読了記録~ゆうきセンセと小林センセ~
ゆうきまさみのはてしない物語 天の巻(角川スニーカー文庫) ゆうきまさみ 角川書店
ゆうきまさみのはてしない物語 地の巻(角川スニーカー文庫) ゆうきまさみ 角川書店
考えるヒント 小林秀雄
ゆうきまさみの~ はNT長寿連載の漫画コラムを文庫化したものです
ちなみに 地の巻 は半分
ゆうきまさみのもっとはてしない物語
にも収録されています
前期の頃はゆうきセンセもずいぶん説教くさいことを書いているんですが
後半になると身辺雑記が増えてずいぶん穏やかなコラムになります
んで思ったんですが
多分世の中に言いたいことや考えていることを表現する場があるってのぁ
昔は特権的なものだったんですよねぇ
世の中に物を申したくば漫画家でもいいからそれなりに
世間に名なり功なり立てていないといけなかったわけです
しかし今はネットでいくらでも
ちょいと見てくれのいい筋の通ったご意見 というのが
ごろごろ目にすることができるようになって
そうだそうだと拡散することもできるわけです
名もない立派な人が意見だけでも人の目に表明できるようになった
といえば聞こえはいいんですが
逆に今までちょっと見てくれのいい意見程度でも原稿料をもらって
発表してきた方からすると
これは…危機 というより
お金を払ってでも読んでもらえる文章のハードルがあがっちゃったなぁ と思います
考えるヒント は図書館でハードカバーの旧仮名遣いで読みました
いや 単に文庫代をケチって借りようとしたらこれしかなかった
旧仮名遣いだけあってつっかかりつっかかり
読めない漢字に意味が分からなくてそのまま文章に入り込めないわ
言うてることが はいぃ? と阿呆なわしにはわからんかったりで
読んだ とは言えない気もするんですが
しかし 考えるヒント ですから
意味は分からんでもフィーリングで感じ取れるものがあれば
それでよかろう ドント シンク フィーィッル!
つうわけで読了記録も付けちまうのです厚顔無恥と笑わば笑えなんてな
読んだ一言一句や文意をすっこり忘れてしまっても
なんとなくふんふんと読み行ってしまう点では
自分的には開高健と同じ匂いがする
まぁ 開高大兄とは食欲や匂いに敏感に共感できる点が違うんですが
なんとなく小林センセに
「だってきみ これは……で おかしな話じゃないか」とか
「そりゃあこう言えば しかし……でしょう?という訳知り顔もいるけれど やっぱり常識はこうだろう」とかとか
ひとつ自分に一本筋を通した意見を言われてしまうと
猪口才な小僧っ子の知ったような口なんぞ
しょせん賢しらな安もんのメッキでしかないように思えてしまいます
だから傾倒する という人もいるんだろうなぁ
あ 今から読むなら文春文庫版が常用漢字で出ていますから
そちらの方がお得…つか楽です
ゆうきセンセと小林センセを同時に読んで
見てくれのいいちょっといいこと言った程度の意見で満足していていいのか?
と問われているように思いましたです はい
いや 両センセの意見がその程度だと言いたんではないんです
どちらのセンセも 一見筋の通っているような流行りの意見を
否定して疑うことから自分の意見を主張する方法をとっていますから
遅れてきた弟子(笑)としては
反対意見を聞くとかそういうんではなく純粋に意見を疑う
てところが はぁーそういうもんですか と
正座して身を乗り出して聞き入ったような格好になったってぇ話です
ゆうきまさみのはてしない物語 天の巻(角川スニーカー文庫) ゆうきまさみ 角川書店
ゆうきまさみのはてしない物語 地の巻(角川スニーカー文庫) ゆうきまさみ 角川書店
考えるヒント 小林秀雄
ゆうきまさみの~ はNT長寿連載の漫画コラムを文庫化したものです
ちなみに 地の巻 は半分
ゆうきまさみのもっとはてしない物語
にも収録されています
前期の頃はゆうきセンセもずいぶん説教くさいことを書いているんですが
後半になると身辺雑記が増えてずいぶん穏やかなコラムになります
んで思ったんですが
多分世の中に言いたいことや考えていることを表現する場があるってのぁ
昔は特権的なものだったんですよねぇ
世の中に物を申したくば漫画家でもいいからそれなりに
世間に名なり功なり立てていないといけなかったわけです
しかし今はネットでいくらでも
ちょいと見てくれのいい筋の通ったご意見 というのが
ごろごろ目にすることができるようになって
そうだそうだと拡散することもできるわけです
名もない立派な人が意見だけでも人の目に表明できるようになった
といえば聞こえはいいんですが
逆に今までちょっと見てくれのいい意見程度でも原稿料をもらって
発表してきた方からすると
これは…危機 というより
お金を払ってでも読んでもらえる文章のハードルがあがっちゃったなぁ と思います
考えるヒント は図書館でハードカバーの旧仮名遣いで読みました
いや 単に文庫代をケチって借りようとしたらこれしかなかった
旧仮名遣いだけあってつっかかりつっかかり
読めない漢字に意味が分からなくてそのまま文章に入り込めないわ
言うてることが はいぃ? と阿呆なわしにはわからんかったりで
読んだ とは言えない気もするんですが
しかし 考えるヒント ですから
意味は分からんでもフィーリングで感じ取れるものがあれば
それでよかろう ドント シンク フィーィッル!
つうわけで読了記録も付けちまうのです厚顔無恥と笑わば笑えなんてな
読んだ一言一句や文意をすっこり忘れてしまっても
なんとなくふんふんと読み行ってしまう点では
自分的には開高健と同じ匂いがする
まぁ 開高大兄とは食欲や匂いに敏感に共感できる点が違うんですが
なんとなく小林センセに
「だってきみ これは……で おかしな話じゃないか」とか
「そりゃあこう言えば しかし……でしょう?という訳知り顔もいるけれど やっぱり常識はこうだろう」とかとか
ひとつ自分に一本筋を通した意見を言われてしまうと
猪口才な小僧っ子の知ったような口なんぞ
しょせん賢しらな安もんのメッキでしかないように思えてしまいます
だから傾倒する という人もいるんだろうなぁ
あ 今から読むなら文春文庫版が常用漢字で出ていますから
そちらの方がお得…つか楽です
ゆうきセンセと小林センセを同時に読んで
見てくれのいいちょっといいこと言った程度の意見で満足していていいのか?
と問われているように思いましたです はい
いや 両センセの意見がその程度だと言いたんではないんです
どちらのセンセも 一見筋の通っているような流行りの意見を
否定して疑うことから自分の意見を主張する方法をとっていますから
遅れてきた弟子(笑)としては
反対意見を聞くとかそういうんではなく純粋に意見を疑う
てところが はぁーそういうもんですか と
正座して身を乗り出して聞き入ったような格好になったってぇ話です