ば○こう○ちの納得いかないコーナー

「世の中の不条理な出来事」に吼えるブログ。(映画及び小説の評価は、「星5つ」を最高と定義。)

2012年度ドラフト会議

2012年10月26日 | スポーツ関連

石原慎太郎都知事が知事職を辞任し、新党結成&次期衆議院議員総選挙に立候補する事を表明した。会見では尤もらしい事を色々口にしていたが、国会議員時代から公私混同振り酷い御仁、“親父におんぶに抱っこの息子達”(自民党総裁選で改めて駄目さ加減曝け出し、党内での身の置き所が無くなった伸晃氏。石原ブランド無しには、当選も覚束無い宏高氏。「余人以て代え難い。」という理由で、都の事業に“縁故採用”された延啓氏。)を“援護射撃”するのが、最大目的としか思えない。「公」よりも「私」を最優先させ続けている人物が、其れなりに支持されているという現実・・・本当に不思議だ。

 

話はガラッと変わるが、昨夕、本年度のドラフト会議が開催された。数多の有望選手の中でも、特に「BIG4」と称される4人の選手(大谷翔平投手、菅野智之投手、東浜巨投手、藤浪晋太郎投手。)に注目が集まったが、メジャー挑戦を表明した大谷投手にはファイターズが、そして菅野投手にはジャイアンツ其れ其れ1位で単独指名し、交渉権を獲得。

 

其の年の1番良い選手を指名する。」という方針のファイターズは、昨年に続いての“真っ向勝負”という事で、此の姿勢は天晴だと思う。「が信じる姿勢を貫き、強いチームを作り上げた。」という自信が、真っ向勝負に繋がっているのだろう。大谷投手の気持ちも判るけれど、個人的には先ず日本球界で彼の活躍を見てみたい。

 

2年続けての菅野投手を1位指名した原辰徳監督。肉親の選手が居るというのは監督として難しい部分が在るだろうし、選手達も“監督の甥”という事で接し方が難しいとは思うが、ジャイアンツ・ファンの1人として素直に「良かったなあ。」と感じている。ジャイアンツを其れだけ愛してくれている選手の入団を、心より祝福したい。

 

東浜投手には3チーム、藤浪投手には4チームが1位指名。籤引きの結果、東浜投手はホークスが、そして藤浪投手はタイガースが交渉権を獲得。交渉権確定後の両選手の表情を見ていると、「共に、一番行きたかったチームなんだろうな。」という感じがして、「良かったなあ。」と思う。個人的な思いを言わせて貰えば、大好き王貞治会長が東浜投手を引き当てたのは凄く嬉しかった。

 

又、「“永遠の良きライヴァル”タイガースには、常に強く在って欲しい。」と思っているので、タイガースが藤浪投手を引き当てたのも嬉しい。「此処数年、競合した有望選手はパ・リーグのチームが悉く引き当てている。」様な印象が在り、「何とかセ・リーグのチームには頑張って貰いたいな。」と思っていたが、タイガースが願いを叶えてくれた。和田豊監督にとっては不運続きの1年だったけれど、そんな不運の積み重ねが、昨日のドラフトでの「幸運返し」となったのではないか?あんな嬉しそうな和田監督の笑顔、今年初めて見た。「終わり良ければ、全て良し。」で、悔しい思いをし続けて来たタイガース・ファンにとっては、一足も二足も早いもクリスマス・プレゼントだったに違い無い。

 

年々、ショー・アップ化されているドラフト会議。「ファンを楽しませる。」という意味でショー・アップ化自体を否定する気は無いが、「選手達の人生を“一方的に”決めてしまう場」という事を考えると、過剰なショー・アップ化は候補選手達を「見世物」としてしか扱っていない様で、気分が良い物では無い。

 

今年は金本知憲氏を呼んで開会宣言をさせていたが、金本氏がどうこうという事では全く無く、「候補選手達が主役で在る場なのに、OB乃至は現役選手)が主役みたいな演出ってどうなんだろう?」という違和感が正直在った。


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