リュウ庵

尼崎市住む猫大好き人間。
駄文を書くのも好きです。

キジバト君、軒下三寸借り受けて

2019-11-20 10:57:02 | 日記
昨夜(19日9時半ごろ)、軒下の洗濯物干し竿にキジバトが止まってじっ
としている。
真っ暗で冷たい風が吹いているのに、動こうとしない。
「お前、どうしたんや、こんな所で」と声をかける。
あわててカメラを持ち出し、間近でシャッターを切ったが、それでも
動かない。
 
暗闇の中、寂しそうに止まっているキジバトの「つぶやき」を聞いてみた。
 
     ***     ***
 
 ご免なすって。
 手前は、しがないキジバトでござんす。
 お宅様の軒下三寸、お借りしてよござんすか。
 
 山里へ帰る途中に、日が暮れて迷い鳥になり、今宵一晩のお情け
 にすがって、休んでおりやす。
 ご迷惑ではありましょうが、どうかお目こぼしをお願えいたしやす。
 家(うち)には、カカアとガキが腹をすかして待ってるんですが、鳥目
 では夜間飛行は危ねえもんで・・・
 
 え?お写真をお撮りですか。
 そいつぁー、ちょっと困りましたね。
 こんな暗い夜中でも、写るんですかい。
 ま、ええでしょう。
 ただし、フラッシュは御免こうむりますよ。
 目がくらんで落っこちまうと、難儀いたしやすんで。
 
    ***   ***
 
しかし・・・ゴメン、キジバト君!
ISOを8000に上げて、接近してスローシャッターでカシャカシャ撮って
いたら、キジバト君は危険を感じたのか、街灯の明かり目指して飛び
去ってしまった。
悪いことしたなあ、無事やろか。
 
    <暗闇のキジバト君、ちょっと大きめに>