ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

「取るに足らない事件」

2008年10月16日 | 書籍関連
早川いくを氏が著した「取るに足らない事件」は、昭和20年代の新聞で報じられた、本のタイトル通り「取るに足りない事件」ばかりを取り扱っている。「こんな馬鹿げた事件が本当に起こったの?」と思わせる物ばかりなのだが、中には“現在の我々の常識”からすると「そんな馬鹿な。」と一笑に付してしまう事件でも、当時は必ずしも馬鹿げた事とは思えない事件も在ったりする。取るに足りない事件を列記する事で、その当時の世相や . . . 本文を読む
コメント (5)

「印象度」と「平均値」の温度差

2008年10月15日 | スポーツ関連
週刊文春の連載コラム「ホリイのずんずん調査」に付いては当ブログでも何度か取り上げているが、10月9日号は「『共通10』の南野陽子はすごかった」というタイトルだった。南野さんは「森田一義アワー 笑っていいとも!」の木曜日にレギュラー出演され、この曜日のコーナーには「共通10」なる物が在ったとか。「10個の単語を一つずつ挙げて行き、全てに共通する点は何か?」を当てるクイズで、例えば「『伊豆』、『大仏』 . . . 本文を読む
コメント (4)

「イキガミ」

2008年10月14日 | 映画関連
「貴方の死は、国家の繁栄の礎になります。御冥福を御祈りします。」 **************************** 「国民に『生命の価値』を再認識させる事で犯罪及び自殺の抑止を図り、延いては国を豊かにする。」事を目的に、日本では「国家繁栄維持法」なる法律が成立&施行された。全ての子供達は小学校入学時に「国繁予防接種」が義務付けられ、そのアンプルには1,000分の1の確率で特殊なナノ・カプ . . . 本文を読む
コメント (6)

“夢の印税生活”はヒジョ~にキビシィ~!

2008年10月13日 | 書籍関連
子供の頃から文章を書くのは好きだった。「将来は小説家になりたい。」と思った時期も在る。川端康成氏や柴田錬三郎氏、松本清張氏、司馬遼太郎氏等が、文章を捻り出すべく机を前にして呻吟している姿を想像すると、それが実に様になって格好良く感じたし、何よりも「物書き」という己が好きな事で飯が食えるというのに魅力を感じたからだ。「書いた小説が売れに売れての印税生活って良いなあ。」なぞと夢想したもの。しかし、長ず . . . 本文を読む
コメント (7)

「誘拐児」

2008年10月12日 | 書籍関連
**************************** 「俺も仕事柄、方々から情報を集めてみてたまげたよ。終戦前日の閣議で、鈴木貫太郎首相は軍需物資の処分を決定したが、そのガソリンや金属たるや、あの当時の日本の経済をゆうに一年半は支えられるほどだったんだからな。ところが、こいつを官僚や政治家、軍人、資本家たちが寄ってたかって食い物にしたってわけさ。空襲で焼失したとか、不良品なので処分したとか、あ . . . 本文を読む
コメント (2)

謝罪

2008年10月11日 | スポーツ関連
目の前で原辰徳監督が宙に舞っている。幾度となく修羅場潜って来たV9戦士ですら「個人的には優勝は無理だと思っている。」と断言したし、恐らく自分を含めたジャイアンツ・ファンの多くが「今季のジャイアンツの優勝なぞ、夢の又夢。」と諦めていたと思う。まさか本当に、こんな奇跡が起こるとは・・・。*1 昨夕、神宮球場に足を運んだのは、優勝の瞬間を見届ける為では無かった。一昨日の対ベイスターズ戦に惨敗した事で、 . . . 本文を読む
コメント (23)

ゴミ袋に部屋番号を明記

2008年10月10日 | 時事ネタ関連
**************************** 「『ゴミ袋に部屋番号書いて』に賛否 仙台 」(10月7日、河北新報) 仙台市太白区の太白第二町内会が6日迄に、アパートの住人を対象に、ゴミ袋に部屋番号を書いてゴミを出す様求める通知を集積所に表示した。町内会によると、ゴミ出しにルーズな人が多く、市のゴミ有料化開始を機に責任の所在を明らかにする目的で行ったという。住民の間では理解を示す声が在 . . . 本文を読む
コメント (7)

信じられない・・・

2008年10月09日 | スポーツ関連
ジャイアンツの試合を見続けて、もう40年近く経つ。故に、このチームの“性格”というのは、かなり知り尽くしているつもりだ。「こういった局面ではジャイアンツの勝つ可能性が高く、逆にこういった局面になるとジャイアンツはからっきし勝てない。」という、ずっとジャイアンツを見続けて来たからこそ感じ取れる“予感”が働き、ジャイアンツにとって良くない予感程当たる可能性が高いのだから困った物。 昨日行われた「ジャ . . . 本文を読む
コメント (21)

“三振王”から始まって

2008年10月08日 | スポーツ関連
昨日行われた「ホークスv.s.ゴールデンイーグルス」戦は、王貞治監督がホークスの指揮官として采配を揮う最期の試合だった。WBCの日本チーム監督就任も固辞しており(自分も就任しない方が良いと思っている。)、監督としてグラウンドに立つのは恐らく最後になるだろう。現役時代からのライバル・野村克也氏が監督を務めるチームと最後の試合を闘うというのも、何か因縁めいた物を感じるが、両チームにとってこの試合で負け . . . 本文を読む
コメント (3)

名優が又一人・・・

2008年10月08日 | 其の他
緒形拳氏が、5日に亡くなられていたと言う。71歳という若さでの死。先々月に観た映画「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」に大妖怪・ぬらりひょん役で出演されていたが、「声量が落ちたなあ。」とは感じたものの、相変わらずの演技力を発揮されており、よもやこんなに早く彼の訃報に接するとは思ってもいなかった。 緒形氏を初めて知ったのは、TVドラマ「必殺仕掛人」の藤枝梅安役だったと思う。「“表の顔”は陽気な鍼灸医だが . . . 本文を読む
コメント (10)

高齢者への虐待

2008年10月07日 | 時事ネタ関連
「決してマイナーでは無いが、然りとて超メジャーでも無い。そんな存在で在っても、自分にとっては忘れられない名曲。」というのを過去に5度紹介して来たが、今回はその第6弾。唯、一定年齢以上の人にとって、今回の曲は超メジャーだろう。「若い人達には馴染みが薄い名曲」とした方が適切かもしれない。ビリーバンバンが歌った「さよならをするために」(動画)がそれだ。この名曲の作詞をしているのが“へいちゃん”こと石坂浩 . . . 本文を読む
コメント (5)

特別な献立

2008年10月06日 | 其の他
**************************** ① 曼珠沙華 最近、知人から聞いた話だ。知人の住む住宅街では、家の前の街路脇に様々な花が植えられており、その知人も何種類かの花を植えている。1週間程前に赤い曼珠沙華が開花して非常に綺麗だったが、数日前にその花が“消えてしまった”と言う。こう書くと「綺麗だから、誰かが花を持って行ってしまったのか?」と思われる方も居られるだろうが、然に非ず。 . . . 本文を読む
コメント (12)

「アイアンマン」

2008年10月05日 | 映画関連
ツバサ様や破壊王子様も観に行かれたという映画「アイアンマン」。自分の「観に行きたいリスト」には入っていなかった作品だが、この御二人が観に行かれたとなると、観に行かない訳にはいかないだろう。 **************************** 巨大軍事企業「スターク・インダストリーズ」のCEOにして、天才発明家でも在るトニー・スターク(ロバート・ダウニーJr.氏)。莫大な富を有する彼は、女性 . . . 本文を読む
コメント (9)

老い

2008年10月04日 | 其の他
今朝、録画していたTV番組を見た。昨日放送された「徹子の部屋」だ。この番組を見るのは、もう何年振りになるだろうか。録画して迄も見る気になったのは、昨日の朝刊のテレビ欄に「涙で語る妻南田さんの今」と載っていたから。「女優の南田洋子さん(75歳)が認知症を罹患されている。」という噂は以前耳にしていたが、夫で在る長門裕之氏(74歳)がその件に付いて語ると言う。 長門&南田夫妻と言えば、芸能界切っての鴛 . . . 本文を読む
コメント (15)

「帰らざる荒野」

2008年10月03日 | 書籍関連
手塚治虫氏の作品「シュマリ」。明治初期の北海道を舞台に、幕府の家臣で剣の腕が立つ男・シュマリとその子供の2代を描く大河ドラマだ。時代の転換期、広大な地を舞台にして、アイヌの人々の苦難&哀しみにも触れたこの作品は、自分が好きな手塚作品の一つでも在る。そんな「シュマリ」と似た“匂い”を感じる小説と出遭った。佐々木譲氏の著した「帰らざる荒野」がそれだ。 新政府軍に追われ、土方歳三や榎本武揚等の幕臣が“ . . . 本文を読む
コメント