トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

初めてのバイト

2012-07-27 | Weblog

 

夏休み4日目。

トニーが知人のオフィスでシュレッター作業のバイトをしました。

知人であり、バイトであっても、仕事は仕事、前日からソーシャルストリーのごとく“お金を稼ぐというは”をレクチャーして大袈裟に備えました。

 

オフィスのコンフィデンシャル(内密)な書類を処分するので、絶対に読んでも見てもいけない。

以前、家でシュレッターのお手伝いしてもらったとき、ケニーの成績関係のことを大きな声で読んでケニーからひどい目にあったので、、、、(笑)。

 

あと、わからないことがあったり、思うようにできなかったり、失敗したりしたときに、大きな声を出したりアプセットしないこと。

トニーが何も悪いことしてなくても機械って時々疲れて言うこと聞いてくれないことあるから、我慢してつきあってあげれば機嫌なおしてくれるよ。何かあったらinside voice(室内で話すボリュームの声)で聞きなさい。

 

あまりに私がいろいろ言ったので、本人かなり緊張していた様子。

 

「ちょっと練習していこうかな。シュレッター」

と言って、家のシュレッターを始めたりして、、、(笑)。

「仕事に行く時間になっても時間だよって言わないで。自分でできるから」と言われてしまいました。

 

いいぞ!いいぞ!その調子で真面目に仕事に臨んで下され。

 

初めての仕事。

単純作業なのでどのくらい持つか心配でしたが、かなり集中して思ったより長い時間できました。

 

私が迎えに行ったとき、オフィスで働いている方のお嬢さんがフロントにいて、

トニー「your mom works here?(君のお母さんここで働いてるの?)」

お嬢さん「Yes!(うん)」

トニー「Me too!(俺もだよ)」

と自慢げに言っているトニーには笑えた。

 

 

 

 


サマースクール

2012-07-21 | Weblog

ご無沙汰です。

ハードだったサマースクールがやっと終わって今日から夏休み!

今年のサマースクールでは胃が痛くなるほどいろいろ勉強させていただきました。

時代なんでしょうか?それとも私の頭が固くなったのでしょうか?これほどバラエティーに富んだ子供を受け持ったのは初めてだ~。

で、結局“怖い先生”に徹した(笑)。自慢じゃないけど私は日本で教えているときからどこまでも“やさしい先生”で通っていたのに。

 

生徒と同じ目線であることは大切。子供の人権を無視しちゃだめです。

でも学校では生徒は教師に従うべき。高学年になってもそれがわからない生徒がいることに驚いた。教師を友達と思っちゃってるんだよね。

 

とにかくアカデミックでは優秀なのにその他のことはいちいち教えなくてはわからない子供たちが多すぎるのでエネルギー消耗しました。

 

ある日の休み時間、ひとりの子が友達の顔に近づいて唾を吐いているのを目撃。

即座にその子に向かって“辞めなさい!“と止めました。

“君の友達はそんなことされるの好きじゃないと思うよ”と言ったら、、、、、

“全然平気!!”とヘラヘラ笑ってその友達が言った。

 

OK,,,でもこれをよし!としたらじゃあ相手が嫌と言わなければ誰にでも唾はいていいの?

公共の場で人の顔に唾を吐くのはたとえ相手が承知していてもマナー違反だと諭して二人を釈放?しました。

 

子供たちにしてみればただふざけているだけのことでも、大人が見逃しているといじめや犯罪の原因になることもあるのです。

 

いけないことをいけないと言えない大人が増えていると思います。

私だってそんなことまで教えないとわかんないのって思うことあるから。

誰でも悪者にはなりたくないけど、少々口うるさい大人がまわりにいるのは子供たちにとってはラッキーなのかもしれない。