見沢知廉氏が一昨日の夜に自殺したという。彼が獄中で著し、1994年に新日本文学賞佳作を受賞した「天皇ごっこ」を昔読んだが、俗っぽい言い方を敢えてすれば実に面白い内容だった。日本人にとって天皇とはどんな存在なのか?獄中者、右翼、左翼、様々な人間の天皇観を描いた作品で、発表当時には右翼ばかりか左翼も仰天した内容というのも、あながち冗談ではないと思わせるものだった。どういう事情が在ったにせよ、46歳の若 . . . 本文を読む
裏金騒動では不快な思いしかなかったが、プロ入り以降、直向きに投げ続けている姿を見るにつけ「何とか早く一勝を上げて欲しい。」と思っていた一場投手。実に長い道程であったが、先週の土曜日に待望のプロ初勝利を収めた。スタンドで家族が見守る中、こぼれんばかりの笑顔を見せていた彼は輝いていた。
そして、大好きな野球を続ける道が閉ざされてしまった者達の為に、野茂英雄投手が設立した社会人野球のクラブチーム「NO . . . 本文を読む
週末に「踊る大捜査線」のスピンオフである「容疑者 室井慎次」を見て来た。同じくスピンオフの「交渉人 真下正義」が何か中途半端な結末で終わっていた為、その”謎”の部分が今回の映画にリンクしていっているのではないかという期待も強く持っていた。
ストーリーとしては、柳葉敏郎氏演ずる所の室井管理官が、自ら指揮を執った殺人事件の捜査責任を取らされて、逮捕されてしまう所から始まる。室井を救おうとする女性弁護 . . . 本文を読む
幼少時に読んだ本の中に、今でも強く印象に残っているものが幾つか在る。「オズの魔法使い」(この方も良く新聞紙上では「オ”ヅ”の魔法使い」と書かれていたが。)もその一つ。少女ドロシーと道中を共にする顔触れが、ブリキの樵や弱虫ライオン、そして藁の案山子というのに何とも言えないファンタスティックさを感じた事も一要因だが、何と言ってもドロシーが巨大竜巻に巻き込まれてオズの国に飛ばされるという件が強く印象に残 . . . 本文を読む
児玉清氏ではないが、「さて、問題です。昨年のプロ野球12チーム中、チームが創設されてから昨年迄で、監督就任年数の平均が最も短いチームと逆に最も長いチームを答えなさい。この場合の監督就任年数の平均とは、一代当たりの平均就任年数(初代監督から昨年時の監督代数迄)を指します。例えばAチームの創設からの年数が50年、監督代数(同一人物が複数回就任している場合は、各々をカウントする。)が10代の場合は、50 . . . 本文を読む
選挙の場に、そしてプロ野球の場に、「何処を向いているのか?」と思ってしまうおかしな事が多過ぎる。真に向くべき方向を向いているのだろうか?そんな疑問を書き連ねてみたい。
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① 朝令暮改とは笑止千万なり
第44回衆議院議員総選挙が先日公示された。と言っても、それ以前からマスメディアで立候補予定者が次々と取り上げられていたので、実質的には . . . 本文を読む