源氏物語歌集 090
巻七 紅葉賀 07 典侍
君しこば 手なれの駒に 刈り飼はむ
さかりすぎたる 下葉なりとも
2007-0630-ysg090
Kad02-068
源氏物語歌集 089
巻七 紅葉賀 06 藤壺
袖ぬるる 露のゆかりと 思ふにも
なほうとまれぬ やまとなでしこ
2007-0629-ysg089
Kad02-063
源氏物語歌集 088
巻七 紅葉賀 05 源氏
よそへつつ 見るに心は なぐさまで
露けさまなる なでしこの花
2007-0628-ysg088
Kad02-062
源氏物語歌集 087
巻七 紅葉賀 04 命婦
見ても思ふ 見ぬはたいかに 嘆くらむ
こや世の人の まどふてふ闇
2007-0627-ysg087
Kad02-060
源氏物語歌集 086
巻七 紅葉賀 03 源氏
いかさまに 昔むすべる 契りにて
この世にかかる 中のへだてぞ
2007-0626-ysg086
Kad02-060
源氏物語歌集 085
巻七 紅葉賀 02 藤壺
からひとの 袖ふることは 遠けれど
立ち居につけて あはれとは見き
2007-0625-ysg085
Kad02-051
源氏物語歌集 084
巻七 紅葉賀 01 中将
もの思ふに 立ち舞ふべくも あらぬ身の
袖うちふりし 心知りきや
2007-0624-ysg084
Kad02-050
源氏物語歌集 083
巻六 末摘花 14 源氏
くれなゐの 花ぞあやなく うとまるる
梅のたち枝は なつかしけれど
2007-0623-ysg083
Kad02-048
[巻六末摘花了]
源氏物語歌集 082
巻六 末摘花 13 源氏
逢はぬ夜を へだつる中の 衣手に
かさねていとど 見もし見もとや
2007-0622-ysg082
Kad02-044
源氏物語歌集 081
巻六 末摘花 12 命婦
くれなゐの ひとはなごろも うすくとも
ひたすらくたす 名をしたてずは
2007-0621-ysg081
Kad02-043