源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

39夕霧13 里遠み

2008年10月28日 | 37横笛~40御法
源氏物語歌集 538
巻三十九 夕霧 13 夕霧

    里遠み 小野のしの原 分けて来て
    われもしかこそ 声も惜しまね


2008-1028-ysg538
Kad07-127

□・・・、われ劣らめや、とて、
(夕霧)「里遠・・・まね」
と宣へば、□

39夕霧12 いづれとか

2008年10月27日 | 37横笛~40御法
源氏物語歌集 537
巻三十九 夕霧 12 夕霧

    いづれとか 分きて眺めむ 消えかへる
    露も草葉の 上と見ぬ世を


2008-1027-ysg537
Kad07-124

□はかなき紙の端に、
(夕霧)「いづ・・・世を
おほかたにこそ悲しけれ」と書い給へり。□