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銀座ジャズバーエムズのブログ

 生演奏のある小さなバー・・・「大人のくつろぎ空間」をお探しの方にご案内申し上げます。

Distancing

2020-07-29 14:34:46 | 

 あるピアニストが「これって”ステイホーム”の歌ですね」と

言って弾いてくれたのは ”Mean To Me"

途中に「I stay home・・・」という歌詞がありますが、

その後に「each night when you say you'll phone・・」

と続くので、「電話をくれるって言ったから、うちに帰って

電話の前で待っている」というもので(携帯電話のない時代ですから)

少々違うような気も

 

 昨日、"distance" をテーマに選んだ曲は

"Too Close For Comfort"

・・「はやるなはやるな、ボクの気持ち、君に近づきすぎると危険だから

と、思っているうちに、ああ、そばに来ちゃったよ」という

ワクワクの歌。

 

"The Nearness Of You"

・・・「月の光がなくても、気の利いた会話がなくても、君が

僕の腕の中にいて、とてもとても近く感じるというだけで

すべての願いが叶う気がする・・・」 という、これも恍惚の歌。

オマケにこの曲のverse部分は

「…ディスタンスを保っているうちはまだ迷っているけど、

君がそばに来ると、もう抵抗できなくなって・・・」

 

 大変わかりやすい距離感

 


人生は"Cabaret!

2020-06-16 15:56:50 | 

部屋に一人で座って過ごして何になるの?

ここに来て 生の音楽を聴きなさい

人生はそれ自体がキャバレーのようなもの

だからキャバレーにいらっしゃい

編み物も掃除も読書も止めにして

ホラ、遊びに出かけるよ

 

ワインを味わい バンドに耳を傾けて

パーティーにあなたの席は用意してあるから

 

人生はそんなに永くない

だからね

キャバレーに来て、音とお酒を楽しみましょう

 

 という、有名な曲に出てくる「キャバレー」とは、

いわゆるディナー・ショウ形式の着席の場所ですね。

ディスタンスはどうなるんでしょうか?

それはさておき、この内容には、昔から個人的に

思い入れがあります。

こんな風に「みんなおいでよ!」と

思い切って呼びかけることは

今はできませんけれど・・・・。

 

ジャズバーエムズは6月22日(月)より

通常営業を再開いたします。

あくまでも、様子を見ながらの始動です。

状況によっては、再びの休業・時間変更・人数制限も

ありうること、どうぞご了承くださいませ。

6/22~7月のスケジュールをアップいたしました。

 

 


After You've Gone

2020-06-07 14:25:17 | 

アタシの言うことを聴いてよ、お願いだから。

行ってしまうと言うの? 何でそんなこと言えるの?

別れるなんて言わないで アタシの心をずたずたにしないで

こんなに長い間、アナタを愛して尽くしてきたんじゃない

夜も昼も、よ。

そんなヒドイこと言うなんて。 泣いているのが見えないの?

アタシの言うことを聴いてよ。

 

泣き濡れたアタシを残して行ってしまったら 

きっとアナタはブルーになって 悲しくなるわ。

だって一番の友達を失うんだもの。

忘れないでね きっとそんなときが来る 後悔する時が。

いつか寂しくなった時に

アナタの心は今のアタシと同じように壊れて

アタシだけを求めるようになるのよ。

自分で遠くへ行ってしまった後で、ね。

 

二人がダメになって、私もいなくなったら

きっとあなたは目が覚めるわ。

「ああ、自分は真実が見えていなかった。

こんなに長いこと、どんな時も苦楽を共にしたのに、

心変わりしたなんて」と思うでしょう。

 

いつか、ブルーで落ち込んだ気持ちになって

もう一度初めから、一緒にやり直したいと願うのよ。

私がいなくなった後で、ね。


I Don't Know Enough about You

2020-05-30 14:15:52 | 

はばかりながらアタシはね

いろんなことにちょっとは通じているつもり

なのに アナタのことがわからない

「モノにできた」かな? と思うと、

すっとはぐらかされる感じもして

つかまえどころがないの。 どうすりゃいいのかな?

 

最近のニュースは欠かさず把握してるし、 子供じゃないし

ところがアナタについては なぜか混乱するのね

いつでもオロオロ迷ってる

理解不能なヤツなの

 

「多芸は無芸、器用貧乏」とか言うけどさ、

別にそれでもいいじゃない?

アナタが同じ土俵に上がってくれれば 

負けはしないと思うんだけどな

 

ちゃんと教育受けてるし、 馬鹿にされる筋合いじゃない

アナタに出会うまではそう思って自信満々だった

何でも良くわかっているつもりなのに

アナタのことがわからなくて 困っちゃう

 

生物学には詳しいし、心理学にはもっと強いし

人類学じゃあ、こう見えてちょっとしたモンなのよ

なのに何で??

アナタをモノにできないのかしら?(・・? 

 

 "I Can't Get Started" と通じる内容みたいに聞こえますね。

ただし、「スペインの内乱だってお茶の子で平定できるけれど、

貴方に対しては一歩を踏み出すこともできない」とは

女性的な感じはしませんけどね

 

 こちらは作詞がPeggy Lee なので、女性側からの歌詞で訳しました。

エンディングの「生物学、心理学、人類学」という選択科目?は

いかにも「男性ってものがよくわかってるのよ」と言いたそうで

「ウマイ」と思います。

それにしても Peggy Lee 素晴らしい才能ですね


距離を取るのは難しい?

2020-05-18 14:50:47 | 

"Too Close For Comfort"

 

賢く、スマートに、お行儀良くね

彼女が近寄ってきたからって、うろたえちゃいけないよ

あくまでもやさしく、スウィートに、ただし控えめに

待て待て ボクの心臓  勝手に早鐘を打つなよ

 

あっ!ダメダメ 近くに来ないで

「ストップ!」って言うタイミングを失っちゃうよ

 

気持ちをしっかり持って きちんと、折り目正しく

こんな誘惑が側にあるんじゃ よっぽど気を付けないと

 

なあんて言っているうちに 物事はどんどん進んで行っちゃう

隠れようにももう逃げ場がない

彼女はこんなにくっついちゃってるよ

 

 これを女性側からの歌詞にして歌う時、しばしば

「暑苦しいからそんなに側に寄らないでよ」と訳したりしますが(私だけです)

冗談です(*´∀`)

 

 人と人とが正しい距離を保つのは、かくも大変なことなのであります