく 小田原~畑宿 (1)小田原城~昼食

2016年02月15日 01時00分00秒 | イベント・外出
 阪急交通社が企画する「東海道五十三次 街道をゆく」の第9回目の小田原城~畑宿 (1)小田原城~昼食について紹介したいと思います。

 今回のツアーからは、歩き始める現地での集合ではなく上野駅や東京駅などから貸し切りバスに乗っての集合となります。
この日は各地から合計8台のバスが集まるということでした。
私の場合は東京駅に7:30集合でしたね。
バスに乗り込むと、まず始めに最近大きなバス事故があったことから、今回のバス会社はしっかりした会社で、あのはとバスでバスが足りなくなると協力もしている「ニュー東京」という会社のバスということで、安全には特に注意するということでした^_^;)
バス車内に安堵感が広がります^_^;)
そして、4分弱ほどのバス乗車の注意事項のDVD映像も流れます^_^;)


↑貸し切りバス

高速道路に乗って、途中休憩のSAに止まって、あまり混まずに集合場所の小田原城へ到着しました。
いつものように準備運動をして出発します。
今回は本格的に箱根に登り始めるので、念入りに準備運動をします^_^;)


↑小田原城で準備運動


まず、大久寺(だいきゅうじ)に到着します。
小田原城城主だった大久保家の墓があり、開基の大久保忠世などの墓があります。


↑大久寺

それから、その近くに光円寺(こうえんじ)がありました。
ここで地元のボランティアの方による説明があったのですが、光円寺はあの徳川三大将軍家光の乳母である春日局が開基したお寺で、大きなイチョウの木はその春日局が植えたようです。
春日局が嫁いだ稲葉家が、大久保家の後に小田原城主となったためですね。
この光円寺に小田原宿の京都側の見付(入口)があったようです。


↑光円寺

東海道中膝栗毛での弥次さん喜多さんの小田原宿での逸話で有名なものには五右衛門風呂がありますね。
弥次さん喜多さんは五右衛門風呂の入り方を知らなかったので、下駄を履いて風呂に入ったというものです^_^;)
五右衛門風呂とは円い板を沈めてその上に素足で入るものですが、その板を蓋と勘違いして取ってしまったので、底が熱くて堪らなく、仕方がないので下駄を履いて風呂に入ったというものです。
その下駄のせいで五右衛門風呂が壊れてしまい、弁償しなくてはならず弥次さん喜多さんたちは大変でしたね^_^;)

それから、歩いていると縁日で、屋台がたくさん出ていました♪


↑縁日

たまたまこの日は板橋地蔵尊の縁日で、年に2回、1月23日24日と8月23日24日がとのことです。
これらの日に詣でると、亡くなった身内の人と瓜二つの顔の人に会えるという伝説があるようです。
そのため、この縁日は賑わうようです^_^)
ちなみに、板橋というのは、この近くに北条家が小田原城に水を引くための日本最古の小田原用水があるのですが、その用水に板の橋があったためとのことです。
その字のまんまなんですね^_^;)


↑板橋地蔵尊

それから、二子山が見えましたね。
同じくらいの高さの山が2つ見えます。
箱根の火山活動のうち最後に出来たものとのことで、その名のとおり二子のように二つの峰が並んでおり、北側が上二子山1,099m、南側が下二子山1,065mとのことです。
後で、箱根の石畳を通るのですが、この石は二子山から運ばれたとのことでした。


↑二子山

そして、今回はかなり早いのですが、鈴廣というカマボコ屋さんのかまぼこ博物館・かまぼこの里で昼食となりました。
10:30の昼食ですが、早朝に朝ごはんを食べたので、腹ペコでしたね^_^;)
バスの中での昼食となりました。
相模の海の幸と山の幸とのこです。
毎度のことながら、各地の名物が弁当となります。
ワサビ漬けが効く~♪


↑お弁当

なお、かまぼこ博物館では、カマボコ作りを体験できるとのことで、楽しそうでしたね。
いつかチャレンジしてみたいものです♪


↑カマボコ作り

それからカマボコ工場を見ることができ、興味を持ちましたね^_^)


↑カマボコ工場

弁当が少し足りなかったので、旬の魚を使った「ぼっこ揚げ」を買って堪能しました!
出来立てで温かくて美味しい!!


↑ぼっこ揚げ

今回は、ラッキーなことに縁日だったので、嬉しかったですね!

次は、(2)風祭の一里塚~早雲寺です。

お勧めなお話(2015年下半期)

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「厳選日本酒手帖 日本酒を識る(山本洋子)」という本はとてもオススメ!!

2016年02月12日 01時00分00秒 | 
「厳選日本酒手帖 日本酒を識る」の購入はコチラ

「厳選日本酒手帖 日本酒を識る」という本は、日本を7つのエリアに分けて、地域別に酒蔵や123もの日本酒をカラーで紹介しているだけでなく、以下のコラムもあって充実していて、日本酒について楽しく学べる本です♪

・杉がおいしく醸す
・純米酒を1升造るのに必要な玄米と田んぼの面積は?
・米で味が変わる
・自然派の日本酒
・COOLで楽しむ酒器
・「十四代」で考える酒の価格
・HOTで楽しむ酒器
・酒は純米、澗ならなおよし
・バラエティに富む日本酒
・スパークリングsake
・日本酒に残る日本のモノサシ
・樽酒の醍醐味は、静かさとのどかさ
・復活する原生種の酒米・強力
・純米酒の梅酒
・SAKEおつまみ
・ジャケ買いコレクション
・エイジングを味わう
・もしも、お酒が残ったら
・日本酒の保管について
・IWC世界チャンピオンの酒

 特に原材料が米と米麹だけの純米酒等の全国の美味しいお酒を楽しみたいと思いましたね。

 また、スパークリングsakeやIWCで受賞しているお酒にも興味を持ちました^_^)
飲んでみたいです!
(ただ、酒に弱く、ほとんど飲めないのが残念です^_^;))

 そのほか、1升の純米酒を造るのに2畳分の田んぼが必要なこと、日本酒用の4大米、日本酒にアルコールが添加されたのは第二次世界大戦中にマイナス20度でも凍らないことが必要だった、お澗をおいしくつける方法、日本酒の種類は11種類あることには興味を持ちましたね。

 「厳選日本酒手帖 日本酒を識る」という本は、特に純米酒について楽しく理解を深めることができて、とてもオススメです!!

以下はこの本のポイント等です。

・日本酒の種類は多すぎる。困っちゃうニホンシュがありすぎる。酒売り場では玉石混交で並ぶので誤解を招きやすい。純米酒の原材料は「米・米麹」とシンプル。合成清酒になると「醸造アルコール、米、米麹、糖類、調味料(アミノ酸)、酸味料」と複雑。中には、醸造アルコールに酒粕を加えた(米・米麹を使っていない!?)トンデモ合成清酒まである。安さを追求した酒と、丁寧に時間をかけて醸された米だけの酒は、まるで違う飲み物。選ぶ時は「米・米麹」=コメ・コメコージと覚えてほしい。

・本来の日本酒は米だけの酒。それが、流通している8割もの酒にアルコールが加えられている。添加されるアルコールは「醸造アルコール」で、一見、醸造酒んほような名前だが、蒸留酒である。醸造酒に蒸留酒が入っているわけだ。アメリカでは醸造アルコールを添加した日本酒はリキュール扱いになるため税額が上がる。そのためアメリカへ輸出される日本酒はほとんどが純米酒なのだ。純米酒の仲間は大きくわけて種類が3つ。50%以上米を磨いて醸す最高クラスの純米大吟醸、40%以上磨く純米吟醸、そして純米酒。どれも米・米麹と水が原料であり、使用する米は、等級検査を受けたものだけという決まりがある。

・酒の心臓部をつくる麹。自動製麹機があう現代に、おいしさを追求する蔵がこだわって使っているのが「麹蓋」と、それより大きな「箱麹」という杉の木箱。最上の麹を目指す蔵はこれこそが命と絶対譲らない。上質な麹造りに欠かせない「麹蓋」。一見、シンプル極まりない木箱が、ひと箱3万円以上する。だが「これでも見合わない」と秋田県大館市・沓澤製材所の沓澤俊和さんはため息をつく。杉加工品もいろいろあれど、これほどハードに使われる杉はない。高温の麹室で、麹をのせて2昼夜。清潔を保つため使用後に熱い蒸気をかける蔵もあるという。「普通の杉材では、すぐ隙間ができ、そって使い物にならない」。年輪の幅が狭く、強度に優れ狂いが少ない天然杉の目を使う。しかも、機械製材では表面がツルっと滑ってしまうため、微妙なひっかかりを要する麹造りには適さず、手斧で薄く切るというのだ。1枚たりとも失敗が許されない高級材、この道50年近くのベテラン職人が、1枚ずつ慎重に行う。この麹蓋を作ることで、様々な技術の継承が行われる。

・1石(いっこく)とはその昔、大人一人が1年間に食べる米の量だった。つまり加賀百万石は100万人が食べていける国を意味する。そして1石がとれる田んぼの面積を1反(いったん)と呼ぶ。(妖怪の”一反”木綿とは別単位)。生活に密着したわかりやすい単位が日本にあったのだ。2018年度に廃止が決まった減反政策だが、今なお100万ha以上の田んぼで米が栽培されていない。反数にしたら1000万反、つまり1000万人が食べていける面積が遊んでいる。もったいない。ここでちょっと酒を計算してみよう。
米(米麹)+水=もろみ=酒+酒粕
純米酒=米+水ー酒粕
純米酒造りで、米と水からもろみを造り、もろみを絞って酒粕を除くと純米酒の出来上がりだ。純米酒造りだと、水は米の約1.4倍、「粕歩合」という酒粕の比率は約0.3倍。そこから計算すると仕込んだ米の約2.5倍の純米酒ができる。逆に計算すると、1升の純米酒は1kgの玄米から造られる。農薬化学肥料に頼らずスカスカと間隔を空けて育てる田んぼでは、平均一反あたり6俵(360kg)という。すなわち純米酒360本分だ。一反は約1000平方メートルだから、360で割ると、純米酒1本造るのに必要な田んぼは約3平方メートル、つまり1坪・2畳分!

・お酒になる米はひとつじゃない!酒米とは、日本酒の原料に適した米のことで、正式名称は酒造好適米または醸造用玄米。新品種が次々に誕生し、その数は100種近く。酒米の特徴は醸造用適性が高いこと。粒が大きく軟らかで、心白(米粒の中心にある白く不透明な部分)が大きく、タンパク質や脂肪分が少ないことが特徴。

・山田錦:最も有名で「酒米の王」と呼ばれる。味にボリュームがあり、バランスのよい酒になる。全国新酒鑑評会で金賞を獲得する大半の酒がこの山田錦だ。東北の米どころの酒蔵でも、上級クラスの大吟醸酒は、山田錦を磨いて造ることが多い。心白の大きさがほどよく、大吟醸のように高精米しても砕けにくい。タンパク質、脂質の含有量が少なく、80%という低精米酒に挑戦する蔵もある。現在、作付けNo.1の人気米。兵庫県が主産地。親=山田穂+短悍渡船

・五百万石:米どころ新潟で開発されたロングセラーの酒米。名前の由来は、育成年の昭和32年に生産量が五百万石を突破したことを記念して命名された。40年もの長きにわたり日本一の生産量を誇ったが、2001年に山田錦に抜かれた。心白が大きいが、50%以上磨くと割れやすくなり大吟醸には不向き。淡麗できれいな酒質に定評があり、全国各地で栽培される。早生品種。耐冷性あり。親=菊水+新200号

・美山錦:長野県で開発された酒米。たかね錦に代わる大粒で心白発現率が高いことを目指し1978年に育成された。長野が誇る雄大な自然、北アルプス山頂の雪のような心白があることから美山錦と命名。山田錦、五百万石に続く第3位の生産量。爽やかでキレがよく軽快な味。耐冷性に強い品種で、岩手県から東北一帯、関東、北陸で生産されている。たかね錦(親=北陸12号、農林17号)に放射線処理

・雄町:山田錦の先祖にあたうと言われる古い品種で原生種の酒米。晩稲品種。岡山が主産地だが鳥取県大山山麓で発見。当初「日本草」と名付けられるが発見者の出身地に因み「雄町」に改名。交配種には改良雄町、兵庫雄町、広島雄町、こいおまちなどがある。やわらかな軟質米で、米が溶けやすく、味幅が出るフルボディータイプ。余韻も長く続く酒になる。原生種

・幻の酒とよくいうが、今、一般人が最も買うことが難しいのは山形県の「十四代」だろう。十五代目当主、高木顕統さんが杜氏を務め、デビュー作の「本丸」は美味しさと価格が衝撃的だった。フルーティで清涼感ある香り、品のいい甘みで誰もが吟醸か大吟醸と勘違いした本醸造酒。十四代がきっかけで日本酒に目覚めた人も多い。十四代目の蔵元、高木辰五郎さんは酒米の育種に力を注ぎ、「龍の落とし子」「酒未来」など優れた酒米を育てた。「十四代 中取純吟」は備前雄町、播州山田錦、播州愛山など酒米違いが、純米大吟醸は「七垂二十貫」「龍泉」「龍月」「双虹」がある。十四代に限らず、生か一度火入れというデリケートな酒を造る蔵は、問屋を介さず酒販店と取引するケースが多い。その店は「特約店」と呼ばれ、正規販売店。インターネットの店は特約店から定価で購入し、法外な価格で販売。どのような流通をたどったか解明できず、酒が劣化している恐れが大。
十四代 本丸 2000円(1.8l)
十四代 中取純米 2800円(1.8l)
十四代 純吟 龍の落とし子 3210円(1.8l)
十四代 純米大吟醸 七垂二十貫 10000円(1.8l)
十四代 純米大吟醸 龍月 10000円(1.8l)
十四代 純米大吟醸 龍泉 14000円(1.8l)

・Q.どうして日本酒にアルコールが添加されたのですか?
A.凍らない日本酒と米不足のためです。第二次世界大戦の最中、満州に進出を決めた日本軍。兵士のために、マイナス20度でも凍らない日本酒が必要になりました。ウオッカやウイスキーなどの蒸留酒と違い、アルコール度数の低い醸造酒、日本酒は厳寒の地では凍ってしまいます。そこで、別の蒸留アルコールを添加することが国で認められました。また、戦争で米不足となり、水増しする技術も必要だったのです。薄めただけでは、ただ味が薄くて辛いだけの酒になるため、味調節のための糖類、酸類、アミノ酸類を加えた増醸酒が生まれたのです。

・Q.なぜ純米酒がいいのですか?
A.米を食べてるのと同じことだから
日本の優れた出汁文化は、米を食べ、米の酒を飲むことでバランスよく成り立ちます。日本が抱える健康問題や環境問題にも和食は大きく貢献します。醸造用アルコールを添加した日本酒から、純米酒に切り替えることで、より多くの上質な田んぼが必要になります。農薬や化学肥料に頼らない酒米を育てていくには信頼関係です。そして譲ってもらった貴重な米を丁寧に時間をかけて、精魂こめて醸し、出汁がきいた和食にあう酒にする。豊かな田んぼを一緒に育むのが純米酒なのです。

・お燗をおいしくつける3step
step-1 徳利に熱湯を通す。中のホコリや、匂いを取り、器を温める効果がある。(これをするとしないじゃ大違い)
step-2 徳利に首部分まで酒を注ぐ。この時、首の上まで注がない。温めると酒は膨張するので、溢れてしまう。この現象を利用して温度計代わりに使うのだ。酒が増える分で、酒の温度がわかる。
step-3 口径が狭い鍋かヤカンに、徳利が肩までつかる水を入れて沸騰させ、火を止める。そこへ首まで酒を注いだ徳利を入れ、2~5分待つ。液面が3mmほど上がるとぬる燗。1cm~上がれば熱燗だ。

・日本酒の種類
(1)活性にごり酒(瓶内2次発酵=シャンパンタイプ。酵母ば瓶内で生きたまま)
(2)にごり酒(もろみを粗ごしした酒)
(3)生酒または本生(一度も火入れをしていない生の酒。生々ともいう)
(4)生貯蔵酒(生で保管し、出荷時に一度火入れをした酒)
(5)生詰め=ひやおろし(一度火入れをしてそのまま瓶につめて出荷する酒。ひやおろしは秋まで保存して出荷したもの)
(6)2回火入れの酒=通常の酒
(7)原酒(水を加えていない酒)
(8)加水した酒(水を加えた酒)
(9)新酒(できたての酒)
(10)古酒(1年以上、熟成した酒)
(11)貴醸酒(酒で酒を仕込んだ濃くて甘くて茶色い酒)

・普通酒の定義とは、酒税法で決められた「特定名称酒」以外の清酒のこと。「米・米麹・醸造アルコール」以外の糖類や酸類など、副原料が添加され、安い酒に多い。その一方で、全量純米蔵なのに「普通酒」を造る蔵もある。その理由はなぜか。実は「特定名称酒」を名乗るには、農産物検査法による検査基準、等級検査を受けた米で造らなくてはならない。規格外米は粒が小さいなどの理由で落ちたもの。味が悪いわけではない。そこで、等級外になった米と米麹で酒を造る蔵もあるのだ。米と米麹だけで造った酒でも、普通酒に分類されるが、普通酒は表示義務がないため、それぞれの蔵で工夫を凝らした商品名がついている。「飛良泉35」は毎年9月に発売される35%精米の純米大吟醸クラスの酒。毎年、待ってましたという客で、即完売する人気商品。だっ祭では「等外」、初亀では「PREMIUM PURE」辣天娘は「青ラベル」という名前で販売している。いずれも原材料は米・米麹だけ。知る人ぞ知るお得な米だけの普通酒なのである。

・これが日本酒?まるでシャンパンのように炭酸ガスが弾ける泡タイプの日本酒が大人気。炭酸ガスを注入せず、瓶内2次発酵の本物をセレクトした。爽やかでのど越しがよく、はじめの一杯やお祝い酒にもおすすめ。フレッシュ、ドライ、クリーミィと酒蔵によって、泡の味にも違いがある。新鮮な香りと味は、料理も引き立てる。
 ・獅子の里 活性純米吟醸生酒 鮮(せん)
 ・Kaishun Sparkling 純米 発泡生
 ・だっ祭 発泡にごり酒スパークリング50
 ・ゆきの美人 純米吟醸酒 活性にごり生
 ・千代むすび 微発泡純米吟醸 しゅわっと空 生

・酒を料理に使う効果は、素材の味を引き出す。魚介類の臭みを消す。味を整え、風味をつけるなどがある。大さじ1杯が決め手となる料理酒は”飲んでおいしい”が基本!味が濃い目の純米酒を料理に使うのがおすすめだ。また、日本酒蔵が料理専用に醸造した酒もある。全量純米酒の杜の蔵が考えた料理酒の原材料は「米・米麹」のみ。糖類、塩、化学調味料は不使用。米は農薬を使わず育てた福岡県糸島産・山田錦。コクが出るよう四段仕込みで熟成している。芳醇なコクと豊かな酸味たっぷりで、うまみ成分が濃い。色はべっこう飴のよう。実は燗して飲んでもうまいのだ。とある居酒屋さんは熱燗で提供している。

・ワイン以上に日本酒はデリケートと思った方が良い。生酒タイプは冷蔵で保管するのが必須だが、その他の日本酒も温度の高いところや、直射日光、人工照明など紫外線の影響を受ける場所では、色や香り、味が著しく劣化する。特に透明瓶はもっとも注意が必要。保管は光の当たらない涼しいところが鉄則。

・アルコール分を含む日本酒は、未開栓であれば、腐ることはない。光と温度を遮断し、いい状態で貯蔵すれば10年、20年の長期熟成酒も楽しめる。

・IWCは1984年に英国ロンドンで創設され、出品数では世界最大のワインコンペティションです。(ワインの出品は全世界kら約1万2000銘柄)2007年から同大会にSAKE部門が誕生。若手蔵元の全国組織「日本酒造青年協議会」が2006年より始めた酒サムライ叙任式(国内外の日本酒大使の任命式)でIWCの最高審査責任者サム・ハロップ氏が酒サムライに叙任された事がきっかけでした。グローバルなワインの檜舞台に、生産量のたった2%しか輸出されていない日本酒がしっかりとした発信の場を得ることができたのです。出品酒は市販酒ということで海外市場への訴求という面で2011年からIWC上位受賞酒は外務省の在外公館にも採用されています。同大会のワインの出品数とは比べようがありませんが、SAKE部門も海外の大会では最大で、2014年度は725銘柄の出品がありました。毎年、出品酒の頂点となった歴代チャンピオンの銘柄は、その素晴らしい品質で日本酒の魅力と共に蔵の地域の名前も世界に発信、地元の誇りとなっています。2011年のチャンピオンとなった佐賀県鹿島市の「鍋島 大吟醸」は「鍋島の栄誉を地域で活かそう」という流れになり、鹿島酒蔵ツーリズム推進協議会が誕生。新酒ができるころの蔵開きのお祭りを地域が合同で行って、3万人の町に5万人が訪れるという実績を生みました。そして観光庁の酒蔵ツーリズム推進協議会の成功モデルとしても紹介されました。日本酒の世界発信となるIWCのSAKE部門から海外のみならず日本人自身にも日本酒の魅力や可能性を感じていただきたいと思います。
<歴代チャンピオン・サケ>
2007年:菊姫 鶴乃里
2008年:出羽桜 一路
2009年:金紋秋田酒造 山吹
2010年:純米酒 梵 吟撰
      純米吟醸 根知男山
      本醸造 本洲一
      大吟醸 澤姫
      古酒 華鳩
2011年:鍋島
2012年:福小町
2013年:喜多屋
2014年:酔翁

・特定名称の清酒とは、吟醸酒、純米酒、本醸造酒をいい、それぞれ所定の要件に該当するものにその名称を表示することができる。特別名称は、原料、製造方法の違いで8種類に分類される。

特定名称(使用料)精米歩合 ※いずれも麹米使用割合は15%以上
吟醸酒(米、米麹、醸造アルコール)60%以下
大吟醸酒(米、米麹、醸造アルコール)50%以下
純米酒(米、米麹)
純米吟醸酒(米、米麹)60%以下
純米大吟醸酒(米、米麹)50%以下
特別純米酒(米、米麹)60%以下又は特別な製造方法
本醸造酒(米、米麹、醸造アルコール)70%以下
特別本醸造酒(米、米麹、醸造アルコール)60%以下又は特別な製造方法

良かった本まとめ(2015年下半期)

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寿白(東京 九段下)でのランチはとてもオススメ!

2016年02月10日 01時00分00秒 | 外食
東京の九段下を歩いていると、寿白というお店が高級感があって綺麗で気になっていたので、思い切って行ってみました^_^)
玄関には花も生けられていてさすが料亭ですね。


↑寿白の店構え

席にも花が生けられ掛け軸が掛けられています。
素晴らしいです♪


↑店内

さっそくメニューを見て注文します。


↑メニュー

お店の方は全員和服女性で、さすが料亭ですね!
また接客も丁寧で素晴らしいです。

このお店は鯛茶漬けが有名とのことなので、鯛茶膳にするか迷いましたが、最近魚ばかり食べていたので「壬生すき鍋」1800円(税抜・サービス料抜)にしてみました!
地鶏や蛤、海老などが入った鍋です。

付き出しとほうじ茶が運ばれ、そしてその後にさっそく「壬生すき鍋」がセットされますが、一人前にしてはかなり大きくて驚き!!
一人前でこの量とはかなり太っ腹だと思います。


↑付き出しとほうじ茶


↑壬生すき鍋

さっそく火を点けてぐつぐづ鍋を煮込みます。
熱伝導がいいので、すぐ沸騰しますね!
特に驚いたのは、すでにうどんが入れられていることです。
しかしかなり分厚いもので、少々煮込んだぐらいでは全然このうどんは麺が伸びません!
これは嬉しいです!

煮えやすい野菜から次々と頂きます。
ご飯も頂け、一緒に美味しく頂きました!
スープも随時足すことができるので嬉しいですね。
すっかり、たらふく頂けました!
ボリューム的には、同じ値段帯ではこの「壬生すき鍋」が優れていると思います。

そして、最後にデザートですが、柿の味がする柿の形をしたデザートでした^_^)
しっとり固く、甘くて美味しかったです!
熱い緑茶も用意され、これがまた合って美味しい!!


↑デザート

寿白は、綺麗で落ち着いた店内で、美味しい料理を頂け、お店の方のホスピタリティも素晴らしく、とてもオススメです!

-----------------
なお、このお店がとても良かったので、別の日にランチ懐石も楽しみましたが、これも美味しくてしかも美しく、とても素晴らしかったです^_^)


↑懐石の一部

美味しかったものまとめ(2015年下半期)

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九段下 寿白懐石・会席料理 / 九段下駅神保町駅竹橋駅

昼総合点★★★★ 4.1

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スマホ対応手袋はとてもオススメ!

2016年02月08日 01時00分00秒 | 良い物・サービス
「ボルサリーノ スマホ対応 メンズ手袋 【BO-5702】」の購入はコチラ

 寒い冬の屋外で、わざわざ手袋を外して、スマホを操作するのは、手が寒いし、面倒ではないでしょうか?

普通の手袋だと、スマホ画面を触っても何も反応しないんですよね。
なので、わざわざ手袋を外してスマホ画面を操作していましたが、伊勢丹新宿メンズ館で手袋コーナーを見てみると、なんと!スマホ対応手袋がたくさん売られていたので、買ってみました!
かなり種類があったのは嬉しかったです!
売場の1/4ぐらいの手袋はスマホ対応だったでしょうか。

その中で選んだのは、あのイタリアの世界最高峰の老舗帽子ブランドであるボルサリーノのスマホ対応 メンズ手袋 【BO-5702】です!

明るいワイン色にしました!

あのボルサリーノが手袋も作っているとは驚きましたが、店員さんも知らなくて驚いたとのことでした^_^)
売場の近くにはもちろん、ボルサリーノの帽子もたくさん売られていましたね・・。

特にこの手袋が良かったのは、手を入れる入口が毛足の長めのボア素材で、とても柔らかくて気持ち良かったためです!

 サイズはフリークラスとのことでしたが、手が大きめ(ピアノでドから1オクターブ先のミまで届きます^_^;))の自分でもちょうど良くてよかったです。
そして、親指・人差し指・中指はタッチパネルに反応する特殊な革で、スマホの操作ができます。
さっそく試してみましたが、結構スムーズに反応してくれたのは嬉しかったですね!

仕様は以下となります。

ボルサリーノのスマホ対応 メンズ手袋は、スマホ画面が操作でき、温かくてとてもオススメです!

<仕様>
原産国: 中国
メイン素材: ウール
素材構成: 毛、ナイロン, 裏地-ポリエステル100%, 皮革部-羊革
[サイズレンジ]:free
[カラー]:ブラック,グレー,ネイビー,ワイン
[全長]:約24cm
[入れ口]:約10cm
[中指長さ]:約9cm


お勧めなお話(2015年下半期)

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「世界的な大富豪が人生で大切にしてきたこと60(ジム・ロジャーズ)」という本はとてもオススメ!

2016年02月05日 01時00分00秒 | 
「世界的な大富豪が人生で大切にしてきたこと60」の購入はコチラ

「世界的な大富豪が人生で大切にしてきたこと60という本は、ジョージ・ソロスと国際投資会社を設立して10年間で4000%を超えるリターンを実現して37歳で引退し、世界を旅して回るかたわらコロンビア大学で教鞭を執ったジム・ロジャースが、人生で大切にしてきたことを以下の4つに分類して60についてまとめたものです。

・大富豪になれる人のシンプルな習慣
・投資で大成功するための小さなヒント
・世界の動き、お金の流れを読み解く
・自由な人生の扉を開ける鍵

 60といってもどれも簡単にまとめられていて、30分ほどで読み終える内容です。
 
 しかし、どれも本質を突いていて、今後より良い人生のためのヒントになると思います。

 たとえば以下のことについて書かれていて、とても共感しましたね。

・正しい決断のためには運動して、しっかり寝ること
・大事なことを決めるなら夜ではなく朝
・メールはすぐに返信せよ
・何でテレビなんか見るのかわからない
・贅沢を愛するパートナーは選ばない
・大好きなことを見つければ、お金は自然に入ってくる
・歴史や哲学を学ぶこと
・自分自身で経験し、自分の頭で考えること
・変化を起こす触媒を探せ
・誰も知らない国へ行こう。そして冒険しよう


「世界的な大富豪が人生で大切にしてきたこと60」という本は、人生をよりよくするヒントがまとめられていて、とてもオススメです!

以下はこの本のポイント等です。

・毎日、エアロバイクをこいで運動しています。食事を適切にとり、睡眠もしっかりとっています。きちんと寝た後のほうが正しい決断を下すことができるのですよ。一年に一度、健康診断も受けていますが、これは30年間、ずっと続けています。

・何かしらのアイデアや、今直面している課題の解決策などが最もひらめきやすいのは、朝、エアロバイクに乗っているときです。朝は、頭が働き、心がクリアになります。何かを決断すのに最適な時間帯だと思います。

・相手が誰であっても、メールは、できるだけ早く返事を出すようにしています。私の返信が相手にとって、何かしらの手助けになればいい、と思っているからです。大切な人からのメールはもちろん、それほど親しくない人に対してもすぐに返信することを心がけています。後々、どこで関わることになるかわかりませんからね。

・二人の子供たちにも、コンタクトしてきた人にはすぐに返事をするようにと教えています。このように「他人のために正しい行いをする」というのは父からの教えです。懸命に働く、というシンプルな教えとともに私の生き方の土台となっています。

・本当に忙しい人よりも、実は暇な人のほうがいつも「時間がない」と言っているのです。要するに、忙しくない人というのは怠惰で時間管理能力が低いのですね。私はリタイヤ直後にこのことを思い知りました。退職後の数ヶ月間、時間はたっぷりあったのですが、何も成し遂げることはできなかった。仕事で忙しいときのふが、よほど効率的に動けたのです。そこで、オートバイで世界一周旅行に挑むことにしたのです。

・テレビは持っていません。何でみんなテレビなんか見るのかがわからない。私にとっては時間の無駄です。代わりにいつもBBC(イギリスの公共放送)ラジオを聴いています。

・行き当たりばったりでお金を使うことは財政破綻につながるだけでなく、人生で何が大切かということを忘れさせてしまいます。今、投資しようと思っているものが本当に価値のあるものなのか。あるいは、その効果が一過性のものなのか。お金を使う前に、そういったことを賢明な頭で考えることこそが重要なのです。

・誰でも求職するときに面接を受けますが、私ならそのとき、「サラリーがいくらか」といったことをまったく気にしない。大切なのは、好きな仕事を見つけることであって、あなたにふさわしい仕事を手に入れたなら自然にお金は入ってくると思います。

・私はいわゆる華美な暮らしにまったく興味がないんです。よく「どんな車に乗っていますか」などと聞かれるのですが、長い間、自家用車は持っておらず、移動にはタクシーを使ってきました。先ごろ妻が「どうしても必要だ」と言うので仕方なく一台買ったのですが、私自身は、娘たちの学校への送り迎えには自転車を使っています。家も自分が住む一軒以外は、所有したことがありません。今はシンガポールで適当な物件を探しているところなので、とりあえず借りています。ボートも飛行機も所有していません。毎朝、エクササイズをしているんですが、そのときに使う運動用の腕時計も持っていない。宝飾品も要らないし、洋服にもあまり興味がない。新しい服なんえ滅多に買うことはありません。古い洋服のほうが好きなんです。そもそもショッピングに行くこと自体が好きではありません。財布は15年ほど同じ長財布を使っていました。さすがにボロボロになったので最近替えましたが、もらい物です。財布の中には、常にクレジットカードと各国のキャッシュカードが合わせて20枚くらいは入っています。買い物には大体カードを使いますから、現金で買い物をすることはあまりありませんね。もちろん、家族のためにはお金を使いますよ。でも子供たちにたくさん使うことは控えています。結果的に甘やかしてしまうことになるからです。

・投資家として成功しsたいなら、投資の神様と言われている人々の話を聞くよりも、歴史や哲学を学んだほうがいい。そのために欠かせないのが読書です。歴史書や哲学書から歴史的教訓を学び、物事に対する盗撮力を磨く。そうすれば大局をつかむことができるし、将来の変化も予測できる。歴史は繰り返すのです。

・テレビや雑誌、インターネットで得られる知識や情報に頼ってはいけません。賢明な投資家であるためには自分自身で経験し、自分の頭で考えること。だから私はテレビを見ません。若い人はインターネットに依存していますが、ネット上の情報で「世の中を理解した」と信じている人の視野は狭い。投資で成功したいなら、それえを心に留めて、自分の眼力を磨いてください。

・中国には資本主義経済が浸透しています。人々は勤勉に働き、収入の約35%を貯蓄や投資に回す。そんな国が成長しないわけがありません。それに比べ、アメリカ人の貯蓄率はたったの2%ほどです。「中国は投資の対象にならない」と言われていた時代から中国への投資を続けた結果、私は700%ものリターン得ることができました。まず世間の常識を疑い、自分の眼力を信じる。それが私の投資哲学です。

・今、どのような変化が起きていて、それがどうやってお金を生み出すかを考えるのです。肝心なのは変化を起こす「触媒」を探すこと。価格が低く抑えられて、落ち込んでいる業界で起こりつつある変化の兆しをつかみ、ポジティブな動きが生じていないか注意深く分析するのです。

・今でも1年に20~30回は海外に行くのですが、それぞれの国では人々の暮らしぶりを観察するようにしています。そこから「何か」を感じ取るのです。街を歩いているときも、私はそこで「何が起きているのか」に気を留めます。行き交う人の洋服に注目し、今その国でどんな流行があるのだろうか、といった具合です。ピンとひらめいたら、その洋服に関わる会社の株式などを調べるのです。

・今、アングロ・サクソンを中心とした西洋モデルが行き詰まり、世界の債権国は、中国、日本、シンガポール、すべてアジアでしょう。人、モノ、芸術、すべてはお金の流れについていくものです。私も家族とともにアメリカからシンガポールに引っ越しました。娘たちもこのままアジアに定住するでしょう。

・大昔から、経済的に行き詰まると政治家たちはお金を刷るという手段に走ってきました。けれど歴史をひも解くと、この手の政策が長期的に、いや短期的にさえよい結果をもたらしたことはありません。自国通貨の価値を下げるということは、結局不健全なインフレを引き起こし、自国民を苦しめることになるのです。

・これからは農業の担い手が不足するので、食糧を生産できる人の将来は安泰です。かなりのお金儲けが期待できます。ライバルが少ないうちに始めれば、15年後に農家として大成功したあなたのもとに「ここで働かせてください」と言ってくる人が現れますよ。

・娘たちにMBAを取らせようとは思いません。これからお金持ちになるためには、農業学、鉱山学といった学問がより大切になってくるでしょう。不動産を買うなら、農園のほうがいいと思います。

・内向きと言われている日本の若者も、外へ出て、誰も知り合いがいなくて言葉も通じない国へ行ってみるべきです。冒険しないと、つまらない人生になってしまいますよ。


良かった本まとめ(2015年下半期)

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寿司処 やまざき(東京 築地場内)のお寿司はとてもオススメ!

2016年02月03日 01時00分00秒 | 外食
「おとなの週末」2014年12月号の築地特集で、築地場内2位にランキングされた「寿司処 やまざき」へ行って来ました!

築地場内にはいつも平日の7時ごろに行くのですが、この「寿司処 やまざき」はいつもその時間でもかなり並んでいるので、1時間早目の6時に行くと4組目ほどの待ちで、6:30頃に入店できました。

「寿司処 やまざき」の築地場内での場所は6号館で、いつもかなり並んでいる「寿司大」や「大和寿司」もこの6号館となります。
人気店は6号館に偏っています^_^;)


↑寿司処 やまざきの店構え

板前の大将が若くて驚きましたが、表情は厳しく、味にはこだわっているようです。
メニューを見て、3900円の菊寿司を注文します。


↑メニュー

お店はカウンター12席のみで、奥の方に座ります。
板前は二人で、店の入口近くが大将で、奥は年配の方でした。
板の上に大きな笹の葉が置かれ、その上にガリが置かれて、さっそく玉子が2つ置かれます。
玉子は甘く柔らかく美味しいです。


↑笹の葉とガリと玉子

そして、まずヒラメとカツオが置かれます。
小皿に醤油を入れて用意しますが、あらかじめタレが塗られていて、醤油を付ける必要はありません。
まず、ヒラメを頂きますが、醤油タレが十分染み込み、そしてシャリに粘り気があって、かなり美味しい!
おおぉぉ、かなりの美味しさです。
最近、場内など他の店で寿司を食べたのですが、その味のレベルの違いに驚きました!
ダントツに美味しい!
カツオもネタにも味が染み込み美味しいです!


↑ヒラメとカツオ

右隣に座った若い東洋の外国人カップルが、なんと3日連続でこの「寿司処 やまざき」に訪れたとのことで驚きましたが、その気持ちがよく分かりました^_^;)
だって、美味しいんだもん!
もちろん板前の大将もその客が3日連続ということを知っていて、サービスとして、車海老は通常のボイルではなく生で提供されていました。
 シャリの上でもまだピクッピクッと動いている車海老をそのカップルは美味しそうに食べていましたね^_^)
その板前の大将のサービス精神あふれる心意気も素晴らしいですね♪

それから、味噌汁が運ばれます。
たまに味噌汁が出てこない寿司屋があって、その場合はいつも残念に思うのですが、このお店は味噌汁があって嬉しかったです!
しかし、あまり出汁が効いていなかったのは残念でしたね。
(但しその後は改善されつつあるようです^_^;))


↑味噌汁

それから、赤貝も素晴らしい!
とても柔らかく、そして味が染み込でいて美味しい!


↑赤貝

それから、イカは切れ込みが素晴らしく、サバ・海老も美味しいです!


↑イカ


↑サバ


↑海老

そして、大トロと中トロが置かれますが、これがとてもとろけるトロで、かなり美味しい!
素晴らしいです!


↑大トロ、中トロ

そして、イクラ、ウニ、アナゴと置かれますが、どれも素晴らしい!
アナゴは最近どの店も流行りなのでしょうか、塩とタレと分けて提供されますね。
確か塩の方を先に食べてくださいとのことでした。


↑イクラ


↑ウニ


↑アナゴ

 なお、東京の築地場内の営業は移転のため2016年11月2日(水)までで、4日間で移転し2016年11月7日(月)から新らたな豊洲で、今度は少し広くなって15席で「寿司処 やまざき」は営業するようです。
豊洲でも楽しみですね。

 東京の築地場内の「寿司処 やまざき」は、自分の中では今まで食べた中で一番美味しい寿司屋だと思いました。
とてもオススメです!!

---------------------
 実はこの翌週にも訪れたのですが、車海老は+100円で生のものを提供して頂けました^_^)
どうも再訪ということを告げると、このサービスを受けることができるようです♪

美味しかったものまとめ(2015年下半期)

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やまざき寿司 / 築地市場駅築地駅東銀座駅

昼総合点★★★★ 4.0

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大阪城天守閣はとてもオススメ!

2016年02月01日 01時00分00秒 | イベント・外出
 大阪へ行くことはあっても、なかなか大阪城へは行ったことがありませんでしたので、思い切って行ってみました^_^)

しかしながら、その敷地はかなり広大で、どの駅から行けば良いか非常に悩みましたね^_^;)

 大阪城公園という駅があるので、そこが近いだろうと思ってそこから歩きましたが、大阪市の中心地の天満橋や谷町四丁目から行っても良かったのかもしれません・・・。


↑大阪城周辺の地図


↑大阪城周辺の路線図

大阪城ホールの近くを通って、青屋門から極楽橋を通って大阪城へ近づきます。


↑極楽橋の説明

言うまでもありませんが、大阪城は巨大です!
その大きさには驚きましたね^_^)


↑大阪城


↑大阪城正面


↑大阪城天守閣の説明

 大阪城は、豊臣秀吉が天正13年(1585年)に完成させたものですが、慶長20年(1615年)の大阪夏の陣により落城しました。
それから徳川幕府により寛永3年(1626年)に少し場所を変えて完成させましたが、寛文5年(1665年)に落雷により焼失したようです。

 その後、幕末まで天守閣は築城されることはなかったのですが、現在の天守閣は昭和6年(1931年)に復興されたものとのことです。
戦前だったとは驚きましたね^_^;)
幸いにも第二次世界大戦の空襲は免れたようです。

大人1枚600円のチケットを購入して入場します。
チケット購入場所で、100円で重い荷物を預かって頂けるのは、とても有り難かったですね^_^)

 大阪城天守閣は8階建てとなっていて、8Fが展望台となります。
フロア構成は以下の通りです。

8F 展望台
7F 豊臣秀吉の生涯
5F 大阪の夏の陣図屏風の世界
4F~3F 豊臣秀吉とその時代
2F お城の情報コーナー
1F 天守閣の入口 エントランスホール

まず、エレベーターで8階まで上がりました。
エレベーター係の女性が、日本語、韓国語、中国語で交互に急いで流ちょうに説明したのには驚きましたね^_^)
素晴らしい発音です!
それにしても、観光客はほとんどが外国人の方でしたね。

そして、大阪城天守閣の8Fからは素晴らしい展望が開けていました!
現在の大阪城の高さは約54.8mとのことです。
結構高いですね!
なお、少し驚いたのですが、実は当時の豊臣秀吉の天守閣は高さは約40mだったようです。
復元はかなり大きくなってしまったのでしょうか・・・。


↑大阪城からの展望


↑大阪城からの展望


↑大阪城からの展望


↑大阪城からの展望

 帰りは、京橋口の方から帰りましたが、そこからの壕や石垣の上に見える大阪城も素晴らしかったですね!


↑大阪城天守閣

 大阪城天守閣からの展望は素晴らしく、また城内の資料などで歴史の勉強にもなり、敷地は広大で緑が多くてゆったりでき、大阪城天守閣見物はとてもオススメです!

お勧めなお話(2015年下半期)

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