今年の日本シリーズ、ライオンズが4勝3敗で日本一に輝いた。昨日は性懲りも無く、東京ドームに第7戦を観に行ったのだが、ライオンズは日本一になって当然の試合運びだったと思う。ライオンズ関係者及びそのファンの方々、日本一達成本当におめでとう!
一昨日に引き続き昨日の試合でも、原采配に疑問を感じる点が少なくなく、場内では怒りで一杯だった自分。しかし帰りの車内で今季のライオンズ及びジャイアンツの闘いを振り返ってみた時、「結局はレギュラー・シーズン中ずっと強かったライオンズが、終盤に猛ダッシュを掛けただけのジャイアンツに勝ったというのは、或る意味当然の帰結だった。」という思いに到り、怒りはすっかり沈静して行った。
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=2008年レギュラー・シーズンでのチーム成績=
【ライオンズ】
打率:.270、本塁打:198、得点:715、失点:626、防御率:3.86
【ジャイアンツ】
打率:.266、本塁打:177、得点:631、失点:532、防御率:3.37
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上記データでも判る様に打撃力ではライオンズが、そして投手力ではジャイアンツが若干相手を上回っている。総合力では、それ程差が無いチームと言っても良いだろう。それ故に、第7戦迄縺れ込んだと思うし。
そんな互角と言える相手チームに対し、ジャイアンツ関係者が非礼な言葉を吐いていたのが、自分はずっと気になっていた。日本シリーズ前、ジャイアンツの伊原春樹コーチが夕刊紙上で「ハッキリ言ってクライマックスシリーズに比べたら、日本シリーズは楽。パ・リーグの状況は判っているし、うちにはパ・リーグから来た選手も多いので、ライオンズの選手達の情報は把握している。」といった趣旨の発言を。そしてシリーズ中、やはり夕刊紙にジャイアンツ関係者の「ライオンズはベイスターズより弱い。」といったコメントが載っていたのだ。これは非常に非礼で、無根拠な発言だと思う。又、一定年齢以上の野球ファンならば覚えておられるだろうが、加藤哲郎投手の「巨人はロッテより弱い。」発言(実際にはそういった言い方をしていなかった様だが。)でジャイアンツ打線に火が点き、日本シリーズでバファローズが大逆転負けを食らった件。相手チームに対して非礼極まりない発言をすると、それは大反発として自分達に振り掛かって来るものなのだ。ジャイアンツ関係者ならばその事を当事者として知っているだろうし、伊原氏も過去に自身の大言壮語で何度か痛い目に遭っていると言うのに。ライオンズの選手達がこれ等の発言を見聞したら、「ふざけるな!」と燃え上がるのは必定。「全く余計な事を言って・・・。」と嫌な予感を抱いていたが、結果的にはその予感が当たってしまった形だ。ジャイアンツ上層部に、そういった思い上がり&気の緩みが在った様に思うし、彼等はライオンズ関係者及びそのファン達に「申し訳無かった。」という思いを持って欲しい。
それにしても昨日の試合“も”、原采配の酷さが際立っていた。最後の方でこそドサクサに紛れた様な形で名前が挙がったが、「WBCの日本代表チーム監督候補に原監督の名前がずっと挙がっていなかった理由は、その采配に何処か危うさと不信感を覚える野球関係者が多いからではないか?」と思わせる程の“迷”采配。その幾つかを挙げてみたいと思う。尚、こういった指摘をすると「結果論で物を言っているだけではないか?」とか「原監督が嫌いだから、采配を全否定するのでは?」といったコメントを頂戴するのだが、何度も書いている様に、自分は原辰徳という人物が嫌いな訳では無いし、その采配を全否定している訳でも無い。又、自分なりに具体例や具体的な理由を挙げた上で、「この采配はおかしい。」と指摘している訳で、それを「結果論で物を言っているだけ。」とされてしまうのは不本意だし、そう言われてしまったら何も物を言えなくなってしまう。「自分はこう思う。」という主張で在って、その考え通りに行ったからと言って、必ずしも上手く行くと限らないのは言う迄も無い。あくまでも私見、しかし無根拠な私見では無いという事を御含み戴き、疑問点を読んで戴けたらと思う。
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① 李承選手のスタメン起用
一昨日に引き続き、昨日も李選手をスタメン起用したジャイアンツ。打順を一昨日の5番から6番に降格したが、ハッキリ言ってスタメンから外すべきだったと思う。一昨日の記事でも触れた様に、そもそも李選手はスランプに入ると抜け出すのに時間が掛かるタイプ。今シリーズではずっと絶不調状態で、兎に角ボールorストライクの見極めが全く出来ていない。昨日の試合でも厳しいとは思えない内角の球に、物凄い飛び退き方を見せていたし、好調時の彼ならば絶対に振らない糞ボールに手を出したりと、「単なるスランプでは無く、もしかしたら視力の低下等の肉体的な故障が在るのでは?」と思ってしまう程。野球に対して常に真摯な姿勢で取り組んでいる彼だけに、個人攻撃をするつもりは全く無く、「これ程迄酷い状態なのに、起用し続けるって可哀相。」という気がしてしまう。
一昨日の先発・帆足和幸投手もそうだったが、昨日の先発・西口文也投手の出来は良くなかった。早い段階で大量点を奪える投球内容だったにも拘わらず、そう出来なかったのは李選手の絶不調が大きく影響。原監督としては期待して送り出しているのだろうが、あれ程迄打てないのでは、早めに代打を送る手が在ったのではないか?
② 越智大祐投手の続投
「2対1」とジャイアンツが1点勝っている状態で、7回表に3番手として登板した越智投手。昨日は調子が良くなかった。レギュラー・シーズン、クライマックスシリーズ、そして日本シリーズと、あれだけ投げているのだから蓄積疲労は相当な物だろう。1死1&2塁のピンチを迎えるも、悪い乍らこの回を無失点で切り抜けたのは立派。唯、この回の最後の打者となったヒラム・ボカチカ選手に対しては、持てる力を全て振り絞って三振を奪ったというのが観ている側にも伝わって来て、「この回で彼は御役御免だな。」と思った。ライオンズの攻撃は残り2イニング。この2イニングを抑え切ればジャイアンツが日本一達成という状態なので、マーク・クルーン投手の2イニング起用も頭を過ったのだが・・・。
8回表、マウンドに上がったのは越智投手。原監督は彼の続投を決断した訳だ。そして越智投手は、先頭打者の片岡易之投手に死球を与えてしまう。「こりゃあ越智投手を代えないと駄目だ。」と自分が思ったのには訳が在る。レギュラーシーズンからこれ迄、彼があんなにすっぽ抜けた球を投じたのは初めてで、素人目にも握力が弱っていると感じたから。あれでは、まともにコントロールするのは無理。「塁に走者を置いた状況だと、イライラして駄目。」とか「コントロールに難が在る。」といった理由から「クルーン投手を継ぎ込めない。」と原監督は判断したのかもしれないが、それだとしても信頼を置いていた筈の中継ぎ陣は山口鉄也投手や東野峻投手等が控えており、彼等を使う手は在ったのだ。
結局、越智投手はそのまま続投して同点とされてしまう。それでもジャイアンツ・ベンチは交代させる事無く、彼は連続四球を与えて2死1&2塁のピンチを作ってしまう。次に迎えるは、このシリーズでラッキー・ボーイとなっている平尾博嗣選手。百歩譲っても、この段階で越智投手を交代させるべきだったと思う。結果的に平尾選手にタイムリーを打たれ、ジャイアンツは「2対3」と逆転される事に。
此処でやっと越智投手を交代させたが、次に来たのは豊田清投手。彼は次の回も登板し、“結果的に”無失点で済ませたが、何故クルーン投手でなかったのか?「1点のビハインドなら、何とかなる。」とジャイアンツ選手もそのファンも思っていただろうし、その思いに応える意味でもクルーン投手を起用して欲しかった。彼のコントロールに強い不安を自分は持っているが、それでもあの場面は彼の起用がベターだったと思う。ライオンズの渡辺久信監督が1点勝ち越した後の2イニングを、抑えのアレックス・グラマン投手に託しただけに、ジャイアンツが1点リードの8回表からクルーン投手を投入しなかったのが悔やまれる。(先発の西口投手が不調と見るやスパッと交代させ、その後に石井一久&涌井秀章両先発投手を惜し気も無く注ぎ込んで来た渡辺采配も見事!)
③ 死に駒
昨日“も”、原監督の代打策は迷走。代打を送る機会は何度か在ったが、何故か送らず、結局阿部慎之助選手や大道典嘉選手といった“切り札”を使わないままに“終戦”を迎える事に。これを死に駒と言わずして、何と言う?
****************************
時には大胆に、そして時には細心な采配を見せた渡辺監督は、とても新人監督とは思えない冴えを見せた。その根底にはTPOを的確且つ迅速に察知する能力、言ってみれば「勝負勘」が備わっているという事なのだろう。日本シリーズにチームを進出させたのだから原監督に勝負勘が無いとは言わないが、どうしても見劣りしてしまうのは事実だ。
原采配に疑問は少なくない。でも、この時期迄ファンを楽しませてくれた事には、心から感謝したい。日本一になれなかったのは悔しいが、面白い試合だったのは事実。原監督、ジャイアンツのコーチ、そしてジャイアンツの選手達、本当に御疲れ様でした。この悔しい思いを、来季こそは晴らしましょう!!
一昨日に引き続き昨日の試合でも、原采配に疑問を感じる点が少なくなく、場内では怒りで一杯だった自分。しかし帰りの車内で今季のライオンズ及びジャイアンツの闘いを振り返ってみた時、「結局はレギュラー・シーズン中ずっと強かったライオンズが、終盤に猛ダッシュを掛けただけのジャイアンツに勝ったというのは、或る意味当然の帰結だった。」という思いに到り、怒りはすっかり沈静して行った。
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=2008年レギュラー・シーズンでのチーム成績=
【ライオンズ】
打率:.270、本塁打:198、得点:715、失点:626、防御率:3.86
【ジャイアンツ】
打率:.266、本塁打:177、得点:631、失点:532、防御率:3.37
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上記データでも判る様に打撃力ではライオンズが、そして投手力ではジャイアンツが若干相手を上回っている。総合力では、それ程差が無いチームと言っても良いだろう。それ故に、第7戦迄縺れ込んだと思うし。
そんな互角と言える相手チームに対し、ジャイアンツ関係者が非礼な言葉を吐いていたのが、自分はずっと気になっていた。日本シリーズ前、ジャイアンツの伊原春樹コーチが夕刊紙上で「ハッキリ言ってクライマックスシリーズに比べたら、日本シリーズは楽。パ・リーグの状況は判っているし、うちにはパ・リーグから来た選手も多いので、ライオンズの選手達の情報は把握している。」といった趣旨の発言を。そしてシリーズ中、やはり夕刊紙にジャイアンツ関係者の「ライオンズはベイスターズより弱い。」といったコメントが載っていたのだ。これは非常に非礼で、無根拠な発言だと思う。又、一定年齢以上の野球ファンならば覚えておられるだろうが、加藤哲郎投手の「巨人はロッテより弱い。」発言(実際にはそういった言い方をしていなかった様だが。)でジャイアンツ打線に火が点き、日本シリーズでバファローズが大逆転負けを食らった件。相手チームに対して非礼極まりない発言をすると、それは大反発として自分達に振り掛かって来るものなのだ。ジャイアンツ関係者ならばその事を当事者として知っているだろうし、伊原氏も過去に自身の大言壮語で何度か痛い目に遭っていると言うのに。ライオンズの選手達がこれ等の発言を見聞したら、「ふざけるな!」と燃え上がるのは必定。「全く余計な事を言って・・・。」と嫌な予感を抱いていたが、結果的にはその予感が当たってしまった形だ。ジャイアンツ上層部に、そういった思い上がり&気の緩みが在った様に思うし、彼等はライオンズ関係者及びそのファン達に「申し訳無かった。」という思いを持って欲しい。
それにしても昨日の試合“も”、原采配の酷さが際立っていた。最後の方でこそドサクサに紛れた様な形で名前が挙がったが、「WBCの日本代表チーム監督候補に原監督の名前がずっと挙がっていなかった理由は、その采配に何処か危うさと不信感を覚える野球関係者が多いからではないか?」と思わせる程の“迷”采配。その幾つかを挙げてみたいと思う。尚、こういった指摘をすると「結果論で物を言っているだけではないか?」とか「原監督が嫌いだから、采配を全否定するのでは?」といったコメントを頂戴するのだが、何度も書いている様に、自分は原辰徳という人物が嫌いな訳では無いし、その采配を全否定している訳でも無い。又、自分なりに具体例や具体的な理由を挙げた上で、「この采配はおかしい。」と指摘している訳で、それを「結果論で物を言っているだけ。」とされてしまうのは不本意だし、そう言われてしまったら何も物を言えなくなってしまう。「自分はこう思う。」という主張で在って、その考え通りに行ったからと言って、必ずしも上手く行くと限らないのは言う迄も無い。あくまでも私見、しかし無根拠な私見では無いという事を御含み戴き、疑問点を読んで戴けたらと思う。
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① 李承選手のスタメン起用
一昨日に引き続き、昨日も李選手をスタメン起用したジャイアンツ。打順を一昨日の5番から6番に降格したが、ハッキリ言ってスタメンから外すべきだったと思う。一昨日の記事でも触れた様に、そもそも李選手はスランプに入ると抜け出すのに時間が掛かるタイプ。今シリーズではずっと絶不調状態で、兎に角ボールorストライクの見極めが全く出来ていない。昨日の試合でも厳しいとは思えない内角の球に、物凄い飛び退き方を見せていたし、好調時の彼ならば絶対に振らない糞ボールに手を出したりと、「単なるスランプでは無く、もしかしたら視力の低下等の肉体的な故障が在るのでは?」と思ってしまう程。野球に対して常に真摯な姿勢で取り組んでいる彼だけに、個人攻撃をするつもりは全く無く、「これ程迄酷い状態なのに、起用し続けるって可哀相。」という気がしてしまう。
一昨日の先発・帆足和幸投手もそうだったが、昨日の先発・西口文也投手の出来は良くなかった。早い段階で大量点を奪える投球内容だったにも拘わらず、そう出来なかったのは李選手の絶不調が大きく影響。原監督としては期待して送り出しているのだろうが、あれ程迄打てないのでは、早めに代打を送る手が在ったのではないか?
② 越智大祐投手の続投
「2対1」とジャイアンツが1点勝っている状態で、7回表に3番手として登板した越智投手。昨日は調子が良くなかった。レギュラー・シーズン、クライマックスシリーズ、そして日本シリーズと、あれだけ投げているのだから蓄積疲労は相当な物だろう。1死1&2塁のピンチを迎えるも、悪い乍らこの回を無失点で切り抜けたのは立派。唯、この回の最後の打者となったヒラム・ボカチカ選手に対しては、持てる力を全て振り絞って三振を奪ったというのが観ている側にも伝わって来て、「この回で彼は御役御免だな。」と思った。ライオンズの攻撃は残り2イニング。この2イニングを抑え切ればジャイアンツが日本一達成という状態なので、マーク・クルーン投手の2イニング起用も頭を過ったのだが・・・。
8回表、マウンドに上がったのは越智投手。原監督は彼の続投を決断した訳だ。そして越智投手は、先頭打者の片岡易之投手に死球を与えてしまう。「こりゃあ越智投手を代えないと駄目だ。」と自分が思ったのには訳が在る。レギュラーシーズンからこれ迄、彼があんなにすっぽ抜けた球を投じたのは初めてで、素人目にも握力が弱っていると感じたから。あれでは、まともにコントロールするのは無理。「塁に走者を置いた状況だと、イライラして駄目。」とか「コントロールに難が在る。」といった理由から「クルーン投手を継ぎ込めない。」と原監督は判断したのかもしれないが、それだとしても信頼を置いていた筈の中継ぎ陣は山口鉄也投手や東野峻投手等が控えており、彼等を使う手は在ったのだ。
結局、越智投手はそのまま続投して同点とされてしまう。それでもジャイアンツ・ベンチは交代させる事無く、彼は連続四球を与えて2死1&2塁のピンチを作ってしまう。次に迎えるは、このシリーズでラッキー・ボーイとなっている平尾博嗣選手。百歩譲っても、この段階で越智投手を交代させるべきだったと思う。結果的に平尾選手にタイムリーを打たれ、ジャイアンツは「2対3」と逆転される事に。
此処でやっと越智投手を交代させたが、次に来たのは豊田清投手。彼は次の回も登板し、“結果的に”無失点で済ませたが、何故クルーン投手でなかったのか?「1点のビハインドなら、何とかなる。」とジャイアンツ選手もそのファンも思っていただろうし、その思いに応える意味でもクルーン投手を起用して欲しかった。彼のコントロールに強い不安を自分は持っているが、それでもあの場面は彼の起用がベターだったと思う。ライオンズの渡辺久信監督が1点勝ち越した後の2イニングを、抑えのアレックス・グラマン投手に託しただけに、ジャイアンツが1点リードの8回表からクルーン投手を投入しなかったのが悔やまれる。(先発の西口投手が不調と見るやスパッと交代させ、その後に石井一久&涌井秀章両先発投手を惜し気も無く注ぎ込んで来た渡辺采配も見事!)
③ 死に駒
昨日“も”、原監督の代打策は迷走。代打を送る機会は何度か在ったが、何故か送らず、結局阿部慎之助選手や大道典嘉選手といった“切り札”を使わないままに“終戦”を迎える事に。これを死に駒と言わずして、何と言う?
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時には大胆に、そして時には細心な采配を見せた渡辺監督は、とても新人監督とは思えない冴えを見せた。その根底にはTPOを的確且つ迅速に察知する能力、言ってみれば「勝負勘」が備わっているという事なのだろう。日本シリーズにチームを進出させたのだから原監督に勝負勘が無いとは言わないが、どうしても見劣りしてしまうのは事実だ。
原采配に疑問は少なくない。でも、この時期迄ファンを楽しませてくれた事には、心から感謝したい。日本一になれなかったのは悔しいが、面白い試合だったのは事実。原監督、ジャイアンツのコーチ、そしてジャイアンツの選手達、本当に御疲れ様でした。この悔しい思いを、来季こそは晴らしましょう!!
よくドームにご出勤でしたね(笑)
越智投手の交代時期がポイントだったと思います。
引っ張ってしまいましたね。
しかし工藤のズバズバ解説どおり
「6戦取れば7戦も西武」
よく当たってしまいました・・
東スポ(自分の地域では中京スポ)の一面に「イチローが球界のために巨人が日本一になってと言った」という見出しもありましたね。
giantsさんには悪いけど巨人が優勝すると必ずこの手の記事が蔓延するので、巨人の選手(特に中継ぎの西村や越智、山口)に対しては概ね好意的だったりするんですが、ああいうの読むとあ~あ、と思ってしまうんです。で、なんか冷めた気分になってしまう。でも一般的な巨人ファンてこの手の記事で萌えるんですよね。もちろんgiantsさんは違う、ということは存じています。
西武の強さの秘密は平尾のプレーに特に見受けられる無鉄砲さもあると思います。ああいうのは伊原とかが認めたくない部分なんじゃないかな、と。あとデーブみたいな奴がコーチやってるってのは結構侮られやすいんだろうなと。
一方で投手は本当に緻密なんですよね。
お書きになっている通り、球界関係者や野球ファンの中から、ジャイアンツ有利予想というよりはライオンズ軽視(ひいてはパ・リーグ軽視)としか受け取れない発言が少なからず出ていたため、ジャイアンツの「チームそれ自体」には何らの悪感情もないにもかかわらず、「ジャイアンツが勝ってもらっては困る」という感情にかられてしまいました(汗)。
昨日は、内海投手はもっと投げられたように思うのですが、ファンの目から見てどうなんでしょう?
何しろ6年振りにジャイアンツが進出した日本シリーズですから、力を入れてチケット獲得に走りました。出来れば西武ドームへも足を運びたかったのですが、平日に行くのは無理な状況故、泣く泣く断念した程。
イチロー選手のそんなコメントが、東スポに載っていたんですか!?最も信頼性の高い報道をしている(?)とされる東スポですが、そのコメント自体は事実の様な気がします。と言うのも、昨年暮れに「週刊プレイボーイ」誌上で、「強いジャイアンツを他チームが必死で倒すというのが良い。」といった趣旨のコメントを確か彼はしていたので。(http://blog.goo.ne.jp/giants-55/e/35890aee746f5eb8bb2378d5be7f4c49)そういう意味での、今回のコメントだったのではないでしょうか。
「積極的なミスは絶対に怒らない。」というのが渡辺監督のポリシーだそうですね。近い内に記事にするつもりですが、名伯楽と言われた高畠導宏氏も似た様な感覚(欠点を矯正するのでは無く、長所を徹底的に褒めて伸ばす。)だった様です。言うのは簡単ですが、なかなか出来ない事。勝負師とも思える大胆さも含め、渡辺監督は凄い逸材かもしれません。
記事でも触れた様に、伊原氏はこれ迄自身の大言壮語で何度か足を掬われている筈。何でああいう余計な事を口にしたのか、残念でなりません。ファンもそうですが、試合中はどれだけ敵意を持っていたとしても、他チームに対して最低限のリスペクトの心は持っていて欲しいもの。
それにしても我乍ら「大人気無いなあ。」と思うのは、(最後の打者)ラミレス選手の打球がゴロと判った瞬間に東京ドームを出た事。やはり相手チームの胴上げは見たくなかった。それに帰宅しても、一切TVは点けず。○ーブが大はしゃぎしている姿なんて見たくないですし(苦笑)。
その原因を自分なりに調べてはいるのですが、如何せん機械に弱い為それが判らなくて困っています。何方か改善方法を詳しく教えて戴けないでしょうか。
西武は失敗を全然恐れてませんでしたね。
渡辺監督の投手起用・8回表の片岡のギャンブルスタート等、一つ間違えば悪い方向に向かいかねないことでも躊躇なくトライしてくる。
逆に巨人は失敗を怖がってるシーンが6戦7戦でよく見られたように思います(ベンチワークを含めて)。
結局、最終的な勝敗を分けたのはこの差かと。
越智は続投云々より、7回に出したのが早すぎだったのではないでしょうか。
7回は東野で行けば良かったんじゃないですかねえ・・5番からの下位打線でしたし。
8番の涌井まで回れば石井義が出てくるので、ここから栗山まで山口。
で、中島以降は越智。
もちろん、中島の時点で9回ならクルーン。
これなら、もしかして逃げ切ったかも・・なんて思います。
まあ、終わってから気付いたことですが(笑)
原監督は「悪くない」手をよく打ってたように思いますが、「悪くない」程度の手じゃ今回のような大一番にはちょっと通用しないんですよね。
「好手」を打ちに行かないと。
悪手になるのを恐れずに、常に好手を求めた渡辺監督に脱帽です。
今回の教訓をWBCで生かしてもらいたいと思います。
短いようで長い7戦を戦い抜き、ジャイアンツの選手もフラフラだった事でしょう。
短期決戦下手の阪神がシリーズに進出していたら若獅子たちにコロリとやられていたと思います。
羨ましくもありました。お疲れさまでした。
>大人気ない
やー、わかりますよお。
だって9月はこちらを全然見られませんでしたしσ(^^;
伊原さんの発言については、あまり口が上手くない人だし、新聞に面白おかしく上げ足を取られるタイプの人だと思うので、信じてあげて欲しいです。
何よりも野球に真面目な人だと思うので。
私は日本シリーズでは阪神が優勝争いに加わるようになってからは阪神を下して勝ち上がったチームを応援するようになったのですが、西武は好きなチームなので今回は西武を応援しました。
でもやっぱり圧倒的に目茶目茶強くあって欲しかったなあ・・と複雑な心境でもあります。
コメントありがとうございました。
また、giants-55さんにとって、残念な結果となりました。
ナベQこと、渡辺監督ですが、新人監督といわれておりますが、台湾で選手兼コーチ(後半はコーチがメイン)という経験もありましたので、監督経験はないものの、指導力・統率力は鍛えていたと思います。
この結果によって、WBC監督選抜も難しくなるでしょうね。
また、監督選抜が某新聞社の爺様主導と行われているそうですが、それで納得できるのか、、、。
ま、何はともあれ、最後の最後まで戦い続けた、選手・ファンの方々には、お疲れ様、と言いたいですね。
※フォントが大きくなっている件ですが、タグ<A>タグとかが、</A>と終了していないと思われますが。
お手数ですが、ご確認ください。
怪我で満足なシーズンを遅れなかったとはいえ、西武投手陣の柱である事に間違いないでしたね。
ここでなんとか間に合ったことに、西武ファンでなくても応援したくなりました。
しかし、巨人の強力打線に捕まりました。
渡辺監督は、エースのプライドより日本一への確実な道を選択し、西口を降板させました。
その後は、ローテーション投手の中継ぎリレー。
抑えのエースの2イニング登板。
勝利の執念を感じさせる采配でした。
勝利の執念は、ナインにも伝わるもの。
片岡がギャンブル的な盗塁を成功させ、が逆転を成功させます。
王者と言われたころの西武ライオンズを感じさせる戦いでした。
新たな常勝軍団の伝説がここから始まるかもしれません。
王者ライオンズの伝説がスタートした『伝説のLG戦』である“1983年の日本シリーズ”と同じ星取り、同じスコアで決着したのですから。