源氏物語歌集 438
巻三十二 梅枝 11 雲居の雁
限りとて 忘れ難きを 忘るるも
こや世に靡く 心なるらむ
2008-0718-ysg438
Kad05-170
□「気色ばかりもかすめぬつれなさよ」と、思ひ続け給ふは憂けれど、
(雲居の雁)「限り・・・らむ」
とあるを、あやし、と、うち置かれず、かたぶきつつ見居給へり。□
巻三十二 梅枝 11 雲居の雁
限りとて 忘れ難きを 忘るるも
こや世に靡く 心なるらむ
2008-0718-ysg438
Kad05-170
□「気色ばかりもかすめぬつれなさよ」と、思ひ続け給ふは憂けれど、
(雲居の雁)「限り・・・らむ」
とあるを、あやし、と、うち置かれず、かたぶきつつ見居給へり。□