読了~
木をみて森をみない(ちくま文庫) 青山南 筑摩書房
ああなんてこった・・・
これを読んでいるとき
「ああ!つまりはそういうことか!」と
なにかの考察を思いついたんだけど
その なにか が何だったのか
脳の中ですっかり溶けて思い出せない
やっぱり 後で後で は記憶神経破壊の呪文ですな
めんどくさくても思いついた日のうちに書いておかないと と
痛恨の一撃orz
まぁ とりあえず読了しました
すげえ面白かったんですが
それが…どういうポイントでどう言えばいいのか…
あかん…溶けてる…orz
……あ! おーもいだしたあああ!!
機能的な文章とそうでない文章 それだ!
普段仕事なんかしていると
自分が書かなきゃいけない文章はもっぱら
「機能的な文章」が求められる
要点が簡潔にまとめられて
読み手が理解しやすい
そういう文章で モノによってはフォーマットまで決まっている
例えば 受験やレポートで求められるのは
そういう「機能的な文章」だ
山田ズーニー先生の説を言えば
「自分の根本思想を掘り起こし
(必ずそれはシンプルな一言だ というのが前提)
後はそれを平用でいて心にすとんと落ちる言葉で説明する」
そこまでいかなくても
英語で言えば 構文的な訳
理系論文で言えば 論文フォーマット(アブスト→概要→実験手順→結果→考察→結論)
会社書類で言えば 書式
これらは まるで骨や工場の機械のように
正確さや機能が重視される
そこに見える美しさは「機能美」
理解という名の天使のハシゴが一条差込み
「解る」面白さに感動すら覚える
機能美 とは対極の美が 遊び
ああいや ゲームとかディズニーランドとかカラオケとか飲み会とか
そういう遊びではない
簡単に言えば 機能とはまったく無縁なのにその余計な形があるからこそに愛おしい
そんな感じ?の 美
んで そういう美の文章が何か?っつうと
小説なんではないかなー と
そういうことに思い至った
平用な言葉 機能・構文にそった言葉を選んでいない
簡潔に要約する作業は読者に丸投げだ
しかし だからこそ著者の放つ放射能が解ったりするのだね
(すいません開高健を真似しました)
いわゆる 行間が読める楽しみがある
青山南のエッセイは そういう行間から匂い立つ
のほほんとした人柄ならぬ文柄(?)が楽しい
翻訳家らしい言葉のセンスに脱帽した
小さな説を書いて食べている人たちの構築した世界
遊び だからこそ見える 美
行間を読む ということの意味が
初めて解った
面白い小説とは つまるところ
その 立ち上る空気感 が小説の雰囲気を決定して
奇抜な設定とかストーリーの流れとかは枝葉末節なんだな と
例えば 情景が浮かぶ… とか ディティールがしっかりした…というのも
脳にイメージが 匂いが 流れ込みやすかった面白さなんではないかなーと
もちろん そういう楽しみ方の小説ではない小説もごまんとあるはずだ
しかし「あの小説すっげぇ面白かったー」と言えても
デハドコガドウオモシロカッタノカ?を
未読の人に言葉で説明するのが異様に難しかったりするのは
面白かったポイントが
あのーそのー…の 雰囲気 にあったからかもしれない
木をみて森をみない(ちくま文庫) 青山南 筑摩書房
ああなんてこった・・・
これを読んでいるとき
「ああ!つまりはそういうことか!」と
なにかの考察を思いついたんだけど
その なにか が何だったのか
脳の中ですっかり溶けて思い出せない
やっぱり 後で後で は記憶神経破壊の呪文ですな
めんどくさくても思いついた日のうちに書いておかないと と
痛恨の一撃orz
まぁ とりあえず読了しました
すげえ面白かったんですが
それが…どういうポイントでどう言えばいいのか…
あかん…溶けてる…orz
……あ! おーもいだしたあああ!!
機能的な文章とそうでない文章 それだ!
普段仕事なんかしていると
自分が書かなきゃいけない文章はもっぱら
「機能的な文章」が求められる
要点が簡潔にまとめられて
読み手が理解しやすい
そういう文章で モノによってはフォーマットまで決まっている
例えば 受験やレポートで求められるのは
そういう「機能的な文章」だ
山田ズーニー先生の説を言えば
「自分の根本思想を掘り起こし
(必ずそれはシンプルな一言だ というのが前提)
後はそれを平用でいて心にすとんと落ちる言葉で説明する」
そこまでいかなくても
英語で言えば 構文的な訳
理系論文で言えば 論文フォーマット(アブスト→概要→実験手順→結果→考察→結論)
会社書類で言えば 書式
これらは まるで骨や工場の機械のように
正確さや機能が重視される
そこに見える美しさは「機能美」
理解という名の天使のハシゴが一条差込み
「解る」面白さに感動すら覚える
機能美 とは対極の美が 遊び
ああいや ゲームとかディズニーランドとかカラオケとか飲み会とか
そういう遊びではない
簡単に言えば 機能とはまったく無縁なのにその余計な形があるからこそに愛おしい
そんな感じ?の 美
んで そういう美の文章が何か?っつうと
小説なんではないかなー と
そういうことに思い至った
平用な言葉 機能・構文にそった言葉を選んでいない
簡潔に要約する作業は読者に丸投げだ
しかし だからこそ著者の放つ放射能が解ったりするのだね
(すいません開高健を真似しました)
いわゆる 行間が読める楽しみがある
青山南のエッセイは そういう行間から匂い立つ
のほほんとした人柄ならぬ文柄(?)が楽しい
翻訳家らしい言葉のセンスに脱帽した
小さな説を書いて食べている人たちの構築した世界
遊び だからこそ見える 美
行間を読む ということの意味が
初めて解った
面白い小説とは つまるところ
その 立ち上る空気感 が小説の雰囲気を決定して
奇抜な設定とかストーリーの流れとかは枝葉末節なんだな と
例えば 情景が浮かぶ… とか ディティールがしっかりした…というのも
脳にイメージが 匂いが 流れ込みやすかった面白さなんではないかなーと
もちろん そういう楽しみ方の小説ではない小説もごまんとあるはずだ
しかし「あの小説すっげぇ面白かったー」と言えても
デハドコガドウオモシロカッタノカ?を
未読の人に言葉で説明するのが異様に難しかったりするのは
面白かったポイントが
あのーそのー…の 雰囲気 にあったからかもしれない