源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

04夕顔13 空蝉の

2007年05月08日 | 01桐壺~04夕顔
源氏物語歌集 038
巻四 夕顔 13 源氏

    空蝉の 世はうきものと 知りにしを
    また言の葉に かかる命よ

2007-0508-ysg038
Kad01-145

・・・ [乱れ書きをした消息は美しかった。蝉の脱殻が忘れずに歌われてあるのを、
女は気の毒にも思い、うれしくも思えた。こんなふうに手紙などでは好意を見せ
ながらも、これより深い交渉に進もうという意思は空蝉になかった。](晶子訳)
 ・・・