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マンガ感想-『Q.E.D 証明終了 5』加藤元浩

2010年03月02日 | マンガ
「歪んだ旋律」★★ 4
~あらすじ~
楽団への援助打ち切りを検討していた社長が殺された。楽団の世界的チェリスト・平井玲二には動機があったが、死亡推定時刻に彼は燈馬たちの来訪を受けていた。

~感想~
こういった物理(?)トリックや一般的ではない知識を核にしたミステリは、小説よりもマンガのほうがやはり向いている。
しかし死体の隠し場所がバレバレで衝撃は一切なく、一息と言ったところ。

「光の残像」★★☆ 5
~あらすじ~
フリーマーケットで手に入れたカメラに残されたフィルムを届けるため、さる村を訪れた燈馬と可奈。
写真に撮られた倉の中には白骨死体が二重密室に守られて眠っていた。
その倉の中にはかつて千里眼の力を持つ少女が住んでいて……。

~感想~
思いも寄らない方向に転がっていく展開は面白いが、メイントリックがあまりにも使い古されたもので、登場した瞬間にわかってしまうのが難点。
ひとつの物語にありったけの要素を詰め込んだボリューム感はさすがだが。