福島原発事故メディア・ウォッチ

福島原発事故のメディアによる報道を検証します。

殺されるか、それとも殺すか・・・放射能汚染水漏れにかこつけて権力がおしつける不可能な選択

2015-03-09 18:20:55 | 新聞
2月下旬、東電が福一原発の汚染水垂れ流しを1年以上も放置していた事実が報道された。 しかも、この無責任な垂れ流しの事実を、原子力規制委員会=政府も1年以上前から知りながら、放置していた事実も後を追って明らかにされた。こうした不祥事は、たまたま起こったことではない。ここには東電と政府の共謀的な無責任・先送り・ごまかし構造がある。そして残念なことに、本当に残念なことに、この構造は今後もさらに増幅された形で、汚染と欺瞞を重ねてゆくに違いない。こんな恐ろしい状況を逃れるには、政府を変えて、はっきりと脱原発を決定し、東電に福一事故の責任を取らせることから始めるしかない。 . . . 本文を読む

祝!BECO新聞発刊!-「希望の牧場」の牛たちは私たちだ!

2015-02-28 15:59:14 | 新聞
毎時3-5マイクロシーベルトもある福島の浪江町の「希望の牧場」で、避難指示を無視しながら、殺処分になりそうだった福島の牛のめんどうを見つづけている人がいる。その自称「カウ・テロリスト」の吉沢正巳氏が、『BECO新聞』というミニコミを発刊した。「原発事故の生き証人・被曝牛300頭」のための餌のストックは、1か月分を切ったという。みんなで、『BECO新聞』を購読して、餌代を寄付しよう。 . . . 本文を読む

♪逃げた女房にゃ未練はな~いが~:東京新聞が懸念なく風化させる「逃げた人々」

2015-02-14 18:07:16 | 新聞
東京新聞は原発報道では定評がある。政権翼賛新聞はもとより、日和見的に御用化した大手全国紙には望めない切り込みもあった。2012年には「果敢なるジャーナリズム精神」という評価で、東京新聞の原発報道は菊池寛賞も受賞している。では、この新聞は常にすべてのページで果敢なる反原発精神を発揮しているかというと、どうもそうはいかないらしい。 . . . 本文を読む

原発事故後の状況をポジティブに生かして戦後レジームを清算するためのひかえめな提案

2013-04-01 00:03:05 | 新聞
東京電力が福一原発の事故処理計画を発表した時、ニューヨークタイムズはそれをambitious=「実現性の怪しい大言壮語」と評し、彼らの詐欺師的・山師的ごまかしをやんわりと諷していた。それに対して、今回、アメリカの政策系シンクタンク『スウィンドラーズ・インスティチュート』が極秘で安倍首相に提出した報告書は、『ひかえめな提案Modest proposal』と題されており、何よりも具体性・実現可能性を基本に構想されたものだ・・・ . . . 本文を読む

日本政府の「風評被害」対策に「市場」の冷ややかな反応

2013-03-29 12:46:05 | 新聞
福島県と富岡町・飯舘村などの原発事故関連自治体が、ふるさとへの帰還を促進するために、除染基準を甘くするように政府に申し入れたのは、2月の半ばのことだったが、その時、除染基準のあいまい化(実質的な被ばく強制措置)は、「風評被害」対策の観点からも必要だ、という佐藤福島県知事の発言があった。より多くの放射線のもとでの生活と、それにともなう農業などの生産活動の再開がどうして「風評被害」対策になるのだろう。むしろ、高線量下で作られた産物への警戒から、福島発ふるさと産品への一般的警戒が広がるのではないか? . . . 本文を読む

「放射能怖いけど楽しく生きてやる」:異常な状況を『普通に生活』する普通でない異常

2013-03-28 15:37:02 | 新聞
東電福一原発事故後2年を迎え、事故で放射能汚染した「ふるさと」に住民を帰還させようとする動きが本格化している。除染基準をあいまい化し、被曝リスクを最小化・わい小化し、『被曝量に応じて』普通の生活ができるようにふるさとの暮らしの再建を目指す。それと同時に、被ばく地からの避難を困難にするように、一方で経済的支援を打ち切り、他方で避難者への心理的圧力を高める。放射線への恐怖は心の問題に過ぎないから…。そんな状況に適応するために、奇妙な倒錯が生まれる。いわく、「異常だけど普通だ!恐ろしいけど楽しい!」だって!! . . . 本文を読む

子どもの甲状腺検査、福島・他県比較:『大差ない』ということでほんとに安心ですか?

2013-03-15 16:31:30 | 新聞
3月8日環境省は福島県外に住む子供の甲状腺検査の結果を発表し、『フクシマも他県も同じ』という結論を公表した。大メディアは例によって、忠実な御用ぶりを発揮し、『「甲状腺にしこりなどが見つかった子どもやその保護者は過剰に心配する必要はないと思う」』(NHK)などと、2月に新たに見つかった小児甲状腺がんの衝撃をかき消すかのように、火消行為に躍起になった。しかし、はたしてこの国家的結論は疑問の余地なくは正しいのか?正しいとしたら、それで『安心』なのか? . . . 本文を読む

福島の子どもに甲状腺がん(疑いを含め)10人:『被曝』との関係は意図的に隠されている

2013-02-14 15:04:08 | 新聞
福島で、昨年9月につづいて新たに、甲状腺がん、もしくは『約8割の確率で』(毎日)その可能性のある子どもがみつかった。例によって、県の検討委員会は 被曝とがんとの因果関係は、『考えにくい』のではなく、意図的に考えないことにしているとしか思えないふしがいくつもある。 . . . 本文を読む

建屋は真ッ闇(くら)闇(くら)の闇(くら)、国会事故調に対する東電の意図的な誤認

2013-02-10 18:46:17 | 新聞
東電福一原発の過酷事故は、津波ではなく、すでに地震そのものによって引き起こされていた・・・、という疑いは、事故当初からあった。国会の事故調もその疑いを追求しようとして、1号機の現地調査を計画した。ところが、東電は調査を断念させるために、建屋は真っ暗で何も見えない上に危険だ、と嘘をついて、事故調側をダマシ・脅していた。 . . . 本文を読む

『アレバのウラン鉱山にフランス軍の特殊部隊派遣』をも追認する環境政党の天地倒錯

2013-01-27 15:51:08 | 新聞
マリ戦争の正体みたり!と、このニュースを伝えていたル・フィガロ紙のコメント欄で一人の読者が言った。フランスが特殊部隊を私企業の利益防衛のために派遣するのは初めてのことだそうだ(『えっ、うっそー。それこそフランスのアフリカ・マフィア(Françafrique)が今でやって来たことじゃん!』、という読者の突込みあり)。やっぱりね、という既視感を与えるこのニュースで気になったことを拾ってみた。特に、今や堂々たる与党となった環境政党(EELV)の反応が気になった。だって、彼らは脱原発のはずだし、アレバのウラン鉱山は現地でひどい環境汚染や健康被害をもたらしているのだから・・・ . . . 本文を読む

オール脱電化!くたばれ関電!:寒い冬を原発の電気なしであったかく過ごす方法

2013-01-26 16:21:38 | 新聞
福一原発事故前の2010年12月~11年1月、たいへん寒がりの我が家は関電に26,000円以上払っていた。それが事故後2011-12年同期:12,000円台となり51%減。それを今年2012-13年同期:6,100円ちょっとまで削減できた。前年比49%減。原発事故前から比べると、77%減という結果となった。原発の電気は使いたくない。しかし、寒いのは勘弁してほしい。そこで、こんな脱電化対策を取りました。 . . . 本文を読む

フランスのマリ軍事侵攻とアルジェリア人質事件の陰にニジェールのウラン鉱山

2013-01-20 19:16:01 | 新聞
フランスの原発依存比率が世界でも特段に高く、75%を超えていることは広く知られている。わがニッポンと同じく、あちらにはあちらの原子力マフィアがいて原発を推進してきたことはもちろんだが、あちらのマフィアには、わが国のご同輩とは性質の違った要素がある。それは、アフリカのウラン利権である。フランスが、ニッポンやアメリカをしのぐ原発帝国を維持しているのは、この方面の暗躍が加味されているからに違いない。そのことをあらためてわからせてくれたのが、今回のフランス軍によるマリへの軍事侵攻である。 . . . 本文を読む

原発リセット自民党大勝利:奴らの狂気をくぐり抜けて、なお生き延びる道はあるのか?

2013-01-07 15:09:32 | 新聞
小・中学生のころ、選挙のたびに『日本人は世界で最高のバカだ』と思っていた。がなり立てる街宣車のお祭りのようなパレードがわかりきった結果で終わる。さすがに、今は、ことはもう少し複雑だ、と思うようになったが、選挙が、何重にも媒介されるごまかしとかすめ取り(だから「間接」民主主義!)を通して、『投票する時は主人、選挙後は奴隷』(ルソー)という状態を作り出しているのは、いつだって子どもにもわかる。12月の衆議院議員選挙は、強いニッポンへのノスタルジジイ集団の自民党が圧勝。調子に乗って、大好きな原発もフクシマ以前にリセットしようとしている。今やもう、このゾンビ集団の狂気と、おれたち自身と、どちらが生き残るか、というところまで追い込まれているような気がする。 . . . 本文を読む

Political world : 『脱原発』という民意が反映されることのない仕組み

2012-12-03 17:22:54 | 新聞
選挙が近づいた。多くの人が、この選挙が脱原発にとって、そしてそれ以上に、私たちの未来にとって重要であると感じている。多くの人が、また、脱原発を当然のこととして実現し、それを手はじめに他の面でも類似の変化がおこってゆくことのはじまりとして、この選挙が役に立ってほしいと願っている。それと同時に、また多くの人々が、政治家たちの表面的で、これみよがしな『脱原発姿勢』のアピールに不信感を表明する。当然だ。票のためにその場限りの公約やマニフェストやアジェンダ等々を乱発する一方で、原発事故のように、私たちがほんとうに援助を必要とし、それに頼らざるを得ない時には、私たちを平気で放置し見捨てるのが政治家だ、ということを私たちは311以来、思い知ったからだ。 . . . 本文を読む

福島の子どもの甲状腺がんは「放射線の影響ではない」というのは本当か?

2012-09-13 11:17:19 | 新聞
福島の子どもたちから甲状腺がんの発生が確認された。これに対して、福島原発告訴で、名誉ある「被告発人」のひとりとなった山下俊一ひきいるところの、福島の被ばく強制医療体制の御用医師は、『原発事故との因果関係を否定した』(毎日)が、その根拠として引き合いに出されたのが、チェルノブイリのデータだった。いわく、『甲状腺がんは被ばく(被曝)から最短でも4~5年後に発症している』(朝日)からだという。しかし、ここには官僚的論理構成がお得意の悪質なごまかしがある・・・ . . . 本文を読む