世界的備忘録

世界中で見れる私の競馬関連備忘録。中央競馬全開催のメイン、最終を淡々と予想。

JBCスプリント回顧

2008年11月04日 00時45分31秒 | 競馬日記備忘録
クラシックが良いレース過ぎたので正直少しかすみますが、こちらも一応残しときます。



パドックでまず感じたのは7ブルーコンコルドのデキの悪さ。正直南部杯がピークだったと感じさせるデキだった。それでも走ってしまうことのあるこの馬だから、、、と感じたが、結果は。。

勝った4バンブーエールはすごいスケール感はないけど、スピードに長けるという印象をきちんと持てた。素直に前日○から◎への昇格をできた。

失敗したのは6スマートファルコンの評価。若干骨が太く、脚長体型で、スピード感もなくはないのだが、ここのところ相手に恵まれていたのでは?という印象を持ってしまった。これで3歳なのだから、まだまだ先は十分ある馬だろう。

5アルドラゴン。正直馬はマシだけど、で?という印象しかなかった。本質的なスピードが必要になれば少し厳しいと思ってしまったのが誤り。

11リミットレスビッドはデキは悪くなかった。しかしもう9歳、そろそろ精神面で切れてきてしまったのかもしれない。

1フジノウェーブ。デキは前走なり。ただしこの馬地力はあるが、大井の長い直線だから差せるのであって、本質的に園田のようなマクリ競馬はまずあっていないというのがやや骨格に勝った馬体からも感じた。

他は微妙としか感じなかった。

レースはなんと4バンブーエールが先手。そしてかなしばりにあったかのようなスロー。ようやく3~4角あたりで7ブルーコンコルドが動くがときすでに遅し。前からそのまま流れ込む結果となった。

正直、この結果は騎手の性格によるものだと思う。松岡はきちんとアグレッシブな騎乗を見せ、ときには奇襲もしかける。対して幸は淡々と馬にあわせる競馬をするタイプ。これまでのブルーだったら届いたのかもしれないが、ここは仕掛けが遅いと命取りになる園田。そしてスロー。さらにデキ落ち。あわてて動いてももちろん遅い。

騎手の性格をきちんと馬券に織り込んでいれば、なんのことはない馬券だったのかもしれない。ただし、自分は6スマートファルコンへの理解度が足りなかった、それだけだったと思う。ここは反省。
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JBCクラシック回顧

2008年11月04日 00時34分44秒 | 競馬日記備忘録
現地に見に行ってきました。すごい、ものすごいレースであったので、この感覚を忘れない為にも回顧しておきます。



パドックに1サクセスブロッケン、2ヴァーミリアンが現れた瞬間に思わず苦笑が出てしまった。ここは園田競馬場だ。決してG1など行われない、典型的な地方競馬場だ。そこにこんな超G1級の馬が、それも2頭揃い踏みした。出馬表を見て分かっていたことだが、改めてすごいことになった、そう感じた。

では各馬の印象。

2ヴァーミリアン。まさに円熟という言葉がぴったり来る、そんな形であった。体高があってトモががっちりついており、しかもスピード感も満載。デキも春までの一連のレースよりさらに一枚良く感じた。

1サクセスブロッケン。まず才能を感じたのは立ち姿。こちらもものすごく体高があって姿勢が決まっている。そして筋肉の質は「瑞々しい」という表現がぴったりくるようなしなやかさのあるものであった。みんな、ダート馬はがっちりがっちりしているだけ、という印象があるかもしれないが、頂点を極める馬は、むしろしなやかさに卓越している。そして立ち姿で砂に対抗するという感覚だ。

11ボンネビルレコード。デキは相当作っており、腰の位置、筋肉のつき方も申し分ない、良い状態であったと思う。この馬なりにできることを全部していた。

12フリオーソ。正直デキがもうひとつ。馬体はトモ感があるが、腰はやや上下しており、ムキムキに見えた活躍時からは明らかに落ちている。

5フィールドルージュ。トモ感はかなり感じさせる馬で、上記8枠2頭よりも形が決まっているように見えた。ただスピード感としてはやはり劣る。

8メイショウトウコン。はっきり言ってスケール負けしている。しかし、この馬ナリにはデキの良い状態に持っていけており、その気になれば着は拾えるのでは、という体制。

それ以外はやはりクラスが3,4つも下に感じた。期待していた10チャンストウライも、やはりG3を1個勝っただけでは、G1複数勝ち馬たちの前ではなすすべもない。

目をひいたのは、2頭が完全に圧倒しているということ。歴戦の古馬である11ボンネビル、5フィールド、12フリオーソと比較しても1サクセスブロッケンの時点で全然格が違うと言い切れた。

さらに、1サクセスと2ヴァーミリの比較においては、やはり、何度見ても、2ヴァーミリアンであった。1サクセスの馬体は素質は感じるがそれを動かずトモがやはり2ヴァーミリアンに比べて少ない。ただしこれは今後鍛えれば十分に逆転できる、とは思った。

ということで馬券は馬単2→1大本線。久々に振り切って買った。

レースは意外と12フリオーソが早めの競馬。しかし1サクセスのスピード感がまったく上で相手にせず先行できる。2ヴァーミリアンは無理せず番手追走。8メイショウトウコンは出遅れ後方、他の上位馬はこぞって中団という位置取り。

2周目3角からまずは8メイショウトウコンが動く。そして前では万を持して2ヴァーミリアンが動く。抵抗する12フリオーソも徐々に脚がなくなり、自然と1サクセスとの一騎討ち、とそこにマクった8メイショウが圏内に入ってくる。

直線向いて内枠2頭の超ガチンコ勝負。着差はなかったが2ヴァーミリアンが余裕を持って1サクセスを交わしたところがゴール。8メイショウも脚を使った割には最後まで詰めての3着。

素晴らしいレースだったと思う。1サクセスも自分なりにできることを全部しているし、12フリオーソもデキの悪いなりにすごくがんばっている。8メイショウも仕掛けどころバッチリであわやだったが。でも、やっぱり2ヴァーミリアンが完全に上手だったということだ。

しかし、しかし1サクセスだけはこれで完全に勝負付けがついたわけではないと思う。2ヴァーミリアンはもう6歳。正直1サクセスが今の体からさらにもう一枚鍛えられたら、これはもう誰にもかなわない体になる可能性がある。筋肉の瑞々しさが、こなれた感じになっていけば、逆転の日は来ると思う。

今後JCDが本当に楽しみだ。いいレースだった。
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