北風が身に染みるころになりました。
我が家ではこのころから湯たんぽの出番、足元を暖かくして寝ています。
湯たんぽはいいですね。
優しい暖かさがなんとも心地よく、冬になれば湯たんぽは欠かせませ
ん。
夕方、ヤカンにお湯をシュンシュン沸かして湯たんぽに注ぎ入れ、古
いバスタオルなどでくるんで袋に入れ、ベッドの布団の中に置きます。
寝るころには布団の中がふわーっと暖かくなっていて、冷えた足や体
ばかりか心まで温めてくれます。
「ああ、幸せ!」と、思わず独りごちるうち、眠りに落ちます。
熱からずぬるからず、程よい暖かさで朝まで包んでくれるのです。
義母も一緒にいたころは、カミさんや娘のも含め4個分の湯を沸し、ま
さに湯たんぽファミリーでした。
湯たんぽは日本独自の暖房器具、と思っていたら、中国では唐の時代
に「湯婆(tangho)」として既に存在していたんですね。
「婆」は妻の意味であり、妻の代わりに抱いて暖を取ることを意味してい
るとか。
(なんと艶っぽい暖房器具であることか!)
日本では室町時代に使用されていたというから、比較的新しい。
(そういえば源氏物語には「湯たんぽ」は登場していないなあ)
日光市の輪王寺に、徳川5代将軍綱吉が使用していたという犬型の湯た
んぽがあるらしい。
古い湯たんぽは陶器製だったが大正期には金属製になり、現代ではプラ
スティック製が主流になっている。
我が家も金属製だったが、20年ほど前にプラスティック製に変えた。
湯たんぽが広く普及したのは、原油が高騰した2007年ごろ。
ネットで調べたらデザインも豊富でカラフル、人気商品のようだ。
わが家の湯たんぽ
布にくるんで・・・
ネット通販の湯たんぽカタログの一部
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