トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

リーゾナブル

2012-04-08 | Weblog

日本に住んでいる親友の息子さんがこの春から社会人になった。

彼はトニーと同じ年の自閉症。

いつもお互いの悩みや迷いを分かち合ってきた同志の息子の晴れのステージに、先越されちゃった感やうらやましい感も正直あるけど、彼が社会人になったことが本当に心からうれしい。

そして親友にも拍手を送りたい。

彼女を見習うところはたくさんあるが、一番尊敬しているのはリーゾナブルであることだ。

いるんだよねえ、“これも、あれも、、”って学校に過大なサービスを要求する親。

学校に勤めているせいかそういう親を見るともうちょっとリーゾナブルになれよって言いたくなるもの。

うちの子が小学校のときの懇談会でいろいろ問題を聞かされたとき、

「私たちがうちで何かできることがありますか?何をどうしたらいいかしら?」と歩み寄ったら、

「それが聞きたかったのよ。あなたみたいな親初めて!」と先生がうれしそうに興奮して言いました。

ほとんどの親は“うちの子は家ではそんなじゃない”“あんたの指導が悪いから”“仕事でしょ”“プロでしょ”“お金もらってるんでしょ”、、、、となるらしい。

とにかく子供の成長を思うなら、学校まかせ親まかせだけじゃダメだと思うんだ。両方が協力しないとね。

学校にたくさん意見を言うのはよし、でもそれを子供の成長に生かしていかなければ無駄だよね。

それにはあまりエキストリームにならずにリーゾナブルになることも必要だと思う今日この頃。