NHK大河ドラマの「龍馬伝」が好評のようですが、私も時代劇が好きなもので、毎週楽しみに視聴しています。
坂本龍馬の出身地はご存知のように高知県「土佐(とさ)」ですが、その昔は青森県の十三湖「十三(とさ)」のほうが有名で、中国大陸との貿易で栄えていた時期がありました。
一説には、十三湖には「13本の河川が流れ込んでいたから」その名がついたそうなのですが、地図を見てもそんなに河川がないので、不思議に思っていたのです。
先日、地元紙「東奥日報」の連載コラムで興味深い話が載っていました。
むかしむかし、東西南北の方角をあらわすのに、「子・丑・寅・・・」の十二支をあてがっていました。
十二支に囲まれている中心が一ヶ所あるので、「12+1=13」で、13という数は古代太陽信仰の名残なのだとか。
なるほど、十三湖から見える西日の落日はとてもきれいですし、「土佐」の地名も律令制以前は「十三」と書いていたと、他の書物に記載されていたのを読んだことがあります。
私は高知に行ったことはありませんが、南国土佐のイメージから、太陽信仰があったとしても不思議ではないですね。
意外なところで、青森と高知の共通点を見つけてしまいました。
キリスト教の「13日の金曜日」は?
イエスの亡くなった日ではありますが、「13」はおもしろい数ですね。(山坊主)