秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
不思議だなと思う心、いつまでも忘れずにいたいな

でんでん太鼓にしょうの笛♪

2010-05-08 | 旅・チュニジア
2月にチュニジアへ行った時、エソラへのお土産にでんでん太鼓を買ってきました。
画像真ん中の竹笛は神社の横笛(画像上)とよく似ていたので買いました。

予想以上にエソラはでんでん太鼓を気にいってくれて、今では自分で鳴らせるようになってるそうです。
しかし太鼓を鳴らす丸い二つの玉がお菓子の「ちちぼうろ」と思っているのか、最後は口に入れるらしいけど。


チュニジアではでんでん太鼓があちこちの土産物屋で売られていて驚きました。
でんでん太鼓って、子守唄にも出てくるくらいだから日本のもの、あるいは中国伝来くらいに思っていました。

  

絶対口に入れるのは分かっていたので、
少しでも埃のかかっていないものを探し、最終的にカルタゴ博物館前の売店で購入しました。


♪ねんねんころりよ おころりよ
坊やはよい子だ ねんねしな
坊やのお守りは どこ行った 
あの山越えて里へ行った 

坊やのおもりに 何もろた
でんでん太鼓に しょうの笛♪

里のみやげにもらうぐらい昔は「でんでん太鼓」や「しょうの笛」がどこにでもあったのだろうか。

岩波古典文学大系の解説によると、江戸時代頃より伊勢で売っていたおもちゃで、雅楽の笙を略式にした篠竹の一本笛があったそうです。
ぴーとかぴゅーとか鳴るだけで、穴があっても多少の高低音が出る程度のごく安物の笛のようだ。
子守歌の「しょうの笛」は、「篠の笛」あるいは「ひょうとなる笛」だったのかもしれません。

では「でんでん太鼓」はどうなんだろう。

豆太鼓とも呼ばれたこの小さな太鼓は、奈良時代から続く楽器の歴史をもち、その音色は赤ちゃんを災いから救う響きでした。

でんでん太鼓は、奈良時代に中国大陸からきた舞楽とともに伝わった振鼓が起源らしい。
舞楽の振鼓は、木製の胴に鋲で革を止めた直径7-8㎝の小型の太鼓を直角に2つ重ね、それぞれの太鼓に、革を打つ小さな球が紐で吊り下げられています。
柄を回転すると、球が革を打って音が出るのです。

中国では周の時代にすでにこの打楽器があったそうだ。
アフリカのチュニジアとどっちが先やねん。


8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (TM)
2010-05-08 20:34:29
うららさん、こんにちは。

エソラちゃんがでんでん太鼓を叩いている様子が目に浮かびます。昔から赤ちゃんをあやすのに使われてきた楽器は、大事に伝えたいですね。

中国の博物館でも、昔の楽器を見ました。
太鼓や鐘は古代中国の儀式に欠かせない楽器だったんですね。人々が集団で暮らすようになり、楽器はいろんな用途で使われたんでしょう。
返信する
何処がはじまり。。。 (酔いどれシェフ)
2010-05-09 07:53:06
世界には日本と似たような民芸品がたくさん有るのですね。
でんでん太鼓はどこがはじまりント・・σ( ・´_`・ )。oO(悩)

返信する
TMさんへ (おざさ)
2010-05-09 19:13:24
エソラはずいぶん人間らしくなり、猿真似以上に進化しつつあります。
そのうち進化の一環をまた見ていただきますね。

この前越前竹人形館へ行った時、竹で作った楽器が由緒ありそうでずっと調べていました。
見学したとき、説明文をじっくり読まず画像撮影しただけでした。
検索に検索を重ね、どうやら東南アジアなどでみられるものとほぼ似ていることを発見。
しかしその名前を記録しておかなかった。
いろんな時代に世界のあちこちから伝来したものがあるんだなぁとその時も思いました。
返信する
酔いどれシェフさんへ (おざさ)
2010-05-09 19:25:08
アジアならともかくアフリカで全く同じでんでん太鼓を見てびっくりしました。
それも内陸部でもあちこちで。
現在の私達が想像する以上に、海上交通も含めいろいろ行き来あったのかもしれません。
少し前にTV番組・世界ふしぎ発見で、カンボジアのアンコールワット遺跡を取り上げていました。
あの王朝発展を裏で支えたクーイ族は、かつての鉄の民族「ヒッタイト」末裔かもと言ってました。
その時写っていた刀は日本刀とそっくりでした。
返信する
でんでん太鼓 (jumgon)
2011-01-07 14:54:57
ブログを始められて6年近くになるのですね。
ふと「チュニジア」という国名につられて、寄り道したら、でんでん太鼓が目に付きました。
フーン、アフリカで東洋と同じ物があるのですね!びっくり。
行き来もあったかもしれないけど、独自に似たような物を人間は作りだすのかしら?
返信する
jumgonさんへ (おざさ)
2011-01-08 09:43:06
2005年4月にスタートしたので、今年の春がくれば7年目に入ることになります。
ココまで続ける事ができたのは見てくださる方が徐々に増えていったことも励みとなりました。
そして私自身がブログ以前以後でかわったことを実感しているからです。
それまでだったら不思議だなと思ってもそのままスルーすることがほとんどでした。
でもブログ記事にしようとすればなぜか調べますし正確さをきすために検索することが苦にならなくなりました。
写真撮影も適当に写すことはなくなりました。


ところでこのでんでん太鼓、不思議でしょう。
どこが発祥で伝播だけをかんがえていましたが、jumgonさんがご指摘いただいたように独自に同じようなものを作り出した可能性もありましたね。
おっしゃるとおりで、うっかり失念してました。
返信する
Unknown (jumgon)
2011-01-08 15:29:06
ブログを始めてわたしは今年の2月で一年になります。うららさんと同じで私もブログを始めてから、なんとなく素通りしてきたものに対して調べたりして、理解が深くなってきました。
他人に見せるというより、自分の勉強の軌跡として記録するつもりでしたが、訪問してくださる方がだんだん増えて励みになっています。
他のサイトを見て世の中いろんな方が色々勉強してられる、というのが分かりました。
これからもよろしくお願いします。
うららさんのブログ、参考リンクに貼りつけさせてもらいました。
返信する
jumgonさんへ (おざさ)
2011-01-08 22:43:33
お返事ありがとうございます。
ほんとに年を重ねても知らんことはいっぱいあるのに驚きますねぇ。
そして知ってるひとは知っている、当たり前のことですが造詣深い人がたくさんおられることにも。
リンク貼ってくださってありがとうございます。
こちらのブログは一応建前上仕事上のサイトでもありますので、どなたのリンクも貼っておりません。
またいつか記事の中でjumgonさんのブログを紹介させていただくかもしれません。
あしからずご理解賜りますようお願いいたします。
返信する

コメントを投稿