トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

障害があっても、、、、

2012-02-16 | Weblog

自閉症の生きにくさをしめす奈良の2つの出来事と題した記事を読んだ。

 よくわからないのは警察の対応。

 これはセクシャルハラスメントだ。

 犯罪と疑えばinvestigate(捜査)するはずでしょ?!

 どうして検察にまわして起訴しなかったんだろう。

 この加害者にはintensiveなセラピーなどが必要なはずだもの。

 それにこの被害者の女の子だってカウンセラーとか必要なんじゃないかしら?

 で、一番驚くのは奈良自閉症協会が犯罪についてフェアにコメントしていないこと。

 記事のタイトル自閉症児者を生きにくくしてるのはこういう人たちでは?と思ってしまった。

 

 誓約書を書かされたという件もカリフォルニアだったら相手が障害者であろうとなかろうと18歳以上だと親の出る幕はなし。

 だからそういう判断能力のない障害者や老人などはコンサバターシップ(後見人制度)を申告して裁判所から後見人としての権利を持つわけ。そうしないと当事者がわからないまま書類にサインしたりしてあとの祭りになっちゃうから。

自閉症児者を生きにくくしないために親が“してはいけないこと”をきちんと教えるのは当たり前。

障害があろうがなかろうが社会のルールを教えるのは親の役目です。

 

ケニーが小学校のとき、学校で自閉症の子に首をいきなり噛まれました。

ケニーはその子が自分の兄と同じ自閉症だということを知っていたからだと思うけど、だまって我慢していたそうです。

でもまわりの子が先生に言いつけて、校長先生から私へ謝罪の電話がありました。

そのとき校長先生はもちろん“お宅にも自閉症がいるからわかるよね!?”みたいな言い訳は一切言いませんでした。

あとでケニーに“どうしてその子の名前を言わなかったの?その子のためにはちゃんと先生や親に言ったほうがいいんだよ”って言ったら“だってあの子は僕の兄弟じゃないもん”と言いました。もしトニーが社会のルールに反するようなことをしたら許せないけどよその子だから、、、、というのがケニーの答えでした。

ケニーはこのとき“僕の敵はトニーだから!”とユーモアたっぷりに言って引きつっていたスペシャルクラスの先生を笑わせたそうです。

私はそれを聞いてトニーには障害があるからこそ、より厳しく社会のルールを教えなければいけないと思いました。

 

 

 

 

 


ある休日

2012-02-14 | Weblog

もう数ヶ月前のことですが、トニーが友達の家で遊んでいる映像です。

 

紅一点のケルシーとはこの日初めて会いました。

歌が大好きなケルシーはドラムのアンドリューの友達で二人の出会いは地元のタレントショーだったそう。

バンドやってるから家に来ない?っていうのが発端でトニーとバーナルドが参加、4人でジャムることに。

“これやってみる?”みたいなノリで初対面だったケルシーともだんだんブレンドして結局2時間ぐらいこんな感じでやってましたよ。

 

トニーの休日はこんな風に友達と時間を過ごしたり、映画に行ったり、ライブを見に行ったり、時にはみんなでクッキングして夕食を作ったり、、、、

 

もちろん必ず誰かしら責任のある大人が付き添っていますが、それでも昔に比べて私のハラハラドキドキが少なくなったことはとてもうれしいことです。

 

これからも自分の時間を人とシェアできる人に成長してもらいたいな。

 

 

 

Do You Love Me/Motown Cover/Tony, Bernard, Kelsey, Andrew