「この人たちとともに生き、ともに死にたいと思った」、震災と原発事故の後、「日本人」になることを選んだドナルド・キーンさんは、その時の心境をこの高見順の言葉を引用して伝えている。高見は、空襲を逃れて避難する群衆を見てそう思ったのだが、キーンさんのほうは、震災と原発事故の後の私たちニッポン人のけなげな姿にうたれたのだという。飯舘村の酪農家、長谷川健一さんの写真と映画を見て、私も同じことを思った。だが、私が「ともに生き、ともに死にたい」と思うのは、彼がニッポン人だからではない。彼が、家族・友人・隣人たちとともに、やはりニッポン人である村長や官僚や東電と戦っているからである。 . . . 本文を読む
斉藤和義氏のU-TUBEの「ずっとうそだったんだぜ」はいろいろな人が投稿して大変な盛り上がりですが、私は歌にあわせたいくつかのスライドショーがたいへん面白かった。
たとえば、
【原発反対】ずっとウソだった×厚生労働省パンフレット【斉藤和義】
なんて、嘘つきたちの肖像もたくさん出てきて、上手な編集でした。
また、特に気に入ったのは、
ずっと嘘だったんだぜ/斉藤和義
です。これは子どもたち . . . 本文を読む
4月2日NHK・FMウィークエンドサンシャインで、DJのピーター・バラカン氏は、今度の原発事故をまのあたりにして「原発事故の怖さをつくづく思い知らされた」と言うリスナーのリクエストを紹介した。ランキンタクシーの「だれにも見えない、においもない」だ。この曲は「1989年チェルノブイリの3年後に作」られた曲で「放射能の前でだれでも対等だというメッセージを持った曲」だが、「偉い人の名前だとか、企業の名前 . . . 本文を読む