大人に負けるな!

弱者のままで、世界を変えることはできない

ソマリアを救え!

2011-11-22 23:33:51 | 市民には何も知らされていない
アフリカ東部ソマリアで深刻な飢饉(ききん)が発生し、餓死者が出て多数の難民が隣国に流出しています。

内戦が続いて援助物資が十分に届かず、特に体力の弱い、幼い子どもたちの命が失われています。

 国連はアフリカ東部が過去60年で最悪の干ばつに見舞われ、ソマリアでは約370万人が食糧不足に苦しんでいると訴えています。

 農民は耕作も牧畜もあきらめ国境を越えていますが、難民キャンプは飽和状態です。ケニアやエチオピアなど周辺4カ国を含めると、1300万人分の食糧支援が必要です。

 ソマリアは20年間内戦が続き暫定政府の統治は首都モガディシオの一部にとどまっています。武装した住民が海賊となって各国の船舶を襲撃するなど、暴力と略奪が繰り返され「破綻国家」と呼ばれています。

 南部ではイスラム武装勢力アルシャバーブが住民を抑圧し、国際テロ組織も潜伏。西欧文化を目の敵にして国連機関の活動を妨害し、時には援助物資に「税金」をかけるので、飢饉が最もひどい南部地域には支援が届きません。

 英国のミッチェル国際開発相は首都を視察し、「十分な国際支援がないとソマリアで子ども40万人が餓死する恐れがある」と警告。清潔な飲み水がなく、コレラ感染者が急増しています。

 援助を一刻も早く、広範囲に届けねばなりません。

 世界食糧計画(WFP)は「東部アフリカでは15ドルあれば、1人、1カ月分の食事が賄える」と訴えています。日本政府は500万ドルを拠出しました。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)はキャンプを設営し、国連児童基金(ユニセフ)は子どもに栄養強化食品を配り予防接種をしています。

 ソマリア国内での援助活動には現地の治安維持が不可欠です。首都ではアフリカ連合(AU)諸国の軍隊が平和維持活動を展開していますが、武装勢力の妨害と対抗するには、装備と資金面で各国の支援が必要です。

 事態が安定したら、難民の本国帰還を進めなくてはなりません。受け入れ国の負担軽減だけでなく、放置された土地の荒廃が進めば再び干ばつが起き、飢饉が繰り返されるからです。




●ソマリア緊急支援窓口●

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