福島原発事故メディア・ウォッチ

福島原発事故のメディアによる報道を検証します。

飯舘村村長のニューヨーク講演報道が隠すもの: 『ふるさとを取り戻すこと』は被曝の強制を正当化しない!

2012-02-20 20:10:49 | 新聞
福島県飯舘村村長がニューヨークで講演をして、『「必ずふるさとを取り戻したい」と訴えた』(日経:資料参照)。そして、それを聞いた観衆からは、『「心が張り裂けそうでした」とか、「この災害によって苦しむ日本の人々ととても近くなった気がします」などと話していました。』(NHK)ということだ。しかし、この話、原発事故の現場の声をアメリカに伝える、という表看板とは全く違った意味がある。というのも・・・ . . . 本文を読む

大飯原発再稼働へのアリバイ工作、進行中!保安院中間報告をめぐる「記憶の整理」

2012-02-18 11:57:22 | 新聞
原子力安全・保安院は、13日に大飯3,4号機のストレステストを妥当とする「審査書」を原子力安全委員会に送った後、16日に「東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故の技術的知見について(中間とりまとめ)」なる文書を公表した。そこに露骨に現れているのは、大飯原発再稼働に向けたアリバイ工作だ。 . . . 本文を読む

大飯原発ストレステストのやらせ数値操作の怪:フォーサイト・塩谷喜雄氏の指摘

2012-02-15 18:12:59 | 新聞
大飯原発のストレステストについて、保安院は、案の定、テストの結果を妥当とする最終評価を原子力安全委員会にだした。ところが、保安院の審査書(案)には、露骨な数値操作があることを科学ジャーナリストの塩谷喜雄氏が指摘している。題して『「想定津波」の数値を改竄した「大飯原発ストレステスト」の嘘八百』・・・ . . . 本文を読む

大飯原発、狂気の再稼働:日本語では理解できない官僚話法

2012-02-13 20:16:25 | 新聞
大飯原発の強引な原発再稼働に向けて、保安院は『「テストの結果は妥当だ」とする最終評価をまとめ、13日にも原子力安全委員会に報告』した。この出来レースの過程で、2月8日の「意見聴取会」を、傍聴を締め出して実施し、いろいろな報道によると、その日で『専門家の会議での審議をすべて終え』たという。しかし、この意見聴取会での審議には、問題が山ほどあり、とてもとても安全が保障されたどころの話ではなく、それどころか、いつものやらせ・隠ぺい・ごまかし構造が、原発と同じようにもはや防護の壁の効果もなく、露骨に溶融している。 . . . 本文を読む

緊急速報!福島原発原子炉の温度上昇:こわれた温度計が隠す不都合な真実

2012-02-13 12:27:42 | 新聞
またまた出ました『温度計が壊れている可能性』。1月の下旬から、東福第一原発2号機で圧力容器の温度が不気味に上昇している問題の結論がこれです。都合が悪くなるとデータそのものが意味がないことにして、きりぬける・・・東電も保安院も、爆発的事象からはや1年近くたつというのに、情報隠ぺいとごまかし工作は全く『収束』していない。 . . . 本文を読む

東大名誉教授・上野千鶴子先生、ガツンと言ってやってください!子連れの母親は市民ではないのか!?

2012-02-07 15:44:15 | 新聞
1月26日、六ヶ所村再処理工場試験再開と原発再稼動について、市民と保安院との交渉があった(内容の報告こちら)、その中継を聞いていたらこんな話が出てきた。 『関西電力は、子どもをつれたお母さんが交渉に参加するのはやめてくれ、と言ってるんです 。』 いったいいつの時代の話だ?  . . . 本文を読む

「NHK追跡!真相ファイル」に対するアトム真理教老人会の抗議

2012-02-04 20:59:20 | 新聞
2011年12月28日に放送されたNHKの「追跡!真相ファイル:低線量被ばく揺らぐ国際基準」(ウェッブ上でも視聴可)は、テレビでは明示的に語られることのなかったICRPの原子力マフィア的性格を明らかにしていて、御用放送局の中にも批判精神がかろうじて生き残っていることを示した。すると、原子力マフィア・報道統制担当のご意見番老人たちが、112人のがん首そろえて、さっそく抗議にのりだした。この産官学政複合のアトム真理教老人会組織は、『過去にも報道機関に「原子力は危ないという前提で、編集している」といった抗議活動をしてきたが、東京電力福島第一原発事故後では今回が初めての行動だという』(東京新聞)。逆風下でガマンしてきたが、『これらは全てICRPの国際的権威に係わることでありますから』こんどはどうにも腹に据えかねる、ということらしい。 . . . 本文を読む