源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

05若紫13 嵐吹く

2007年05月27日 | 05若紫~08花宴
源氏物語歌集 057
巻五 若紫 13 尼君

    嵐吹く 尾上の桜 散らぬ間を
    心とめける ほどのはかなさ

2007-0527-ysg057
Kad01-172

□(尼君)「ゆくての御事は、なほざりにも思ひ給へなされしを、ふりはべさせ給へるに、
聞えさせむ方なくなむ。まだ難波津をだに、はかばかしう続け侍らざめれば、
かひなくなむ。さても、 嵐吹く・・・はかなさ いとどうしろめたう」とあり。
□(角文版)