PRIDEミドル級トーナメント2回戦で、復活を期待されていた桜庭が、ヒカルド・アローナの打撃で両目をふさがれてTKOに敗れました。
僕はこのブログで「サクはアローナなら勝てる」といっていたし、高田も同様に考えてアローナとぶつけたと思われるだけに、残念です(>_<)
しかし、サクにとって、アローナが決して勝てない相手でないことは、間違いありません。
あの試合で、サクは2つの致命的なミスを犯しました。そのために、本来なら判定まで持ち込めた試合なのに、墓穴を掘ってしまったのです。
まず第一に、アローナのプレッシャーを受けたとき、サクは亀になってしまいました。レスラーの本能かもしれませんが、これは絶対やってはいけないことです。素人にも分かります。案の定、アローナに延々と膝をもらい続ける羽目になってしまいました。
そして第二のミスは、打撃のプレッシャーに負けて、タックルを仕掛けてしまったことです。結果として、タックルを切られて目に蹴りを入れられてしまい、これで視界をふさがれました。
アローナは、言わずとしれた寝技世界一の男です。そんな相手に、わざわざ相手の土俵での勝負を仕掛けようとは、最もサクらしからぬ選択肢です。
グレイシーハンターとして輝いていた時代のサクなら、絶対やっていないでしょう。
サクは、アローナ戦が決まった時点で、スタンドでフルタイム戦うゲームプランを立て、打撃特訓を積んでおくべきだったのです。
事実、サクのインローは有効な攻撃でした。5キロ重いアローナの打撃が強力であっても、所詮は付け焼き刃です。打撃、特にキックのキャリアはサクがはるかに上回っているのだから、必要以上にアローナの打撃を恐れず、キックの間合いを保って立ち続けるべきだったのです。
徹底して相手のペースに付き合わない。それが、サクの強さだったはずです。
もちろん、増量せずに勝ち続けようという見通しも、甘すぎでしょう。
しかしながら、寝技世界一のアローナが、5キロも軽いサクを極めきれず、動きを封じるだけで精一杯だったことは、やはり、サクの得体の知れない体さばきが健在だったことを示しています。もしウエイトを合わせてやったら、アローナといえども、サクの術中にはまっていたかもしれません。
ホイス、ホジェリオ、そしてアローナ。これほどの面子を敵にまわして、サクは、一度も極められたことがありません。世界に、サクを極められるグラップラーは、存在しないのでしょうか。
そして、ボブチャンチンが敗れてしまったのも、残念です。手足の長いアリスターが苦手なタイプだったとはいえ、実力的には、勝てない相手ではなかったはずです。まあ、アリスターを誉めるしかないでしょう。大物食いを達成したアリスターは、おおいに自信をつけて準決勝に望んでくるでしょう。
ショーグンの判定勝ちは、このブログの予測通りでした。こうなると、決勝で絶対暴君シウバに対するのは、同門のショーグンになる可能性が濃厚です。同門だからといって手を抜く2人ではないし、決勝では想像を絶するどつき合いが見られそうです。
☆このブログに1票☆
僕はこのブログで「サクはアローナなら勝てる」といっていたし、高田も同様に考えてアローナとぶつけたと思われるだけに、残念です(>_<)
しかし、サクにとって、アローナが決して勝てない相手でないことは、間違いありません。
あの試合で、サクは2つの致命的なミスを犯しました。そのために、本来なら判定まで持ち込めた試合なのに、墓穴を掘ってしまったのです。
まず第一に、アローナのプレッシャーを受けたとき、サクは亀になってしまいました。レスラーの本能かもしれませんが、これは絶対やってはいけないことです。素人にも分かります。案の定、アローナに延々と膝をもらい続ける羽目になってしまいました。
そして第二のミスは、打撃のプレッシャーに負けて、タックルを仕掛けてしまったことです。結果として、タックルを切られて目に蹴りを入れられてしまい、これで視界をふさがれました。
アローナは、言わずとしれた寝技世界一の男です。そんな相手に、わざわざ相手の土俵での勝負を仕掛けようとは、最もサクらしからぬ選択肢です。
グレイシーハンターとして輝いていた時代のサクなら、絶対やっていないでしょう。
サクは、アローナ戦が決まった時点で、スタンドでフルタイム戦うゲームプランを立て、打撃特訓を積んでおくべきだったのです。
事実、サクのインローは有効な攻撃でした。5キロ重いアローナの打撃が強力であっても、所詮は付け焼き刃です。打撃、特にキックのキャリアはサクがはるかに上回っているのだから、必要以上にアローナの打撃を恐れず、キックの間合いを保って立ち続けるべきだったのです。
徹底して相手のペースに付き合わない。それが、サクの強さだったはずです。
もちろん、増量せずに勝ち続けようという見通しも、甘すぎでしょう。
しかしながら、寝技世界一のアローナが、5キロも軽いサクを極めきれず、動きを封じるだけで精一杯だったことは、やはり、サクの得体の知れない体さばきが健在だったことを示しています。もしウエイトを合わせてやったら、アローナといえども、サクの術中にはまっていたかもしれません。
ホイス、ホジェリオ、そしてアローナ。これほどの面子を敵にまわして、サクは、一度も極められたことがありません。世界に、サクを極められるグラップラーは、存在しないのでしょうか。
そして、ボブチャンチンが敗れてしまったのも、残念です。手足の長いアリスターが苦手なタイプだったとはいえ、実力的には、勝てない相手ではなかったはずです。まあ、アリスターを誉めるしかないでしょう。大物食いを達成したアリスターは、おおいに自信をつけて準決勝に望んでくるでしょう。
ショーグンの判定勝ちは、このブログの予測通りでした。こうなると、決勝で絶対暴君シウバに対するのは、同門のショーグンになる可能性が濃厚です。同門だからといって手を抜く2人ではないし、決勝では想像を絶するどつき合いが見られそうです。
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