福島原発事故メディア・ウォッチ

福島原発事故のメディアによる報道を検証します。

「みんなウソだったんだぜ」再稼働!:古川康佐賀県知事の「住民の安全」をネタにした政治駆け引き

2011-06-30 18:12:14 | 新聞
佐賀県の古川康知事は、オヤジは九州電力の幹部社員で、自分も真っ先に『国のプルサーマル計画の玄海原発3号機導入に同意、全国初の実施につなげるなど「原発容認派」で知られる』原発村の利権男だ。その古川知事が佐賀県の玄海原発再稼働に『前向き』な姿勢を示したということだ。すでに地元玄海町は、町長以下原発マネーに涎を垂らしてなんと福島原発事故からわずか1カ月の時点で『5月中に再開するのが好ましい』と『再開容認』を売り込んでいた。しかし、そのころには、知事自身は『「(国の安全基準を)クリアしてさえいれば(再開して)良いというわけではない」・・・「国の安全対策が見えない中で、再開うんぬんの話ではない」』と地元の勇み足を相手にせず、その後も慎重派の姿勢をこんなふうにアピールし続けていた・・・。 . . . 本文を読む

女にも原発の利権をよこせ!:毎日オバサンのちょっとお下劣な現実まやかし主義

2011-06-26 00:03:29 | 新聞
新聞委員の容子ちゃんが、学級会でいつものよい子のご発言。今日も先生にほめられました。「止まっている原発を動かそうとしても、おバカな住民の方たちが反対してうまくゆかなくて、ゆうだい君のおとうさんたちが困っています。みなさんの中にはこれで『国民投票なんかしなくたって脱原発』って騒いでいるケーハクなお友だちもいるけど、わたしは『それでいいの?』って言いたいんです・・・。」 . . . 本文を読む

被ばく住民のストレステスト:放射線よりストレスがこわいことを、オレたちがしんそこわからせてやる!

2011-06-17 19:46:04 | 新聞
放射線被ばくとその健康被害の現実を隠し、意識下に押し込めてしまう方策が「心理的影響」の援用だった。チェルノブイリで使われて以来、世界原子力マフィア公認の高度消費社会にふさわしいごまかし言説を毎日新聞は忠実になぞっている。 . . . 本文を読む

原爆ブランド“HIROSHIMA®&NAGASAKI®”を死守せよ!:被曝データ独占販売団体の決起集会

2011-06-11 23:17:05 | 新聞
停止原発を夏前に再稼働させて、やっぱり原発のおかげでピーク時の電力不足を切り抜けられましたと言い、やっぱり原発は必要、ありがたい、たよりになる、原発はかしこい主婦の味方、よい子の友、一家に一台原発を…という「やっぱり原発」推進キャンペーンが次に必要とするものは、被ばくを恐れる神経質な「放射能過敏症」の治療・矯正である。被ばくという「受け入れられない現実」を受け入れさせるさせるにはどうしたらいいか。ここでも放射線と健康被害という物理と医学の問題を心の問題にすりかえ、「正しい心」を持てない非国民を排除して「異常」のレッテルを貼りつけ、罪悪感で顔も、声も上げることができないようにすることだ。 . . . 本文を読む

毎日新聞が武装させた原発文化大革命の紅衛兵「ゆうだい君」:原発推進の反撃攻勢がはじまった!

2011-06-08 23:39:12 | 新聞
日々の福島原発の状況はまったく改善していない。メルトダウンした核燃料の処理の見通しもたたず、放射線放出(台風シーズンもすぐそこ!)の防止策もなく、そのうえたまりにたまった汚染水をまた海に流そうとしている。どれ一つをとっても、こんなときでなければ、その一つ一つが世界中の新聞の第一面をかざるほどの深刻さだ。ところが、今、推進派は停止中の原発再稼働に動き出した。夏の電力需要のピーク前に、必要な需要をまかなうため・・・というのは、表向きのいいわけで、本当は、原発がこれだけ止まっていても、夏を乗り切ることができた、という実績ができるのが、ほんとうにしんそこ困るからだ。原発の必要性を実地の経験が否定してしまうことになるから。 . . . 本文を読む

事故の「検証」と称する茶番が始まっている――事故調査委員会とIAEA報告

2011-06-05 18:11:31 | 新聞
 5月24日、「原子力の平和利用を推進」する機関、IAEAの調査団が日本にやってきた。  5月27日、政府の事故調査・検証委員会のメンバーが発表された。  6月1日、IAEAの報告書の暫定的要旨が政府に提出、公表された。  IAEA報告書暫定要旨について各紙とも、『津波の危険性を過小評価』と指摘した、と報道した。 毎日:「津波の危険性が過小評価されていた」などと指摘 読売:「津波の想定は過小評価 . . . 本文を読む

放射能見えない、放射能わからない!:大新聞が無批判に受け入れる認知のデカダンス

2011-06-01 18:53:09 | 新聞
「圧力計が壊れている可能性もある」「水位計が正確な値を示しているか疑問が残る」「温度計が正常に作動していたという保証はない」「放射線量の観測データが誤っている可能性もある」などなどなど・・・追いつめられた東電が、よく使ったこんな言い方の一つや二つを記憶している方もたくさんいるだろう。 . . . 本文を読む