花鳥風月

生かされて行くもの達の美しさを見つめて,
ありのままの心で生きている日々の、
ふとした驚き、感動、希望、

選挙

2009-06-24 01:23:22 | Weblog
    近い未来 選挙があるでしょうね。

    政策は、物理的なものや
    金銭的な物も大きな要素だと思いますが、

    何よりも、
    太平洋戦争を経験している年代。
    戦乱の中、
    復興して、がんばってきた激動の人生も
    老年期に入った昭和一桁生まれ。、
    

    近代化に奔走した人たちを
    楢山節孝のような、
    姥捨て山に行かせる事は
    避けねばなりません。

    政策的に、
    「医療費を削減」したことは
    「心の貧乏」を救えない老後が予測されます。
    麻生さんの笑顔は明るくてとても素敵です。
    でも、医療費2億円削除を改善しない
    麻生さんは、麻生さんらしくないと思います。

    医療は来た道の灯火。
    これからゆく道の足もとの明かりです。

    私にとっては!
    

    老人は、
    いつまでも生きている事はあり得ない。
    私も後、10年です。

    それだけに、
    老後の産業は
    必ず冷え込む時期が来ると思いませんか?

    それよりも、
    普遍的に健康に従事し

    老若男女問わず、
    心の安寧を持つ国民で
    あってほしいとおもいませんか?

    医療の充実は国力だと思います。

   「未病」「予防」「リハビリ」はもちろん、
    国家免許を取得した、「プロ意識」で
    国民の「心身一如」を「仁」において支えて日本でした。
    

    人間の「心身一如」のトータルな健康には
    企業の経済が優先する
    管理医療では
    現場の医師の、
    経験から取得された
    最も外側には見えない蓄積された「治療」が
    受けられなくなりはしませんか?

    医師だった父の言葉の中には
    「医は仁術であり、算術になってはおしまいだよ。」

    当時、健康保険のない時代の、医療は
    医師の倫理に、
    患者さんたちは「信頼を感じていたようでした。」


    明日に向かって思い切った働きが出来るのも
    医療が軸になっています。

    出産から、
    死ぬまでを頼れる福祉国家になってこそ

    豊な国になって行くとおもいませんか?

    医療費削減するとか、、、
    年金がごまかされているとか、

    がんばる人たちは、
    どんどん税金が増えるとか、、、
    日本の国の、政治は、、、
    何かが欠けているように思えます。
    
    先日ドイツに行ってきました。
    6時頃になると、店が閉まります。
    ビールを囲んで
    サッカーチームが

    オレ^!オーレ!、、と
    昼間の応援合戦をそのまま持ち込んだように
    すごい盛り上がり方をしていて
    老いも若きも男も女も
    仕事の後の時間を
    ともに、ビールを酌み交わして騒いでいました。

    お土産残業なんてなさそうな国でしたよ。
    英語が通じるので、
    「このゆとりは、どこからくるのですか?」
    聞いて見ました。

    「ドイツの、老後の年金に当たる国家の保証は
    現役時代の60パーセントあるのですよ。
    がんばった人は、それなりに
    人生の過ごしてきたステータスを維持できるのですよ。
    老後、貧乏になっては
    友人を失いますからね!。」

    「僕はドイツをよい国だと思っていますよ。」

    酔っぱらっていた人なので
    お話はどこまで本当だかわかりませんが、、、
    信じる事にしました。

    日本では
    一部の人たちは幸せでしょう、、、

    結婚以来、、、
    60歳半ばになって
    夫婦初めての海外がドイツです。

    夫は仕事で、
    お仲間や先輩や、
    「会」では海外に一人で参加していますが

    家内とは初めての海外だね、、、と。
   
    もう少し華やかに
    10年ごとに海外に行くつもりだった、、、が!
    外科医の哀しさです。

    夫のようなタイプの外科医の裏方は、
    ひたすら便利な存在の
    無料家政婦兼、
    よろず雑役事務代行、、、が、夫人の役割。

    日時は矢よりも早いbps、、、
    子育て終わって孫3人、、、
    浦島太郎のように、、、
    自分探しの煙に包まれてしまう前に、

    一人19万!
    行きましょう!ドイツへ!

    二人で海外へ行って
    共通の何かを接点に

    老後のお世話が義務じゃなくて、、、
    思いやりで出来る二人になる為にも!!!

    仕事ばかりしてないで、
    奥さんとも「旅を!」しましょう。

    帰国したら、
    あなたの老後は私が居るから
    また!!!、、、
    患者さんの為に
    頑張ってください。

    第二の人生も出発したばかりです。
    月給は思いっきり下がりました。

    去年の分の税金が来ています。
    貯金は皆、おろして払いました。
    国が元気になるためですから、
    ローンが毎月20万円まだ、あと6年半残っています。

    でも、人生の区切りですから
    念願のドイツに旅をしてきました。

    お土産は、キーホルダー一つ。
    自分の為に。

    デジカメは4000枚撮りました。
    毎日編集しています。
    ドイツの乗り物。 
    ウインドウショッピング
    気になる看板
    ドイツのエコライフ
    、、、、
    項目に分けると
    その国の政治が見えてきます。

    何で!ベンツが頑丈なのか?!
    ドイツのトラックは何で大きいのか?!

    ヒットラー効果なのでしょうね!
    独裁者は迷惑と同時に
    ありえない功績の道路網を残していました。

    弾丸の様に早く走れる高速ドーロ!
    スピードを感じさせない森の配置。

    なだらかな小山群のドイツ
    多くの国と国境を接している多民族の国家。

    日本人とドイツ人が似ているなんて?
    私はそうは思いませんでした。

    海の自然の堀に囲まれた日本人には
    ドイツ人の国際的苦労が解るわけはなかった。

    屋根の色、建物の色で番地も街も区別がつく、
    美術的ににも美しいが、
    掘り下げて考えると
    国家も政治も考えて考えて、、、

    中世と近代と未来が同居している国になったのでしょうね!

    古い城は「観光名所」として維持されている。

    一枚岩になって、
    人間の暮らしを目指してきた様にも思えた
    ドイツの夕刻閉店。
    それとも、多民族の為の治安?
    国民の元気が何所から来ているのか!
    何なのか!
    どなたもあくせくしていない、

    日本ではいかがなものか???

    これから医療費がかかる老人時代。

    そんな時期に、
    2億とか、、、?
    医療費を削り、
    国民を不安に陥れる政策は

    すべての元気が無くなります。

    
    IT革命で、
    表面的な知識やデーターが世に氾濫し、
    刻々と変わる
    生きたデータの臨床力が

    半か通のマスコミの
    自信ありそうなアナウンサーの説明や
    新聞の見出しが世論となって
    真実が見えなくなってくるゲーム時代。

    空港はマスク、、、マスク、、、マスク。

    心ない、「患者様」の「様」という解釈の違いから、
    訴訟が多くなりました。

    アメリカのように
    「プールのある邸宅に住めるような報酬」を
    医師が受けているのなら、まだしも、、、

    勤務医は
    必要経費も交際費も
    税金の控除がほとんど無いにひとしい、

    日新月歩の医学の世界は
   「医学書」「学会」「師事すること」「留学」
    不規則な出張や深夜帰りのタクシー代、、、
    不規則な外食、捨てる家庭料理。

    銀行にも、郵便局にも振り込みはやたら多い。
    民間の煩雑な手続きの時間がない
    代行にかかる膨大な費用。

    我が家も、一切の自己実現を捨てて
    医師の脊中を守りながら、
    化粧もせずに、
    末摘む花よろしく、雑務に明け暮れて
    時はすぎてゆきました。

    妻の役割は、守備範囲が多すぎて、

    本来の薬剤師として働けたのは5年。
    時間貧乏の外科医の夫に、
    人生の私の持ち時間をつなげて
    医者の仕事だけに専念してもらった40年でした、

    当然、、、私の年金は国民年金。
    5年間以外は月給のもらえない人生だった。

    
    暮れの31日に送られてきた
   「生きた殻付きの牡蠣」の中身を
    取り出しながら、
  、
    新年の用意をした日々。

   医師を続ける事の 維持費は

    高級マンションや億ションの維持管理料にもマシテ!
    見えない事の、維持費だけに、、、控除がありません。

    知的財産を惜しげなく提供する医師。

    この悠々とおおらかな医師の心を維持する
    背後のご奉公には

、   患者さんに
    「仁の心」で接する「良医」であってほしいと
    願うからです。

    医師という「命を対象の仕事」だから
    医師としての仕事以外に煩わせてはならないと思っています。

    兜より強い刀で、神経集中して気合いとともに
    全身全霊で病気に接して
    病魔を一刀両断してほしいと願うのです。
    
    環境を整える役割の私には
    自分の時間がありません。
    月給もありません。
    本来持っている
    免許も使う暇はほとんどありません。

    「命を預かる外科医」の
    生活のゆとりが優先されます。

    世間からは認められる事はありませんが
    医師の背後には
    サッカー応援団のような応援が必要です。

    医師の月給は、
    医師を続けるために
    使います。

    サポートしている、
    家族との合作の報酬と思うのです。

    しかし、20年以上も里帰りもせず
    母の死に目にも会えず、
    着物の1枚も買わず
    飛んで過ぎてしまった
    「女としてのじかん。」、
       初めての夫婦の海外旅行に行く事の出来た休日は
      
    すでに、、、二人には青春も若さも、、、過ぎ去っていた。
    医師の舞台裏から見ると
    家庭を捨てて、夫婦愛も、子供の父親も不在にしてまで
    病気と向き合い、治療を考えつづけた事だろう、、、。

    医療と結婚した医師にとって、
    彼達の妻は「医療」そのもの。

    「患者様」は、はたして「客」なのでしょうか?

    経営管理部門の人たちは
    一人の医師が一人前になるまでの
    氷山の海の中の部分をしっているのだろうか?

    現場を知らない
    「政治力だけで」
    医師たちを駒として
    医療企業の経済感覚で
    病院を位置づけた言葉が誤解されて
    「患者様」という言葉になったのではありませんか?

    「患者様」の「様」の解釈が取り違えられて

    「権利ばかりの主張」が
     多くなったとは思いませんか?

    イデオロギーに、
    根本的な違いが出てきたのではないでしょうか?

    あくせく働いても一回の訴訟で
    積み木崩しの空しさを味わうでしょう。

    医師が足りなくなる原因の一つは
    訴訟に備える大変さがあると思います。

    細分化されたことも大きなことだと思います。

    一部のマスコミは
    産婦人科の医師が足りないので
    報酬を増やせば良い。。。。?????

    こんな記事を読みました。

    東京の人口よりも多い水子。
    自己実現の優先の為の堕胎。

    男社会の権力と財力と身勝手な快感の対象としての
    ビジネスの為に犠牲になって行く水子。

    報酬を増やしても、
    喜びのない仕事のやりがいを奪う政治や社会の有りようが
    産婦人科医を足りなくしている可能性だってあるのでは?。

    医療に従事している者。
    医療を縁の下で支える人々。
    はたまた、、、時間貧乏な医師の夫の代行の
    雑役人生の為に、女医さんは家庭に戻ってしまう。

    医療の世界では悠々としているクジラのような存在の医師。
    一歩、本来の哺乳類の住む家庭に戻ると、
    哺乳類の世界には
    手足がなくては勤まらない
    煩雑な事務が待っている。

    医師をすることと、
    家庭を軸に
    一般の生活をすることと、
    両立できる「科」は限定される。

    外科医、産婦人科医、、、、無理でしょう!
    父兄会も、運動会も、学芸会も、、、

    医療費を削ったり、、、医師を増やしても、、、
    現場を知らない政策は空回りするようにおもいませんか?

   *********************

    
    女性として天与の「受胎、出産。育児。」に勝る授業はないと
    私はひそかに自分的には思っています。、

    薬科大学に通っていたころ、
    アミノ酸や、燐酸化、やDNA,,螺旋構造、、など

    教授が声を大にして抗議をしていました。

    人間社会の医療のように、

    「酵素が生命のカギを握っているように思えました。」

    酵素には、さらに、それを活性化させる補酵素があり、、、
    人間のトータルとしての「生命」の大きな役割を持っています。

    その時、私は20歳の学生です。

    「授業」を受けながら、
     生命の「パズルのチップの最後の1枚」が
     アミノ酸や、原子團として、はまったとき、

    「心」は
    アミノ酸や、原子團の創り上げた「生命体」に宿るのか??

    それが、若き日の疑問でした。


    女性として、天から授かった力の一つに
    「子供を、産み育てる」という能力があります。

    心を一緒に育て上げるという
    大きな仕事のためにも、

    薬剤師の取得のほかに、
    中学、高校の教員免許を取得しました。

    6時に昼間の授業が一段落すると、
    夜学の文系の授業に出ました。

    青年心理学、発達心理学、教育心理学、、、、

    薬学の{EBM]とは正反対の講義です。
    日曜日に教会に行きました。

    聖書も、ページがバラバラになるまで
    何回も読みました。

    人間が、「自己実現に夢中になる」
    ある種のエゴにつっぱしった時代でした。

    あれから、結婚をして、
    出産をして、育児をしながら
    勤めたり、

    夫が一人前の医師として出発するまでは
    戦争のようでした。

    激務と無給との中で、私も働きました。

   、ほとんど家にいる事がない研究生活の中で
    奨学金の返済とに追われながら、
    
    家具を持てない中での育児でした。
    洗濯機のない育児は大変でした。
    
    3か月ごとに
    勤務先の変わるローテンションの

    医師教育システムの中で

    、
    家庭も、回りも
    サポートがしっかりとしていないと
    成り立たない勤務状態が続きました。

    しかし、、、私の微力では
    夫の背後は守れなかった、若き日、

    とうとう、入院。
    家族の病気に
    医療の大切さを心底感じました。

    4か月の奇跡の生還の後
    私は、化粧も、おしゃれも障害しませんでした。

    日々、、、考える事は、
    自分の力の及ばない次元にいる医師の夫に
    「医師であることを続けられるためのサポート」は何か?

    サポートの鬼になっても
    私の力では
    何もしてあげる事はできません。

    医師たちは、、、孤独な職業だと、、、
    「孤独」という事がどんなことか、、、

    妻という現場で初めて気づいた
    職業からくる「医師の孤独」は
    誰も救えない。

    救えるとしたら、、、それは 政治でしょう。

    
    

    
    

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