前記事で1号機配管にたまった水素が『100%以上』であるという奇妙な報道を伝えた。記事は24日ころのもの。ところが、昨日28日になって、この水素の濃度が『63%に上る』(読売)という報道があった。読売のほかにも毎日・産経・NHKでこの数値を引用する記事がみられたが、どれを見ても4日まえの数値との関連を取り上げているところはない。以前の情報は間違えだったのか?誰がまちがったのか?それとも4日の間に変化したのか。何の検討も問いかけもないのだ。
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9月23日、東電は事故原発1号機の配管に水素が検出されたことを発表した。その濃度は、例によって『1%を超える』(朝日)『1%以上』(読売)。東電がこの濃度を計ったのは22日。ところが、朝日は24日になってこの水素濃度が『ほぼ100%が水素とみられる』という東電の『測定結果』を報道した。いったいこの間に何があったのだ。低い数値を出しておいて、『…以上』といえばとりあえずその場をごまかし、事態を最小化するという、事故発生以来の東電の戦略を大メディアが忠実に支えているという図式がまたまた登場したのだ。 . . . 本文を読む
政権交代後、推進派は原発再稼働に向かって着々と歩を進めている。野田首相の再稼働宣言(需要の面から再稼働必要なし、という意見に対して、首相が『それはあり得ない』と答えたと読売は報じた)。例によって、貧乏なリッチ自治体は、原発マネーが尽きては干上がってしまうと、早いとこ動かしてお金をくださいと、たかり根性満載でなりふりかまわぬお願い。『原発ゼロでは経済停滞』(読売)とは、むろんうちの自治体の金がないということだが、これを私たち国民全体の問題であるかのように見せかけるのは、原発利権者たちのいつもの手法だ。読売は、原発がなくなると電気料金が上がって、皆さんお困りでしょうという研究結果を報告している。朝日は、原発を止めたら、原発事故被害の賠償も払えなくなってしまいますよ、と警告している。 . . . 本文を読む
3.11の原発事故以来、ごうごうとまき起こるふつうの人々の声をしり目に、インテリたちの口は重い(もちろん、カタストロフビジネス仕様で声を大にするおなじみの軽薄先生方は除く)。世界の秘密はわが思考によって照らし出される、なんて調子の、事故前の彼らの誇りはどこに行ったのだ。無知な大衆と同じように、「放射能怖い、ホアンインゼンインアホ」みたいなテーゾクなエクリチュールを人の尻馬に乗って再生産するなんてうすみっともないと思っているのか?いずれにしても、この先生方にとっては、原発なんか許すな、放射能なんて絶対ゴメンだ、と「単純に」即・脱原発を求める私たちよりも、「人生がほんのちょっと複雑」(『紅の豚』:ジーナ)らしい。そんなわけで、村上春樹氏はスペインで賞をもらい、そのお礼のスピーチで彼なりの反原発を主張するのだが、これを読むと、度数の合わない眼鏡をかけた時のような気持ちの悪い現実のゆがみが浸透してくるような、不気味な感じにおそわれる・・・ . . . 本文を読む
文科省が東電・福一原発事故で拡散した放射性物質による土壌汚染の状態を調べた地図をやっと公表した。6月から7月にかけて福島県を中心に2200余りの地点で測定したものだそうだが、公表がこれほど遅いのは、汚染が目立たないような地図作りとか、公表後の「世論対策」とか何らかの操作・時間稼ぎを疑わざるをえないが、驚いたのは汚染地図の結果を報道するマスコミの、こちらは隠れもない情報操作。論理的に虚偽と断定される線をぎりぎりで避けながら、私たちがまちがった理解をするように画策している。汚染地図で明らかになった高濃度汚染地区の放射能レベルとチェルノブイリ事故時の『避難』基準との比較についてである。 . . . 本文を読む
放射能汚染された食品の流通を制限で使われる基準を設定するのに『科学的な根拠を得る』ために厚労省から諮問されていた食品安全委員会が、『生涯に受ける累積線量は1人当たり100ミリ・シーベルト未満に抑えるべきだ」とする厚生労働省への答申案』を提出したのが7月の26日。それから国民のみなさまのご意見をちょうだいして、あとは厚労省の官僚たちが作業(操作・・・)をするのだが、その意見聴取(パブコメ)の期限がいよいよ明日17時までとなった。この安全委の答申は、どうみても私たちの安全を確保してくれるとは思えない。さあ、いまから駆け込みで厚労省にどんどん批判と怒りの声を送ってやろう! . . . 本文を読む
読売新聞によれば、文科省は『学校での屋外活動を制限する放射線量としてきた毎時3・8マイクロ・シーベルトの基準を廃止し、今後は同1マイクロ・シーベルトを目安』とするとしたそうだ。NHKは同じ事象を『文部科学省は年間の積算で20ミリシーベルト未満とする数値を廃止することを決め、新たな目安を年間1ミリシーベルト以下とすることを福島県に通知すること』としたそうだ。いったいどうなっているのだ。毎時1マイクロは、毎時3.8マイクロの3.8分の1、そして年間1ミリは年間20ミリの20分の1、同じ基準見直し『目安』の改定がどうしてこんなにケタが違うのだ。そしてそのことにどうしてジャーナリストたちは気づかないのだ?ジャーナリストたちは割り算もできないのか!
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6月にさかのぼりますが、菅原文太の大兄貴が西田敏行の兄貴とともに、「原発はNOだっ!」と気勢を上げたことがあった。『原子力発電所への怒りをあらわにした』文太の兄貴は、国民投票で原発廃止を決め、先を行くドイツ・イタリアと反原発・三国同盟を結べと言った。福島県の酪農家の方が自殺についても『自ら命を絶った死は人災』とまったくぶれがない。それに対して、どうにも腰がすわらないのが、インテリの皆さん方・・・・
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8月12日、東京の日比谷野外音楽堂に福島の農林漁業者2500名余りが集まって「福島県農林漁業者総決起大会」が開かれた。そこには、『自民党時代に原発を福島に担ぎこんだ張本人』(明石昇二郎氏)である民主党最高顧問・渡辺恒三も現れた。この集会を報道した朝日新聞によれば、福島の農林漁業者は、福島の原発利権屋のもとじめであるこの男を『来賓として』お迎えし、そのご『あいさつ』に『会場から大きな拍手が起きる場面』もあったのだそうだ。そんなバカな、ほんとうだろうか、福島の農林漁業者はなにをかんがえているのだ?!、と疑問がわくが、どうやらそうではないらしい。朝日がほんとうのことを伝えていないというのが、ほんとうのとこらしい… . . . 本文を読む
8月6日・9日の「原爆の日」のゴーンが鳴る前にぜひお読みください。
東電・福一原発で、「直ちに健康に影響が出る」どころかほとんど「直ちに死亡する」レベルの新たな激烈放射線スッポットがつぎつぎみつかり、放射能汚染が「収束」どころかこれらかもまだまだ深刻な時、福島の人たちがいぜんきびしい放射線被ばくに閉じ込められ、恐れと不安の日々と送っているとき、その現実をもっとも身近に感じ、理解し、住民の保護と原発の廃棄に向けて先頭になって行動し発言してくれるのは、何十年もの間、放射能の害毒に苦しみ、それと闘ってきたヒロシマ・ナガサキの原爆被爆者の方たちではないのか。ところがそうではないらしい。今年もその「世界一」(山下俊一福島県立医大副学長)の記念日が近づき、恒例の平和宣言(原発事故があっても日本は平和じゃけん!)の報道を読むと、「原発」と「原爆」は別、「原発」は「原爆」の足元にも及ばない、ということらしい。 . . . 本文を読む
九電やらせメールにつづいて、いたるところ保安院による「やらせ操作」の報道で満ち満ちている。メディア報道は、「やらせ」を原発関係のシンポなどの集会に限定しているが、言うまでもなく、「やらせ」はそこに限定されるわけではない。それどころか、メディアの報道そのものが、実は公然たる壮大な「やらせ」ではないか。例題には事欠かないが、時節柄、やっぱり電力不足のお話でしょうか。 . . . 本文を読む
最初のセシウム汚染の牛肉が発見されてからほぼ2週間、今では、汚染の疑いのある牛の出荷は1500頭に近づいた。その分布も、規制値を超えた肉の販売が明らかなところで21都道府県、「疑わしい」にいたっては35都道府県、もう全国に散らばったと考えて間違いないだろう。大阪府は、20日に汚染の疑いのある肉を販売した小売り店名を公表する方針を出し、21日に公表した。公表した方が『こういう問題に耐える力が社会に醸成される』という知事様のありがたいおぼし召しからだ。『不安感が風評被害につながる』とも知事様はおっしゃったそうだが、私たちが何日か前に大阪府下の保健所に問い合わせたときは、「公表すると風評被害がうまれるから」といって非公開を正当化していた。どっちにしても風評被害で、愚かな大衆の集団心理的妄動がすべて悪い、という言い草だ。 . . . 本文を読む
先週は、玄海原発再稼働で皆さんに抗議メールを呼びかけました。しかし、皆さんの中には、そんなことしたって・・・と思った方、今も思っている方がおられるのではありませんか。確かに、脱原発のために何か決定的なことができるとか、多大な貢献をするとかいうのではありません。ほかにも有益なこともたくさんあると思います。しかし、今回の九電の「やらせメール事件」は、推進側の企業・役所が、私たちの一見無力な抗議の声に本当はびくびくしていたことを示しています。奴らは追い詰められている。だからこれからも、どしどし、なんか一言、言ってやろうではありませんか。
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この文章を書いている最中にも、和歌山県北部で震度5(M5.5)の地震があった。放送はすべて中断し、地震速報を流して、震源から100キロ以上離れている私たちにも警戒を呼びかけた。みなが自問した。和歌山に原発はないか。震源に一番近いの原発は大丈夫か。伊方は、福井原発銀座は十分に遠いか・・・。佐賀県民の皆さん、玄海町の皆さん、近隣市町村の皆さん、これは他人事だろうか。今夜にも、明日にもこんなことが玄海原発に起こらないと言い切れるか。原発を再稼働させて本当にいいのか?冗談ではない、利権に目のくらんだ玄海町町長をパシリに使う佐賀県・古川ダマシ知事を好きにさせておいてはいけない! . . . 本文を読む