トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

北京オリンピックUSAチーム

2008-07-29 | Weblog
昨年の夏に続きケニーは理科のクラスをサンノゼ州立大で受けています。

いつものように大学へ迎えに行くと、ケニーが見えない。
30分ほど待たされると、息せき切ってケニーと友達が走ってきた。

“これもらってて遅くなった”と見せられたのがこの写真のピン。
北京オリンピックUSAチームのピンだそうだ。

2-3日前から北京オリンピック出場者、コーチ、関係者一同がアメリカ中からサンノゼ州立大に集まっていたのだった。

そういえば2日前にはカリフォルニア知事(シュワルツネガー)も来ていたとニュースで言ってたっけ。

どうりでテレビ局やマスコミ関係の車が多いはずだ。

オリンピックフィーバーに圧倒されたケニーは明日もまたクラスの合間にキャンパスのどこかにいる選手達を見に行くと興奮して言った。

彼らは8月1日までサンノゼに滞在し、その後北京へ経つらしい。
スモッグに負けずがんばってもらいたい


ギャップ

2008-07-25 | Weblog
トニーは今、テレマンのソナチネを練習しています。
彼にとっては大曲でよくがんばっていると思います。
その楽曲の中にトリルが出てくるのですが、このトリルをめぐって質問されました。

トリルとは、装飾音で隣りあった2つの音を交互に速く♪ソラソラソラソラ、、、、、♪と弾きます。

トニーはこのトリルを

♪ソラソラソラソラ、、、、♪と弾くのか

♪ラソラソラソラソ、、、、♪と弾くのか

どっち?と質問しました。

テレマンの時代は主音(この場合はソ)の上からはじまるトリルが一般的と言われているので“ラソラソラソラソ、、、、”が正解だと思います。


確かにトリルの解釈は作曲家、時代、、、などによって微妙に違い、
勉強したはずの私も正確なトリル奏法を即答できないことよくあります。

なのでこの質問を聞いたときは“なかなかやるじゃん”と誇らしく思ったのです。

ああそれなのに、今日のレッスンでmp(メゾピアノ)という普通は小学校の音楽で習う強弱記号について先生から聞かれると、、、、、

multi player(マルチプレイヤー)」

と自信たっぷりの答え。

いつもながらのこのギャップに脱力→改め→笑いました

自閉症ニュース

2008-07-11 | Weblog
今日のニュースで自閉症の新たな遺伝子が発見されたと聞きました。

自閉症の遺伝子は生涯治らない遺伝子のほかに、再活性化が可能な遺伝子があるそうです。

オフ状態になっている遺伝子ってことなのでしょうか。

刺激を与えるとReactivate(再活性)するそうです。

このことで早期療育が効果的であることや自閉症児、者は学習能力があることも理解できますね。

よく冗談で”トニーは頭の中の線がうまくつながってないのね”って言ったりしますが、それってもしかして科学的に当たりだったわけ!?

この可能な遺伝子をいかにしてオフからオンにするかが今後の課題になりそうです。

あたり前のこと

2008-07-11 | Weblog
子供達の歯科検診に行ってきました。

待合室で座っていたら歯科衛生士さんと患者さん(中学生ぐらいの男の子)のお父さんの会話が耳に入ってきました。

どうやら麻酔をするための問答のようです。

「薬のアレルギーはありますか?」

「いいえ、ありません」

「今日は何か薬を飲んできましたか?」

「ハイ、といってもリタリンですけど」とお父さんが言うと、

「あっそうですか」とあっさり。

なんかあまりにも普通の会話にちょっとびっくりでした。

普通じゃないからリタリン飲んでるのではなく、
必要だから飲んでるんだよね。

何気ない会話でしたが、あたり前のことを改めて教えられた気がしました。

ジョーク

2008-07-08 | Weblog
トニーは今日からまたサマースクールへ行きました。

無断欠席の刑はどうやら担任がうまく話をつけてくれたようで一安心です。


今朝は久しぶりに早起きしてガサ(犬)と散歩に行き、掃除、洗濯と家事をこなしていい気分。

このまま私のペースで一日が過ぎれば快適だったのに、ケニーの友達2人がやってきて脱線してしまった。

ティーンが3人集まってくだらないことで笑いこけているのを見てつられてしまいました。

彼らに”5分間で学ぶ中国語”という不謹慎なジョークを披露されて、、、、

中国語の発音を大きな声で言いましょう!

This is a tow away zone これを中国語で?

No Pah King


He is cleaning his automobileこれを中国語で?

Wa Shing Ka

笑えました。

散々笑った後、彼らは“これは中国語を非常にバカにしている“とマジで反省していたのがかわいかった。

私はといえば、笑いがなかなか納まらず一生懸命悲しいことを思い出してこらえたのでした。



バター餅

2008-07-07 | Weblog

ハワイアンお菓子のバター餅を作りました。

見かけがあまりにも普通のスポンジケーキのようなので、一口食べたときのモチモチ感が以外です。

日本人にはお馴染みのおもちの食感とココナッツミルクやバターの味が
違和感なく混ぜあっておいしいです。

作り方は、


もち粉 1箱
ベーキングパウダー 1TBS(大さじ)
砂糖 3カップ
卵 5つ
バニラエッセンス 1tsp (小さじ)
溶かしバター ½カップ
ココナッツミルク 1缶(12-13oz)

以上を混ぜて375°(180℃)で約1時間ベイクする。

ちなみにこのバター餅、親戚の日系アメリカ人がぶたもちとタイプしていたので、私はてっきりぼたもちのタイプミスだと決めつけて、お萩のことだと思っていました。

こちらの日系人は読み書きが不自由な分、耳で聞いたとおりにタイプするのでバターがブタになったようです。

キッチンのことをケチンと書いたり、テーブルをテーボウと書いたり、、、
すごい日本語の世界です(笑)。


ムーンシャイン

2008-07-06 | Weblog
独立記念日の昨日、夫の会社関係の方からMoonshine(ムーンシャイン)をいただいた。

Moonshineとは英語のスラングで密造酒のこと。
いただいたというより手渡されたと言ったほうが的を得ているかもしれない

このムーンシャイン、独立記念日のために丹精に作ったこだわり自家製ウイスキーだと思っていたら、ただの酒飲みがたまたまあった近所のコーン畑のとうもろこしから作ったとうもろこしウイスキーだそうだ。

「ここはアメリカ、僕はアメリカ人、フリーダムの国で自家製ウイスキーを作って何が悪い!」

とは作った方の言い分(笑)。

アメリカのバースデーにはふさわしいお酒だったかな

ウクレレメーカー”コアロハ”

2008-07-05 | Weblog
ハワイで地元の友達が紹介しているコアロハhttp://www.hawaii-webtv.com/top.htmlというウクレレ工房に行きました。

小さくて手軽に弾ける(といっても我が家ではトニーしかできませんが)ウクレレはとてもカジュアルな楽器です。

3年前におみやげで買った20ドルのウクレレはいまだに健在ですが、そろそろアップグレードしてもいいかなということで、来月のトニーの誕生プレゼントにすることにしました。

“多少値が張ってもいいものを“と思って行ったのですが、メインテナンスのできないトニーに高いもの買ってもなあとお財布のヒモを締めたり緩めたり、、、、

「この子、スペシャルニーズで取り扱いが乱暴なんです。鉄で出来ているような丈夫なウクレレありますか?(笑)」と冗談まじりに言うと、

「丈夫なウクレレありますよ。そんなに高くなくていいよね。200ドル前後?」

と私たちの気持ちを読んでくれました。

「ちょっと待ってて多分あったはず」
と言って2階へ上ったマネージャーさんがウクレレ持って降りてきた。

「あると思ったけどなかった。このウクレレは200ドル前後のクラスのより落ちるけど忍耐強いし音もいいよ」

と言ってトニーにトライさせた。

うんうんなかなかいいね

「気に入った?これだったらあげる!!」

えっ?!あげるって、、、、くれる?!ってこと?!!
それって、タ、、タダ~~~

あまりにも明るく気安く言った工房の方のお言葉にすっかり恐縮した私の母は、
そこらへんにあるおみやげTシャツやウクレレケースをあたふたと取り上げて
「これとこれとこれ、、、下さい」
と言ってお金を出してペコペコ頭を下げサンキューを連発した。

おまけに弦も変えてくれて、エキストラ弦もいただきました。

なんでなんで?トニーが障害児だから?それとも友達の紹介だから?
Good Dealに大喜びでした。
帰り道、車の中で“いい人だね。お礼の手紙だそうよ。なんていう名前だったっけ?“と私が言うと、車内一同Dead Silent

誰も覚えていなかった

するとトニーが「ブライアン」と涼しい顔で言った。

ウクレレを買うことより中で作っている工程をずっと眺めていたトニーのほうがちゃんと彼の名前を覚えていた。

恐れ入りました!!

コアロハさんありがとう!!
ウクレレ、エンジョイします!!





みんなとビーチで

2008-07-03 | Weblog

ハワイから帰りました。

ゲームやコンピューターなしでは生きていけないと思っていた我が家の子供達も、朝から晩までアウトドアだったハワイでは自分達で遊びをクリエイトし、最も子供らしい姿を見せてくれました。



みんなで穴掘り





ひとりずつ穴に入って


できあがり!






4世っ子

2008-07-03 | Weblog


この子達みんな同じ家系とは思えないですね。
4世となるといろいろ血統(?)が複雑になってくるから、、、笑

今回は夫が一番真っ黒に日焼けして、もしこの写真に彼がいたらひとりだけ人種も違ってみえたかもしれません。

もっともアメリカの家族写真としたら普通のことなのでしょうけど