娘から届いた旅行の招待状
長い学生生活を終え、この4月から新しい職場に付くことになった
娘からの一通のメール
これまでの感謝の気持ちだと・・・
のんびり、ゆったりと子供たちを育て、こんな日がやってくるなんて
思いもしなかった
『二人で温泉に』と言う娘に、一緒に行って欲しいと
私の願いを快く聞いてくれ、3人で行くことになる
「福井県三国温泉」
日本海に面した小さな温泉地
沈み行く夕日が最高に映えるらしい
貸しきり露天風呂、そして今夜のサンセットは7時16分
天気は曇り空のため燃えるような夕焼けは見れなかったが
それでも充分に心に残る沈み行く太陽を実感する
立派になった娘が眩しく見えたのは夕日のせいではなかったか・・・
海の幸を中心とした夕餉のもてなし
身体中を「幸福」の2文字がお酒とともに駆け巡るのを味わった
末娘と3人での旅行、多分始めて
何度主人と「よかったね、楽しいね」と話したことか
いつの間にか立派な大人になっていたのね
親と子の関係がパラレルからクロスへと移行していく瞬間を
垣間見た気がする旅の一夜でした。