トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

自閉症就労支援

2012-04-22 | Weblog

先週、地元の有力支援者から自閉症就職情報交換グループへのお誘いを受けた。

 就職難の将来を悲観して少しずつ人が動き出したのを実感してた矢先だったので、両手をあげてグループにジョインした。

 まだ1週間もたたないうちにカリフォルニアだけでなく他州からの参加者も増え、親だけでなく教師、ジョブコーチ、アダルトプログラムを運営している団体、、、などみるみるうちに活気づいた。

 情報も○○社は障害者の従業員をゴミのように扱うとか、○○会社のラボでは障害者の求人があるとか、すべて名指しで現実的。

 今までだと自閉症には“こんな職業向いてます”みたいな情報ばかりで、じゃあそれをどこでどうゲットしたらいいの?っていうのがなかったから。

 情報がたくさん入ってくる一方で、言いたい放題の親たちの声も入ってくるので、昨日はなんだかとっても疲れました。

 仕事を選ぶのは親じゃないでしょ?なのに“高機能の人たちにスーパーのレジで働かせるようなことはしたくない。マネージャー職ならわかるけど“とか言うんだよね。雇う側と雇われる側の条件があえば、私はどんな仕事でもいいと思うんだけどな。

 運転免許も自閉症のために特別に指導してくれる教習所があるって吠えてたけど、そこまでして運転していいのかね?怖すぎませんか?

てなわけで、今朝は発起人からよく考えてから発言するようにってメールがきてました。

カチンときたのは私だけではなかったらしい。

 


What Would You Do? - Autistic Child Defended in Cafe

2012-04-20 | Weblog

What Would You Do? - Autistic Child Defended in Cafe

 

ここにアップしたテレビ番組、自閉症を演じる14歳の男の子が家族(これも俳優さんたち)とレストランに行って、マナー違反をしたときに、他のお客さんたちがどんな反応をするかを見せてます。

 自閉症の子を家に連れて帰れって文句言ってる男性も俳優さんです。

 いたたまれなくなった家族が自閉っ子を連れて帰ろうとすると、レストランにいるお客さんたちみんながかばってくれて“文句言ってるあなたが出て行くべきだ!”と怒っている男性に言ってます。

 もちろん全部の自閉症がこの子と同じように人のフレンチフライを取って食べちゃったり、大きな声を出したりはしないのですが、自閉症を持つ親としてはこの冷たい空気が痛いほどわかります。

 文句言ってた男性が自分だけがこの自閉っ子の行動を不愉快と思っているようだからと言ってレストランから出て行くとお客さんたちが全員拍手したときは、うそっぽいとはいえ“イエ~~イ!!!”と思わず言ってしまいました。

 味方がたくさんいるって心強いよね。


リーゾナブル

2012-04-08 | Weblog

日本に住んでいる親友の息子さんがこの春から社会人になった。

彼はトニーと同じ年の自閉症。

いつもお互いの悩みや迷いを分かち合ってきた同志の息子の晴れのステージに、先越されちゃった感やうらやましい感も正直あるけど、彼が社会人になったことが本当に心からうれしい。

そして親友にも拍手を送りたい。

彼女を見習うところはたくさんあるが、一番尊敬しているのはリーゾナブルであることだ。

いるんだよねえ、“これも、あれも、、”って学校に過大なサービスを要求する親。

学校に勤めているせいかそういう親を見るともうちょっとリーゾナブルになれよって言いたくなるもの。

うちの子が小学校のときの懇談会でいろいろ問題を聞かされたとき、

「私たちがうちで何かできることがありますか?何をどうしたらいいかしら?」と歩み寄ったら、

「それが聞きたかったのよ。あなたみたいな親初めて!」と先生がうれしそうに興奮して言いました。

ほとんどの親は“うちの子は家ではそんなじゃない”“あんたの指導が悪いから”“仕事でしょ”“プロでしょ”“お金もらってるんでしょ”、、、、となるらしい。

とにかく子供の成長を思うなら、学校まかせ親まかせだけじゃダメだと思うんだ。両方が協力しないとね。

学校にたくさん意見を言うのはよし、でもそれを子供の成長に生かしていかなければ無駄だよね。

それにはあまりエキストリームにならずにリーゾナブルになることも必要だと思う今日この頃。