世界的備忘録

世界中で見れる私の競馬関連備忘録。中央競馬全開催のメイン、最終を淡々と予想。

20080608展望

2008年06月08日 01時17分31秒 | 競馬予想関連
東京11R安田記念

キレと底力は違う。これを観点にしたい。

京王杯スプリングカップやヴィクトリアマイルからなかなか結果がつながりにくいのは、この辺りにあるのではないか。どちらのレースも開催前半馬場が良く、レースの流れとしてもそれほどキツくない流れで最後の加速力、キレが問われるレースとなる。

しかし、本番はマイルで厳しい流れ。そして開催後半の馬場。マイルのレースなのにレース上がりは34秒後半~35秒台を示すことが多い点からも、レースの質的に上の前哨戦とは違うものになることがわかる。

だが、往々にして人気は京王杯スプリングC好走馬。今年なら勿論11スーパーホーネットである。なんと、去年最低人気のこの馬が今年1番人気(前日時点)とはこれいかに。確かに加速力は目を引くものがあり、平坦の京都の舞台ではこれを存分に生かせられる。しかし舞台は府中。坂で加速した後、坂上で脚を持続し続ける必要がある。適性として方向性はやはり違う。

加速が持ち味といえば、5ウオッカも同様。前回はスローな展開に恵まれ、最後まで加速をしっかり生かせたが、それでも2着。依然として古馬対戦での実績は示せていない。さらに底力が問われる条件となるのに、人気が落ちない現状では、無視し続けるしかない。

中心視は10コンゴウリキシオー。雄大な馬体で逃げて持続力を発揮できる馬で昨年2着。メンバー的には昨年より厳しいと言わざるをえないが、ダートの敗戦でマークが下がり、楽に自分のペースで逃げられるだけに面白いし、スケール感からG1に手が届いてもおかしくないか。

対抗に17スズカフェニックス。どちらかといえば適性としてはキレ、加速に特化している馬。前回、前々回ともに後ろから届かない競馬を続けているが、今回唯一の古馬G1馬で地力として格上。むしろ人気が集中しないことで却ってマークされず、届く可能性が増すと考える。

一発としては4ニシノマナムスメ。正直、前回で見限るのは早計だと思う。前走は確かにスローの流れを先手で追走して最後キレ負けしているだけに、見た目の心象としては良くない。しかし、この馬、やや重の府中で準OPを突破、最終週のマイラーズCでしぶとくキレを発揮しての2着など、本当に上がりが速い状況よりも、多少時計が掛かる状況がピッタリ。4歳牝馬で成長はまだあると仮定すると今回かなりの妙味。

香港馬2頭は正直評価保留。実力比較的には十分互角にやれるとは思うが、昨年7グッドババが7着敗退していることも含めて考えると適性的に微妙な点があるのかもしれない。

◎10コンゴウリキシオー
○17スズカフェニックス
▲4ニシノマナムスメ
△8ジョリーダンス

☆7グッドババ
☆16アルマダ


コメント
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