源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

04夕顔17 逢ふまでの

2007年05月12日 | 01桐壺~04夕顔
源氏物語歌集 042
巻四 夕顔 17 源氏

    逢ふまでの 形見ばかりと 見しほどに
    ひたすら袖の くちにけるかな

2007-0512-ysg042
Kad01-149

□伊予の介、神無月のついたちごろに下る。女房の下らむにとて、たむけ、
心ことにせさせ給ふ。またうちうちにもわざとし給ひて、こまやかにをかしきさまなる。
櫛、あふぎ、多くして、ぬさなど、わざとがましくして、かの小袿もつかはす。□(角文版)