立読ブログ

立読師による一人語りのブログ 今後ともよろしう

購入記録購入動機~2月の最後の日に~

2010-03-03 15:05:50 | 
はいたい 立読師です

前項が書店紀行だったので
今回は購入記録購入動機
ま 健忘録のようなものですから
ふぅん そんなん買ったん 程度に
かるぅく読み流してください

さて 買った本は全8冊+ポストカード1枚
リストはこんなん

精神のけもの道―つい、おかしなことをやってしまう人たちの話  春日武彦 (著), 吉野 朔実 (イラスト) アスペクト
帰ってきちゃった発作的座談会 (単行本(ソフトカバー))  椎名 誠 (著), 沢野 ひとし (著), 木村 晋介 (著), 目黒 考二 (著) 本の雑誌社
地衣類のふしぎ コケでないコケとはどういうこと?道ばたで見かけるあの“植物”の正体とは? (サイエンス・アイ新書)  柏谷 博之 (著) ソフトバンククリエイティブ
地学ハンドブックシリーズ11 川原の石のしらべ方 荒川の石 「荒川の石」編集委員会 地学団体研究会
ほんとうの「食の安全」を考える―ゼロリスクという幻想(DOJIN選書28) (単行本(ソフトカバー)) 畝山 智香子 (著) 化学同人
一箱古本市の歩きかた (光文社新書) 南陀楼綾繁 (著) 光文社
物理の散歩道 (単行本) ロゲルギスト (著)
岩波書店; 新装版版

+ポストカード INAX GALLERY/小さな骨の動物園 キツネ 大阪市立自然史博物館所蔵 photo:大西成明


精神のけもの道~は吉野朔美のイラスト付きだし
春日先生の本というのも興味があったので購入
帰りのバスでラスト一章まで読みふけったものの
んじゃあ 精神のけもの道とはなんぞや?
と問われても明確な定義が引けない所が
いまだ何とも言えない
読了後感想書きます

帰ってきちゃった~は
本当は文庫にでもなったらそれで買おう と
思っていたのにもかかわらず
買ってしまった…文字どおり発作的に…

地衣類のふしぎ~は
最近凝っている散歩道中コケッ系観察の
入門書としてどうかな?と思って購入
図鑑というより地衣類についての
座学的入門書のようであるらしい

川原の石のしらべ方 は
薄い本をパラパラ見たところ
小学生から中学生あたりをターゲットに
地質学の観察入門書っぽいイラストの安っぽさ
しかし石の見分け方としてカラー写真を使っていたり
記録のつけ方も(こちらは白黒)
しっかりしたものを紹介していたりと
荒川の石についての解説書でもあるが
川原の石をちょっと調べてみたい
アマチュア石屋にとってなかなか
実践的な学術指南書になりそうだ
この本 正確なタイトルを知りたかったので
Amazonで検索したんだがー無かったよ(‥;)
今回の買い物中一の掘り出し物?

ほんとうの「食の安全」~は
市民のための環境学ガイド
(http://www.yasuienv.net/)
で紹介されていて気になっていたもの
何気にケータイメモに取っておいた
「欲しい本リスト」を読み返して
タイムリーに目の前が環境本棚だったもんで
見つけられた本
おとなりに中西準子先生のやっぱり
食の安全に関するリスク論の本があったが
んー…とりあえず中西リスク論で
食の100%安全伝説を切り崩すのは
ちょっと待ってみよう と 今回はスルー

一箱古本市の~は
読んでみたかった本として探し当てて買った
思えばこのイベントから
ブックフェスティバルや古本市に
がぜん興味を持つようになったんだよなあ

ラスト
物理の散歩道 は
実を言えば信大の生協書籍部にもあることを
知っていたんだが…
お祭り騒ぎに理工書棚でがんがん買いをして
あげく会計の際ファインマン物理学Ⅱをあきらめ
せめてこれだけでも記念に(何の記念だ?)
と買ったもの
どうやら科学者の著書には
専門分野の啓蒙書や解説書 教科書
といった類の書籍の他にも
科学的視点から見た雑文エッセイ
というジャンルが立派に成立しているようで
古くは寺田虎彦やその門下生による
随筆などにみられるように
工学的に「他人の役に立つ」ものではなく
純粋に科学的好奇心で世の中を観察し
推論を立て考察する
ある意味知的遊びのようなものが
あるらしい
立読師的にはそういうものにそそられてしまう