源氏物語歌集 421
巻七 紅葉賀 09 典侍
立ちぬるる 人しもあらじ あづまやに
うたてもかかる 雨そそぎかな
2008-0621-ysg421
Kad02-069
□・・・、(典侍)「おし開いて来ませ」と、
うち添へたるも、例にたがひたる心地ぞする。
(典侍)「立ち・・・かな」□
【編者注】閉じ鍵括弧を加えて、依拠本を訂正。
【編者からお詫びと訂正】角川書店版『新編 国歌大観』と照合中に、私の不注意で、「立ちぬるる」の一歌の落失が分かりました。今回は臨時の措置としますが、訂正後は、巻七紅葉賀第08歌の直後に「立ちぬるる」が挿入されます。(歌集422以後は正常)お詫びして訂正します。