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ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

今回の発言でハッキリした事

2017年08月30日 | 政治関連

昔から自民党という政党が嫌いな自分だけれど、そんな自民党に所属していた(又は所属している)議員の中にも、シンパシーを感じる者が存在しなかった(又は存在しない)訳では無い。古くは田中角栄首相大平正芳元首相、後藤田正晴官房長官等は好きな政治家だった。

 

「今の自民党は、安倍晋三首相の顔色を窺い、安倍首相が『右!』と言ったら無条件で右を向くイエスマン許りだが、非常に少数乍らも好感を持てる者も居る村上誠一郎氏や石破茂氏等だ。

 

石破茂氏に関して言えば、其の主義や主張に相容れない所が在ったりはするけれど、「不都合な質問に対して話を逸らしたり、餓鬼の様に打ち切れる何処かの首相。」とは異なり、「常に冷静に、且つ理論的話す石破氏。」の姿は大した物だと思っている。

 

今、彼が著した本「日本列島創生論 地方は国家の希望なり」を読んでいるのだけれど、彼の理論形成の元になっている思考窺え中々面白い。其の一方で、「私は〇〇と思うのだけれど、『〇〇では無い。』と思う人達が居るのも理解出来る。』といった記述が非常に多い。」事が気になった。自分もそういう傾向が在るので判るのだけれど、周りに対して配慮し過ぎな面が強いのだと思う。悪く言えば「何方付かずに受け取られ勝ち。」という事になるだうし、こういうタイプはリーダーに向かなかったりする。

 

「自民党の中でも、真面部類。」と捉えている石破氏だが、特定秘密保護法案に対してデモ活動相次いでいた中、「単なる絶叫戦術は、テロ行為と其の本質に於て余り変わらない様に思われます。」と発言したのは、非常に残念な事だった。「発言の前後を無視し、一部だけを取り上げて批判している。」というのは失言暴言吐いた政治家が良く口にする言い訳だけれど、石破氏の此の時の発言は全文を確認するも、余りに乱暴な括り方だった。

 

暴言と言えば・・・。

 

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「『ヒトラー動機正しくても駄目。』=麻生氏が再び問題発言」(8月29日、時事通信

 

麻生太郎副総理財務相は29日、自ら率いる自民党麻生派の研修会で行った講演で、政治は)結果が大事だ。何百万人殺したヒトラーは、矢っ張り幾ら動機が正しくても駄目だ。と述べた。

 

ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺の「動機は正しい。」と擁護したとも受け取れる発言で、野党等から批判が上がりそうだ。

 

麻生氏の発言は、所属議員に政治家の心構えを説く中で出た。ヒトラーへの言及に続き、「国民にたる結果を残して初めて、名政治家だったと言われる。人が良いだけで遣れる様な職業じゃ無い。」と語った。

 

麻生氏は2013年に講演でドイツヴァイマル憲法も、何時の間にかチス憲法に変わっていた。誰も、気が付かなかった。彼の手口に学んだらどうかね。と発言して批判を浴び、撤回している。

 

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其の言動が、過去に何度も批判されて来ている麻生副総理。「未曾有」を「みぞゆう」、「踏襲」と「ふしゅう」と読む等、漢字の読み間違いで猛批判を浴びた事は、個人的に「そんなのどうでも良いじゃない。」と気の毒に思ったけれど、2013年の「ドイツのヴァイマル憲法発言」は、流石にアウト!

 

そして、今回の発言だが、「(政治は)結果が大事だ。」や「国民に確たる結果を残して初めて、名政治家だったと言われる。人が良いだけで遣れる様な職業じゃ無い。」は其の通りだけれど、「何百万人殺したヒトラーは、矢っ張り幾ら動機が正しくても駄目だ。」は、決して許されない発言だ。

 

一見すると「何百万人殺したヒトラー=良く無い。」という事で間違っていない様に思うが、「幾ら動機が正しくても」としている事が大問題。劣性民族たるユダヤ人が、ドイツを駄目にしている。だから、ユダヤ人を迫害しろ。」というのがヒトラーが“政策”を推し進めた“最大の動機”だった。動機自体が正しく無かったからこそ、あんな最悪の事態を招いたのではないか。

 

2013年の発言に続き、今回の発言でハッキリした事は、麻生副総理は、ナチス・ドイツが非常に好き。という事。“単なる失言”では済まされない、“確信的な暴言”だと思う。


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