トニママ ジャーナル

カリフォルニアより自閉症と音楽と私の日々

I feel free

2010-06-27 | Weblog
エリッククラプトンの"I feel free" by マジックメーカーズの4人組です。
相変わらず私の映像のヘタなこと、、、、お許しくだされ。

この4人組、7月4日の独立記念日に国歌The Star-Spangled Banner(星条旗)を
披露することになりました。

国歌だよ。
ドキドキ、、、、、

母は何も起こらないことを祈るだけ。







マジックメーカーズ

2010-06-21 | Weblog
大コンサートも無事盛況に終わった矢先、次から次へとまたイベントへのお誘いが。

先週は韓国から訪米した自閉症団体と合流、音楽を通して楽しい時間を過ごしました。

今月はあと2回演奏活動があって、来月以降は独立記念日、サンフランシスコジャイアンツ、障害者プライドパレード、市議会ミーティング、カリフォルニア州障害団体、、、、、、など、来年の2月までスケジュールが詰まってます。

2年前バンドを始めたときは、どこからでもお誘いを受けたら絶対に断れなかったけど、今はスケジュール調整をしなければいけないほど忙しくなりました。

お声をかけていただけるのはとてもありがたいことですが、いつもいいことばかりではないのです。

先日は“お宅のお子さんたちは普通すぎる”というクレームがあり、さすがの私も力が抜けました。

演奏よりも障害をアピールしなくちゃいけないんだって。

私は彼らの演奏は十分に障害をアピールしていると思う。
でも障害をネガティブに見せたい主催者もいるのね。

演奏が未熟だとか障害者だからだとかいろんなこと言われるけど、いつの日かすべてを乗り越えて、彼らのユニークネスが認められることを願いたい。



応対と対応

2010-06-06 | Weblog
マジックメーカーズの大コンサートを来週に控えて、バンドメンバーは約800枚のチケットを売りさばく毎日に追われています。

昨日はコンサートに来てくださる近所の友人宅にトニーがチケットを届けに行きました。

まずは行く前に、正しい応対の練習。

コンサートに来てくれることうれしいです。
チケット買ってくれてありがとう。
一枚5ドルで2枚だから10ドルです。
などなど、、、、、 できないかもしれないから紙に書くと言って小さなメモ帳に丁寧に台詞(笑)を書いて出かけました。

約束どおりチケットと引き換えに10ドルをいただいて無事帰宅した後、その友人からなが~い深刻メールをいただきました。

友人は音楽演奏をしているトニーしか知らないのでトニーの障害がこんなにも重度だとは思っていなかったというような内容でした。

チケットを届けて丁寧に応対できたものの、友人から「So how much do I owe you?」(で、私いくら借りてたの?)と聞かれて対応ができなかったそうです。

How much are 2 tickets?(チケット2枚でいくら?)とか How much do I need to pay?(いくら払えばいいの?)って聞いてくれれば練習通りだったけど、友人はoweと聞いてきたのでトニーは答えられなかった。

その後、友人が「How much do I need to give you」(いくらあげればいいの?)と聞き返すと「一枚5ドルで2枚だから10ドルです」(もちろん英語で)と言ったそう。

友人はメールで、
とてもびっくりした。
息子(トニーの友達でやはり障害のある子)もトニーってもっとスマートだと思ったと言った。
もっとトニーのことを知りたい。
これからも何かできることがあったら言って欲しい。
、、、など延々と綴ってありました。

で、私の返信、
友人よ、わかってくれてありがとう。
トニーはあれでも結構練習して出かけたんだよ。
だからいつも言ってるでしょ、音楽はできなくたって他はなんでもできるお宅の息子とは違うって。
お言葉に甘えてこれからもトニーをそちらへ送るのでよろしくね!