今から20年以上前だったと思うが、一冊の絵本が結構話題になった。かなり昔の話なので記憶が曖昧になっているが、海外の絵本で20頁前後だったと思う。中身は、「不思議の国のアリス」の挿絵を思わせる不可思議で色鮮やかなものだった。
何故、この絵本が話題になったかと言うと、一風変った謎解き絵本だったからである。何でも、この絵本には幾つかの謎が隠されており、それを解く事で、世界の何処かに埋められた金で出来た兎の在り処が判るという事だった。早い者勝ちで、宝物は掘り起こした人間の物になるという事だったので、自分も煽られて購入したのだが、何度見ても隠し場所に繋がる要素が全く見えて来ない。しまいには諦めて、「謎を解いた人間が現る!」という報道を待ったのである。
しかし、それ以降、この謎を解いたという報道に触れる事はなかった。時折、この絵本の事を思い出すのだが、あれは何だったのだろうか?と気になって仕方がない。もしかして、単なる詐欺本だったのだろうか?当時は、幾つかのマスメディアでも取り上げた本だったので、それならそれで話題になりそうなものなのだが。
あの真相を知っておられる方はいないだろうか?*1