股のぞきで見ると「小さく、縮んで見える」
東山教授が受賞後のスピーチでそう言われ、会場がドッと沸いて後、股のぞき実演されまた爆笑。
わぁ〜この人知ってる!
立命館教授とのことだったのでググってみたら、
東山篤規さんは修士生のとき、私が学士論文書いてる研究室に常時おられ知覚の実験されてました。
当時、社会心理を学んでた私はアンケートを実施し、その結果に有意な差が見られるかどうかを検証するのに電卓を叩く毎日でした。
卓上小型電卓すら流通間もない時代だったのです。
それがまたすぐに電池が消耗しパワーなくなりかけると計算も狂う代物でした。
コンピュータは超大型で今のスーパーKとかみたいに電算室を占拠するサイズなのにcpuは低く、教授の許可を得たものだけ計算してもらえても時間かかりました。
で、必死に計算してる傍でウロウロ徘徊してる東山さんは、その緊張をほぐしてくださるというか邪魔するというか。
今でも忘れない東山さんから聞いた言葉で、今なお私の語彙には入ってるものがあります。
「股間の膏薬」
股に塗った薬は歩くたびにこっちのものがあっちにつき…
どっちにでもつく調子の良いコウモリみたいなやつのことやと教えてくださった。
あの頃から、股についての権威だったのね(o^^o)
ユーモアあふれる東山教授、心よりお祝い申し上げます。
イグ・ノーベル賞は、「人を笑わせ、そして考えさせる」、独創的でユニークな研究をたたえるもので、ことしは日本人の研究者が受賞した「知覚賞」を含めて10の部門に贈られました。
このうち、「物理学賞」は白い馬がアブに刺されにくく、トンボが黒い墓石に引きつけられてぶつかって死ぬ理由を明らかにしたハンガリーなどの研究者が受賞しました。
白い馬がアブに刺されにくい、トンボが黒い色に惹きつけられる、面白いですね。
とかく真面目で融通がきかないと思われがちな日本人ですが、イグノーベル賞といい、世界にファンが多いアニメやオタク文化といい、なかなかのもんだと誇らしくなります。(私が誇ることないですが‥^^;)
ミュージアム歩きをしていると、こういうソフト文化は、日本人が長い歴史のなかで培ったきたものだと思います。
それより、もっとびっくりしたことがあります。ulalaさまは学生時代、社会心理を学び、アンケート結果の有意差を電卓で計算しておられた!
そういえば、三国ケ丘の夫が昔、堺東の文具屋で「電卓」を買い求めたことを思い出しました。これは当時としては画期的な最新兵器で、コンピューターなんて体育館くらいの大きさだったりしましたものね。
ulalaさまがあの難解な統計学のアンケート集計に手計算で取り組んでおられたとは、驚愕です。ご存知のように私も、論文を、統計で有意差を出して結果・考察を導き出して書きました。今は、PCで、エクセルに数字を入れるとすぐ有意差も出てくる時代ですが、統計学にはみんな泣いています。
ulalaさまが、あの死ぬほど難しい統計学や心理学を専門に学んでおられたとは。あ~、こんな近くに統計学をご存知の方がいらしたんだあ。教えてもらいたかったなあ、尊敬してしまいます。
東山教授が若き日、同じ研究室にいたってすごいです~♪今回は歴史関連じゃないですが、ulalaさまとは、何か不思議なつながり感じます。
イギリスといえばユーモアがないとスピーチもバツなんですよね。
日本がその国と双璧をなすなんて実に誇らしい。
でも過去10年続けて受賞と言われても、去年の受賞すら思い出せないです。
臨床と違って実験心理は統計学必須、文学部というても理系ですよね。
毎週一つ実験してリポートまとめるのも大変、イヤな統計学に計算のしんどさだけはよく覚えてますが、中身は全部忘れました。
ずいぶん前に学科の同窓会行ったら、参加者はみな専門家に進まれてるかたばかり、仕事に活かせなかった私と親友は場違いでした(^_^;)