立読ブログ

立読師による一人語りのブログ 今後ともよろしう

読みかけの本の話

2010-08-22 22:01:50 | 
最近読んでるか?>自分

最近の読了報告を見ると
まぁ会社本ばかりで
それってつまり 普段読んでない?
…ちょっと背筋が薄ら寒くなりましたが

まぁ 手をつけて読む機会がなかなかつかめなくて
というのが大半
しかし購入はコンスタントに切れ目が無くて
(ここに書いてないだけで一箱古本市やダーリンから買ったり借りたりもらったりが多いんですよ)

今読中なのは

言葉を育てる 米原万里 や
死よりも悪い運命 カートヴォネガット とか
地衣類のふしぎ 柏谷 博之 や
物理の散歩道 ロゲルギスト

個人的にはこれらって結構硬めっす
時間をかけてゆっくり楽しみたい
とかなんとかいうて読み伸ばしにしている

ん? いかんぞ!

ココは一発 仕分けしてみよう
言葉を育てる は風呂本に読んでいて
最近の暑さで風呂につかることが無いもんだから
読んでないけど
よう考えたら あとがき 読んだら上がりやんこれ

死よりも悪い運命…うーん…
電車本におろしたんだっけ…これは…電車通学が復活するまで
寝かしとくしかないか?

地衣類のふしぎ は観察の実際にはあんまし役に立たない
ということで教科書的に読んでるんだけど
なんだ 教科書と割り切ればもっとさくさく読了するってもんじゃないか
実はこのシリーズの

身近な鳥のふしぎ 庭にくる鳥から街中、水辺、野山の鳥まで、魅惑的なさえずりと生態を楽しもう

を立読みしたところ
ほんとに地元で見かける普通の野鳥がわかりやすい写真で
見やすかったので実はひそかに欲しくなっている…
(図鑑買えよ)

物理の散歩道 あーうー…面白いんですけどね
たっぷりの紅茶と一緒に優雅に読むのに最適なもんで
そういう時間が中々取れなかったんだよな
一気にザクザク読むっつうより
雑誌掲載を楽しみに読むようにちょくちょく読まないと
こちらの理解力の要領を超えて脳内CPUがフリーズしそうなので
ザクザクジャブジャブ読みを決行するのが怖い

まぁ 多重債務者のように膨れ上がっている未読了本はこんな感じ


話し変わるけど
今これ書きながらこの間買った文庫本を膝に乗せているんだけど
どういうわけか 本が身体に触れていると安心する
やっぱり本と読書に飢えているのかもしれない 

読了報告

2010-08-22 21:40:06 | Weblog
読了しました会社本

パンとワインとおしゃべりと (中公文庫) 玉村豊男 中央公論新社

なにかもう一冊漫画を読んだような気がしてならないんだけど
いっかな思い出せない
そも 本当に読んだんだろうか?なにを?いつ?
それはさておき

玉村豊男氏によるおしゃべりエッセイ
料理のエッセイはどんなに言葉が舌っ足らずでも
読後に「食いたい!」と渇望させることができたら
それは成功なんじゃないかとおもうんだけどどうだろう

フランスパン特有の
しっかり咥えてかみ締められる香ばしい表面
しっとりとした中身
そこにあわせて食べるチーズの芳香…ああっ…

食いてぇ

来週末は給料出るしワインだな
円高還元セールだし
決定だな(笑)


期せずして
先日の戸隠行の記事で書いた
「なんだ?ここ?イタリアンレストラン?なんか玉村豊男な世界だねぇ」
とかとぼけたことを言っていたレストランが
本当に玉村氏が代表を勤める
ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー
だったことが判明 ありゃぁそうだったんですか
んじゃあ あそこはイタリアンではなくてフレンチだったのか?
またもや瞑想するわが無知


読了はしていないけど会社本にした

寝ても覚めても本の虫 児玉清 新潮社

けっこうキマスねぇ
本にはまってヒーロー・ヒロインに感情移入して
大いにエンタメを楽しむ児玉さんの
本へラァヴ(はあと)
が感じられますよええひしひしと

好感が持てるのは児玉さんが書き手として
本に溺れて一線越えちゃった彼岸の人ではなくて
本当に普通の一読者として 
いかにその本が面白かったのかはまっちゃったのかを
記述している点で
表現者としては中立なんですよ
一読者という立ち位置とテレビに出る表現者の間の
ちょうど中間でものを言っているので
変に上から目線でもないし
読者に妙にすりよったりしない
素直に本の話を楽しくだべる相手としては
いい人だよなあ
週刊ブックレビューの司会はベストマッチだわ
ブックレビューが見れないころは
児玉清といえば
「アタックチャァァァンス」の人だったけど
今は認識違いますよ
ブックレビューのおじさんです(笑)


そういえば今週のブックレビューに
川超人野田知佑氏が出演されていたけど
活字では饒舌に語る氏は 
実際は結構寡黙 ってことがうかがい知れました
いいの それがいいの
しかし他のゲストが「夏は冒険だ」に合わせて
冒険やネイチャー本を紹介していたのに対して
朝鮮戦争本を合評に持ってきたあたり
親分空気読めてません
いいの それがいいの
野田さんがツーリングカヌーに大量に本を持ち込む
相当の読書家であることは有名なので
まぁ あそこであの本を持ってくるのもね
むべなるかな